稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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GORE GORE GIRLSが9月に下北沢シアター711でコメディ『ステイ・ヤングとか言われても』を上演。

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演劇ユニットGORE GORE GIRLS(ゴアゴアガールズ)。「コメディを作ってます。会話劇のコメディでそれぞれの役のセリフを堪能していただくスタイルでやらさせていただいております。」(HPより)というわけで、80年代のホラーブームに作られたH・G・ルイス監督のスプラッター映画『ゴア・ゴア・ガールズ』とは無縁のようで一安心!

それでも心配な方は、2017年の前回の公演『どうせ茗荷谷で降りるくせに』のダイジェスト映像を貼っておきますのでニュアンスを確認してぜひ劇場へ!



「不条理、シュール、ナンセンス、、、いろいろ言われますが、自分のど真ん中のコメディをただぶつけるだけ。今回もコメディへの挑戦の気持ちで面白いものを作っていきたいと思ってます。」といさぎよい、作・演出の西山雅之からさらなるメッセージが届いた!

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【西山雅之(GORE GORE GIRLS主宰・作・演出)メッセージ】
はじめまして。GORE GORE GIRLS主宰の西山と申します。
ゴアゴアは旗揚げから一貫して「笑い」を提供しております。
普段生活をしていると「これ笑っていいのか?」という場面に遭遇します。
自分はどうしてもその局面にぶちあたると笑いがこらえられません。しかし、笑っちゃいけない局面にこそなにか大事なものが隠されてるのではないか。
まあ実際何も隠されてはいないのですが、いつもその部分と日常に潜む違和感にフォーカスを当てて作品をつくっています。
さて今回の新作『ステイ・ヤングとか言われても』は、歳をとったら(おっさんになったら)もう何もいいことがないという偏見だけで作られる芝居です。
「いやいやいやいや」心の中でツッコんでいただければありがたいです。というかツッコまざるをえない台詞と状況がゴアゴアのウリかと思っております。
ぜひGORE GORE GIRLSのコメディを味わいにきてください。

【大まかな内容】
「歳をとりたくない」「歳をとったら笑えない、笑ってもらえない」「歳をとったらビンゴも当たらない」「バスしか乗れない」そんな偏見だけで描くコメディです。今回もひっかかりしかない、どこに転がるかわからないオフビートな会話劇を楽しんでいただければ幸いです。(西山雅之/作・演出)

【公演データ】
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GORE GORE GIRLS vol.13
『ステイ・ヤングとか言われても』
作・演出◇西山雅之
出演◇宇佐見未奈(立体再生ロロネッツ)・岡山昌義(NEXT GATE)・木立雄大・柴田順平・西口輝・ニシハラフミコ(いちごドロップ)・山岡よしき(O'RAMA Rock'n'Roll Band)
9/11(火)〜17(月・祝)◎下北沢シアター711



『LADY OUT LAW!』


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伊坂幸太郎の同名小説『死神の精度』で若いヤクザ阿久津役に挑む! 植田圭輔インタビュー

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伊坂幸太郎の同名小説を初めて舞台化、大きな反響を呼んだ『死神の精度』が、9年ぶりに再演される。09年の初演は和田憲明が脚本・演出を手がけ、「伊坂ワールド」のみごとな立体化として、伊坂ファンからも演劇ファンからも圧倒的な好評を得た。その再演となる今回の公演が8月30日に東京・あうるすぽっとで幕を開ける。(9月9日まで。そののち倉敷、名古屋、兵庫、山形、仙台、盛岡公演あり。)
 
今回も引き続き和田憲明が演出を担当、ラサール石井のほかは新キャストで個性豊かな顔ぶれが揃った。
主人公のミュージックが好きな死神・千葉には萩原聖人。死神のターゲットとなるヤクザ・藤田にラサール石井。藤田を慕う若いヤクザ・阿久津に植田圭輔。藤田に対抗するヤクザ・栗木と、もう1人の死神など複数の役を細見大輔が演じる。
この舞台で、ベテラン陣とともにたった4人で伊坂幸太郎の世界に取り組むことになる植田圭輔は、2.5次元作品で人気になり、今年春の芥川賞受賞作の舞台『火花』の好演で一気に注目を集めている若手演技派。そんな植田に、この作品と俳優としてのこれまでこれからを聞いた「えんぶ8月号」のインタビューを、別バージョンの写真とともにご紹介する。
 
