稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

浪漫活劇譚『艶漢』第二夜

第一回ニコミュワークショップアトリエ公演・オーディションワークショップ緊急開催

ニコニコミュージカル(ニコミュ)では、演出に茅野イサムを迎えた第一回ニコミュのためのオーディションワークショップを、4月20日から緊急開催することになり、参加者を募っている。

オーディションワークショップ開催概要

【日程】420()24()

1500分〜2100 

終了時刻は最大21時予定。 

受講内容に応じて、自主稽古時間や早めに終わる場合もあります。 

【講師】 茅野イサム 

【場所】 アトリエ・リフレ(経堂

【受講料金】 1時限 2500 

基本的には5日間を通して受講して頂きます。 

全時限通して受講される方は12,500円。 

NG回のある方は申し込みの際にお申し出ください。 

申し込み時点でのNG回は受講料を払い込む必要はありません。 

受講可能な時限分の受講料を払い込んでいただきます。 

【募集人数】 30名を予定 

【諸注意 】当日は動きやすい格好でお越し下さい。 

メイキング収録用カメラ、及びニコニコ生放送のクルーが入る予定です。 

日程確定次第ご連絡いたしますが、撮影NGの方は別途ご相談下さい。 

【制作】 株式会社ネルケブレインズアンドハーツ 

【主催】株式会社ドワンゴ 

 

【募集対象】

中学卒業以上の男女。これから演劇やミュージカルを目指すアマチュア、プロとして既に活躍 されている役者、どなたでも参加できます。 

応募者多数の場合は書類選考をし、定員を選抜します。 

【募集内容】

412()20時までに、募集要項として下記の必要事項を明記の上、 nicomu-ws@nelke.co.jp までメールでお申し込みください。 

1住所 

2氏名 

3性別/年齢/身長/体重 

4写真(バストアップ、携帯カメラによる写真も可

5電話番号 

6受講希望クラス 

7過去に参加されたニコミュワークショップクラス(:4回昼クラス茅野イサム講師

8アトリエ公演参加志望動機 

9アトリエ公演、およびワークショップに期待すること 

10お芝居やミュージカルなどご経験の有無(有る場合は、具体的な公演名、役名、時期

今回のオーディションワークショップに参加したメンバーからアトリエ公演に出演するキャストを選出致します。もし全ての役が決定しなかった場合、別途オーディションを開催する可能性があります。 

ニコミュワークショップ事務局 

株式会社ネルケブレインズアンドハーツ 担当:石井/高木/草薙 

151-0066 東京都渋谷区西原3-12-14 西原ビル tel:03-5465-2400 受付時間:~金曜日11:00~19:00 

nicomu-ws@nelke.co.jp

 

【第1回ニコミュワークショップアトリエ公演】

劇場使用期間 2011613()~19(

会場 劇場HOPE 

演出  茅野イサム 

演目  ナツヤスミ語辞典 

稽古期間  2011511()~612(

稽古場  都内某所 

注意事項  アトリエ公演出演者、及びスタッフとして参加される方には、25枚程度のチケットノルマがございます。 

【第2回ニコミュワークショップアトリエ公演】

劇場使用期間  2011919()~25(

会場  中野BONBON 

稽古期間  2011817()~ 

稽古場  都内某所 

詳細は改めて発表いたします


加藤健一インタビュー

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加藤健一事務所が 2007年に上演して好評を得た舞台、『モスクワからの退却』がアンコールの声に応えて、タイトルも新しく『出発の詩集(たびだちのアンソロジー)』となって帰ってくる。

この作品は夫婦とその1人息子だけで演じられる三人芝居で、初演時の加藤健一、久野綾希子、山本芳樹というトリオの息の合った演技は大きな評判を呼んだ。
描かれるドラマは長年連れ添った夫婦の別離というシリアスなものだが、夫婦のお互いにズレた会話の面白さに笑わされ、そんな2人を愛しているがゆえに悩む息子の立場に共感しているうちに、物語の展開に引き込まれていく。

簡単なストーリーを紹介しておこう。
エドワードとアリスは50代後半の夫婦。アリスは詩を愛する個性的な女性で、エドワードを深く愛しているが、はっきりしない彼の言動に焦燥感を覚えている。
穏やかな学校教師であるエドワードはアリスを思いやり、彼女に合わせようと暮らしてきたが、何を言ってもアリスをいらだたせる結果に終わる事に疲れ果てている。
33回目の結婚記念日を目前にした週末、一人息子のジェイミーが2人を訪ねてくる。そして翌朝、アリスが留守の間、エドワードはジェイミーにアリスと別れるつもりであることを話す。さらに他の女性と愛し合っているということも……。

