稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『真夜中の弥次さん喜多さん』三重

堂本光一『Endless SHOCK』大千秋楽会見レポート


s_001

帝国劇場で上演されていた堂本光一主演ミュージカル『Endless SHOCK』が、4月30日に大千秋楽を迎えた。

交互出演、アンダースタディもない同一のカンパニーで一人も欠けることなく、博多座から始まり4ヵ月間連続上演、全139回を終えるという類いまれな記録を打ち立てた今回の公演だった。
 

興奮覚めやらぬ本番直後のステージ上で全出演者、観客が見守る中、堂本、内博貴、神田沙也加、石川直、植草克秀による囲み会見が行われた。


【囲み会見】
 

ーー千秋楽おめでとうございます! 無事終えられていかがですか?

堂本 ありがとうございます。いやぁ、本当に実感が湧かないんですね。稽古含め5ヶ月、皆と一緒にいて、急に明日から会わなくなるんだ、帝劇に来なくなるんだというのが、全っったく実感が沸きません。たぶん明日起きても魂だけは、帝劇に来てると思います(笑)。


ーー千秋楽ということで、やはり特別な気持ちでしたか?

堂本 僕は千秋楽が好きじゃないんですね。どうしても淋しい気持ちになってしまうので。だからとにかく平常心でいようと、いつも通りの公演を千秋楽でもやろうと心がけました。


ーー長期公演で苦労もあったのでは?

堂本 苦労は僕だけでなく、出演者全員があったと思います。ステージがハードな内容なので、皆が皆どこかしら痛めていたりとかそういうことは絶対にあったかと思います。それをちゃんと自己管理して、誰一人欠けることなく139公演を乗り切ったのは、これはもう奇跡に近いことだと思うんです。作品通り、全員が走り続けた結果だと思います。


ーーこのままいけば、森光子さんの『放浪記』に追いつけるのでは?!

堂本 (場内拍手)いやいやいや、『放浪記』は2000回ですからね! これはとてもじゃないけど、無理ですよ(苦笑)。


ーーまだ30代で900公演越えてますし、可能性は十分あります!

堂本 今日の公演で938回ですか。東宝さん規定の公演数が2ヵ月で76回なので、もし来年あったら1000回いくわけじゃないですか…ということで、先ほど僕も聞かされたのですが、来年決定いたしました!(場内拍手) 

 

ーー千秋楽を終えたばかりで、もう来年の公演の話ですが。

堂本 あのね、ちょっと訳分かんないですね! でも淋しい気持ちとまた来年に向かっていく気持ちとが共存出来るというのは、僕的にはすごく助かるというか…。来年2月、3月と聞いております。また来年に向かっていこう、という気持ちに切り替えていきたいと思います。


ーーロングラン公演で、かなり痩せたのでは?

堂本 それね、聞かれると思って計算しておきました。マックス重い時より4.55(kg)落ちました。博多(公演)でちょっと太ったんですよ。59(kg)までいったんです。いろいろ一緒に食べに行ってた結果だと思うんですけど(笑)。そこから今は、54.45(kg)くらいですね。


ーーちなみに植草さんは?

植草 そういうことは、俺には絶対聞かないで(笑)。(場内爆笑)

堂本・内 ハハハ(笑)!

堂本 でも僕より、内の方がたぶんヤバかったですよ。

 そうですね。今、59と60(kg)を行き来するかなってくらいです。

堂本 肉落ちちゃって、もうケツないし(笑)。

植草 (衣装の)シャツとスロープの姿で出てくると、骸骨みたいだもんな(笑)。

 これ以上落ちないくらい、落ちましたね。


ーー神田さんは光一さんの恋人役でしたが、ファンの方から嫉妬されたのでは?

神田 全然なかったです。本当にビックリするくらい、温かく迎えていただいて。(場内拍手)

堂本 会場ざっと見てもらえれば分かるように、嫉妬するような年齢じゃなくなってる。(場内大ブーイングに)スッゴ! アハハハハハッ(笑)!

