稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

浪漫活劇譚『艶漢』第二夜

都市伝説を目指してーー! ソテツトンネル・中野涼子インタビュー

都市伝説を目指してーー! 
ソテツトンネル・中野涼子インタビュー


前回の公演では、普通の人たちのようなたたずまいの俳優たちが、いつの間にか異次元の世界にシフトして……,誘い込むような不思議な作風が気になったソテツトンネル。6月に行われる本公演では、「都市伝説など人間ではないもの」が作品のベースになるという……。はたしてどんなことが待っているのだろうか? 興味津々!!

NAKANO
ひょうひょうとして線が細そうで濃い劇団員・田中佑生と作・演出・主宰の中野涼子

ーー昨年12月の企画公演を拝見したのですが、ちょっと非日常的な設定のようだけれども、演じている俳優さんたちが自然で、引き込まれました。後半、意外な展開が待っていて驚きました。

私、都市伝説が好きで。人間じゃない物が好きなんですよ。
ソテツトンネルの前にやっていた劇団は、女の子劇団だったので、人間関係のことばかり書いて。
そういうのは「もういいや」と思って、しばらくは、都市伝説など人間じゃないものをベースにして、作品を書いていこうと思っています。

ーー今回のチラシは、爽やかで可愛くて親しみやすい感じですね。でも、タイトルが『釜練BroilerSaurus』って・・・。

タイトルの「釜練」というのは、「練馬の練という字のついた、架空の地名をつけよう」とデザイナーと相談をして、彼に決めてもらいました。

ーー「BroilerSaurus」はなんと読むのですか?

ブロイラーザウルスです。ブロイラーはあの鶏とかの。今回、恐竜の話なんですけど、恐竜は出てこないです。「BroilerSaurus」というのも架空の物で、実際にはいません。お芝居では当たり前かもしれないけど、私、うそっぱちばっかり書くんです。でも見終わった後には、「あ、これあるかも」と思ってもらえるように作っています。

ーー都市伝説って、子供のころによく聞いた怪談みたいな話ですか?

幽霊の出てこない”コワイ話”みたいなものですね。
いつか私のやっていること自体が都市伝説になったらいいなと思っていて。

ーー劇団名のソテツトンネルというのも、ちょっとおもしろい名前ですね。

たまたま、劇団名は「ん」がついて自分の好きな言葉がいいらしいというのを聞いて。祖父の実家のある徳之島に実際にある観光名所の名前をつけました。ソテツが両脇に植わってできたトンネルなんです。片道15分くらいかかるけっこうな長さなのに、誰にも会わないんですよ。その場所が好きなので、付けました。

ーー最後に劇団のアピールポイントを一つお願いします。

実は近い将来、大阪公演を打とうと思っています。出身が兵庫県で、大阪の劇団で活動していたこともあったので、あちらの方がお客さんが呼べるかな・・・と思って。大阪の俳優さんにも客演してもらおうと思っています。

公演情報
sotetu

ソテツトンネル
『鎌練BroilerSaurus』
6/2〜5◎神楽坂die pratze
作・演出◇中野涼子
出演◇田中佑生 小笠原ぐみ 秋山敏也 奥野瑛太 野村直生 山本卓司 小倉梨依 寿寿 吉田啓子 鈴木未穂子
<料金>前売¥2500 当日¥2800
<お問い合せ>ソテツトンネル制作部 080-3602-1076 info@sotetutunnel.net
http://sotetutunnel.net/
【取材・文/矢崎亜希子】

渋谷の新劇場「東急シアターオーブ」は東急文化村が運営


dt_hika_photo


2012年春の開業をめざして建設中の、東京・渋谷東口駅前の「渋谷ヒカリエ」。

飲食店や店舗、事務所のほか、ミュージカル劇場の入居が予定されている複合施設だが、
その劇場「東急シアターオーブ」の運営会社が株式会社東急文化村に決定した。
 

2010年に着工された「渋谷ヒカリエ」は、2012年に開業する予定の
地上34階、地下4階、高さ182.5mのビルディング。

この施設の11階が「シアターガーデン」という名でオフィスと劇場エントランス。
11階〜16階が劇場「東急シアターオーブ」となる。

そのほかに地下3階〜7階までは商業施設。

8階はクリエイティブフロア「8(はち)」。
9階はエキシビションホールとなる。
 

dt_hika_photo02


「渋谷ヒカリエ」は、渋谷駅周辺再開発事業の将来像である「エンタイテインメントシティしぶや」に向けたリーディングプロジェクトであり、「東急シアターオーブ」はその中核施設となる予定。

東急文化村はこの「東急シアターオーブ」の運営にあたり、音楽が中心となった物語性のある舞台作品、すなわちミュージカルや音楽劇をラインナップの中心にすえ、ターミナル駅直結劇場の利便性を活かしながら観劇文化の裾野を広げていくことを考えている。

この劇場の杮落としをはじめとする企画・運営面は、今年7月に発表される予定。

「渋谷ヒカリエ」と劇場の施設概要はホームページでも案内している。

http://www.hikarie.jp/


 

【文/榊原和子】

私の観劇計画6月その3 植本潤(花組芝居)×坂口真人(演劇ぶっく編集長)

花組ヌーベル『番町皿屋敷』

花組

作◇岡本綺堂
構成・演出・出演◇加納幸和
出演◇北沢洋 松原綾央 磯村智彦 小林大介
美斉津恵友 堀越涼 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也

6/2〜7◎座・高円寺
6/11、12◎筑前一之宮 住吉神社能楽殿(福岡) 
6/18、19◎テレピアホール(名古屋)


植本 その流れでこちらもご紹介します。うちの劇団です。私は出ませんけど、『番町皿屋敷』です。花組ヌーベルという座長のプライベートレーベルです。東京公演が座・高円寺1。でね、福岡の住吉神社能楽殿という野外の能楽堂があって、僕20年前にそこでやったことがあるんですけど、まだあるらしくて。そこでもやらせてもらえるらしいです。
坂口 これ生演奏なんですね。
植本 邦楽ね。それは福岡だけかな。邦楽でやっていただけますので。
坂口 じゃあ福岡に行ったらいいんじゃないですか。
植本 雰囲気はとてもいいと思いますよ。そのほかにも名古屋にも行きます。これはね、北九州の劇場の方がいろんな人を呼んでリーディングの会をしてるんですが、座長が呼ばれたときにやった作品が『番町皿屋敷』。じゃあ立体化しましょうかということになったんです。いつもだったら花組ヌーベルは全員喪服だったり、同じ裃だったりと記号的なものが多いんですけど、今回はきちんと邦衣裳でやるらしいんです。
坂口 これってお皿を割っちゃって一枚足りないという話?
植本 まあそうですけど、怪談ですね。お菊と青山播磨という人。
坂口 今の若い人はあまり知らないですよね。
植本 歌舞伎の好きな人は演目にあるからわかってるだろうけど。最近、若手なり中堅なりに主役を任せていたうちの加納幸和がお菊をやるらしいので。
坂口 それはいいですね。
植本 センターに来るらしいのでぜひぜひご覧ください。6/2(木)〜7(火)までです。東京が全席指定一般4500円、アンダー25が3000円。高円寺はいろいろやってるね。
坂口 スペースが広いからね。
植本 あの空間を埋めるのは大変なんだよね。
記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について