稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ストリップ学園』

安田章大主演のハートフルな舞台『トラストいかねぇ』レビューとインタビュー

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関ジャニ∞の安田章大が主演する舞台『トラストいかねぇ』が東京グローブ座にて開幕し、プレスコールと囲み取材が行われた。

 

『カゴツルベ』(09年)に次いで主演舞台二作目となる安田が組むのは、演出家・松井大悟。
06年、演劇ユニット“ゴジケン”を旗揚げ後、全作品の作・演出・出演をつとめ、映像作品も手掛けるなど、幅広い活躍で注目されている。



海辺のとある場所で、物語はスタートする。

安田が演じるのは、「デビューしてビッグになる」と漠然とした夢を追いかける若者・正。
ある日、かつての恋人・紗江(高梨臨)から祝賀会に誘われ、互いを“ファミリー”と呼び合う音楽仲間と共に参加する。

それは絶縁状態の正の父(三宅市朗)が代表をつとめる、ボランティア団体主催のものだった。

久々の再会にギクシャクする2人。
そこに祝賀会のメインとなる9000万円の寄付金が持ち込まれる。

しかし大金の入ったバッグがいつの間にか無くなり、大騒ぎに!
 
疑いの目は、部外者である正たちに向けられる。

「何で俺らが疑われなきゃいけねぇの…マジで、ぜってぇ犯人見つけてやる…
トラストいかねぇよマジで!」
納得のいかない正は、犯人探しを始めるが……。
 


楽に生きているようで、父親との関係性にジレンマを抱える主人公を安田が自然体で体現。

二年ぶりの舞台を存分に楽しんでいる様子が伺える。

元恋人役の高梨はフレッシュな空気感で、存在も爽やか。
勢いあるメンバーの中でベテランの三宅は、安田と関西人同士、息の合ったやり取りで武骨な親子関係を見せる。

暑い夏にぴったりな、軽快なハートフル・コメディに仕上がっている。


初日前のプレスコールのあと、囲み取材に、安田章大、高梨臨、三宅市朗、松井大悟が登場した。




〈挨拶とインタビュー〉



――初日ですね!



安田 ホンマ楽しみで仕方なかったです!



――皆さんの和気あいあいとした感じが伝わって来ました。


安田 はい!皆の連携プレーが見所です!プライベートでも、ご飯行ったりしてますし。舞台でも、役を通してコミュニケーション取ってます。

――共演の皆さんは舞台での先輩ばかりですが、問題なく?

安田 すごく実力のある方々なので、一緒にお芝居をしていてとても勉強になります。だからこそ、いい感じにかみ合っているんじゃないかと思います。

――舞台を楽しまれている感じが伝わってきます。

安田 舞台は楽しいですね!生きてるなという感じがします。せっかく生かされているので、今生きてる時間を楽しみたいと思います!

――本当に楽しそうですね!



安田 めちゃくちゃ楽しいです!気持ちがワクワク・ドキドキしてますから!

――松井さんは演出されていて、いかがですか?



松井 若者にしか作れない、テンポ感を出したいとやってきました。稽古でも巻いて作っていきましたし。

――タイトルもすごいですね。

安田 打ち合わせで「タイトルどうしよう?」って話になって。新しい斬新な感じにしたくて、これに決まりました。

――ちなみに関ジャニ∞のメンバーの中で『トラストいかねぇ』のは、どなたですか?

安田 だいたい丸山ですね。普段何してるかわからないんで(笑)。でも、みんな信頼関係はありますよ。最近「トラストいった?大丈夫?」とか、メンバーにいじられてます(笑)。

――皆さん見に来られますかね?

安田 見に来てくれると信じてます!

――関ジャニ∞の皆さんは、ファミリーのようですものね。

安田 ありがとうございます(笑)!

――では皆さんに、座長の安田さんの印象を伺いたいのですが。

三宅 こんな息子がいたら、最高じゃないですか!同じ関西人だし。楽しすぎて、本番来てほしくないですね。始まるとあっという間なので。
安田 ありがとうございます!

