稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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青蛾館が男装音楽劇「『宝島』〜大人も子どもも楽しめる寺山修司〜」を上演!

#10

1984年の結成以来、寺山修司の戯曲を新たな形で上演し続けてきた青蛾館が、2月3日(土)〜11日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストで男装音楽劇「『宝島』〜大人も子どもも楽しめる寺山修司〜」を上演する。今回の作品は、あのスティーブンソンの名作「宝島」を下敷きとして寺山修司が子供向けミュージカルとして書いた児童劇を「大人も子どもも楽しめるネオアングラ」劇に再構成。俳優、ダンサー、ミュージシャンと女性だけの出演者により舞台化!  主な出演者は宮下今日子、佐藤真弓、藤井由紀、澤田育子、のぐち和美、シルビア・グラブ等と、ここでしか見ることができない“怖いほど魅惑”のラインナップ!「緊張せざるを得ないメンバー」(稽古初日ツイッターより)と語る振付・演出担当のスズキ拓朗から稽古場直送のメッセージが届いた!

【スズキ拓朗(コンドルズ・CHAiroiPLIN)メッセージ】
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写真/HARU

スズキ拓朗です。青蛾館公演では3度目の演出をやらせていただきます。パイレーツオブカリビアン、ワンピース、など大好きな自分です。冒険物の中でも元祖とも言える「宝島」の演出が出来ることに胸の高鳴りが止まりません。冒険物につきものの海賊達。その個性的なキャラクターを演じわける豪華な女優陣キャストがなんといっても今回の目玉の一つです!稽古場は迫力と魅力の交差です!ならず者達が蠢く船の甲板そのものです。毎日の稽古が役者から湧き出るアイデアの宝の山。早くこの宝を磨きに磨き、お客様にプレゼントしたい気持ちでいっぱいであります。さらにはスペシャルダンサーを加えたハイクオリティーなダンスシーンの連続!お馴染み時々自動の奇想天外な演奏!最後に締めくくるはやはり寺山修司さんの本の面白さ!海をも超える寺山さんの言葉には壮大な「旅」を感じます。子供から大人まで楽しめるラストの展開力と仕掛けは本当に面白い!是非とも本を読まずに劇場へ!後悔させません!ご一緒に夢に向かって航海しましょう!

【ストーリー】
海辺のさびれた宿屋の息子ジムはある日、謎の船長から「一本足の男に気をつけろ」と言われ宝島の地図を受け取る。その地図を狙う男たちの襲撃を受けるが、その危機を助けたのは一本足の男ジョン・シルバーだった。ジムはジョン・シルバーや仲間とともに宝探しに出発するが・・・。

【公演情報】
#15
青蛾館公演
 男装音楽劇「『宝島』〜大人も子どもも楽しめる寺山修司〜」
作◇寺山修司
構成・演出・振付◇スズキ拓朗
出演◇宮下今日子  佐藤真弓  藤井由紀  澤田育子  高山のえみ  蜂谷眞未  長谷部洋子  吉原朱美  のぐち和美  シルビア・グラブ  ほか
2/3〜11 ◎東京芸術劇場シアターウエスト


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いのうえひでのり演出、堤真一・宮沢りえの共演で燃え上がる男女の情念と究極の愛『近松心中物語』初日開幕!

【近松】舞台写真/堤真一_宮沢りえ

シス・カンパニー公演『近松心中物語』が、新国立劇場 中劇場にて1月10日開幕した。(2月18日まで)
この作品は、秋元松代が近松門左衛門による世話物の中から三篇を選び、構成し直し、秋元独自の物語性を盛り込んで執筆したもので、蜷川幸雄演出のもと、1979年の初演以来上演のたびに話題を呼んできた。
古典題材を扱いながらも、歌舞伎でも浄瑠璃でもなく、社会制度や葛藤なども描かれた現代劇でありながらも新劇とは全く異なり、蜷川自身も常に冒険的な創作に挑み続けてきた作品だ。この不朽の名作に、今回は劇団☆新感線のいのうえひでのりが挑んでいる。

