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佐津川愛美、芹那ら豪華キャストで舞台『野良女』4月に上演!

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舞台『野良女』が佐津川愛美、芹那ら豪華キャストで、4月に上演される!
原作はヒットメーカー宮木あや子の小説で、宮木は『花宵道中』で第5回 R-18文学賞大賞と読者賞を受賞してデビューしている。同作品は2014年に実写映画化。2016年秋には『校閲ガール』がテレビドラマ化され、高視聴率を叩き出すなど、宮木作品のメディアミックスからは数々のヒット作が誕生している。その宮木作品からの初めて舞台化が本作の『野良女』だ。

結婚?仕事?なんの為に生きている?と常に悩みがつきず、何事をするにも現実が重くのしかかってくる年齢を迎えたアラサー独身女子が、行きつけの小汚い居酒屋で泡盛を飲みながら続けられるガールズトーク。愚痴を言ったり自暴自棄な発言をしながらも、心底にあるのは「幸せになるまで死ねません!」ということ。そんなあがき続ける5人の女性たちの日常と葛藤を描いている。
 
今回の舞台化で、オンナのホンネを身体を張って演じる女優たちは、この5人。数多の映画やドラマに出演し、実力派女優として知られ、最近では舞台『娼年』でも評価を高めた佐津川愛美。バラエティアイドルだけでなく、つかこうへい七回忌追悼特別公演『リング・リング・リング2016』への出演などで本格的な女優へ活躍の場を広げた芹那。実写版『セーラームーン』で主演月野うさぎ役でデビュー。その後、女優・声優・グラビアなど幅広い活躍を続ける沢井美優。新国立演劇研究所卒業生で、ネクストシアター版『ハムレット』など蜷川幸雄演出作品に数多く出演、『頭痛 肩こり 樋口一葉』など栗山民也作品にも出演する深谷美歩。『特捜戦隊デカレンジャー』のピンク役で特撮ヒロインとしてブレイク。ミュージカル『レ・ミゼラブル』や『Endless SHOCK』をはじめ舞台で活躍中の菊地美香。

演出は文学座に所属する気鋭の若手で、イプセンの『野鴨』演出でも話題を呼んだ稲葉賀恵。脚本のオノマリコは「趣向」の主宰で、『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』で第61回岸田國士戯曲賞の最終選考にノミネートされている。稲葉とオノマは2015年に、『解体されゆくアントニンレーモンド建築 旧体育館の話』(シアタートラム)を上演した間柄。そして音楽には「劇団鹿殺し」に所属するオレノグラフィティを迎えている。また、今回は稲葉の意向により、5人の女性の意中の男性、5つの役を1人の男性キャストで表現。5役すべてで異なる表現方法を用いるため、舞台装置はストリップ劇場をモチーフとしたものになる。客席に張り出した「花道」の先に、「ベッド」と名付けた直径2mの円形のステージを設置。女性たちの「勝負」の場は、この「ベッド」で行われる。
 
このほど、作品のキービジュアルも発表された。繁華街のネオンをバックに出演者である佐津川ら5人が決意に燃えた鋭い視線でこちらを見据える印象的なデザインで、「しょぼくれSex And the City@中央線の荻窪より 西側」と、原作者の宮木が自らキャッチコピーをつけた世界観を表すべく、デザイナー自ら西荻窪や三鷹、武蔵境などを歩き、独特な街並みをデザイン上に再現したもの。立ち並ぶ5人の表情には、世間、年齢、男など彼女たちを取り巻く様々な問題と闘おうとする強い意志が込められている。彼女たちが着ているものは、実際に舞台上で用いられる衣装で、このビジュアルで闘う女たちを熱演する舞台『野良女』に期待が高まる!
 

〈公演情報〉
舞台『野良女』
演出◇稲葉賀恵(文学座) 
脚本◇オノマリコ(趣向) 
音楽◇オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)
出演◇佐津川愛美 芹那 沢井美優 深谷美歩 菊地美香 他
●4/5〜9◎新宿シアターサンモール
〈料金〉6,900円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東映ビデオ カスタマーセンター 0120-1081-46(受付 月曜〜金曜 10:00〜13:00、14:00〜17:00/土・日・祝祭日を除く)
〈公式サイト〉http://noraonna-stage.jp
〈公式ツイッター〉@noraonnna_stage





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風間俊介、松井玲奈、中村 中、片桐 仁の4人で舞台『ベター・ハーフ』が再演!

