稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『レビュー夏のおどり』

安西慎太郎主演の舞台『野球』メインビジュアルと松田凌の参加発表!

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今夏、上演される西田大輔による新作舞台『野球』。そのメインビジュアルが発表された。 “たとえあと一球でもいいから投げていたい。時間があるなら、何度でも。” というシンプルなタイトル「野球」に込められた想いが、主演の安西慎太郎らによる爽やかな野球青年らのメインビジュアルに表現されている。
また、熱いオファーを受けて実力派俳優、松田凌の出演が実現。純粋に白球を追いかけられなかった時代、野球に懸ける想いを描く今作をより一層盛り上げる。松田凌はWキャストとなり、8月1日より東京・大阪本公演に出演。松田と共にWキャストを務める演者は後日発表となる。
そのほかに、多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗、林田航平、村田洋二郎、田中良子、藤木孝らが出演。   
また、元プロ野球選手で野球解説・評論・指導者の桑田真澄が野球監修に就任。野球と真剣に向き合う作品となる。音楽は独創的な楽曲で注目を集める笹川美和がメインテーマソングを手がける。 

ANZAI2安西慎太郎

【ストーリー】
1944年夏− 戦局が暗い影をもたらす中、少年の甲子園のグラウンドに立つという夢はかき消され、予科練への入隊を決意する。少年たちはぶつかり合いながらも、未来を語りあい、いつしか一つのチームになっていった。甲子園は叶わなくても、野球への情熱は捨てられず、その想いは“忘れられない1日”へ繋がっていく。

〈公演情報〉
舞台 『野球』 飛行機雲のホームラン 〜 Homerun of Contrail
作・演出◇西田大輔 
野球監修◇桑田真澄
音楽◇笹川美和 (cutting edge)
出演◇安西慎太郎/多和田秀弥 永瀬匡 小野塚勇人 松本岳 白又敦 小西成弥 伊崎龍次郎 松井勇歩 永田聖一朗 林田航平 村田洋二郎 田中良子/松田凌(友情出演・Wキャスト)/藤木孝
※松田凌の出演は8/1〜5の東京公演と8/25・26の大阪公演となる。
●7/27〜8/5◎東京 サンシャイン劇場
●8/25・26◎大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
〈料金〉8,900円 先行特典(非売品キャストポストカード1種付き) 9,400円円(全席指定・税込)
〈一般発売〉6月3日(日)10:00〜  

『真夜中の弥次さん喜多さん』三重
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まもなく開幕! FUKAIPRODUCE羽衣『春母夏母秋母冬母』深井順子・森下亮インタビュー

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愛の深淵を多彩に描き続け、22回の公演を重ねてきたFUKAIPRODUCE羽衣の次回公演(5/24〜28◎吉祥寺シアター)は、深井順子40歳記念公演と銘打って、「母」をキーワードにした、闇と愛の邂逅を描く新作“妙ージカル”の二人芝居になるという。作・演出は40歳の糸井幸之介。これはいつもの公演とはまた一味違った濃度の作品になるような予感が・・・、その予感を解明すべく、えんぶ編集長がプロデューサー兼出演者の深井順子と、こちらも40歳になる共演者の森下亮(クロムモリブデン)にインタビューを敢行した!

深井・森下2

──このタイトルはなんと読めばいいのでしょう?
深井 春はは、夏はは、秋はは、冬はは。
森下 全部はは。
深井 はい。最初これにするか、無題にするか迷って、これにしました。
森下 無題ってタイトルが候補にあったの?
深井 がいいかなあって。
森下 順ちゃんが言ったの?
深井 ううん、糸井くんが。でやっぱ、テーマは母って決まってたのでそれで無題だとよくわかんなくなっちゃうからって、春ははになりました。