初演のタイトルだった「モスクワからの退却」は、今回は副題に付けられているが、夫と妻の感性のズレを象徴し、同時に作品のテーマのメタファーにもなっている。そんな人生の機微と深みに触れた舞台を、さらにブラッシュアップさせようと稽古に励む加藤健一を稽古場に訪ねた。

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加藤健一インタビュー

【人生で退却するとき】

ーー夫婦の別離の話なのに、笑いの要素も多いようですね。

わりとよくある別れ話で、最初は奥さんを愛していると思って結婚したけれど、夫は愛情がもうなくなっている。でも奥さんのほうは無理にでも修正しようとする。その別れ話を2人でするんですけど、それが絶妙におかしいんです。初演のときに、これは悲しい話なのに、なぜお客さんがこんなに笑うのかな?と思うほど笑ってくれて。そのとき考えたのは、「もしかして世の中にはうまくいってるカップルは少ないのかな」と(笑)。とくに、離婚したり別れたくなったことのある人にはよくわかる話かもしれません。

ーー息子も登場しますが、彼の立場も複雑でしょうね?

母親の話を聞くと母親の気持ちもよくわかるし、父親の話を聞くと父親にも共感するし、戻そうとする気持ちもあるけど、しょうがないという気持ちもある。板挟みになっているという、そこもこの作品のおかしさに繋がっていくんです。

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——再演にあたってタイトルを変えて、初演タイトルの「モスクワからの退却」は副題にしたそうですが。

劇中で、奥さんが好きな詩を集めたアンソロジーを作りたがっているという話が、何度か出てくるのですが、その意味が伝わりやすいように『出発(たびだち)の詩集(アンソロジー)』に変えました。やはり前のタイトルだと、ロシアの話とか戦争の話かと受け取る人が多かったので、少し内容に近づけようと。でもこの副題は、実は見終わったあとには「ああ、すごくいい題名だ」と思えるんです。

ーーいわば人生の中で退却するみたいなことですか。

それがどんなに大変かという。退却するときの傷つきかたですね。夫はこの本が愛読書でいつも読んでいて、追いつめられた人間がどういうことをするかということに興味があるんです。でも奥さんのほうはそれを読んでる夫が大嫌いで。彼女は詩集に興味があるんです。

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ーー劇中に詩はたくさん出てくるのですか?

この芝居に関わるようなものがいくつか出てきます。奥さんが「マグダラのマリア」を口にしたときの話などは、大きなエピソードになっています。

ーー夫は奥さんの何がダメだったんでしょうか?

もうちょっと自分の時間が欲しいという夫と、いつも一緒にいたいという妻と。彼女はちょっと少女っぽいところがあって、若い時はそこがよかったし夫もそこを愛していたんですが、だんだんズレが出てきたんでしょうね。奥さんにしてみればきっと突然の別れ話だったんでしょうが、でも旦那さんにしてみれば、長い長い間、耐えに耐えて、ついに切り出した。もうあとには引けないところまできていたんです。

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【日常を取り戻したときに芸術は力に】

ーー初演と同じメンバーですが、今回の稽古場の様子はいかがですか?

初演では、テーマが重いので暗くなりすぎるといやだなと心配していたんですが、幕を開けてみるとお客さんがすごく笑ってくれたので、「あ、こんなに笑うんだったら、もうちょっと突っ込んでやってもいいかな」と思ったんです。笑うところで笑ってくれると、シリアスなところも思いきってシリアスにできる。初演で本当にどっかんどっかん笑いがきましたから、再演は安心してシリアスもやれるなと思ってます。演出の鵜山(仁)さんも、それを意識しているようで、「後半の部分がちょっときつくなるので、前半は思いきり笑ってくださるように」と。それを作っていこうとしている稽古場です。

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ーー共演の山本芳樹さんの成長ぶりはいかがですか?

山本くんは最近もうちの事務所の公演に出てくれたりしているんですが、初演のときは、あまりほかの劇団に出ていなかったせいか、演出家の言葉を理解するのがたいへんだった感じでした。今はもうそんなところは全然なくてすぐに動けるようになりました
 
ーー久野さんは久しぶりの共演ですね。

久野さんとはふだんから交流があって、今回も安心して一緒にできます。バイタリティがすごいんですよ。この間、ショーを拝見したんですが、ミュージカルのショーストップ・ナンバーを2時間歌い切って。あの小柄な身体のどこから声が出てくるのかと思います。

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ーーそういう加藤さんも2月に『コラボレーション』を上演したばかりで、すぐにこの『出発の詩集』ですね。

通常は年に3本と決まってるんですが、この作品をぜひという地方からの要望がありまして。いつもなら2週間くらい休んでリフレッシュして次に入るんですが、今回は本当に休まずに稽古入りしました。『コラボレーション』もセリフが多かったんですが、これもセリフが多くて毎日格闘してます(笑)。

