稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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大ヒット児童文学の舞台化! 舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』開幕!

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人間より人間らしい妖怪や幽霊たちとの交流によって、両親を事故で亡くした孤独な青年が「人」として成長していく人間ドラマ、舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』が、1月11日より紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開幕した。(27日まで)

原作小説『妖怪アパートの幽雅な日常』は、2003年から2013年までに本編全10巻、外伝1巻を刊行、11年からは漫画家・深山和香によってコミック化され、現在も月刊少年シリウス(講談社刊)誌上にて連載中の妖怪ファンタジー作品であり、シリーズ累計で580万部が刊行され、第51回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞した児童文学のベストセラー。魅力あるキャラクターと人情味あふれるストーリー展開は時代を越えて愛され、17年にはアニメ版が放送。今もなお新たなファンを増やし続けている。今回の舞台化では、上演台本は谷碧仁、演出は元吉庸泰が手がけている。

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【あらすじ】 
三年前に両親が他界し、伯父の家に引き取られた稲葉夕士16歳。高校からは寮に入り自立して・・・と思った矢先、寮が火事で焼けてしまった! なんとか探し出したアパートは、家賃2万5千円(!)という破格物件。だがそこにはオバケや妖怪が出るという……。
画家、除霊師、自称霊能力者、そして幽霊や妖怪など、人情味あふれる「クセ者」入居者に囲まれて、夕士のフツウの!? 高校生活が始まる。

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妖怪たちとの交流をモチーフにしつつも、人と人との「絆」や「コミュニケーション」をテーマに置いた原作は、利便性の陰で希薄になりつつある人同士の、リアルなつながりの大切さを描いた名作で、夕士の目線で描かれる、妖怪との日常を通して無くしていたものを取り戻していく心の成長物語だ。

【囲み会見】
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谷 佳樹、小松準弥、前山剛久、佐伯 亮

その舞台の公開ゲネプロとキャストの囲み会見が行われ、前山剛久(稲葉夕士役)、小松準弥(長谷泉貴役)、佐伯 亮(龍さん役)、谷 佳樹(一色黎明役)が登壇した。 
 
前山剛久(稲葉夕士 役)
僕が演じる稲葉夕士は高校一年生で、3年前に両親を亡くして伯父の家で育てられています。でも、高校入学と同時に入る予定だった学生寮が火事で焼失し、代わりに見つけたアパートにやってきたところから物語が始まります。いつもなら座長だとみんなを引っ張らないと!と思っているのですが、今回は周りに導いてもらう夕士と同じように、他のキャストに支えてもらったなぁ、と感じています。魂を込めて稽古に臨んできたので、素敵な作品に仕上がりました。この作品を観たあとに考えるのは「普通とは何か?」という事だと思います。僕にとっての普通と皆さんにとっての普通が違うのと同じで、相手のことを完全には理解できません。でも、この作品を観ると、その境界線を踏み越えていく勇気をもらえると思います。ぜひ観に来ていただいて「普通とは何か?」を考えていただけたら嬉しいです。

小松準弥(長谷泉貴 役)
この作品は、妖怪アパートを中心にした稲葉夕士の成長ストーリーで、僕が演じる長谷は、稲葉の親友として彼を見守り支える大切な役どころです。今回の舞台では長谷は舞台上にいるけれど、稲葉や皆には見えていない存在です。二人の手紙のやり取りから稲葉の過去が見えていくので、稲葉が誰からどんな影響を受けて成長していくのかを意識しながら演じたいと思っています。(この作品は、小説・漫画・アニメになっていますが)舞台なので、観に来ていただいた方にも生身の人が演じていることに意味がある、と感じていただけるものになっていると思います。

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佐伯 亮(龍さん 役)
龍さんは夕士くんを一番俯瞰して支えている役どころです。僕とは似ている点が少ないので、どう寄せていくかが一番大変でした。あと、いまの現状に満足しておらず、居場所がない夕士の悩みが全て龍さんにはわかっていて、こうした方がいいんじゃない?と選択肢を与える役なので、夕士くんを導く道筋を作っていくのは大変だなぁと思いました。でも、演じていくうちに時には厳しかったり、信じてあげたり、見守ってあげる龍さんの優しさを感じることができて、そこを大切にしたいなと思っています。登場する妖怪や幽霊がダンサーの三井さんのすごいパフォーマンスで表現されているので、そこは舞台ならではです。みんなで魂込めて作ったので、楽しんでいただけたらと思います。

