稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『真夜中の弥次さん喜多さん』三重

フランス版『ロミオ&ジュリエット』キャストが城田優とイベント

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渋谷の新しい劇場、東急シアターオーブで10月に公演するフランスのミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のメインキャストが、5月21日に都内で来日イベントを行なった。
このイベントには昨年この作品の日本版でロミオ役を演じた城田優も駆けつけ、トークと歌唱披露に参加した。
 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、01年にパリで初演され、日本や韓国などをはじめ世界で公演、これまで500万人を動員した人気作品。日本では宝塚歌劇団の星組(10年7月)と雪組(11年1月)に上演、また今年の6月には月組で上演されることも決まっている。昨年秋には赤坂ACTシアターで城田優と山崎育三郎がロミオをダブル主演して、多くの観客と高い評価を獲得している。

今回来日公演するフランス版はそのオリジナルで、今年7月にオープンする東急オーブの杮落としシリーズの1つとなる。


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ジョイ・エステール、
シリル・ニコライ、ステファヌ・ネヴィル、ジョン・エイゼン


来日したキャストは ロミオ役のシリル・ニコライ、ジュリエット役のジョイ・エステール、ベンヴォーリオ役ステファヌ・ネヴィル、マーキューシオ役ジョン・エイゼンという4人で、イベントでは「いつか」「エメ」「世界の王」、そして日本では初披露という「二十歳とは」が歌われた。

オフィシャルサポーターに就任した城田優は、「僕がもっとも愛しているミュージカルです」などとこの作品への思いを熱く語り、フランス人キャストとともにフランス語で「エメ」を歌い、日仏のロミオとジュリエットの競演が実現した。


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【会見のコメント】


会見では作・音楽のジェラール・プレスギュルヴィック、出演者のシリル・ニコライ、ジョイ・エステール、ステファヌ・ネヴィル、ジョン・エイゼンさんがそれぞれ記者たちの質問に答えた。


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ジェラール・プレスギュルヴィック(作詞・作曲)
日本の皆さんは宝塚版と日本オリジナル・バージョンでこの作品はご存知のことでしょう。人の心は世界中どこでも同じですので、きっとこのフランス版にも共感していただけると思います。今回は、パレ・デ・コングレ劇場での2010年版と全く同じスケールのものを日本でお目にかけます。全キャスト、全セット、フランスからの引っ越し公演です。楽しみにしていてください。また日本での上演バージョンを拝見してたいへん感動しています。私たちのオリジナルバージョンも皆さんに温かく迎えてもらえると思っています。


シリル・ニコライ(ロミオ)
「こんにちは。私の名前はシリルです。ロミオを演じます」(日本語)これが、私の話せる日本語の全てです(笑)。この仲間たちと一緒に日本に来ることができて、『ロミオ&ジュリエット』の舞台に立てることをたいへん光栄に思っています。これまで演じてきたベンヴォーリオ役よりも、子供のように真っ直ぐで人に指図されるのが嫌いなロミオ役のほうが僕自身に似ているので、この役を演じられるのを楽しみにしています。


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ジョイ・エステール(ジュリエット)
以前アジアツアーで『ロミオ&ジュリエット』に参加したのは2009年で、ようやく日本までたどり着くことができて本当に幸せです。日本とフランスでは言語に違いはありますが、変わらない思いを込めてジュリエット役を演じたいと思っております。日本のお客様が私たちの『ロミオ&ジュリエット』を愛してくれるようにがんばります。


ステファヌ・ネヴィル(ベンヴォーリオ)
今日ここにいることをたいへん光栄に思っています。僕自身は今回の日本公演で初めて『ロミオ&ジュリエット』に参加します。日本の皆様はフランス版の演出は初めてだと思いますので、この公演を気に入ってもらえるように、みんなでがんばりたいと思います。


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ジョン・エイゼン(マキューシオ)
こうして日本に来られることをたいへん光栄に思っています。ジェラールやみんなの言う通り、言葉は違っていても音楽の力が人の心に訴えるものは変わらないはずです。10月に皆さんにお会いするのを楽しみにしています。


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城田優
(オフィシャルサポーター)

