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今井翼が主演する『PLAYZONE 2010 ROAD TO PLAYZONE』会見と公開稽古

 

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6月18日、都内スタジオにて『PLAYZONE 2010 ROAD TO PLAYZONE』の会見、公開稽古が行われた。
『PLAYZONE』は、86年に少年隊主演のオリジナル・ミュージカルとして初演され、毎年夏に上演している。

本公演では『ガブリエル・シャネル』(09年)で圧倒的存在感を示した今井翼を主演に抜擢、振付にはマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』の振付、共同監督などで世界的に名高いトラビス・ペインを迎えている。トラビスは通算6度目の『PLAYZONE』にて、新たな振付を手掛ける。
さらに舞台出演が相次ぐ屋良朝幸、A.B.C-Zほか、森本慎太郎、They武道、M.A.D.などフレッシュな面々に加え、中山優馬が特別出演し、ショーアップされたステージで魅せることになる。東京・大阪で追加公演を含めた全44回公演、6万1600人を動員予定という大掛かりな公演で期待は大きい。

初日を間近に控えたこの日、今井、中山、A.B.C-Z、トラビスが囲み取材に登場した。

 

【挨拶と一問一答】

――まずは主演を務められます、今井さんです。

今井 はい。今年の『PLAYZONE』はトラビス・ペインの指導のもと、準備してます。少年隊の皆さんが築き上げてきた舞台を、今年は僕たちが継承できるよう頑張りますのでよろしくお願いします。

――本番が近づいてまいりましたが、今のお気持ちは?

今井 まだ準備段階ですが、トラビスが来日して皆、一丸となって気合いが入りました。

――世界的に有名なトラビスさんと組まれますが。 

今井 トラビスの作品『THIS IS IT』は10回位見ました。素晴らしい方と仕事を一緒にさせていただけて本当に嬉しいです。最初は信じられなかったですけど(笑)。みっちり目の前で指導を受けられて、毎回感動してます。僕たちの感動をお客様にも感じてもらえるよう、稽古に励んでいます。

――実際、稽古をされてみていかがですか? 

今井 今までのスタイルと違うので、勉強しなければならないですね。それも僕だけでなく、皆が掴んでいかなければと思います。なかなかない機会なので、とても光栄です。

――トラビスさんは、今井さんをどう評されますか?

トラビス 素晴らしいダンサー、パフォーマーだと思います。プロ意識が高く、自分の見せ方を分かっている。常に楽しみながら仕事をしているのも、いいですね。 

――点数をつけるとしたら?

トラビス もちろん100点満点。さらに、彼が持っているものを引き出したいと思います。 

――コミュニケーションについてはいかがですか?

トラビス 言葉では会話できないが、振りでカウントで分かち合えます。

今井 確かに言葉の壁はありますが、僕たちにはダンスがあります。その先にトラビスがいる感じなので、問題ないですね。

――中山さんは、初めての『PLAYZONE』出演となりますが。 

中山 始めは、自信がなかったんですけど。東京に来るのも不安でしたし。でもレッスンを重ねるうちに、自信がついてきました。ダンスも分からないところは、トラビスさんがマンツーマンで教えてくださるので。 

――個人レッスンは厳しいですか?

中山 厳しくないです。全然優しいです。

――トラビスさんから見て、中山さんは?

トラビス 彼も素晴らしい、新しい才能。将来が輝かしいと思います。

――屋良さんは、ご自身も振付をされますが。

屋良 そうですね、色々なアーティストの振付をしてきましたが、振付に合った空気作り、演者を楽しくさせるやり方などとても勉強になります。本当に参考になることがいっぱいありますね。 

――トラビスさんは?

トラビス 屋良さんは、僕のお気に入りの一人です。成長している彼を見れて嬉しい。色んなものを与えてくれる存在です。

屋良 お気に入りと言われるとは(笑)! 10年前からご一緒させていただいていますが、今ではフレンドリーに接してくれるので嬉しいです。

――A.B.C-Zの皆さんはいかがですか?

河合 毎日、刺激的です。ここの体はこうやって動かせるのかと、発見もたくさんありますし。トラビスさんとは初めて会ったんですが、僕らもお気に入りになれると嬉しいです。

――さらに気になるのは、ステージの中身ですが。 

今井 見てのお楽しみですね。今回はとにかく踊ってます。自分たちの公演をやらせていただく度に、これ以上踊ることはないだろうと思うのですが、その上をいくクオリティの高いものになっています。

――それでは最後にメッセージをお願いします。

今井 先日、マッチ(近藤真彦)さんとお食事したときに、「少年隊に負けないように頑張れ」と激励をいただきまして。23年間続いているジャニーズの夏の風物詩をやることの責任を感じました。お客様に楽しんでいただけるよう、今年のスタイルを見せたいと思います。

中山 とにかく楽しんで、健康第一で終わりを迎えられればと思っています。皆さんにすごいと言ってもらえるように、一生懸命頑張ります。 

トラビス 皆、才能だけでなく真摯な姿勢で稽古している。ベストなステージを贈れるように取り組んでいます。

 

囲み取材後には、今井、屋良、A.B.C-Zが公開稽古に登場。

トラビスが見守る中、華麗なアクロバティックを交えつつ、力強く、息の合ったダンス・パフォーマンスを披露した

 

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『PLAYZONE 2010  ROAD TO PLAYZONE』

出演◇今井翼、屋良朝幸、A.B.C-Z(河合郁人、五関晃一、戸塚祥太、塚田僚一・橋本良亮)、森本慎太郎、They武道、M.A.D.、ジャニーズJr.、中山優馬(特別出演)

●7/9〜8/1◎青山劇場

●8/14〜22◎梅田芸術劇場 メインホール

〈料金〉

東京公演/S席¥8,500 立見¥6,300(全席指定・税込)