神田 何てこと言うんですか(苦笑)。でも本当に優しく、出待ちとかでも気さくに話していただいて嬉しかったですね。


ーーカンパニーについてはどうですか?

神田 お稽古入れて5ヵ月くらい一緒にいますので、劇中と同じように、ファミリーのようなカンパニーの仲間入りが出来たかなと私は勝手に思ってます。(場内拍手)


ーー素顔の光一さんは。どんな方でしたか?

神田 優しくて、このまんまです。本当に変わらなくて、今回ご一緒して尊敬する人は堂本光一さんになりました。(場内拍手)

堂本 普段はボヨーンとしてるでしょ?

神田 いえいえ(笑)。

堂本 そう言っていただけると非常に嬉しいですね。神田さんは博多座では足を痛めたりとかあったんですけど、それを表にすることなく、ここまでやってくださいましたし、一緒に走ってくれて僕としても嬉しく思ってます。


ーーやはりケガは多かったですか?

堂本 多々、もう多々ありました。隠す気もないです! いっぱいありました!


ーー殺陣のシーンでは、間違って当ててしまったこともあったのでは?

堂本 それはもう、しょっちゅうですね。

内 しょっちゅうでしたねぇ。

堂本 もちろん当たらないように稽古してましたが、芝居の中で熱くなってしまうこともあるので。

植草 大したことないです。

堂本 …って、(植草に)出てないです! そこ(殺陣のシーン)出てないですよ(笑)!!

植草 忘れてた、出てたつもりになってた(笑)。


ーー植草さんは、少年隊から光一さんに受け継がれた『SHOCK』に出演されていかがですか?

植草 僕は来年のことは聞いてないんで、どうなるか分かりませんけど…、光一が嫌と言えば出ませんので(笑)。

堂本 それは僕も、分からないですよ(苦笑)。

植草 ハハハハハ(笑)! でも僕らもそうでしたけど、完全に光一の『SHOCK』になってますね。後輩の舞台に出て刺激になりましたし、僕も感動するくらい楽しかったです。袖で見てて「頑張れ!」って。

堂本 袖でですか(笑)!? でも一番ストイックなのはやっぱり直さんだと思うんですよね。ずっーと袖で、ずーっとボンボンボンボンて、ずーっと同じリズムで叩いてますから。

石川 夏に向けて、いろいろと…。

堂本 ハハハッ(笑)! こんなギャグも言えるようになりました。ずいぶん直さん打ち解けてくれた、本当に!


ーーそれでは最後に支えてくれたファンの方々へメッセージをいただけますか。

堂本 本当にお客様の支えがあってこそ、僕らはステージ上で力を出せると毎回感じております。お客様がいるからこそ、自分を追い込むことが出来るとも思っております。先ほど発表あったように、また来年2月、3月帝劇でやらせていただけるという話なので、ご覧になった方も、まだご覧になってない方も、ぜひ来年、帝劇に足を運んでいただけたらと思っております。とりあえず2012年を支えてくださいまして、ありがとうございました。またお会いしましょう!



『Endless shock』

作・構成・演出◇ジャニー喜多川

主演◇堂本光一

●1/7〜31◎博多座

●2/7〜4/30◎帝国劇場



【取材・文/桜井麻子】

TEAM NACS、小林賢太郎、大人計画、三谷幸喜インタビュー掲載の演劇ぶっく6月号発売中!

演劇ぶっくのネットショップ【えんぶ☆ショップ】

【えんぶ☆ショップ】では、BOOK/DVDの販売開始を記念して、ピクトアップ最新号【表紙:大野 智】を3名様のほかバックナンバー、ヨーロッパ企画などのDVDを各1名様にプレゼント実施中です!
応募受付締切は5月31日(木)。ご応募、お待ちしています!