――高梨さんは?

高梨 安田さんは優しいし、面白いです。
安田 (関ジャニ∞の)メンバーの中では、一番面白くないっていわれているんですけどね(苦笑)。このカンパニーは、みんなウケてくれるんで嬉しいです(笑)。

――まさにファミリーという感じですね。

安田 ありがとうございます!
三宅 他にないようなバランスの良さで、チームワークが自然と出来ていますね。
高梨 すごいですよね! 一番年下なので緊張していたのですが、安心して初日を迎えられて嬉しいです。

――安田さんは二年ぶりの舞台ですが、緊張はないですか?

安田 ないといったらそれまでですが、ホンマないんですよね。次はお客さんに何を見せていったらいいのか、とか思ってます。家族関係の絆の話でもあるので、子供たちから親に言えない気持ちとか、舞台を観て感じてもらえたらいいですね。このようなご時世ですから、舞台を通して心が躍動感に満たされるようになったら良いなと思います。

――お客さんの反応も楽しみですね。

安田 読めないんですよね。コメディなんで、稽古しててこのタイミングって思ってても、違うところで来るだろうなと。楽しみですね!
三宅 舞台は日々進化しますからね。初日と楽日では、やはり違いますし。自分たちも楽しみたいと思います。

――セットが夏感満載で、引き込まれます。

安田 セットのことも意見を出したので、夏感が伝わったのなら大成功ですね。アイデアをいろいろ出させてもらって、夏っぽさを目指したので。海の見せ方って、難しいんですよ。遠くのものをどう見せた方がいいのかとか話し合いました。

――衣装もかわいい感じで。

安田 ポップな感じが良いかなと思いまして。

――ストーリーは、まだ何かありそうですね。

安田 あれ(公開されたシーン)から急展開するんですよ。見てても、最後までわからないんじゃないですかね。いろいろあります!

――暑いですけど、夏バテとか大丈夫ですか?

三宅 よく飲みに行ってますので!あと肉を食べてます。みなさん、そうでしょ?!暑いときには肉!
安田 強いて言うなら、キャンドルを焚いたりして自分が落ち着く空間を作って、満たされた気持ちになるようにしていることですかね。
高梨 楽屋にぬいぐるみを置いています。さみしいので、癒されます。

――大阪公演もありますが。

安田 ふるさとですし、ずっとお世話になってきたので、出来ることなら長くやりたかったんですけど。見に来られる方は、楽しみにしていてください!

――美味しいものもいっぱいありますしね。

安田 そうですね。どこに行くかの話は、既にしてます。「たこ焼き食わな」とか(笑)。

――ありがとうございました。最後にメッセージをお願いします。

安田 今回、本当に面白いストーリーになっていて、刺激的で元気になる作品だと思います。見に来られる方は、ぜひ楽しみにしていてください!



『トラストいかねぇ』


作・演出◇松井大悟
出演◇安田章大 高梨臨 駒木根隆介 町田マリー 加藤啓 川島潤哉 玉置孝匡 三上市朗 
●7/9〜8/1◎東京グローブ座 

〈問い合わせ〉東京グローブ座 03-3366-4020 

〈料金〉S席8,500円 A席7,500円 B席5,500円(全席指定・税込)              
●8/4〜8/7◎シアター・ドラマシティ

〈料金〉8,500円(全席指定・税込)
 〈問い合わせ〉キョードーインフォメーション 06-7732-8888
                                    
 

 
                     
【取材・文/桜井麻子】



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野田×蜷川の対談イベント『彩の国さいたま芸術劇場リニューアルオープン記念〜』


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9月17日に、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督である蜷川幸雄が、多彩な各界のアーティストとトークセッションを行う人気シリーズ『NINAGAWA千の目』に、野田秀樹が登場する。

 