初めて楽曲を聴いた時から大好きで、“これは絶対にやりたい!”と思ったミュージカルだったので、皆さんとこのステージに立てていることを本当に幸せに思います。ジェラール・プレスギュルヴィックさんの音楽は、全ての場面にすごく合っていて、感情の動きが音に表れています。愛の尊さや争うことの愚かさ、虚しさ、いつの時代も変わらない大事なメッセージを伝えてくれる作品です。先ほど「エメ」を歌っているときは、リハーサルで聴いたシリルさんとジョイさんの歌が、涙が出るほど素晴らしいものだったし、僕はフランス語で歌うのは初めてでしたから、すごく緊張しました。もし再演があったら?もちろん全身全霊で引き受けます(笑)。

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フランス招聘版ミュージカル
『ロミオ&ジュリエット』

作・音楽◇ジェラール・プレスギュルヴィック

出演◇シリル・ニコライ、ジョイ・エステール、ステファヌ・ネヴィル、ジョン・エイゼン、トム・ロス、グラディス・フライオリ 他

●10/6〜21◎東急シアターオーブ

〈料金〉S席13000円 A席9000円 B席5000円

〈問合せ〉03-3503-5815

●10/26〜11/4◎梅田芸術劇場メインホール

〈問合せ〉06-6377-3800


公演公式HP http://romeo-juliette.com/news/


【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】


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『リトルショップ・オブ・ホラーズ』新納慎也・フランク莉奈 インタビュー


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お客を呼び寄せる綺麗な花が、実は吸血植物だった! 

NYのダウンタウンの小さな花屋を舞台に繰り広げられる人喰い花と人間たちのハートウォーミングなホラー、『リトルショップ・オブ・ホラーズ』。

B級映画をミュージカル化し、1982年にNYで幕を開けてから根強い人気を誇るこの舞台は、ROCK、ゴスペル、ロマンチックなバラードと、多彩なナンバーが満載。

2年ぶりに再演されるこの舞台で、主人公シーモアに思いを寄せられるオードリーに挑むフランク莉奈と、彼女の恋人でサディスト歯科医のオリンに再び取り組む新納慎也に、このミュージカルの楽しさを語ってもらった本誌対談を、別バージョンの写真でお楽しみください。
 


B級感とバカバカしさが魅力


――すごく有名なミュージカルですが、作品についての思いを聞かせてください。

新納 僕はこの作品がずっと昔から大好きで、この歯科医の役をやりたくてやりたくて、どこかでやる度に「やらせて」と言ってたんです(笑)。2年前の初演でやっと念願叶って、また今回も出られるので、すごく嬉しいです。

フランク 私は今まで北海道に住んでいたので、この作品はDVDでしか観たことがないんです。初舞台の『ロミオとジュリエット』とは全然カラーが違っていて、面白いミュージカルだなと思いました。今はとにかく楽しみです。


――ちょっとホラーでコメディで、愛もテーマなのかなと?

新納 実はホラー要素は少なくて、B級感とバカバカしさがいちばんの魅力なんです。花が人を食べちゃうというバカなお話を「バッカだなあー」という感じで観に来てもらうのが正解で(笑)、あまりテーマとか考えずに肩の力を抜いて観ていただくのがいちばんです。


ーー『ロッキー・ホラー・ショー』もそうですが、ノリを楽しむみたいな?

新納 そうです。とくにNYのオフとかオフオフでやってるものは、娯楽として楽しんでもらおうというミュージカルで、この舞台も下北沢の本多劇場という、日比谷じゃないところでやるからこその面白さがあるので、ぜひそういうノリで楽しんでもらいたいですね。


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サドな歯科医を演じる楽しみ


――莉奈さんはオードリー役をどんなふうに捉えていますか?

フランク 本当は彼女なりに大きな夢も持っているんですが、いたくない場所にいなきゃいけない現実に迷って、疲れている。そんなオードリーにとって、同僚のシーモアは夢を一緒に見られる人であり、自分の理想にぴたっとはまってくれる人として心に入ってきたんだと思うんです。


――そして恋人になる2人を邪魔するのが新納さんの歯科医オリンで、すごく好きな役ということですが、とくにどんなところが?

