稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

観劇予報は2019年2月20日に引っ越しました。
新しい記事はこちらから読めます。

野木萌葱×小川絵梨子の初タッグとなる新国立劇場『骨と十字架』キャスト決定!

「骨と十字架」組写真
田中壮太郎、小林 隆、伊達 暁、佐藤祐基、近藤芳正

新世代の社会派劇作家として大きな注目を浴びている「パラドックス定数」の野木萌葱が、新国立劇場へ書き下ろす新作『骨と十字架』。演出を芸術監督・小川絵梨子が手がけるこの作品のキャストが決定した。
野木萌葱は史実や実際の事件から登場人物を造形し、緊張感のある会話劇を展開する作家として、近年次々に優れた作品を発表している作・演出家。今回は、新国立劇場の芸術監督となった小川絵梨子との初めてタッグとなる。出演者は田中壮太郎、小林 隆、伊達 暁、佐藤祐基、近藤芳正と演技派で定評ある顔ぶれとなっている。

野木萌葱ogawaeriko_art20180907_fixw_640_hq
野木萌葱 小川絵梨子

【作品内容】
進化論を否定するキリスト教の教えに従いながら、同時に古生物学者として北京原人を発見し、一躍世界の注目を浴びることとなったフランス人司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダンの生涯。どうしても譲れないものに直面したとき、信じるものを否定されたとき、人はどうなっていくのか、どう振舞うのか。歴史の中で翻弄されながらも、懸命に、真摯に生きた人々を描く新作書き下ろしとなる。

〈公演情報〉 
新国立劇場『骨と十字架』 
作◇野木萌葱 
演出◇小川絵梨子 
出演◇田中壮太郎、小林 隆、伊達 暁、佐藤祐基、近藤芳正
●7/11〜28◎新国立劇場 小劇場
※7月6日、7日にプレビュー公演あり  
〈料金〉A席6,480円 B席3,240円(全席指定・税込) 
〈一般発売日〉 5月11日(土)10:00  
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00〜18:00)
 





えんぶショップ全品セール実施中


kick shop nikkan engeki 

青木豪脚本、河原雅彦演出で新作舞台『黒白珠』6月上演!

黒白珠 組写真(小)
平間壮一 松下優也 風間杜夫

青木豪が書き下ろし、河原雅彦の演出による愛と葛藤の家族の物語、新作舞台『黒白珠』(こくびゃくじゅ)が、6月にBunkamuraシアターコクーンで上演される。

本作『黒白珠』は、1990年代の長崎を舞台に、同じ刻(とき)に生を受けた双子の兄弟が、家族を愛しながらも愛に飢え、逃れられない運命をもがきながら、さながら聖書のカインとアベルのように、葛藤とすれ違いの中に紡がれてゆく人間ドラマが描かれる。人間群像を繊細に深く描くことに定評のある青木豪が、長崎・佐世保に取材し、普遍的且つまだ見ぬ新しい物語を創り出す書き下ろし作品となる。華やかさと毒を含み、心情に刺さるエンターテインメントを生み出す河原雅彦の演出が、どのように物語世界を立ち上がらせるのか?

キャストも豪華な顔ぶれだ。歌手・俳優として数々の舞台で活躍し、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の岩佐栄輔役でブレイク、出演後は“栄輔ロス”を全国に巻き起こした松下優也。映像や舞台で活躍し、近年大型ミュージカルでの活躍も目覚しい平間壮一。透明感溢れるビジュアルと演技力が光るマルチプレイヤーの清水くるみといったフレッシュな若手たち。さらに、風間杜夫、高橋惠子、村井國夫といった舞台で大輪の花を咲かせるベテラン陣、また変幻自在の実力派俳優の植本純米などが結集した。