『NINAGAWA千の目』は、にぎわいのある劇場を目指し、蜷川が芸術監督に就任した2006年からスタート。これまでに狂言師の野村萬斎、歌手の宇崎竜童、作家の松井今朝子、落語家の笑福亭鶴瓶、俳優の藤原竜也や小栗旬ら、多彩なゲストに迎え、いずれも好評を博してきた。

第23回となる今回は、10月1日の彩の国さいたま芸術劇場リニューアルオープンに先駆け、劇作家・演出家・役者 であり、東京芸術劇場芸術監督の野田秀樹をゲストに迎えることになった。 


日本の演劇界を代表する2人は、これまでも、蜷川の依頼による野田の書き下ろし新作『パンドラの鐘』でコラボ(1999年。蜷川版とほぼ同時期に野田版も上演)。また、野田の旧作を蜷川が演出した『白夜の女騎士』(2006年)などで出会い、いずれも大きな話題となった。


ともに世界照準で作品を発表し続けている2人。このあと、蜷川は彩の国シェイクスピア・シリーズ最新作『アントニーとクレオパトラ』を発表する(10月1日より彩の国さいたま芸術劇場で上演後、11月に蜷川作品初となる韓国公演を予定)。

野田は再演の『THE BEE』で、野田作品初となるワールドツアーを2012年1月より行ない、4月からはジャパンツアーを予定している。 

時にライバル、時に共闘する2人からどんな話が飛び出すか!?演劇界の2大巨匠による注目のトークセッションに期待したい。 



蜷川幸雄公開対談シリーズ

『NINAGAWA千の目(まなざし)』

第23回 野田秀樹×蜷川幸雄


●9/17(土)12:00開演 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

(さいたま市中央区上峰3-15-1 JR与野本町駅下車徒歩7分) 

●定  員   346名(全席指定・入場無料・抽選) 

●応募方法

はがきに以下の事項をご記入の上、締切日までにご応募ください。(入場券の発送をもって抽選結果の発表にかえさせていただきます。)  

●記入事項 (1)郵便番号・住所 (2)氏名(フリナ) (3)年齢 (4)会員番号(財団メンバーズの方のみ記入) (5)希望人数(1枚のハガキで2名まで) 

●応募締切 2011年9月3日(土)必着 

●応 募 先 〒338-8506 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1 

(公財)埼玉県芸術文化振興財団「千の目9/17 入場募集係」 

●問合せ 財団メンバーズ事務局 048-858-5507 


染五郎、亀治郎、勘太郎、七之助、豪華独占インタビュー『明治座五月花形歌舞伎』WOWOWで放送!

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WOWOWでは、市川染五郎、市川亀治郎、中村勘太郎、中村七之助ら花形歌舞伎俳優が競演する『明治座五月花形歌舞伎』から、「義経千本桜 川連法眼館」(7/16 午前11:00〜OA)、「恋飛脚大和往来 封印切」(7/16 午後0:30〜OA)をオリジナル副音声解説とともに放送する。

 

「義経千本桜 川連法眼館」は、歌舞伎三大名作の1つ「義経千本桜」より、人間に化けた仔狐が主人公の物語。早替わり・宙乗りといった歌舞伎らしいケレン味たっぷりの演出も見どころで、亀治郎が堂々と演じる。 
 

また「恋飛脚大和往来 封印切」は、近松門左衛門作の人形浄瑠璃を歌舞伎化した名作。大坂の飛脚問屋の養子・忠兵衛と恋仲の遊女・梅川が一緒になりたいと願うも叶わず、運命のいたずらか因縁か、追い詰められた二人は死の淵へと旅立つことになるという上方歌舞伎の代表作だ。徐々に追い詰められてゆく勘太郎演じる忠兵衛、恋仲の梅川の七之助、2人を追い詰める八右衛門役の染五郎と、それぞれが鬼気迫る熱演を見せる。
 

今回は4人に、意気込みからビギナーにもお勧めの歌舞伎の見方まで、話を聞いた。 

 

【インタビュー】
 

ーー「義経千本桜 川連法眼館」(通称『四の切』)は三大狂言の1つですが、みなさんにとってどのような存在でしょうか?