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いつも通りの自分でないと
ここにいる意味がない

──まず出演が決まったときの気持ちから聞かせてください。
この作品の話をいただく前に、演出の和田憲明さんと一度お話させていただいたんです。それで出演するかどうか決まるということで、その時はなんとなくやれないような気がしていたんです。でも出演の決定がきて、共演の方々もその時点でわかっていたので、この4人の中に自分が入るのかと、これは相当の試練だなと思いました。
──和田さんの演出は厳しいと言われていますが、前回出演していたラサール(石井)さんとはなにか話しましたか?
ポスターの撮影でお会いしたのですが、「いやあ、とにかく大変だよ」とおっしゃって(笑)、「一緒に乗り越えよう」と言っていただきました。
──役柄は、ラサールさん扮する藤田を慕っている若いヤクザの阿久津ですが、どう取り組もうと?
阿久津の表立って見える部分と、考えていることとか生きている上で積み上げてきたものはまた別で、彼が何を目標として生きているかということは、物語の後半でわかってくるのですが、けっこう作品のトリガーというか、キーになっているなと。物語そのものを阿久津というキャラクターが動かす瞬間もかなりあるので、その覚悟というか、そういう重要な役をいただいたということに関して、感謝と恐れみたいなものはあります。でも正直なところ和田さんがどんな演出をされるのかまだわかってないし、たぶんボコボコにされるんだろうなと(笑)。だったら自分で何も決めていかないほうがいっそラクなので。もともと一役者の固定観念とかあまり必要じゃないと思っていて、今回、本当にすごい方々との公演で、大切な役どころをいただいたからこそ、いつも通りにいくべきではないかと。じゃなきゃ自分がここにいる意味がないし、もしダメだったらすぐ直せばいいくらいの気持ちでいようと思っています。

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地獄を見た上で笑わせる
芸人さんの神々しさ

──今12年目で、次々に主役も演じていますが、ここまで続けてくるために力になったことは?
ちょっと観点が違うかもしれないんですけど、バイトですね。東京へ来てから4〜5年、中華レストランで働いてて、時間帯責任者にもなったり。
──責任をまかされるなんてすごいですね。
いや、まかされたくなかったんですが(笑)。自分はお芝居をしに東京に来てるのにと思ったし。でもそのバイト時代があるから、役者としてハングリー精神を持ち続けられたので、それがなかったらちょっと腐ったような人間になっていたかもしれない。だからバイトが役に立ったかなと。
──そこまでして続けたいと思ったこの仕事の面白さは?
びっくりするくらい自分じゃない役をやっているときとか面白いなと。基本的に自分はネガティブで打たれ弱くて、いつも人と比べてて。それは絶対に人には見せないんですが、そういうタイプの人間なので。たとえば強気な役だったり、すごく温厚で人に優しいとか、まったく自分にはない人格で生きることができるのは面白いなと。本当に素はつまらない人間なんです(笑)。
──今年の春に出演した『火花』ですが、これまで多く出演してきた2.5次元が絵を大事にする作品だすると、リアルな表現でいわば真逆かなと。
ところが僕自身はやっぱりいつもと変わらないという感覚で、映像なら映像のやり方、舞台なら舞台版のやり方、『火花』みたいな作品にはそのやり方があって、それに準じているだけで、別にお芝居を種類で分けたことはないので。極論で言えば「ウソはつきたくない」ということでしかやってないし、違いは感じないんです。
──『火花』では素に近いものが見えた気がしました。でもそれは植田さんにしてみれば役でそうなったと。
そうです。ただ相手が石田(明)さんでしたから、石田さんの出方でいろんな乗っかり方があるべきだと考えながらやってました。そこから自分の素っぽい部分も出ていたのだと思います。
──俳優としての石田さんはいかがでした?
とても役者さんでした(笑)。稽古で最初の一言をかわしたとき「めっちゃ役者さんや」と思いましたから。あの現場においては「生業としてはお笑い芸人をやっている役者さん」という感じで、その役者さんがやるお笑い芸人の役ですから、それはすごいはずだなと。
──役者同士としてはぶつかりやすかった?
ぶつかりやすかったです。感じてることや考えていることが、わりと一緒だったので、それは本当によかったなと。
──『火花』が好評で、役者・植田圭輔がやってきた方法は間違っていなかったと確認できたのでは?
そうですね。ただ実感としてはそれどころではなくて、お笑いに関して、漫才師であるということに関して、乗り越えることに一生懸命でした。
──たしか大阪出身でしたね。お笑い芸人役へのプレッシャーも普通ではなかったでしょうね。
命がけでお笑いをやっている人たちなんです。本当に貧乏覚悟で、それは役者も一緒ですが、でも芸人さんの見る地獄は本当に地獄だなと。売れるなんて一握りで公園でネタ合わせをやってる人がほとんどで。なんのためにやってるんだと思ったり、腐ったりするでしょうし。そういう地獄を見た上で、ああやって人前で笑わせている。神々しいです。