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作・演出を鴻上尚史が手がけ、2015年4〜5月に上演した舞台『ベター・ハーフ』が、本年6月〜7月にかけて、東京・本多劇場を皮切りに、名古屋、福岡、大阪にて上演することが決定した。

前回上演時にはその内容が大きな反響を呼び、評判をきいた観客が連日増え続け、再演への期待の声が高かった作品だ。物語は4人の登場人物の心の内面を鋭く描き出し、互いが密接に絡みながら展開、それぞれの「ベター・ハーフ」を探し求める姿は、観る者の心に〈愛の形〉とは何か?を訴えかけてくる。

【あらすじ】
「ベター・ハーフ」とは、自分が必要とする、もう一人のこと。
──天国でひとつだった魂は、この世に生れる時に男性と女性に分けられて別々に生まれてくる。だから、現世で天国時代のもう片方の自分に出会うと、身も心もぴたりと相性が合うと言われる。その相方をベター・ハーフと呼ぶ──。
始まりは、嘘と誤解だった。若い諏訪(風間俊介)は、中年の上司(片桐 仁)から「自分の代わりにネットで知り合った女性とデートして欲しい」と言われる。なぜなら、「お前の写真を俺だと言って送ったから」と。
諏訪を待っていたのは、トランスジェンダーの友人(中村 中)に頼まれて、身代わりのデートに来た平澤(松井玲奈)だった。友人もまた、自分の写真を送れなかったのだ。
こうして、若い男女と、中年の男と、トランスジェンダーの女性の四人がぶつかり、笑い、別れ、慰め、歌い、闘う恋の物語が始まった。

前回の舞台で、その実力を存分に発揮した風間俊介、中村 中、片桐 仁に加えて、今回は松井玲奈が新参加。『新・幕末純情伝』の沖田総司役で女優としての演技力を示した松井だけに、現代の世相と恋愛観を描いて、笑いと切なさの溢れるこの作品に、またフレッシュな風を吹き込んでくれそうだ。
 

【コメント】

鴻上尚史 
嬉しいことに、こんなに早く再演できることになりました。2年前の初演の顔合わせの日、片桐 仁さんがいきなり「再演、決定ですね」と微笑んだことを思い出します。俳優もフタッフも、初演の稽古開始から手応えを感じていました。
たくさんの声に押されて、もう一度、集まることができました。今回の再演では、平澤遥香役に松井玲奈さんを迎えます。舞台が大好きでエネルギッシュな女優さんです。風間俊介さんと中村 中さんと片桐 仁さんと、そして松井玲奈さんの4人で、さらに魅力的な新しい『ベター・ハーフ』が誕生します。劇場でお会いしましょう。楽しみにお待ちください。 

松井玲奈 
四人芝居。四人だけで作り出す恋と愛の縺れ。経験したことのない濃度の時間が、憧れの本多劇場に流れるんだと思うと今からとても楽しみです。今回演じさせていただく、夢を追いかける女の子というのは自分と重なる所があります。夢のために何を選択をするか。恋愛を支えにするのか。誰かの中に逃げるのか。
共演の御三方に必死で追いついて、素敵な作品になるよう努めたいと思います。

〈公演情報〉
『ベター・ハーフ』
作・演出◇鴻上尚史
出演◇風間俊介 松井玲奈 中村 中 片桐 仁
●6/25〜7/17◎本多劇場 
〈料金〉 円  円(全席指定・税込)
一般発売日:2017年5月13日(土)午前10時
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10〜18時)
他、名古屋、福岡、大阪にて上演予定。




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西村雅彦主演の傑作コメディが好評上演中!『COASTER 2017』

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2007年、全国を感動と笑顔で埋め尽くしたドリス&オレガ企画『コースター』が、10 年の時を経て再演され、Doris&Orega + 水戸芸術館PRESENTS『COASTER 2017』として、2月の茨城・水戸芸術館での公演を皮切りに、大阪、東京ほか全国11か所にて上演中だ。

物語は、定休日のバーに忍び込んだ美術品ばかり狙う伝説の大泥棒と、次々とバーにやってくる、ひとクセもふたクセもある者たちと、名画を巡って繰り広げられる手に汗握る攻防戦! ジェットコ−スターのような上を下への一夜の物語が繰り広げられる、究極の巻き込まれ型人情コメディとなっている。

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出演は、ドリス&オレガ公演の顔、ベテラン俳優の西村雅彦。若手俳優の代表格でシリアスからコメディまで幅広く活躍する浅利陽介。バラエティーはもちろん、女優として着実に力をつけ、『幕末太陽傳」(2015年/本多劇場)の演技では度肝をぬいたMEGUMI。2年ぶりの舞台となる勝新太郎・中村玉緒夫妻の息子で俳優の鴈龍太郎。ドリス&オレガ公演『ナンシー』(2010)、『ブラザーブラザー』(2013)に参加、3度目の出演となる本多力(ヨーロッパ企画)。さらにデビット伊東、飯島直子と豪華かつ多彩なメンバーが集結した!