新納 どこがというよりも、全体ですね。なにしろ気が狂ってるんですから(笑)。麻酔をしないで患者の歯を抜くことに喜びを得ていて、自分が麻酔を吸ってちょっとラリって歯を抜くのが楽しいという(笑)。前回、演出の松村(武)さんと意気投合して2人でゲラゲラ笑いながら「あんなことやろう、こんなことやろう」と楽しみながら作ったんです。ミュージカルで本当はやっちゃいけないことも全部やっちゃおう、みたいな感じで(笑)。


――その新納さんが一方ではすごい二枚目もやってて、幅広いですね。

新納 あっちかこっちかという極端なんです(笑)。『スリル・ミー』もそうですが、今出ている『コーヒープリンス1号店』なんてふざけているぐらいに二枚目で(笑)。でも本来の姿はオリン(笑)。真骨頂がこれです。


――莉奈さんも、古典の典型的ヒロインのジュリエットからは、だいぶ振り幅がありますね?

フランク 私はお芝居が好きでいろいろな人になってみたいので、全然違う役をさせてもらえるのが嬉しいです。まだオードリーを100%理解しているわけではないんですけど、どちらかというと自分の性格に近い感じでやれそうですし、すごく楽しみです。


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濃いメンバーに囲まれて! 
 

―お互いについては、これまでどんな印象を持っていましたか?

新納 『ロミオ&ジュリエット』はもちろん観ていて、歌もうまいし、モデルのような等身だし、若くてピュアな感じがすごくぴったりだなと思いました。しかも次の作品が、またドレスで古典でというのではなくて、正反対の世界なのがすごくいいんじゃないかな。

フランク 新納さんは『ロミジュリ』のときに会いにいらしてくださったのが初対面なんですが、すごく優しくて、素晴らしい先輩に出会えて幸せです。この前も『スリル・ミー』の舞台稽古を観せていただいたんですが、すごく濃いお芝居を自然に演じていらして圧倒されました。

新納 この『リトルショップ〜』も別の意味で濃いです(笑)。とくにキャスティングに関しては、相葉裕樹くんと莉奈ちゃんの2人以外はうんざりするぐらい個性的で濃いメンバーで(笑)。それが自由気ままにぶつかり合うところがこの作品の面白さですから。こんなめちゃくちゃな人たちの中で、2人だけがすごく素朴でピュアで、ちっちゃい幸せを夢見ているというのが可愛いんですよね。でもそんな2人を周りがめちゃくちゃにしていく。それを「みんなバカだねー」と笑いながら楽しんでいただく。そこがとっても素敵なミュージカルなんです。



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にいろしんや○75年生まれ、兵庫県出身。97年、NHK-BS2『にこにこぷんがやってきた』のうたのおにいさんを経て舞台へ、02年には『GODSPELL』では主役のジーザスを演じる。以来、さまざまなミュージカル作品に出演。ストレート・プレイも三谷幸喜や蜷川幸雄作品まで幅広く活躍している。最近の舞台は『Tringle vol.2 殺し屋ジョニーヤマダ』『ラ・カージュ・オ・フォール』『スリル・ミー』など。


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ふらんくりな○93年生まれ、北海道出身。小学生の頃から地元の芝居に出演、歌のレッスンを続ける。11年、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役で舞台初出演。北海道を中心にモデルとしても活動中で、「アジアスーパーモデルコンテスト2010」に日本代表として出場、アジアスーパーモデル賞受賞。2011年3月「東京ガールズコレクション 2011S/S」にも出演。




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アトリエ・ダンカンプロデュース

オフ・ブロードウェイミュージカル

『リトルショップ・オブ・ホラーズ』

台本・作詞◇ハワード・アシュマン

音楽◇アラン・メンケン

翻訳◇常田景子

訳詞・演出◇松村武  

出演◇相葉裕樹、フランク莉奈、新納慎也、池田有希子、麻生かほ里、歌山ゆき、深沢敦、尾藤イサオ、他 

●6/7〜20◎下北沢・本多劇場

〈料金〉前売7500円 当日8000円

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 

●6/29◎大阪・森ノ宮ピロティーホール

●7/7◎神奈川・神奈川県民ホール

●7/13◎札幌・札幌市民ホール 
公式HP 
http://www.duncan.co.jp/web/stage/little2012/index.html


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『カワイクなくちゃいけないリユウ』村井良大・植原卓也・村川絵梨      鼎談インタビュー


