稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ストリップ学園』

渋谷に新たに劇場が誕生 CBGK シブゲキ!!お披露目内覧会

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9月5日、渋谷のど真ん中に新たに誕生する劇場CBGK シブゲキ!!のお披露目内覧会が行われた。
渋谷にはBunkamuraシアターコクーン(747席)やPARCO劇場(458席)といった中劇場があるが、CBGKはこれらの劇場よりコンパクトな242席の小劇場。
劇場運営にあたるのは、いきものがかりや藤木直人、古田新太、生瀬勝久、ケラリーノ・サンドロヴィッチらのアーティストが所属する芸能プロダクションのキューブである。
9月9日から11日まで作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ、古田新太らが出演の舞台『奥様お尻をどうぞ』のプレミアム公演が行われるのだが、これがCBGK初の演劇公演となる。
内覧会は館内の紹介映像から始まり、代表者の挨拶、そして鏡開きと進んだ。鏡開きにはケラリーノ・サンドロヴィッチと、CBGKスーパーマスコット(ふるちん)でもある古田新太がゲストとして、ふらっと登場。それぞれのコメントを紹介する。

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古田新太
「どうもみなさま、お忙しいところありがとうございます。スーパーマスコットのふるちんです。えーっと、こんなことになってしまいました。できればですね、すごく乱暴な劇場にしたいなと思っております。いろんなひどい事ができる劇場を目指して、色々ひどいアドバイスをしていきたいと思っておりますので、みなさんもひどい企画をどんどん出してください。よろしくお願いします。」

ケラリーノ・サンドロヴィッチ
「社長からこの劇場を渋谷のジァン・ジァンみたいにしたいと話を聞き…70年代80年代、たとえば永六輔さんのトークとか、中村伸郎さんの一人芝居とか、美輪さんのコンサートとか、東京乾電池の公演とか色んなものをやっていた非常なフレキシブルな劇場で、ここよりもずっと狭い200人も入らない劇場でしたけど、そんなジァン・ジァンみたいにしたいということを聞いて、「あぁそれなら面白そうだなぁ」と思いました。ジァン・ジァンであればコクーンさんやPARCOさんとも全然色が違う劇場になるでしょうし、今ふるちんも言ってましたけど、ともかくこのキャパならではで、この劇場でしかできないことがたくさんできると良いなと思ってます。」

なお、CBGKでは今後、入江雅人の一人芝居『MY GREATEST HITS』(10/28〜30)、劇作家たちが自身の戯曲について語る『劇作解体新書』(土田英生、小林賢太郎、倉持裕、長塚圭史、ケラリーノ・サンドロヴィッチが出演、10/17〜11/8)、『有毒少年』(11/15〜26)などの公演、イベントが予定されている。

▼そこはかとなく、ゆるーい雰囲気が漂った鏡開き      ▼前後の間隔は少し狭く感じたが、座り心地の良いふっかふかの椅子
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▼エントランス
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▼客席
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CBGK  シブゲキ!! 

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2-29-5
ザ・プライム 6階
東京メトロ半蔵門線/東急田園都市線
渋谷駅 出口1 ザ・プライム口 直結

劇場オフィシャルサイト 
http://cbgk.jp



【取材・文/岩見那津子】

ニコミュー第7弾『源氏物語』制作発表


ぽこた&富田麻帆

ネットの同時配信でも楽しめるニコミューの第7弾『源氏物語』が11月に全労済ホール/スペース・ゼロにて上演される運びとなった。
 

この作品は、日本が誇る文学傑作『源氏物語』を素材に、非モテ腐女子である紫式部の妄想が生んだ物語であり、平安時代の同人誌の人気シリーズだったという新たな解釈から生まれたもの。
 

演出は、ニコミュー第1弾『クリスマスキャロル』の演出・出演、第3弾 『ニコニコニーコ』演出、第5弾『DEAR BOYS-Double Revenge-』で熱血コーチ役を演じて、今やニコミューには欠かせない存在の“耽美の鬼才”湯澤幸一郎。
脚本は「ナイロン100°C」に所属し、アニメ『テニスの王子様』の海堂薫役などで声優としても大活躍中の喜安浩平が担当。
音楽は、ドラマ『やまとなでしこ』『アンフェア』、 映画『源氏物語ー千年の謎ー』などを手掛けている住友紀人。 

主演の光源氏役は、ニコミュー第2弾『ニコニコ東方見聞録』に続きミュージカル主演2作目となる、ニコニコ動画で人気の歌い手・ぽこたがつとめる。 


この
ニコミュー『源氏物語』の制作発表が6日、六本木の「ニコファーレ」で行われ、平安時代の十二単等の衣裳を着用したキャストによる台本読みも行われた。

【コメント】

 

ぽこた
ぽこた(光源氏役)

ニコミュに出させて頂くのは2回目になります。1回目とは違って歴史物ということで、どうなるのか不安ですが、頑張りたいと思います。

実際に平安時代の格好の衣裳を着てみて、すごく重たいです。こういう格好をさせていただくのは、初めてなのですが、お腹まわりなどはしめつけが凄いですね。


富田麻帆(紫の上役)