清水くるみ高橋 惠子
清水くるみ 高橋惠子
村井國夫植本純米
村井國夫 植本純米  

【メッセージ】

公演に向け、脚本・青木豪、演出・河原雅彦、キャストの松下優也、平間壮一、風間杜夫からメッセージが届いた。

青木豪
青木豪(脚本)
『エデンの東』をモチーフに、日本を舞台に、かつ「エデン」とは違う物語にというプロデューサーからのオーダーにお応えできるよう日夜格闘しております。子供は親の血を受け継いで育つけれど、親の良い面悪い面どちらを選び取るかは自分次第、というような親子の物語になると思います。
物語は1990年代の長崎が舞台です。僕は生まれ故郷が神奈川で、長崎は横浜に似ていて、佐世保は横須賀にとても似ていると思っています。長崎には二度出かけていて、住んでいるところから随分遠い場所なはずなのに、そこで育ったかのような近しい印象を受けました。生まれ故郷のような気分で書いております。
演出の河原雅彦さんは「文学性」と「エンターテインメント」を両立できる稀有な演出家だと思います。以前は「エンタメ全開」の『八犬伝』でご一緒しました。今回は「文学系」な作品なので、僕が書いたものをどう発展させてくださるか楽しみです。
キャストの方々について、松下優也さんは、以前『花より男子 The Musical』でご一緒しました。「生まれつきの華を持った人」だと感じています。平間壮一さんは「努力家で誠実な人」、清水くるみさんは「どんな役でもできそうな芯の強さ」を感じます。風間杜夫さんには胸を貸していただくつもりで、僕が理想とする父親像を作りたいと思います。高橋惠子さんとも以前一度ご一緒させていただいたのですが、いつも「聖母」というイメージがあります。村井國夫さんには「この上のない品」を感じます。植本純米さんは変幻自在なので、自由に書くつもりです。
これをご覧いただいたお客様が、なにか人生の選択において迷われた時に「あぁ、あの時あんな作品を見たなぁ。あの作品の登場人物はどう道を選んだっけ?」と思い出していただけるようなジワっとくるものにしたいと思います。どうぞご期待ください。

河原雅彦
河原雅彦(演出)
脚本の青木さんはどんな作品にもご自身の信念に基づかれた「テーマ」をがっつり込められるので、今回はどんな思いを作品に注入してくるのかとっても楽しみです。
風間さん惠子さんという憧れの大先輩と初めてお仕事させていただくので、チャレンジというか、日々の稽古でもなにかと刺激を受けられるでしょうね。せっかくの機会ですから、自分の感性を思い切りぶつけてみたいと思います。
松下くんと平間くんとは『THE ALUCARD SHOW』という舞台でご一緒させてもらってますが、それって最高に歌って踊れる吸血鬼って設定のエンタメだったんですね。それとは180度ジャンルが異なる作風の舞台をまた二人と創れるというのはわくわくします。その後、表現者としていろんな面で成長した彼らの姿もみさせてもらってるので余計に。
いつも通りのことですが、「劇場に足を運ばれる方々への感謝の気持ちとして、皆様の期待の上をいく舞台を目指す」。ただそれだけです。

松下優也 
脚本の青木豪さんは『花より男子 The Musical』でご一緒させて頂きました。たくさんお話をしたことはないんですが、とても優しい方という印象です。
演出の河原雅彦さんは『THE ALUCARD SHOW』でご一緒させていただきましたが、めっちゃ優しいですが、めっちゃ怖さもある感じですかね。ご一緒させてもらってた時は良い緊張感があってとても楽しかったです。
なんといっても、青木豪さんの脚本で河原さんの演出というのは、自分にとって楽しみでしかないです。まだ台本は読めていませんが、いい作品にならないわけがないです!あとは、皆さんのお力お借りして、どれだけ自分の知らない自分を引き出せるかに期待してます。
共演の方々の中で、平間壮一くんは、河原さん演出の『THE ALUCARD SHOW』で共演させて頂きましたが、お互いダンス好きですし、仲良くさせてもらっています。年齢は、壮ちゃんの方が一個上だけど、自分より年下みたい(笑)。植本純米さんは、昨年新感線☆RS『メタルマクベス』で共演させていただき、楽屋も一緒でした。優しくて楽屋が和みました。相づちで「にゃん」と言ってる印象です。
今回の物語の舞台となる長崎のイメージは….長崎といえば、「皿うどん」です(笑)。自分のソロライブで行ったことあるんですけど、まだまだ知らないことが多いので今回の作品をきっかけに、自分の知らなかったことなどを知れたらと思います。
自分自身、ストレートプレイはまだまだ経験が少ないですが、青木豪さん、河原雅彦さん、共演者の皆さん、錚々たるキャスト皆さんの中、かなりプレッシャーもありますが、物語を通じてお越し頂いた皆さんに、何かを感じて頂けるように精一杯頑張ります。是非、劇場にお越しください! ありがとうございました。

平間壮一 
青木豪さんは2012年に舞台『ロミオ&ジュリエット』で、河原雅彦さんは『THE ALUCARD SHOW』という作品でご一緒させて頂いて以来となります。当時から、お二方共お芝居が大好きな方なんだなという印象です。好きだからこそ、熱く、厳しく、隅々まで、自分の表現を見て頂ける。それが楽しみで仕方ないです。
今回共演の優也とは、それこそ『THE ALUCARD SHOW』で共演させて頂き、雑誌の対談などでもご一緒していますが、優也が色んなことをやってくれて、色んな場所で活躍しているから、僕自身も芝居や歌や色んなことをやり続けようって思える、そんな存在です。優也が成功している姿は、僕も続けていれば形になるんだっていう支えにもなっています。僕が自信をもって誇れるものはダンスしかないから、今でも芝居をやることは恥ずかしかったりする。だけど、そういうものも乗り越えてやれるのは、優也という大きな存在があるからかもしれません。
そんな優也と、そして初めてご一緒させて頂く大先輩の皆さんとお芝居させて頂くことが楽しみです。刺激しかないんだろうなと思っています。
是非、劇場へお越しください!