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【あらすじ】
 
美術品ばかりを狙う伝説の大泥棒(西村雅彦)が、定休日のバーに忍び込み、ターゲットである絵画に手を伸ばしたその瞬間、現れたのはバーのマスター(浅利陽介)とオーナー(飯島直子)! 「新任のバーテンダーです!」とっさに発したこの言葉が、彼の運命を決定づける──。流行作家(本多力)、謎のカップル(MEGUMI、鴈龍太郎)、オネエの警官(デビット伊東)、次々とバーにやってくる、ひとクセもふたクセもある者たちと、名画を巡って繰り広げられる手に汗握る攻防戦。ジェットコースターのように目まぐるしく、上を下への爆笑大騒動となる。

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この公演の初日となった水戸芸術館での観劇レポートを紹介する。

『COASTER2017』観劇レポート

Doris&Orega+水戸芸術館PRESENTS『COASTER2017』が、2月18日、水戸芸術館ACM劇場で幕を開けた。Doris&Oregaは、俳優の西村雅彦が自ら企画・キャスティング・出演を務めるプロデュース公演。2002年にスタートして12回目を迎えるが、今回は、その中でも評判を取った公演『コースター』を、『COASTER2017』として10年ぶりに復活させたのである。といっても、単なる再演ではない。脚本を大幅にモデルチェンジ。目指すのはさらなる抱腹絶倒だ。果たしてその目論見は、初日から見事に当たった。
美術品ばかりを狙う大泥棒(西村)が、とあるバーに忍び込むところから物語は始まる。そこに飾られているのは、フェルメールなどの名画たち。が、いつものように手際よく仕事を片付けようとターゲットに手を伸ばした瞬間、バーのオーナー(飯島直子)とマスター(浅利陽介)が入ってきた。とっさに「新任のバーテンダーです」と嘘をつくが、流行作家(本多力)、謎のカップル(MEGUMI、鴈龍太郎)、オネエの警官(デビット伊東)と、ひとクセもふたクセもある人物が次々に現れ、大泥棒は窮地に陥ることに。しかも、どんどん逃げ出せない状況に追い込まれる中、ほかの登場人物の中にも疑惑が浮上して、追い詰められる者が入れ替わり立ち替わりしていくのである。「みんないったい何者なのか!?」と引き込まれずにはいられない。
冒頭、薔薇を一輪口にくわえて登場する西村は、その姿だけでもチャーミング。さらに、バーテンダーのフリをして悪戦苦闘する様や、昨年の大河ドラマ『真田丸』で話題となった「黙れ、こわっぱ」の台詞で客席を笑わせる。最年少の浅利は素朴さの裏に潜ませるものを熱演。過剰なほどデキる女をユーモラスに見せるMEGUMIと、何かと英語を発する空気の読めない男・鴈のカップルは、そのアンバランスさが絶妙だ。オネエぶりがあまりにも自然すぎるデビット、作家のわがままを貫き通すマイペースすぎる本多も抜群のスパイスに。そして、天真爛漫な飯島が、舞台上の攻防戦をやさしく温かく包む。
その攻防戦に、演劇的な手法がふんだんに盛り込まれているのも見どころのひとつだろう。中でも、全員が歌って踊るミュージカルシーンは見逃せない。それも突然歌い出すわけではなく無理なく織り込まれていて、客席からも自然に拍手が起こる。ストップモーションを利用して謎が解ける瞬間もある。舞台ならではの楽しさがそこには待っている。
面白いのは、ようやく解決したと思いきや、意外な結末が待っていることだ。大いに笑いながら、真実と嘘について考えさせられたりもする。(文/大内弓子)

〈公演情報〉
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Doris&Orega + 水戸芸術館PRESENTS
『COASTER2017』
原作◇ 金子茂樹 
演出◇ 大江祥彦
出演◇ 西村雅彦、浅利陽介、MEGUMI、本多力(ヨーロッパ企画)、鴈龍太郎、デビット伊東、飯島直子
●3/14◎磐田市民文化会館
●3/16◎南魚沼市民会館 大ホール
●3/17◎新潟テルサ
●3/20◎安城市民会館(サルビアホール)
●3/23◎ 岡山市民会館
●3/24・25◎サンケイホールブリーゼ
●3/30〜4/9◎紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
〈お問い合わせ〉東京公演 チケットスペース 03-3234-9999
〈公演HP〉http://www.coaster2017.jp





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