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「試練と選択」に
負けず嫌いで立ち向かう

──『火花』、そして今回の『死神の精度』と、役者・植田圭輔への注目度が高くなっています。そんな自分をどう認識していますか?
自分が世間からどう見られているかまったくわかってないのですが、たしかに取り巻く環境が変わってきているので、それに順応できるスキルを身につけたいなと。目の前にあることを1つ1つ大切にと思っていますが、冷静に客観的に見て、「試練と選択」の年なのかなと、今、感じています。
──わりと厳しい認識なんですね。 
ちょっと背水の陣的な勝負どころかなと。1つ越えられなかったら役者やめようと思うくらいの場所かなと捉えています。
──『火花』ではみごとに乗り越えたわけですが、乗り越えるためのモチベーションは?
負けず嫌いですね。生まれたときから負けず嫌いだったらしくて、僕は本来左利きなんですが、箸は右手なんです。ファミレスとかで食事していると左利きだと隣とぶつかるんですよね。たぶん2歳か3歳のとき「左手邪魔やなあ」と親に言われたのがきっかけで右で食べるようになったんです。その負けず嫌いが、今も自分の核にあるのだと思います。
──その負けず嫌いでこの作品も乗り越えてください。最後に公演のアピールを。
そうそうたる方々の中に自分も入れてもらえたことが嬉しいです。自分にとってもお客様にとっても、この作品を知ることができてよかったと思っていただける作品になるように、そういう作品作りを先輩たちとともにやっていけたらと思っています。ぜひ観にいらしてください。
 
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うえだけいすけ〇大阪府出身。第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のファイナリストに選出され、翌2007年に俳優デビュー。舞台は『K』ミュージカル『ヘタリア』『おそ松さん on STAGE』劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』ミュージカル『しゃばけ』『文豪ストレイドッグス』舞台『火花〜Ghost of the Novelist〜』などに出演。舞台のみならず、ドラマ『弱虫ペダル』や、声優として TV アニメ『王室教師ハイネ』のハイネ役など幅広く活躍中。初のCD「START LINE〜時の轍〜」が発売中。

〈公演情報〉
死神PR

石井光三オフィスプロデュース
『死神の精度〜7Days Judgement』
原作◇伊坂幸太郎『死神の精度』(文春文庫刊)
脚本・演出◇和田憲明
出演◇萩原聖人 植田圭輔 細見大輔 ラサール石井
●8/30〜9/9◎あうるすぽっと 
〈料金〉6,800円 U25  4,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉石井光三オフィス 03-5797-5502(平日 12:00ー19:00)
9/11〜30◎倉敷、名古屋、兵庫、山形、仙台、盛岡




【取材・文/宮田華子 撮影/國田茂十】



『死神の精度』


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浅草九劇が2019年から「浅草九劇賞」を設立!

外観(旗付)
浅草九劇

浅草の小劇場として2017年に開場した浅草九劇が、来年、2019年から上演される作品を対象に「浅草九劇賞」を設立する。

この賞は「何かを創りたい!表現したい!発表したい!」という人のためのエンタメ賞であり、劇場がもっとさまざまなクリエイターに出会うための機会になればという想いで創設された。スタートは2019年1月からで、審査対象は、1年間のうちに浅草九劇で行われたエンタテインメント作品全てとなる。
演劇、ダンス、お笑い、音楽ライブ、アート展示、ジャンルを問わず浅草九劇が「今後の活躍を期待する」団体や作品、個人に対して、勝手に表彰するというコンセプトだ。

【浅草九劇プロデューサー 佐々木弘毅コメント】
浅草九劇ができて2年目の夏になりました。毎日暑いですね。いろいろ考えて、もっといろんな団体やクリエイターに出会いたいなと思い、賞を作ることにしました。
1年目、2年目に劇場を使用してくれた方々ごめんなさい。浅草九劇は3年目から『浅草九劇賞』始めます。もっとたくさんの団体やクリエイターの皆様に、浅草から世界に羽ばたいてもらえればとても嬉しいです。

【浅草九劇賞 対象作品及び対象者(2019年度)】
2019年1月1日〜12月31日までに、浅草九劇で公演された作品・団体・出演者

●浅草九劇賞 発表方法(2019年度)
2019年7月下旬:上半期対象作品及び対象者の発表
2020年1月下旬:下半期対象作品及び対象者の発表
2020年2月下旬:対象作品及び対象者の発表(浅草九劇HP)
2020年3月:浅草九劇賞 授賞式の開催@浅草九劇

●浅草九劇賞 一覧(その他、特別賞も追加予定)
浅草九劇賞:浅草九劇が今後の活躍に最も期待する作品・団体に贈る賞
浅草ニューフェイス賞:浅草九劇で初めて公演を行なった団体・個人限定で、最も新鮮さに溢れた作品に贈る賞
ベストパフォーマー賞:最も魅力的なパフォーマンスをした個人に贈る賞

●賞金及び副賞(予定)
浅草九劇賞:500,000円
浅草ニューフェイス賞:浅草九劇の無料貸出(2021年1月1日〜1月31日の中の1週間)
ベストパフォーマー賞:300,000円×人数分
 
〈浅草九劇HP〉https://asakusa-kokono.com




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