谷 佳樹(一色黎明 役)
僕が演じる一色は、この作品の中でも、稲葉夕士との関わりが深い役どころです。親友の長谷とは違い、アパートの中で稲葉が悩んだりしたときに親のような目線で見守る役なので、そこを大切に全公演、演じたいと思っています。稲葉役の前山くんとは2年ぶりの共演ですが、久しぶりなので初めはお互いに様子を探りあっているところもあって、稽古では特に話し合うことはなくお互いにやりたいように演じていました。先日「お互いに成長したよね」と言い合ったくらい、前山くんの芝居や座長としての姿に変化を感じて、すごいなと感じています。タイトルにもあるように「日常」が夕士の目線で描かれているので、共感できる部分がたくさんあるんじゃないかなと思います。 

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〈公演情報〉
舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』
原作◇香月日輪
漫画◇深山和香
脚本◇谷 碧仁
演出◇元吉庸泰
振付・ステージング◇三井 聡
出演◇稲葉夕士役/前山剛久 長谷泉貴役/小松準弥 龍さん役/佐伯 亮 一色黎明役/谷 佳樹
深瀬 明役/佐々木 崇 久賀秋音役/中村裕香里 佐藤さん役/相川春樹 クリ役/荒井 悠・猪股怜生(ダブルキャスト)
竹中役 他 /室井 響 博伯父さん役 他/石井英明 恵子伯母さん役 他/馬渡亜樹 恵理子役 他/永田紗茅 スペシャル・ダンサー/三井 聡 骨董屋役/細見大輔
●1/11〜27◎紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
〈料金〉7,800円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉公演事務局 0570-200-114(全日10:00〜18:00)
〈公式HP〉https://www.youapa-stage.jp
〈公式ツイッター〉@YouapaStage
 
c香月日輪・深山和香/講談社
c2018 舞台「妖アパ」製作委員会




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多彩なメンバー8名で贈るオリジナル・ミュージカル『いつか〜one fine day』詳細発表!

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『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!』『In This House〜最後の夜、最初の朝〜』『ミュージカル深夜食堂』をプロデュースするconSeptが、初となるオリジナル・ミュージカル『いつか〜one fine day』を、4月にシアタートラムにて上演する。
このミュージカルは、韓国でコンスタントに人間ドラマを描き続ける映画監督イ・ユンギの最新作『One Day』(2017年/主演:キム・ナムギル、チョン・ウヒ)をベースに、ストレート・プレイやミュージカルのフィールドで説得力ある作品を創り続ける板垣恭一が脚本・作詞・演出を手がけ、新たな解釈でオリジナル台本に生まれ変わる。作曲・音楽監督は映像から舞台まで活躍の幅を拡げている新鋭・桑原まこが担当する。

主演は大作ミュージカルの『ビリー・エリオット』や『タイタニック』、近年は『欲望という名の電車』を通してストレートプレイでも評価の高い藤岡正明、そして大小様々な舞台をはじめテレビやCM、映画などでも活躍目覚ましい皆本麻帆が務める。さらに、元新体操選手で舞台と映像でマルチな活躍をみせる入来茉里、舞台はもちろん人気ラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司』で知られる小林タカ鹿、キレのあるアクションや殺陣が魅力的な佃井皆美、そして抜群の歌唱力と安定的な演技力でミュージカルを中心に、ディズニー・コンサートなどでも活躍する和田清香というジャンルを超えた個性豊かな実力派が参加。ここにミュージカル『テニスの王子様』『黒執事』で注目を集める内海啓貴、『ハイキュー!!』『マリー・アントワネット』などに出演、THE CONVOYメンバーとしても活動中の荒田至法という期待の若手を加えた8名が共演する。