ーーところで今回の震災で、演劇についてもいろいろな意見が聞こえてきていると思うのですが。

演劇は災害の起こった瞬間は、すぐには役に立つというものではないのですが、少しずつ復興したり日常を取り戻したりしたときには、音楽や絵や演劇などが必要になってくると思っているし、芸術が与える力があると信じているんです。阪神淡路大震災のときも、少し経った時期でしたが、公演したほうがいいのかどうか迷って。でも、来て下さいと言ってもらったので、それならと無料で上演したんです。そのとき本当にたくさんお客さんが入って、超満員で。浮気のドタバタコメディでしたから不謹慎かなと思ったんですけど、本当に楽しんで笑ってくださった。今回の公演も笑えるので、観た方たちが少しでも楽しんでくださればいいなと思ってます。

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加藤健一事務所

『出発の詩集ーモスクワからの退却ー』

作◇ウィリアム・ニコルソン

訳◇小田島恒志

演出◇鵜山仁

出演◇加藤健一、久野綾希子、山本芳樹(Studio Life)

 

●4/10(14時公演)◎亀戸・カメリアホール

〈料金〉前売/4500円(全席指定・税込)当日/5000円(全席指定・税込)

〈問合せ〉 03-5626-2125

●4/27〜5/1◎下北沢・本多劇場

〈料金〉前売/5000円(全席指定・税込)当日/5500円(全席指定・税込)高校生割引/2500円(学生証提示・当日のみ)

〈問合せ〉加藤健一事務所  03-3557-0789(日・祝も営業  10:00〜6:00)

http://homepage2.nifty.com/katoken/

※地方公演

●5/3◎京都府立府民ホール アルティ

〈問合せ〉 075-441-1414

●5/5◎兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

〈問合せ〉  0798-68-0255

●5/7◎所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール

〈問合せ〉  04-2998-7777


竹内都子・菅原大吉 夫婦印の第三弾『月とスッポン』

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夫婦印とは、その名の通りこの芝居のキャストである「ピンクの電話」のミヤちゃんこと竹内都子と、懐の深い演技で定評がある俳優の菅原大吉夫妻が主宰する演劇ユニットのこと。
2人はオシドリ夫妻として知られるが、出会いは以前同じ劇団(劇団7曜日)に所属していたときで、以来それぞれ、映像に舞台にCMにと活躍してきたが、いつかは「2人で芝居を」と長年夢みてきた。

その2人の夢が実現したのは2006年5月、コミカルで人情味溢れる作品作りで有名な水谷龍二を作・演出に迎え、夫婦印プロデュース第一弾となる『満月ー平成親馬鹿物語』を上演、笑えて泣ける2人の掛け合い芝居で好評を得た。
続いて2008年の第二弾『月夜の告白』も、恋には不器用な中年男女のちょっと切ない愛を描いて好評を博し、いよいよ第三弾として4月8日から上演されるのが『月とスッポン』という作品である。

今回の物語は離婚を考え始めた中年夫婦のおはなし。 
50才の夫は所轄の刑事で、48才の妻はスーパーのパートで働く一方、シナリオ教室にも通っている。二人が離婚を考え始めたのは数年前、しかしそのことを面と向かって話し合うようになったのは、三ヵ月ほど前だった。妻が応募したテレビドラマのシナリオが佳作となり、執筆に本腰を入れ始め、すれ違いの毎日となり、夫がひと言「俺たち、なんで一緒に暮らしてるんだ?」と言ったことが発端だった。
妻は自分の生き方を模索し、夫もまた定年後の人生を真剣に考え始めていた。そんなある日、妻の義父が亡くなった。しかし、妻は通夜に行くことを躊躇していた。母が再婚した義父を少なからず恨んでいたからだ。大酒飲みでうだつの上がらない映画プロデューサーの義父は、スナックを経営していた母のヒモ的存在だったのだ。「俺は好きだったけどな、あのオヤジ、豪快で話が面白くて」「あの人の話は全部ウソや」妻はなかなか腰を上げようとしなかった。 

実際の夫婦である菅原大吉と竹内都子が、役の上でも夫婦を演じる哀歓溢れる喜劇。夫婦が入り込んだ長いトンネルの出口で待っているのは果たして何か...... 。

 

夫婦印プロデュース

『月とスッポン』

作・演出◇水谷龍二 
出演◇菅原大吉 竹内都子

●4/8~4/17◎ シアター711(下北沢、ザ・スズナリの隣り) 

 〈料金〉前売・当日共 指定席 4000円/自由席 3000円(※自由席は石井光三オフィスでのみ取扱い) 

〈問合せ 〉 石井光三オフィス 03-5428-8736(平日13:00~18:00) 

http://www.ishii-mitsuzo.com/

 
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