──キーワードは40歳。
深井 40歳記念公演(笑)。
——すみません、聞くだけ野暮みたいな感じですが…
森下 (笑)。
深井 そう!これ2年位前に、糸井くんたちと歩いてる時に、私が40歳になった時にイベントっていうか記念に残るようなことをやりたい、じゃあ40歳記念公演じゃないかって私が言いだして。二人芝居がいいなってなって。じゃあ40歳の誰かな、っていう(笑)。
森下 数ある40歳の中から(笑)。
深井 森下さんがいいんじゃないかって。糸井くんも40だし、私も40、森下さんも40で。誕生日が来る前に公演をと。
森下 もうすぐ41に、
深井 なっちゃうから、糸井くんも森下さんも。40歳のうちに公演をという。前に深井順子誕生日ライブみたいなのをやって、結構盛り上がったんですね。こういうのをやると皆喜ぶのかなって(笑)。
森下 (笑)お客さんも喜んでくれるんじゃないかって。
深井 そうそうそう。せっかく40歳になったし、「私、深井順子は40歳になりました」って明言していきたいみたいなのがあったんですよ。….まあ、ノリですけど。
森下 (笑)それはなんか想像つく。

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──もう一つは、深井さんのお母様がお亡くなりになったっていう。
深井 そうなんですよ。 
──そこらへんはどうなんですか?
深井 それが本当に自然な成り行きで。38歳の時に母が亡くなって、そこからの自分の人生は彩りが無く。母がすごい人だったから。客席にもいないですから。死んじゃったから。誰のためにやってんのかもわからなくなっちゃって。そういう話はいろんな人にずーっとしてたんですよ(笑)。そしたら、ある時に木ノ下歌舞伎の木ノ下さんが「深井さんがお母さんについての表現をすると、深い表現になるから今こそやった方がいいんじゃない」、って糸井くんに言ってくれたらしいんですよ。私からは全然お母さんの話をやってほしいっていうのは言ってなくて。こういうのがあるんだけどって言われた時に「あ、やりたいのそれかもしれない」となって、母についての話になりました。台本まだ途中ですけどすごくシンプルなんです。いつもだと「テーマはなんですか?」って聞かれた時、ぼんやりとしか答えないじゃないですか糸井くん。愛とか。
——それでも、まあ結構ぼんやりとはしてますよね。
森下 (笑)まあ…母。

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──「愛と一緒に訪れる闇、闇と一緒に訪れる愛。」キャッチコピーですね。
森下 ヒントはそれしかない(笑)。あとお母さんの話なんだね、っていう。
深井 本当にシンプルな母とのやりとりをやっていて。それウチのお母さんのことだな、っていうのが書いてあって。今すごく不思議な感覚になってます。自分の母だけじゃなくてお客さんが観た時、みんなに共通している母でもあるから、響くんじゃないのかなってすっごく思ってるんですよね。だから私も毎日泣いちゃう。台本覚えなきゃいけないのに(笑)。目がパンパンになって、糸井くんに「はあ?」どこでそんななんだ、みたいな。
森下 (笑)。

──森下さんにとってはいかがですか。
森下 それぞれ、お客さんもそうですし、僕にも母との関係があって。今回、お母さんと子供の話ってあるんですけど、それが僕が母をやって彼女がその娘をやるっていうシーンもありますし、彼女がお母さんをやって僕が子供やるっていうシーンもあるし。いろんな形の親子、いろんな時期の…、みなさんが感じたことがあるであろう、きっと通ってきた、通ってこなかったにしても、そういうことを通るかもしれなかったみたいことが沢山出て来るので。
深井 シンプルなんですよね。いつもより。いつもは1つ1つの話で完結するじゃないですか。それが今回はけっこう続いてるんですね。
森下 だからちょっと、大河ドラマ感がありますね。生まれたて、赤ん坊とお母さんという時間もありますし、成長して中学生、それからお母さんになって、死ぬときの話まであるんで。

──対応していくのは大変ですね。
深井 いつもだと、自分の得意? 分野をバンバンやれば、成り立ってたのが、会話劇ってすごいむずかしい。
森下 (笑)。
深井 普通に、「なにわたしのこの演技の下手さ」って思います。それがすごい新鮮です。それと糸井君、今回、ちょっと新たな面にチャレンジしてるよねって思います。「え、糸井君がこういうふうな書き方するんだ」と。あと出演者が2人しかいないから全部稽古見てもらえるっていう。これも新鮮です。
──あー(笑)。
深井 いつも10何人見てるから、「はい」「はい」「はい」って区切っていって、わたしのシーンは最後に来るから、今までは。だけど今回はずーっとだから贅沢。楽しい。なかなかうまくいかないけど、楽しい。
森下 糸井さんも言ってましたけど、本当に普段の羽衣が10人でやってる男女5組の話を、ぼくらは5組全部を2人でやってるみたいな話なんで、単純に大変です(笑)。
深井 10人分。
森下 10人分を2人でやってる。