 

舞台版『ローマの休日』パンフレット撮影レポート


s_003

今なお多くの人びとに愛され続ける名作映画をストレートプレイの舞台にした『ローマの休日』。
5月12日から、まず大阪で開幕するが、この作品のパンフレット撮影が、4月18日、都内の稽古場にて行われた。

2010年の初演と同じくジョー・ブラッドレーの吉田栄作とカメラマンのアーヴィングの小倉久寛、そして今回はアン王女役をWキャストで競演する、文学座の荘田由紀とAKB48の秋元才加が撮影に参加した。


s_006s_008

公開されたパンフレット撮影のアン王女は秋元才加。映画での名シーン「真実の口」に手を入れるシーンや、スクーターのベスパに乗るシーンなど、映画でおなじみのシーンの撮影が行われた。


その後の囲みインタビューで、出演者の吉田栄作、荘田由紀、秋元才加、小倉久寛が揃って記者の質問に答えた。



s_010

 【囲みインタビュー】


ーー新しいアン王女はいかがですか?

吉田 稽古が始まってまだ間もないですが、おふたりともものすごく頑張っています。小倉さんと僕で支えていかないと、と思っています(笑)。

小倉 はっはっは(笑)。

 

ーー2人の印象については?

吉田 2人とも異なる個性をお持ちなので、今回はダブルキャストということである意味楽しみです。 

小倉 吉田さんがプレッシャーをかけてきますが、全然支えられないので(笑)。前回は朝海ひかるさんと3人で少しずつ作ってきましたが、今回のアン王女の2人はすぐ出来ちゃうので、僕の方が焦ってます。え? もうそんなとこにいるの?というかんじで…(笑)本番がすごく楽しみです。

  

ーーアン王女役への意気込みは? 

荘田 やはり映画で有名な作品なので、オードリーの可愛さを吸収しつつやってけたらと思います。

小倉 問題はベスパに乗るシーンだよな(笑)。 

荘田 ほんっとに運転が、機械を扱うのが下手で、やっと1人で乗れるようになったので、吉田さんを乗せる練習をし始めたところです。

吉田 この間初めて乗ったんですけど、危険を感じてすぐ降りました(笑)。

秋元 歌もダンスもない舞台に出させていただくのが初めてなので、いっぱいいっぱいですが、この環境でやらせていただけるのはすごく光栄です。また一味違った秋元才加を見せられたらなと思います。

 
s_011
 

ーー今回、芝居だけの舞台というオファーが来た時はどうでしたか?

秋元 嬉しかったですが、きちんとお芝居と向き合うことはたくさんの時間を要するとは思います。ですが、AKBとは違った環境でいろいろなことを1人でやらせていただくということは、将来女優を目指していくうえですごく貴重な経験だし、光栄だなと思いました。
 

s_018
 

ーーダブルキャストとしてお互いの印象は?

秋元 稽古を交互にやっているので、お互いのは見れていないのですが、荘田さんはすごく明るい方で最初から打ち解けることが出来ました。いろいろなことを教えてもらいつつ、がんばってます。

荘田 最初はやっぱり「AKBの秋元才加ちゃん!」みたいな感じだったんですけど(笑)、すごく可愛くて、でもサバサバしてて(笑)、お話していてすごく楽しいです。

 
s_014

ーー映画は有名ですが?

吉田 僕の親の世代の映画ですが、子供の頃から何度も観ている素晴らしい作品ですね。親の世代、僕らの世代、そしてそのまた下の世代と、3世代に渡って楽しめる普遍的な魅力があると思います。

 

ーー映画を観たと思いますが、演じるにあたっての変化は? 