【近松】舞台写真/宮沢りえ_堤真一
 
出演は、男女のさまざまな愛の姿を演じ、共演の度に観客を魅了してきた堤真一と宮沢りえ。雷に打たれたように恋に落ちる二人<忠兵衛と梅川>を演じている。そして、シス・カンパニー公演『死の舞踏」で滑稽さと狂気の境界線を見事に演じ切った池田成志、また大胆な中に繊細な表現力が光る小池栄子が、可笑しみをまといながら、人間の等身大の悲しみや苦悩を背負った二人<与兵衛とお亀>を演じ、忠兵衛と梅川のシリアスなラブストーリーとは対照的な、与兵衛のダメ男っぷりと、そんな旦那のことを愛してやまないお亀の、コミカルなシーンも注目だ。

【近松】舞台写真/池田成志_小池栄子_
 
【あらすじ】
ー時は元禄。大坂新町と言えば、一夜の悦楽を追い求める男たちが集まる廓郭ー。
そこに、小道具商傘屋の婿養子・与兵衛(池田成志)が、折り合いの悪い姑お今(銀粉蝶)に追い出され、ある廓に身を沈めていた。もともと気弱で、うだつのあがらない亭主だが、女房のお亀(小池栄子)にとっては、所帯をもってもなお、恋い焦がれる相手。行方知らずのダメ亭主を案じ悲しむ娘をみかねて、姑お今が自ら与兵衛を連れ戻しに新町にやってくる。「二度とこの男を廓に近づけないでくれ」と周囲に念押ししながら、連れ戻される与兵衛。
そんな与兵衛とは対照的に、廓に縁のなかった飛脚屋亀屋の養子忠兵衛(堤真一)は、店の丁稚が拾った封書に一分の金が入っていたため、親切心から、その差出人の槌屋平三郎(小野武彦)を訪ねて新町に足を踏み入れてしまう。そこで偶然出会った飛脚仲間の八右衛門(市川猿弥)の強い誘いも振り切り、店を立ち去ろうとする忠兵衛。だがその時、店には、出先から戻って来た遊女・梅川(宮沢りえ)が…!
何かに打たれたように、立ちすくみ無言で見つめ合う二人…。その瞬間から、忠兵衛は憑りつかれたように梅川を追い求め、店の中へと消えて行く。
<忠兵衛・梅川><与兵衛・お亀>男女二組の運命は…?
あてのない逃避行へと向かう二組の男女の情念の行く末は…?
 
【近松】舞台写真/池田成志_小池栄子
【近松】舞台写真/堤真一_宮沢りえ_

【コメント】

この公演の初日開幕に際して、いのうえひでのり、堤真一、宮沢りえのコメントが到着した。

いのうえひでのり(演出)
「いのうえは、あの「近松」をどう見せてくれるのか…」という皆さんからの無言のプレッシャーをヒシヒシと感じながら、日々稽古に臨んできました。何と言っても、「近松心中物語」は、まさに「蜷川スペクタクル演出」の真骨頂であり、「蜷川歌舞伎」とも言える様式美がありました。そこはあえて抵抗せず、リスペクトしながら、僕なりの形で継承したいと考えています。物語の主軸は、二組のカップルが心中へと向かうまでのシンプルでストレートな話。
とてもスピーディな展開に笑いもあります。それを気心の知れた堤くんやりえちゃんたちと一緒に、僕たちのリズムとやり方で、新しい『近松心中物語』が作れたのではないか、と思っています。

堤真一(亀屋忠兵衛役) 
「愛を貫くために死を選ぶ」という決断が、現代のお客様に果たして納得していただけるのか…それが稽古前に考えていた課題でした。物語自体もシンプルで、出会ってすぐに恋に落ちて、身請けのために公金に手を付けて、心中へと突き進むという三段跳び的な唐突感もある展開(笑)。もちろん、りえちゃんが美しいので、一目惚れの設定には一番説得力がありますが(笑)、忠兵衛の心情面では、僕自身の中でロジックをきちんともって、忠兵衛と梅川の心の動きに真実味をしっかりと見せられるよう心がけて稽古を積み重ねてきました。いよいよ開幕です。いのうえさんと信頼できるメンバーたちと創る現代演劇としての『近松心中物語』を皆さんにお見せしたいですね。