風間杜夫  
双子の兄弟。いびつな、あるいはまっすぐな親子関係。どのような葛藤が描き出されるのでしょうか。特殊な家庭の情景が、思いの外、心に寄り添って映るのではと考えます。1990年代。その時代を肌で知る者としては、空気を運ぶ役目もあるのかもしれません。多くの記憶を交差させ、未知なる想像を掻き立てて、この父親を演じきれたらと思っています。
青木さん、河原さん、お二人のお名前は存じ上げていたものの、残念ながら今まで作品を拝見したことがなく、ご一緒するチャンスもありませんでした。その分だけ、僕自身が手垢のついた状態ではなく、真っ白な気持ちで役者として臨みたいと思っています。新しい出会いに、期待が膨らみます。
妻役の高橋惠子さんは、この上なく素敵な女性です。本当の妻にしたいくらいです。村井國夫さんは、この上なく優しい人柄です。若い役者さん達は、主役のお二人を筆頭に、初めてご一緒する方がほとんどですが、役者として多くの刺激をもらえることを楽しみにしています。
物語の舞台となる長崎は、恩師・橋本先生の生まれ故郷です。東京での退職後には長崎に戻られて、僕も何度かお会いする機会がありました。ご自宅からの散歩コース、キラキラと眩く美しい長崎湾が忘れられません。
舞台でも長崎には度々お邪魔しています。最初が1982年つかこうへい演出『熱海殺人事件』ですから、37年も前になります。
この作品を、ご自分の目と心で確かめて下さい。琴線に触れる何かをお届け出来ると信じて、真摯に演じたいと思います。劇場でお会いしましょう。


〈公演情報〉
 
『黒白珠』  KOKU BYAKU JU
脚本◇青木豪   
演出◇河原雅彦
出演◇
松下優也 平間壮一 清水くるみ 植本純米 村井國夫 高橋惠子 風間杜夫 他
●6/7〜23◎Bunkamura シアターコクーン 
〈チケット前売 4月予定
●6/28〜30◎兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
●7/6・7◎刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
●7/10◎長崎ブリックホール
●7/13・14◎久留米シティプラザ ザ・グランドホール
〈キューブHP〉http://www.cubeinc.co.jp/






えんぶショップ全品セール実施中


kick shop nikkan engeki 

栗山民也演出、田中圭主演『CHIMERICA チャイメリカ』ついに開幕 !

12.『CHIMERICA チャイメリカ』 _ZAB7328_2000px

ローレンス・オリヴィエ賞受賞作品を、栗山民也演出で本邦初演することで話題の舞台『CHIMERICA チャイメリカ』が、2月6日、世田谷パブリックシアターで開幕した。(24日まで。そののちツアー公演あり)

本作『CHIMERICA チャイメリカ』は、1984年生まれの英国の若手劇作家ルーシー・カークウッドによって書かれたもので、2013年5月アルメイダ劇場で初演され、2014年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀プレイ賞を含む5部門で受賞した社会派戯曲。ユーモアにあふれた軽快な会話劇でありながら、重大な歴史的悲劇を背景に、空間・時代を行き来する複雑な構造の本作へ、日本を代表する演出家・栗山民也のもと、映像や舞台など多方面で幅広い活躍を見せる実力派・田中圭をはじめ、力強く魅力的な出演者が挑む。 

02.『CHIMERICA チャイメリカ 

2013年ニューヨークマンハッタンのギャラリーでの写真展、1989年の天安門事件に居合わせたアメリカ人ジョー・スコフィールドがとらえた一枚の写真が人々の目を引いている。
 
────1枚の写真、それはアメリカ人によって撮影されたもの。白いシャツを着て、買い物袋を二つ下げた中国人の男が隊列を組む戦車の前に立っているそれはヒロイズムの写真であるそれは抗議の写真である。それはある国を別のある国がとらえた写真である。
 
2012年現在のニューヨークと1989年の天安門。時代と国を行き来しながら、ジョーと彼の中国の友人ザン・リン、そしてその周囲の人々が、写真に収められた瞬間から断ち切れない運命のうねりにのみこまれていく。