秋元 この役が決まってから初めて観たのですが、58年経つのに今の私が観てもファッションも新鮮でいつまでも愛されている理由が分かる気がしました。切ないアン王女の気持ちに共感したので、舞台で生かせたらいいなと思います。

荘田 いつまでも色褪せないというのが、本当にすごいことだなと思います。作品も素晴らしいのですが、初めて映画を観た時は私にとってはオードリーの可愛らしさや印象がとても大きかったです。そして今回、アン王女役に決まってから改めて観ると、実はいろいろな問題を抱えていることなどに気づいて、そういう面も表現出来たらと思います。


s_012
小倉
 僕も子供の頃から観たことのある作品でした。前回お話をいただいた時にまた改めて映画を観ましたが、キュンとなるシーンもあるし、やっぱり素晴らしい作品ですよね。演出のマキノさんも言ってますが、やはりあの映画のイメージを絶対に壊しちゃいけないですよね! 僕の役は映画よりも少し深くジョーとアン王女に関わっているので、映画のイメージのままもっと深くなればいいなと思います。マキノさんが言ってましたが、先に舞台があって、これを映画にしようかという順番だったら、きっとこんな舞台になっているんじゃないかな、というような作品です。 


s_017
吉田
 脚本も素晴らしいので、とにかく映画のイメージを裏切らずにやりたいです。オードリーがその後どう生きたかとか、グレゴリー・ベックが実際はどういう人だったとか、今から約10年くらい前ですが、原作者のダルトン・トランボという人の半生に何があったとか、そういうところをそれぞれのキャラクターに投影しているので、さらに人物に輪郭が出来てきていると思います。映画以上に深みのある部分もあるので、前回よりも上を目指そうという気持ちでやっています。是非ぜひ、劇場でご覧になっていただきたいと思います。


 

 

L036581-0001-001
『ローマの休日』

オリジナル脚本◇イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン

原作◇ダルトン・トランボ

演出◇マキノノゾミ

脚本◇鈴木哲也、マキノノゾミ

出演◇吉田栄作、荘田由紀・秋元才加(Wキャスト)、小倉久寛/川下大洋(声の出演) 

●5/12〜13◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

●5/23〜27◎天王洲 銀河劇場 

〈料金〉9000円(全席指定、税込)

〈問合せ〉

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888

銀河劇場チケットセンター  03-5769-0011 
銀河劇場http://www.gingeki.jp/special/romanholiday2012.html

梅田芸術劇場http://www.umegei.com/schedule/146/



取材・文・撮影/冨田実布】
 



『ローマの休日』演劇ぶっく特選チケットはこちらから

演劇ぶっくのネットショップ【えんぶ☆ショップ】

演劇ぶっく6月号(通巻157号)は5月9日発売!

えんぶ☆Shopにて、予約受付中です。


♪ご予約はこちらより

http://enbu.shop21.makeshop.jp/ 


全国書店でも5月9日(金)よりご購入できます。



 


荘田由紀・秋元才加 『ローマの休日』アン王女対談


roman_shoudaakimoto_anne

オードリー・ヘップバーンの映画で有名な『ローマの休日』の舞台版が、5月12日から大阪で、東京は5月23日から幕を開ける。

ストレート・プレイとして新たに構成、好評を得た初演から2年、今回は、アン王女役を2人の女優がダブルキャストで競演することで話題になっている。
アン王女役の1人は荘田由紀、若手ながら次々にヒロインに抜擢されている文学座の女優で、母親が鳳蘭といういわば演劇界のサラブレッドである。そしてもう1人は秋元才加、人気絶頂のAKB48のメンバーとして活動、女優の資質に恵まれていることから舞台や映像で活躍している。

 

そんな2人が競演するストレート・プレイ版『ローマの休日』は、登場するのはアンのほかに新聞記者のジョー、カメラマンのアーヴィングという3人だけの芝居。初演は、そのシンプルで洒落た演出と映画より踏み込んだ内容に対して、作・演出のマキノノゾミが第36回菊田一夫演劇賞を受賞するなど高い評価を受けた。その注目の舞台でアン王女に取り組む2人に話を聞いた。


s_020
荘田由紀・秋元才加(パンフレット撮影取材より)撮影/冨田実布
 



【人見知りが直ってきた】


ーー今回、アン王女役で競演するわけですが、お互いに関する知識はどのくらいありましたか?