カワイク〜
 植原卓也・村川絵梨・村井良大(撮影/岩田えり)

6月2日から10日まで、新国立劇場・小劇場を円形舞台に作り変えて、ニール・ラビュートのちょっとブラックなラブコメディ『カワイクなくちゃいけないリユウ』が上演される。

カワイイってなに? カワイクなくちゃいけないの? グレッグとステッフ、ケントとカーリーはそれぞれ恋人同士だが、ある日、ステッフはグレッグへの怒りを爆発させる。そのきっかけになったのは「カワイイ」という言葉への疑問。

男女2組のカップルが繰り広げる本音バトルを演じるのは、村井良大・植原卓也・吉川友・村川絵梨という、若い4人の俳優たち。

演じる側にもリアルなこの問題を、村井・植原・村川の3人に、楽しく真剣に話し合ってもらった本誌鼎談、その中身をグレードアップしてお送りします。



板の上に立つと豹変する!


――脚本を読んでまず感じたことを。

村井 僕のグレッグは単純なわかりやすい男の子という感じで、年齢は20代半ばぐらいで、等身大の自分に近い役です。男の心理とかよく描かれていて、共感できる部分もあったり、女の子にはわからないところもあったりで、非常に面白かったです。

村川 ステッフは、自分の見た目に強くコンプレックスを持っている女の子で。けっこうヒステリックなところもあって、思い込みも激しいし、村井くん演じるグレッグにガンガン感情を爆発させてぶつけていくので、読んでいてこの子を演じるのかとワクワクしました。

植原 僕が演じるのはグレッグの親友ケントという役で、今のところガテン系のイメージです。弱い性格が出る反面、すごく頑固だったり、イヤミったらしいほど自己主張するみたいな、共感しにくい部分がいっぱいあります(笑)。

村川 すごく卓也っぽい(笑)イヤミな言い方してるの想像できる(笑)。
 

ーーステッフは相手を叩きのめすようにガンガンいく女性ですけど。

植原 絵梨ちゃん、板の上に立つと豹変しますから(笑)。

村井 それは共演したから、僕もよくわかります。

村川 村井くんのグレッグもすごく楽しみです。村井くん自身、すごくいろいろな面を持ってるから、今回はどんな一面を出してくるんだろうと。

村井 怖い! ハードル上げないでほしいな(笑)。

村川 オタクみたいな役もできるし、さわやかな面も、ちょっと狂気的な面もあって、しかも相手によって出す一面が違うので今回も楽しみです。



一心同体となって観てくれている瞬間が!


――今回、舞台が円形になるそうですが、背中も横も全部見られるということについては?

植原 僕は円形の舞台は何度かありまして、すごくやりやすかったです。普通の舞台だと一定方法からの見られ方をわりと意識しますが、円形だと全方向を意識せざるを得ないので、かえって動きやすいし届きやすくなる気がします。

村井 けっこう緊張するんですよね。舞台上で話しているとき、その目の先に普通にそこにお客さんがいることで、目が合ったりするから。

村川 それはちょっと緊張しそう(笑)。
 

――3人とも映像でも活躍されていますが、舞台への取り組みとどういう点が好きか教えてください

村川 始まる前はいろいろ想像したり不安もあるのですが、終わった後は絶対に自分が思い描いていた以上の自分になっている。今回もそうなっているといいなと思っています。今回は演出家の深作健太さんを含め、初めましてという人が少なくて、気心が知れている中で、だからこそできるものが絶対あるだろうなというワクワク感が大きいです。

植原 僕にとって舞台は、やはり反応がすぐ貰えることが嬉しいことです。脚本やセリフの意味を、逆にお客さんの反応から教えてもらえたりすることがあるので、毎回勉強になるなと思っています。そして自分の表現のしかたでお客さんの反応も変わってくる。それは単純に気持ちいいというか、ライブだなと実感しますね。