宮沢りえ(遊女梅川役)
秋元松代さんの台詞はとても綺麗でストレート。いのうえさん演出の独特の“魅せる“表現の仕方もあり、稽古に入る前までは、実は、少し気恥ずかしさも感じていたんです。これを自分のものにするには、相当のパワーが必要だと覚悟していました。でも、稽古を重ね、堤さんたちと台詞を重ねていくうちに、これは、梅川の人生の中で、心から血を流しながらも清らかな水のように出てくる言葉なのだと、自然に腑に落ちてきました。忠兵衛・梅川の純愛を、私たちの演技で感じてもらえるようにしたいですね。また、最初に創られた蜷川さんをリスペクトしながら、私たち全員が同じ熱量で新しい物語を成立させれば、お客様の記憶に深く刻まれる作品にできる、と思っています。

〈公演情報〉 
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シス・カンパニー公演『近松心中物語』
作◇秋元松代
演出◇いのうえひでのり
出演◇堤真一 宮沢りえ 池田成志 小池栄子
市川猿弥 立石涼子 小野武彦 銀粉蝶 ほか
●1月10日〜2月18日◎新国立劇場 中劇場
〈料金〉SS席10,500円 S席9,500円 A席7,000円 B席5,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉シス・カンパニー 03-5423-5906(平日11:00〜19:00)
〈公式サイト〉www.chikamatsu-stage.com/


【撮影/宮川舞子】



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30周年記念! 読者が選ぶ!えんぶチャート2017 投票開始!

あなたのその一票が2017年の演劇シーンの栄光を決める!!
毎年えんぶ4月号(3/9発売)誌上で発表される『読者が選ぶ!えんぶチャート」の投票が始まりました!
2017年、あなたが劇場で体感したあの瞬間、あの感動を思い出して、演劇作品・俳優のベスト5を選んで下さい。
本企画は1988年の第1回発表以来、観客のみなさまと共に作り続けて、今年で30周年を迎えました。
投票いただいた作品、俳優名は最後の1票まで全てを誌上で発表します!
ぜひ、あなただけのベスト5を選んで下さい。
(えんぶ編集部一同)

2016年チャート見本(一部)
0228_えんぶ4号_PDF-3

2016年チャート発表ページ(全部)見本はこちら↓
http://kangekiyoho.blog.jp/archives/52021136.html

【投票方法】
◇雑誌えんぶで投票!
えんぶ2月号(1月9日発売)の巻末についている専用の投票券(ハガキ)を使用して投票(投函)して下さい。
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◇投票締切
1月26日(金)

◇結果発表
『えんぶ』10号(3月9日発売)

【投票部門】
◇作品チャート
2017年1月から12月末までに上演されたすべての公演から1位〜5位を決め、その公演名と劇団名(または主催団体名)を記入して下さい。

◇俳優チャート
2017年に活躍したすべての舞台俳優から1位〜5位を決めて下さい(劇団、集団に所属している俳優はその団体名も明記)。

●両部門とも、1位=5点、2位=4点、以下1点ずつ減点、5位=1点としてカウント・集計します。
●1つの作品・俳優に順位をダブって入れることはできません。
●順位は「雑誌えんぶ」と「電子版えんぶ」の得票を合わせたものの合算で決まります。
◆獲得点数1点の作品、俳優まで全てを発表します。

【プレゼント企画】
◇推薦文でもらえる!
あなたの選んだ作品、または俳優の推薦文も募集しています。ふるって投票券にご記入ください(1位に選んだものでなくてもかまいません)。採用の場合、3月9日発売の発表号に掲載(掲載の都合上、多少編集する場合もあります)。採用された方の中から抽選で1名様に、1万円のお年玉をプレゼント。

◇予想クイズでもらえる!
作品チャートの1位〜3位を予想して、見事3作品的中された方の中から、抽選で1名様に1万円のお年玉をプレゼント。予想順位は投票券の所定欄にご記入下さい。

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