荘田 私は秋元さんをテレビの『笑っていいとも』で拝見してて、すごい頭が切れる方というイメージがありました。

秋元 荘田さんは文学座の方ですので、舞台の事をいろいろ学ばせていただきたいなと。

荘田 いえいえ、そんな、何もないです(笑)。

秋元 舞台も何回か出させていただいてはいるんですが、まだわからない事もあるので不安があるし、いつも現場で教えていただくという感じなんです。
 

ーー現場ではどんどん聞きにいく方ですか?

秋元 はい。稽古場で恥をかくのは平気なんです。わからないままやるほうが恥ずかしいので。

荘田 最初に聞かないとだめですよね。ずーっと聞きそびれて今さら聞けないという時もたまにありますから(笑)。
 

ーープロデュース公演だと初対面の方も多いと思いますが、それは大丈夫ですか?

秋元 私、実はすごく人見知りなんです。

荘田 それ『笑っていいとも』でも言ってて、「え?ウソー?」って(笑)。

秋元 そうなんです(笑)。もじもじしてて、積極的に行く子を陰から見てて、大丈夫そうだなと思ったら自分も行くほうなんです(笑)。でも、舞台は期間が短いから、そんなことをしているともったいないので、自分から話しかけるようにしていたら、少しずつ人見知りが直ってきました。

荘田 AKBのようにたくさんメンバーがいると、性格もいろいろでしょうね。

秋元 どんどん行く人とそうじゃない人とが、すごくはっきりしますね。


s_021撮影/冨田実布

【アン王女に自分を重ねる】
 

ーー映画の『ローマの休日』とは違う、舞台版ならではの面白さはどんなところだと思いますか?

荘田 映画に出てこないバックグラウンドがいくつか描かれていて、ストーリーに新解釈が入っているし、そこは舞台版ならではですね。

秋元 あの時代にあった「赤狩り」の話ですよね。それに1人1人の権利ということについて考えさせられるところもあるし。アンが料理を作ってあげたいというセリフが、映画とはちょっと別のタイミングで出てきたりするので、アンの心の見え方なども違っていて面白いと思います。
 

ーー演じるアン王女については、どんなふうに捉えていますか?

荘田 以前は映画のオードリーを可愛いなと単純に見ていたんですが、取り組んでみて、みんなが羨むような立場でもそれ以上に背負っているものが大きいし、普通の生活はできない。そこがとても可哀想だと思います。

秋元 王女様でも普通の若い女の子で、閉じ込められてつまらなそうな顔をしている姿には親近感が湧くし、外に逃げ出して恋もしたけど、きちんと自分の立場へと戻っていく姿には感動します。まだすごく若いのに。
 

ーー秋元さんはアイドルだし、荘田さんも有名な鳳蘭さんの娘さんだから、わかる部分もあるでしょうね。

秋元 王女さまとはだいぶ違いますけど(笑)、重ね合わせられる部分はあると思います。

荘田 私はまったく関係なくて、本当に自由です。この仕事を続けていたらいつか不自由になることがあるかもしれないけど、今は気ままな毎日です(笑)。
 

ーーアン王女を演じるとき、これは大切にしたいというものはありますか?

荘田 やはり品は大事だと思います。そしてそれをどこまで崩して、可愛らしさや人間らしさとして出せるかですね。

秋元 私も王女としての生まれと育ちからくる品を表現しつつ、1人の女の子として親近感を出せればいいなと。憧れられる存在と親近感とをいいバランスで出したいと思っています。


【ダブルキャストはメリットが!】
 

ーー3人きりという少人数での舞台についてはどうですか?