村井 舞台って「生モノ」と言いますけど本当にそうだなと思います。絶対に同じ公演はないんですよね。必ず空気が違ったり何かが違っている。そしてお客さんがすごく細かく見てくれるというか、感じてくれて、一心同体になっているような瞬間がある。そういうところが舞台の楽しさだなと思います。あと、これは笑い系の時なんですが、何かあっても回収できるというか、お客さんが味方についてくれる感覚がすごくあるんです。そういう瞬間の楽しさって感動しますね。

村川 村井くんはとても鋭くキャッチするから。昨年、共演している時も、村井くんだったら何やっても全部キャッチしてくれるだろうなと思ってました。

村井 いや、それほどでもないから(笑)。でも本番中テンションが上がって、いつもと違うことが起きることもあるのが舞台なので、それをいかにうまく吸収していけるかが大事だという気がします。とくに今回、僕は役としても収めていこうとする立場の吸収型の役なので、皆さんのセリフとか感情をちゃんと受け止めていければいいなと思っています。



カワイク〜

フォローしてよけい怒らせる?


――この作品は2組の男女が出てきますが、日本の若い男女はこの作品のように徹底的にぶつかったりディベートしないですよね。

植原 やっぱり、そこは海外の作品という感じがしますね。でも、僕は最近、少しは大人になって、あまりケンカや言い合いすることがないので、この作品のように自分をさらけ出して相手と向き合っているのは、逆に新鮮というか、興味が湧いています。

村川 私は兄弟がいて、昔はよく言い合いしていたんです。だから私自身持っている部分だし、感情をストレートに発散できるほうが、舞台としてもやりがいがある気がします。

村井 グレッグはケンカといっても受け身で、ある意味一番大人だなという気がするんです。もし本当に傷つくようなことを平気で言える人だったら、もっと早くケンカしてる気もするし。ただ、自分にも悪気があったから大人の反応をしてるところもあると思うし。

村川 そこがまたステッフの癪にさわる(笑)。

村井 フォローするために優しくしたり、なんとか丸め込もうとするから、よけい怒らせちゃったりするんだよね(笑)。



「性格が100%」は「うそでしょ?」


――作品タイトルですが、若い人たちにとってはすごく気になる問題ですよね?

植原 どちらかと言うと女性目線の言葉というイメージです。

村川 でも男の人って、やっぱり最初はルックスが大事なんじゃないですか。

植原 だいたい第一印象からスタートするよね。その第一印象って何?

村井 見た目から性格へいくよね。

植原 つきあったら性格でも、「初めまして」は見た目で始まると思うんです。難しいね。

村川 女の子も同じ、見た目でパッと惹かれるから。どっちにしろ「カワイク」あるほうがいいんじゃないんですか。

植原 そうだよね。たとえばどういうところがよかったの?と聞くじゃない?そこで「性格が100%」みたいな言い方をされると「うそでしょ」と思う。逆に「見た目が好きだったから」と言われたら嬉しい。僕はそういうタイプ。

村川 やっぱり彼氏に「カワイイね」と毎日言われてたら嬉しいし、言ってほしい(笑)。だから「カワイク」あるべき。でもその「カワイイ」も人によって違うからね。

村井 そこだよね、このタイトルのテーマは(笑)。
 

――「カワイイ」の価値観のズレとか、「カワイイ」を意識して生きていくことの是非みたいなことでしょうか?

植原 逆に、吉川友さんが演じるカーリーはカワイすぎるのがコンプレックスになっている役だよね。

村井 カワイすぎて悩んでるって贅沢だよね(笑)。

村川 見た目でしか見ないという人もいるから。

植原 そういう人、絶対いる(笑)。

村川 「カワイク」は大事だけど、「その先にあるもの」を見ないと。

植原 それが大事ってことだよね。

村井 それをこの舞台で見つけてくださいということで(笑)。

 


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『カワイクなくちゃいけないリユウ』

原作◇ニール・ラビュート

演出◇深作健太  

出演◇村井良大 植原卓也 吉川友 村川絵梨  

●6/2〜10◎新国立劇場 小劇場

〈料金〉6000円

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 

公式HP http://www.ntv.co.jp/kawaiku/



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