01.『CHIMERICA   ループ)_ZAB8056_2000px

【コメント】

この作品の演出家・出演者の初日コメントが届いた。

栗山民也(演出)
やはり、とんでもない作品だった。そんな予感は充分にあったものの、稽古が進むうちにそれははっきりと証明された。38景の場面が、カメラのシャッターを連写するかのようなスピードで、その原色の光景を次々と炙り出す。そして、巨大なアメリカと中国を往還しながらも、そこに見えてくるものは、ただただ小さな人間たちの必死な姿なのだ。「自由とは」「人間とは」「世界とは」などの大きな問い掛けが、頭の中を駆けめぐる。
初日の朝、熱くうごめくマグマを前に、俳優やスタッフたちとともに今も格闘は続いているが、それも承知の上でとても頑丈だが、とても豊かで楽しい。フェイクばかりの今の世の中に、物語の中の一枚の写真が捉えた時代の真実とは何かを、しっかりと見つめたい。

04.『CHIMERICA チャイメリカ』 
田中圭(ジョー・スコフィールド役)
作品の持つパワーの凄さを改めて実感しました。栗山さんの感覚、僕たち演者の感覚。そして見てくださる皆さまの感覚。全て一本に通してみたいなとワクワクしました。個人的には台詞では取りきれないジョーの本質をなんとか伝えたいです!
難易度は高いですが、まだまだ初日!ここからです! 
アメリカと中国。2つの場面の差異も深く楽しんでください!
 
05.『CHIMERICA チャイメリカ』 
満島真之介(ヂァン・リン役)
劇場に新たな風が吹いた、日本初演の初日公演でした。記念すべきこの日を胸に刻みたい。演劇の力、戯曲のもつ力を信じ、信頼できるカンパニーと共に千秋楽まで自分に与えられた使命を全うします。
 
06.『CHIMERICA チャイメリカ』 
倉科カナ(テス・ケンドリック役)
沢山の方に支えられて、初日を迎えることができました。とても素晴しいルーシーさんの脚本、そして栗山さんの豊かな演出。その中でテスという人間を見つけ、舞台で生きるのに、私だけの力ではどうにもならないと痛感しました。沢山みんなに甘え、田中圭さんとは特に一緒のシーンが多いので圭さんに頼り、エネルギッシュで芯のあるテスが生まれれば良いなと思います。
またジョーに出会い、感化されテスが行き着く先にも是非ご注目下さい。
 
07.『CHIMERICA チャイメリカ』 
眞島秀和(ヂァン・ウェイ役)
まず、無事に初日を迎える事ができて感謝しております。
これからこの座組で「チャイメリカ」を深めていけるのが楽しみです。
 
03.『CHIMERICA チャイメリカ』 
08.『CHIMERICA チャイメリカ    
09.『CHIMERICA チャイメリカ』 
11.『CHIMERICA チャイメリカ』撮影=細野晋司 
10.『CHIMERICA チャイメリカ 

〈公演情報〉
世田谷パブリックシアター×パソナグループ
『CHIMERICA チャイメリカ』
作◇ルーシー・カークウッド   
翻訳◇小田島則子
演出◇栗山民也
出演◇田中 圭 満島真之介 倉科カナ 眞島秀和
瀬戸さおり 池岡亮介 石橋徹郎 占部房子
八十川真由野 富山えり子 安藤 瞳 阿岐之将一 田邉和歌子
金子由之  増子倭文江 大鷹明良
●2/6〜24◎世田谷パブリックシアター
〈料金〉S席(1・2階席) 8,300円  A席(3階席) 6,000円(全席指定・税込)
高校生以下・U24は一般料金の半額 ほか各種割引あり *当日券あり

ツアー公演
●2/27・28◎愛知 東海市芸術劇場 
〈お問い合わせ〉メ〜テレ事業 052-331-9966 (祝日を除く月〜金 10:00〜18:00)
●3/2・3◎兵庫 兵庫県立芸術文化センター
〈お問い合わせ〉兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255 (10:00〜17:00 月曜休み※祝日の場合は翌日)
●3/6◎宮城 多賀城市民会館 大ホール 
〈お問い合わせ〉仙台放送 022-268-2174 (平日 9:30〜17:30)
●3/9・10◎福岡 福岡市民会館 
〈お問い合わせ〉スリーオクロック 092-732-1688 (平日 10:00〜18:30)

〈公演HP〉https://setagaya-pt.jp/performances/201902chimerica.html


【撮影/細野晋司】


えんぶショップ全品セール実施中


kick shop nikkan engeki 
記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について