秋元 歌とか踊りのない芝居は初めてなので、すごく緊張はありますが、演出のマキノ(ノゾミ)さんにたくさん怒られたいなと思っています。今回はいいチャンスなのできちんと見ていただいて、少しでも成長していきたいと思っています。

荘田 私もしっかり見てもらえることが嬉しいです。それに関係性をお互いに考えながらできることもいいし。3人だとお客様も集中して観てくれそうで、舞台上でも気が抜けないですよね。

秋元 うわー、ご飯を食べられなくなりそう。私、ご飯を食べると気が抜けてファーとなってしまうから(笑)。
 

ーーダブルキャストで演じることへのプレッシャーはどうですか?

荘田 私はわりと劇団でダブルやトリプルキャストを経験していて、演じる人が違えば絶対に同じにはならないし、その人の生きてきた生活とか性格が影響してくるので、そこが面白いと思っています。それに客観的に自分の役や作品を見られるんです。自分ではわからないところが他の人を見ていてわかったり、すごくメリットがあります。今回も秋元さんの演技を参考にして、そのうえで切磋琢磨していきたいですね。

秋元 私も「AKB歌劇団」という作品で経験があって、そのときは2人があまりに個性が違っていて役の性格を変えるくらいになったのですが、でもお互いを見ることで勉強になりました。今回はとくに文学座の荘田さんということで、すごく勉強できるなと期待しているんです。

荘田 何も勉強できずに終わるかもしれないです(笑)。

秋元 いえ、すでにいろいろ刺激をいただいてます。それに吉田栄作さんや小倉久寛さんとご一緒できることも嬉しくて。
荘田 おふたりともすごく大人で懐が深くて、すべてをゆだねていける感じですよね。

秋元 人見知りな私でも(笑)、安心して飛び込んでいけます。
 

※続いて次ページでパンフレット撮影の囲みインタビューも掲載。

 

荘田由紀ショートヘア
しょうだゆき

東京都出身。05年に文学座演劇研究所に入所、08年に準座員、10年に座員に昇格。研究所時代から外部でも大役で出演するなど、活躍が目覚ましい若手女優。外部での初舞台は『路上』(07年)、08年と09年に明治座『大川わたり』に出演。10年には文学座公演『女の一生』で主人公を演じる。11年『嵐が丘』でミュージカルに初挑戦。12年2月『三人姉妹』でヒロインのイリーナを演じた。


秋元才加 New
あきもとさやか

88年生まれ、千葉県出身。06年よりAKB48に所属、チームKのリーダーを努める。派生ユニット「DiVA」のメンバーとしても活躍。ドラマ『名探偵コナン工藤新一への挑戦状』(11年)、『朝ドラ殺人事件』(12年)、舞台は音楽劇『ACT泉鏡花』(10年)、『ダブルヒロイン』(11年)などに出演。映画は『ウルトラマンサーガ』が3月に公開




L036581-0001-001
『ローマの休日』

オリジナル脚本◇イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン

原作◇ダルトン・トランボ

演出◇マキノノゾミ

脚本◇鈴木哲也、マキノノゾミ

出演◇吉田栄作、荘田由紀・秋元才加(Wキャスト)、小倉久寛/川下大洋(声の出演) 

●5/12〜13◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

●5/23〜27◎天王洲 銀河劇場 

〈料金〉9000円(全席指定、税込)

〈問合せ〉

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888

銀河劇場チケットセンター  03-5769-0011 
銀河劇場http://www.gingeki.jp/special/romanholiday2012.html

梅田芸術劇場http://www.umegei.com/schedule/146/




取材・文/榊原和子 写真提供/梅田芸術劇場】
 


『ローマの休日』演劇ぶっく特選チケットはこちらから

演劇ぶっくのネットショップ【えんぶ☆ショップ】



演劇ぶっく6月号(通巻157号)は5月9日発売!

えんぶ☆Shopにて、予約受付中です。


♪ご予約はこちらより

http://enbu.shop21.makeshop.jp/ 

全国書店でも5月9日(金)よりご購入できます。



 

記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について