深井・森下6

──これは、「妙ージカル」ですよね。 歌があるのですか?
深井 けっこう歌ってます。
──森下さん、歌、上手なんですか?
森下 (笑)。羽衣の歌はね、上手とか上手じゃないとかじゃない!
深井 歌詞が本当にいいんです! 本当に。ね。本当にいいんです。
──それで泣いちゃっうんですね。
深井 そうなんです! 「グルグル回る 地球の上で 転ばず、この子 生きてけるかな? 神様 どうか お願いします この子のこと 見守ってくださいな……!」っていう歌詞があるんです。それをわたしが歌うんですね。なんか、まるでお母さんが天国からわたしに言っているような気がしちゃう。なんか自分で歌いながら、自分を励ましてるみたいな。お母さんからの言葉を言っているような。それをなんで糸井君が書いてるんだろう? みたいな。イタコ?
森下 (笑)。誰が、誰の?
深井 お母さんの言葉を入れて、それをわたしがしゃべってるみたいな気になっちゃうから。すごいなと思って。

──みなさんでやる公演ももちろん、すごく楽しみにしてるんですけども、今回はお二人しか出演しない逆の濃さみたいのが、どんだけ濃くなるんだろうって…。
森下 それはね、むちゃくちゃ濃くなります(笑)。ぼくらももう、ちょっともう…大丈夫かなぁって(笑)。
──そこらへんが楽しみ…、大げさに言えば、ちょっと怖い部分もある。あのエネルギーが2人に集約してくるっていうのが。
深井 そうですねー…。今の年齢だからできる表現っていうのをやってみたいなっていうのがあって。そのチャレンジかなって思います。今回の二人芝居って。
森下 そうですね。
──体力も含めて、かなりのよい演技ができる状況が揃ったと思うんですけど。 
深井 そうですね、なんか。自信はないですけど。
森下 (笑)。正直やな。

深井・森下8

深井 楽しみたいなと思う公演だと思いますし、これをやって、何かが、何かが自分の中で出来上がるんじゃないか、出てくるんじゃないかって思う。この公演。それくらい自分にとっての、何ていうの、何公演?
森下 (笑)。
深井 何かの引っかかり? こうやって登っていく1個の引っかかりになると思うんです。糸井君が書いてくれることが。まだ台本が途中なんですけど。その今までやってきて、母が亡くなって、ちょっとやる気、やる気が無いっていうか。
森下 ポッカリ空いたね
深井 そうそう、むなしさ。これをやったことによって、もしかしたら、この力強さとかがついて、次に向かって行けるんじゃないかって思いながらやってるから。森下さん、上手いですし。すごく。頼りになるから。そういう意味での信頼関係もあるし。なんかすっごいチャンスっていうか。長くやってきてよかった。お芝居を長くやって来たからこそ、できる。こういうの。
森下 30歳のときじゃできなかった作品だよね。
深井 お母さん、バリバリ生きてるし。
森下 いやいや(笑)。

──でも森下さん、その思いに拮抗していくのは、けっこうなエネルギーが要りますね。
森下 もちろん。
──並ぶのは、モチベーションが大変?
森下 大変というか、何でしょうね。もともとこの話をもらったときが一番大変というか。うわー!なんて公演だと。羽衣よく知ってるので。これはえらいことになるぞと。大変だぞと。物理的にというよりも、抱えるエネルギー、羽衣の世界が持ってるエネルギーをたった2人でやるっていうのは、今、40歳になって洗練したものを出したいし。羽衣にはあと10人劇団員たちがいるんですね。その10人の劇団員たちを、言うたら、出さずにぼくが出させていただくわけですから、やっぱりプレッシャーもありますし、その彼らを満足させたいという気持ちもすごい強くあって。「ああ、森下が出てよかったな」と、劇団員のみんなにも思って欲しいですし、この公演を経て羽衣がもっと大きくなって行ったらいいな、とも思います。