藤岡A
藤岡正明 
皆本A
皆本麻帆
入来A
入来茉里
小林A
小林タカ鹿
内海A
内海啓貴 
佃井A 
佃井皆美 
和田A
和田清香
荒田A
 荒田至法
 
【あらすじ】
保険調査員のテル(藤岡)は後輩・タマキ(内海)の担当だった仕事を引き継ぐよう新任の上司・クサナギ(小林)から命じられる。それは交通事故で植物状態の女性・エミ(皆本)の事故の原因を調べるというもの。しかし、エミの代理人・マドカ(佃井)と友人・トモヒコ(荒田)は調査に非協力的で敵対。仕事が進まないなか、病死した妻・マキ(入来)のことをまだ整理できずにいるテルに声をかけてきたのは、意識がないはずのエミだった。俄かには信じがたいと思いながらも自分にしか見えないエミと交流を重ねるうちに、事故の陰に幼い頃にエミを捨てた消息不明の母親・サオリ(和田)の存在が浮かび上がってくる。

妻に先立たれた男、昏睡状態の中で心だけ目覚めた女。
二人は胸の内に抱えた悲しみゆえに巡り会い、互いの心の穴を少しずつ埋め合っていく。
しかし、愛する人に突きはなされた絶望はどうすれば癒すことができるのだろうか・・・。 
 
いつか、胸を張って笑えるその日を 
傷つけられた誰かを許せる「いつか」
夢を叶える「いつか」
素直に泣いたり笑ったりできる「いつか」
ただ穏やかに過ごせる「いつか」
そして、止まってしまったそれぞれの時間が動き出す「いつか」
 
いま、あなたにとって大切な人にしてあげられること、それは何ですか?
  
〈公演情報〉 

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原作◇映画『One Day』
脚本・作詞・演出◇板垣恭一
作曲・音楽監督◇桑原まこ
出演◇藤岡正明 皆本麻帆
入来茉里 小林タカ鹿 内海啓貴 佃井皆美 和田清香 荒田至法
●4/11〜 21◎シアタートラム
料金平日19時公演 7,500 円平日14時・土日公演  8,500 円(全席指定・税込)
一般発売2019 年 2 月 5 日(火)
〈各プレイガイド先行発売中〉2019 年 1 月 11 日(金)〜 
〈お問い合わせ〉info@consept-s.com
〈公式サイト〉www.consept-s.com/itsuka





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えんぶ【2月号(1/9発売)】ラインナップ


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表紙:井上芳雄

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目次

【特集】新春特別企画 "旬"の演劇人に聞きました!
「今年は★◎☀♫だ!」
内外の情勢混沌の中に迎えた2019年の年明け。そして平成のラストイヤー! こんな時だからこそ聞いてみたい。“今年”。その一言から、変化する“演劇”の様相をたのしむ!
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【ロングインタビュー】
井上芳雄
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『ゲゲゲの先生へ』
前川知大
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浪漫活劇『るろうに剣心』
早霧せいな

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『The Silver Tassie 銀杯』
中山優馬


KERA・MAP『修道女たち』
鈴木杏・緒川たまき
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極東退屈道場『808(ハッピャクヤ)ダイエット』
林慎一郎
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オイスターズ『調子に乗れ!』
平塚直隆
0029

やみ・あがりシアター『背に描いたシアワセ』
加藤睦望
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劇団サムライナッツ
鈴木里美
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【宝塚kaleidoscope】
宝塚月組『エリザベート』
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【INTRODUCTION TO TAKARAZUKA】
留依蒔世
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宝塚宙組『異人たちのルネサンス』
0025


【Stage Bomb!】
水野貴以/藤原紀香・藤山扇治郎
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高本学・森田桐矢/柴田理恵
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北翔海莉/入江雅人
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東山義久・海宝直人
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早乙女太一・伊礼彼方
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坂東新悟・中村種之助・中村隼人・中村橋之助
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山崎育三郎
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【読者が選ぶ! えんぶチャート2018 投票受付開始!】
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【連載】
・ワワフラミンゴ鳥山フキのキャンセルみかん 第5回
・宣○美○人 第8回 渡邊まな実
・インディ高橋のPatchy小道具研究所 R97
・シバイのミカタ『命売ります』/劇団唐組/『カレフォン』/演劇組織KIMYO/
 kondaba/『野外劇 三文オペラ』/はらぺこ満月
・えんぶ情報館
・粟根まことの人物ウォッチング 156回 柳下大
・一十口裏の妄想危機一髪 第14回 『現象』
・ヨーロッパ企画のさしいれ王子
・小野寺ずる お芝居のアソコ 第30回ファブリス・メルキオ『ブリ・ミロ』


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