亀治郎 僕は子供の頃客席で伯父の市川猿之助が演じる狐を指して「あれになるからね」って言ったらしいですよ。狐になりたかったそうです。家の芸ということも特に考えず『四の切』の大道具が昔、同じく義経千本桜の「すし屋」の場の裏に飾ってあって、そこで遊んでいたんです。 

勘太郎 「義経千本桜」って、“義経”ってつけているのに主人公じゃない、という筋立てがまず面白いですよね。どの話でも、出てくる主人公たちがみんな悲しいし格好いいし、子供の頃から憧れている人物なんですよね。 

 

ーー今回は『四の切』だけの上演です。歌舞伎は一幕だけのものがありますが、どうやって楽しんだらいいのでしょうか? 


七之助 『四の切』は比較的分かりやすい芝居だと思います。分からないことがあったら調べたりすれば面白さが広がるのではないでしょうか。 

亀治郎 分かる芝居と分からない芝居があるから、イヤホンガイドを借りるとかはいかがでしょうか? 

 

ーー『恋飛脚大和往来 封印切』で染五郎さんは八右衛門を演じるわけですが、感触はいかがですか? 


染五郎 面白いですね。(中村勘太郎演じる)忠兵衛に封印を切らせないといけないという役割りでもあるんですけど、八右衛門もボンボンなんで根っからの悪人ではない。そういうところが上方ならではの面白いところですよね。ただの敵役ではなく、愛嬌があるところが。 

 

ーー上方歌舞伎についてもお聞かせください。 


染五郎 出て来たときに空気が変わるというのが観ていてもあるんです。その面白さが魅力。でも、出て来た時っていうのは喋ってもいないわけですから...その“空気”というものをなんと表現したらいいんでしょう。難しいですね。主人公にも魅力があります。どこか欠落しているというか、ヒーローヒーローしていない人物が主人公になっているのが上方歌舞伎ですよね。欠点がある人間っぽい主人公だからこそ活き活きとした芝居になるのだと思います。 

 

ーーところで、七之助さんは忠兵衛と恋仲の梅川を演じるわけですが、優男とつきあう女性を演じるのはいかがですか? 


七之助 僕はかなり好きな役ですね。梅川は忠兵衛とすごく相性がいいんでしょうね。梅川自身がぽわーんとしている人だから、なんとなく2人は波長が合うんだと思います。 

 

ーー歌舞伎は非常にエンターテインメント性が高いですよね。 


亀治郎 僕らは中にいる人間だから、贔屓目があるわけじゃないですか。例えば外国の方たちが見て、果たしてエンターテインメント性があるかは僕らには分からないんです。逆に歌舞伎を裸の目で見てみたいですね。 

 

ーーこの番組で初めて歌舞伎に触れる視聴者もいると思います、歌舞伎の魅力を一言お願いします!


染五郎 「なにかを探しにくる感覚」で来てほしいですね。芝居を楽しむという意味でもそうですし、色彩感覚であったり、音楽であったり、舞台機構であったり、そういうことも歌舞伎見物のひとつなんで、なにかを探しにきてもらえると絶対自分が興味を持つものがある...そういう感覚で劇場に足を運んで欲しいです。明治座はとにかく食事がおいしいですからね。お芝居を観て、食事を楽しんでというのも芝居見物のひとつの楽しみだと思います。 

亀治郎 顔が白い人が演じている!(笑)いや、初めてみたらびっくりしますよ!目の周りは赤く塗っていたり、大袈裟に喋ったりしていますから。演っていることを分かろうとするよりも「何を大袈裟な!」とか、まずはそういうことを楽しむのでいいと思います。面白がってくだされば、嬉しいです。 

 

WOWOW放送予定

「義経千本桜 川連法眼館」

7/16 (土)午前11:00〜 

 「恋飛脚大和往来 封印切」

7/16 (土)午後0:30〜



【資料提供/WOWOW 撮影加藤 孝

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