大阪公演/S席¥8,500円 A席¥6,300(全席指定・税込)

 〈お問い合わせ〉プレゾン事務局 0180-993-700

 

【取材・文/櫻井麻子】


ノスタルジックにかぶく 『電車は血で走る』

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全力でぶっ飛んだ、軽い初恋プラス成長のある夢物語。劇場いっぱいに鳴り響くロックとブラスバンド、テンション高い役者のかぶいた姿、見た目はめちゃくちゃしているのに、終わりに向けて話がまとまっていく時には、なんとも言えない懐かしさやら甘さを感じて、そのギャップにときめいた。切なくて、実はちょっと涙も出た。

面白い。鹿殺し。

初めて見る劇団と出会う際は、どんな役者さんがいて、どんな言葉で台詞が語られていくのか、雰囲気が自分の好みに合うか合わないか、探り合いのようなところがある。今日の初めましては「劇団鹿殺し」。どういう意図でこの劇団名が付けられたのかは、出会ったばかりなのでさっぱりわからないが、鹿を殺す様子が連想される物々しいとしか言いようがない劇団名である上に、作品タイトルも「電車は血で走る」と、なんだか少々グロい。暗くて、暴力的な作品なのかと予想していたら、さくっとその予想は裏切られた。

「やりたいことを、やりたいようにやりました!」というパワーが全体にみなぎっていて、みなぎりすぎて、もはや格好良い。小ホールでの公演なのに、フライングが2度もあるなんて凄い。笑える。なんとなく毛皮族を見た時の感覚と通じるものがあるような気がしたのだが、実は毛皮族も旗揚げから10周年、そして鹿殺しも同じく今年10周年を迎えるそうだ。東に毛皮族、そして西に鹿殺し。同じ時代に東西で、演劇ならではの、こんな派手なバカバカしさを炸裂させていたのかと思うと、見られなかったのが残念になってきて、もう少し前に出会いたかった、という気持ちが湧き上がってくる。

派手さを一時落ち着かせるノスタルジックな言葉にも魅力を感じた。町に駄菓子屋がたくさんありそうな、一昔前の雰囲気。武庫川や、宝塚、梅田、阪神、少しの関西弁もそうだし、土地を思わせる台詞が多々あって、それは実際には知らない風景であったりするのに、なぜだか匂いを感じてホッとする。遅ればせながら、この勢いがこれから先、どこに向っていくのか、気になる劇団が一つ増えたのは幸せだ。


劇団鹿殺し『電車は血で走る』  

作・出演◇丸尾丸一郎

演出・出演◇菜月チョビ

出演◇オレノグラフィティ 山岸門人 橘輝/河野まさと 高木樹里 谷山知宏 今奈良孝行 他

●6/18〜7/4◎東京芸術劇場 小ホール

〈料金〉¥3900

〈問合せ〉オフィス鹿 03-6803-1250 info@shika564.com


【文/岩見那津子】

揺らぐ時間に迷い込む 「安蘭けい箱舟2010(SIDE K 浦井健治出演)」


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安定とはほど遠い、不安定な世界。繊細さの中で激しく揺れる感情の鋭さ。荻田浩一の作品に触れるといつも、例えば「朝」でもなく「夜」でもない、はっきりどんな時だと言い切れない揺らぐ時間の中に迷い込んだような感覚に陥る。今回の「箱船」の第一幕もまさしくそんな時間に観客を誘うものだった。

旅行鞄を持って船に乗り込む一人の青年(浦井健治)と、その船のショーガール(安蘭けい)のひと夏の恋、幻を見たような気がする。青年を弄ぶように挑発し、惹き付ける女。純粋に女に想いを寄せる、無邪気で無垢、汚れなき青年。お互いに惹かれ合って結ばれた瞬間は絶対ではなく、その時は航海の中、流れる時間と共に儚く消え去る。

外側から二人の運命を操るように見つめ続ける男がいたことによって、結ばれる事も、別れる事も、さだめの中の出来事だったように感じられた。出会いも、そこから生まれた感情も、全てが逃れられない運命の中に、ただあっただけ。それなのに誰かを愛し、苦しみ、痛みを覚えてしまうことに虚しさや、切なさを覚える。

わかりづらいと言えばそれまでだが、いくらでも解釈を広げられる言葉の魅力や、妖しく、美しく、曖昧な世界観に堕ちていく心地良さが荻田の作品にはある。一度迷うと、もっともっと迷い込みたいと思ってしまう中毒性。安蘭が持つ強い存在感や美しさ、その裏で時折、顔を出す哀しみ。永遠に少年で居続けるような純粋さと、だからこその残酷さを秘めている浦井。相反するものを抱える二人が、荻田の世界と共鳴し合い、作品に更なる光と闇を与えていた。

…というように、芝居仕立ての一幕に酔ったあとの二幕は歌がメインとなるショー。安蘭の芸能生活20周年を祝う意味も込められている。格好良いのにキュートな姿、痛快なトークまで、様々な安蘭けいを堪能する。自分自身の弱さも、悔しさも、悲しみも全てを受け止めた上で、そこから立ち上がり、歩み続ける前向きな力強さを安蘭の歌声から感じる時がある。その痛みを知っているからこその強さが安蘭の魅力であり、彼女の生き様そのものなのかもしれないと、最後「I’m Here」を歌い上げる姿を見て思った。

 

コンサート

『安蘭けい 箱舟 2010

構成・演出◇荻田浩一

音楽◇宮川彬良

出演◇安蘭けい、武田真治【SIDE S】、浦井健治【SIDE K】、西田健二

●62日〜15日◎天王州銀河劇場

●617日〜19日◎兵庫県立芸術文化センター

【文/岩見那津子】

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