〈公演情報〉
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FUKAIPRODUCE羽衣 深井順子40歳記念公演
『春母夏母秋母冬母』
 作・演出・音楽◇糸井幸之介
出演◇深井順子(FUKAIPRODUCE 羽衣) 森下 亮(クロムモリブデン)
●5 /23(水)〜28(月)◎吉祥寺シアター
●6 /2(土)〜3(日)◎穂の国とよはし芸術劇場 PLAT アートスペース

 FUKAIPRODUCE 羽衣公式サイト http://www.fukaiproduce-hagoromo.net/


【取材・文/坂口真人 撮影/矢崎亜希子】


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ナイロン100℃ 結成25周年記念公演 第二弾『睾丸』の公演ビジュアルとKERAコメント!

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本年、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が主宰する人気劇団ナイロン100℃が結成25年を迎えた。今年4月から5月にかけて上演された、記念公演第一弾『百年の秘密』(再演)は、その高い作品性と演出、キャストの演技力で、初演にも増して大好評を得て、東京公演は連日満員、5月13日に松本で各地公演の大千穐楽を迎えた。
そして早くも、ナイロン100℃は、結成25年第二弾公演として、7月、東京芸術劇場シアターウエストにて新作『睾丸』を上演する。
4月公演『百年の秘密』は、犬山イヌコ、峯村リエ演ずる二人の女性が中心となる女性同士の友情と人生を描いた、”ナイロン流大河ドラマ"とも言える作品であった。変わって、新作『睾丸』は、三宅弘城、みのすけ、が中心となり二人の男の複雑な過去をめぐる"男くさい”話、となる模様で、『百年の秘密』とは、また趣が異なる作品となりそうだ。25年の歴史を持つ劇団の”未来を問う新作”として注目を集めている。
作・演出は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、キャストには、劇団員に加え、坂井真紀、根本宗子、安井順平、赤堀雅秋という実力派の客演陣が参加する。

この度、公演ビジュアルとKERAのコメントが発表された。

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【コメント】
主宰  ケラリーノ・サンドロヴィッチ(本チラシより)
ナイロン100℃、25周年記念公演の第2弾をお贈りする。だからというわけでもないが、25年前=1993年を時代設定にしたいと、今のところ考えている。
1993年に25年ぶりに再会した二人の男と、彼らの家族の物語。
1993年の25年前が1968年だと気づいたのは好都合だった。
1968年。この年の5月、フランスはパリの衛星都市ナンテールに端を発した若者たちの反乱が、程なく日本にも飛び火した。支配・管理の構造を解体しようとする運動と、これを維持し温存しようとする体制との攻防の中で、若き二人は青春を燃やしていたのではないか。
ならば68年を描いてはどうだ。否、その領域には、すでに先人達が数々の名作を遺している。私なんぞが今さら出る幕じゃない。
1968年と2018年を結ぶ半世紀のきっかり中間地点。バブル経済が弾け、浮かれた日々を突然封じられた1993年の日本。
「男なら我慢せい!金玉がついてるなら耐え抜かんか!」
厳格な父親の叱咤を浴びながら育った男が、かつての盟友に会ってたいそう幻滅するお話だ。こちらの方がずっと興味深い。

〈公演情報〉
作・演出◇ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演◇三宅弘城 みのすけ
   新谷真弓 廣川三憲 長田奈麻 喜安浩平 吉増裕士
   眼 鏡太郎 皆戸麻衣 菊池明明 森田甘路 大石将弘/
   坂井真紀 根本宗子 安井順平 赤堀雅秋
●7/6〜29◎東京 東京芸術劇場 シアターウエスト
〈料金〉6,900円 学生割引券3,400円(全席指定・税込)
〈東京公演一般発売日〉5月26日(土) 予定
●7/30〜 8/1◎新潟 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
●8/4◎宮城 えずこホール(仙南芸術文化センター)
●8/11・12◎福島 いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場
〈お問い合わせ〉キューブ 03-5485-2252(平日12:00-18:00)

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