光源氏の妻になる紫の上を演じます。

歴史が苦手で、勉強不足なところがあるので、これから色んな書物を読んで勉強して、紫の上を演じたいと思います。

今回の作品は、現代風にアレンジされていますので、そこは湯澤さんの演出を楽しみつつ、頑張れたらいいなぁと思っています。


湯澤幸一郎(演出・紫式部役)

作者・紫式部がこの舞台上にも出て、作者の現実の世界と物語の世界が交錯していくという形にしていこうと思っています。それぞれの世界のコントラストをつけながら、創っていこうと思っています。

平安時代の衣裳を着けてのベッドシーンは、そこはリアリティを追求しようと思っています(笑)。もちろん実際にはベッドはないですが(笑)。




ニコニコミュージカル第7弾

『源氏物語』

演出◇湯澤幸一郎 

脚本◇喜安浩平 

音楽◇住友紀人

出演◇ぽこた 富田麻帆/大河元気 Kimeru 高木俊 平田裕一郎 川隅美慎 小松美咲 尾崎桃子 冨士枝千夏 大谷咲子 新谷真弓(予定)/湯澤幸一郎

●11/16〜23◎全労済ホール/スペース・ゼロ

〈料金〉リアルチケット6800円(予定)

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜19:00)  

〈ネットチケット購入〉http://info.nicovideo.jp/nicomu/genji/ticket.htmlより販売 

【公式ホームページ】http://info.nicovideo.jp/nicomu/genji/


4女優の競演で『キネマの天地』初日を開幕

『キネマの天地』舞台写真3s

昨年亡くなった井上ひさしの傑作『キネマの天地』が、新宿南口の紀伊國屋サザンシアターで初日を迎えた。その初日公演を前日に、メディア向けに公開舞台稽古が行なわれた。


この戯曲は、松竹大船撮影所の開所50周年記念として1986年に封切られた映画『キネマの天地』の続編であり、同年に日生劇場で松竹製作で上演されたもの。

初演は井上ひさしが作・演出を行なっていたが、そのとき演出助手をしていた栗山民也が今回の舞台を演出家として手がけている。

キャストには麻実れい、三田和代、秋山菜津子、大和田美帆という、それぞれ舞台での実績ある4女優と、男優陣も名うての演技派の木場勝己、浅野和之、そして頭角を現している若手の古河耕史と豪華なキャスティング。
 

時代は昭和10年。演劇のメッカ、築地東京劇場に打ち合わせと称して集められた4人の女優が順番に登場して物語は始まる。この4人が集められた裏にはある大女優の死があった。

4人のライバル意識むきだしの会話に笑わされ、やがてそれぞれの大女優への恨みがあばかれ、さらに舞台裏に隠された真実や大部屋役者の思いなどが浮かび上がり、どんでん返しに次ぐどんでん返しのドラマが、7人の役者たちの丁々発止のやり取りで繰り広げられていく。
推理劇という形をとりつつ、映画や演劇と役者論を展開、ついにはその世界に生きることに魅入られた人間の本質を焙り出していくというこの舞台は、映画や舞台を愛した井上ひさしならでは深い洞察と思いがいっぱいに詰まった作品となっている。

 

そんな舞台で、古き良き時代の映画女優を魅力いっぱいに演じている4人の女優から、初日に向けて、コメントが寄せられた。


『キネマの天地』舞台写真1s

麻実れい/立花かず子役

井上さんの暖かなまなざしで描かれたバックステージ物語、“キネマの天地”には井上さんの愛と香りがあふれています。笑いと涙そしてサスペンス!お客様に、あー面白かった!!と、お帰り頂きたい。
その為に今、死にもの狂いで?最終の仕上げに心地良い緊張感の中、皆で頑張っています。


三田和代/徳川駒子役

時代や社会批判が、重いテーマとして作品に潜んでいるのが、井上作品の特長ですが、

これは演劇論、俳優論に徹した珍しい作品です。芝居に対する作家の愛と祈りを感じます。

初日を控えひたすら緊張しておりますが、お客様に笑って楽しんでいただけるよう、

頑張りたいと思います。


秋山菜津子/滝沢菊江役

こまつ座初参加なので、私なりに楽しみたいと思っております。

一風変わったこのお芝居、楽しんで頂けたら幸いです。


大和田美帆/田中小春役

殺人事件の犯人追及劇の間に見られるキネマという輝かしい世界の光と影や、

きっと客席から見たら笑っていただけるようなスター女優たちの嫌味合戦など、

見どころたくさんです。

舞台界の素晴らしい先輩方の中で、キネマの世界を生きたいと思います。
 

『キネマの天地』舞台写真2s

こまつ座

『キネマの天地』

作◇井上ひさし

演出◇栗山民也

出演◇麻実れい、三田和代、秋山菜津子、大和田美帆、木場勝巳、古河耕史、浅野和之

●9/5〜10/1◎紀伊國屋サザンシアター

●10/4〜5◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

●10/8◎盛岡劇場

●10/10◎川西町フレンドリープラザ(山形)

〈料金〉東京 7350円/学生割引5250円

大阪 7800円

盛岡 3500円

川西町フレンドリープラザ(山形)5000円


チケット取り扱い

こまつ座 03-3862-5341

こまつ座オンラインチケット http://www.komatsuza.co.jp/contents/ticket/index.html


【取材/佐藤栄子 文/榊原和子】 

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