稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『江戸のマハラジャ』

私の観劇計画6月その3 植本潤(花組芝居)×坂口真人(演劇ぶっく編集長)

花組ヌーベル『番町皿屋敷』

花組

作◇岡本綺堂
構成・演出・出演◇加納幸和
出演◇北沢洋 松原綾央 磯村智彦 小林大介
美斉津恵友 堀越涼 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也

6/2〜7◎座・高円寺
6/11、12◎筑前一之宮 住吉神社能楽殿(福岡) 
6/18、19◎テレピアホール(名古屋)


植本 その流れでこちらもご紹介します。うちの劇団です。私は出ませんけど、『番町皿屋敷』です。花組ヌーベルという座長のプライベートレーベルです。東京公演が座・高円寺1。でね、福岡の住吉神社能楽殿という野外の能楽堂があって、僕20年前にそこでやったことがあるんですけど、まだあるらしくて。そこでもやらせてもらえるらしいです。
坂口 これ生演奏なんですね。
植本 邦楽ね。それは福岡だけかな。邦楽でやっていただけますので。
坂口 じゃあ福岡に行ったらいいんじゃないですか。
植本 雰囲気はとてもいいと思いますよ。そのほかにも名古屋にも行きます。これはね、北九州の劇場の方がいろんな人を呼んでリーディングの会をしてるんですが、座長が呼ばれたときにやった作品が『番町皿屋敷』。じゃあ立体化しましょうかということになったんです。いつもだったら花組ヌーベルは全員喪服だったり、同じ裃だったりと記号的なものが多いんですけど、今回はきちんと邦衣裳でやるらしいんです。
坂口 これってお皿を割っちゃって一枚足りないという話?
植本 まあそうですけど、怪談ですね。お菊と青山播磨という人。
坂口 今の若い人はあまり知らないですよね。
植本 歌舞伎の好きな人は演目にあるからわかってるだろうけど。最近、若手なり中堅なりに主役を任せていたうちの加納幸和がお菊をやるらしいので。
坂口 それはいいですね。
植本 センターに来るらしいのでぜひぜひご覧ください。6/2(木)〜7(火)までです。東京が全席指定一般4500円、アンダー25が3000円。高円寺はいろいろやってるね。
坂口 スペースが広いからね。
植本 あの空間を埋めるのは大変なんだよね。

私の観劇計画6月その2 植本潤(花組芝居)×坂口真人(演劇ぶっく編集長)

スタジオライフ
『PHANTOM The untold story〜語られざりし物語〜』
ファントム

原作◇スーザン・ケイ
脚色・演出◇倉田淳
出演◇山本芳樹 林勇輔 青木隆敏 及川健 山崎康一
関戸博一 曽世海司 笠原浩夫 松本慎也 ほか

6/9〜27◎シアターサンモール


植本 スタジオライフ公演の『PHANTOM The untold story〜語られざりし物語〜』。
坂口 これおもしろそうですよね。『オペラ座の怪人』の主人公の、生まれてからそれに至る話なんですが、それを全然別の人がつくったんですね。僕は読んでませんが、読んだ人に聞くとそれはとてもよくできていて、なぜあそこで彼があんな行動にでたかというのがひとつひとつ解明されていく小説なんですって。
植本 そうか、戯曲ではないんだね。原作スーザン・ケイさんとなってて、「『オペラ座の怪人』の語られなかった物語を遂に劇団スタジオライフが日本初舞台化!」
坂口 そういう意味ではファンの方はもちろんですけど、そうでなくてもすごくそそられる。
植本 映画界もそうだけど、そういうの流行ってるし、あたってるよね。『バットマン』にしてもそうだし、「どうしてそうなったのか」を描くっていうのが。最近の流行りだね。
坂口 この人は流行りを狙ったのかどうかはよくわからないですけど。
植本 そしてスタジオライフさんの目のつけどころはいつもすてきです。作品選びとか。紹介します。6/11(土)〜27(月)新宿シアターサンモールの上演です。一般前売・当日ともに5800円です。これもまた2バージョンありますね。
坂口 舞台装置が外国の方みたいなんです。
植本 本当だ。映像・舞台美術マット・キンリーさん。「今や世界中で活躍するイギリスの人気デザイナー。『レ・ミゼラブル25周年記念コンサート』で一気に注目を浴びた」方らしいです。
坂口 ちょっと観てみたいですね。
植本 スタジオライフさんにいろいろ見習うところが多いんだよな、うちの劇団(笑)。
坂口 『番町皿屋敷』でがんばってください。
植本 ありがとうございます(笑)。

早乙女太一の朗読活劇『6月は真紅の薔薇 沖田総司』

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大衆演劇朱雀の二代目座長で、天才的な殺陣の魅力と女形の美しさで人気の早乙女太一が、
6月に、新しいパフォーマンスともいうべき「朗読活劇 レチタ・カルダ」に挑戦する。

『髑髏城の7人』という話題作で、
この夏、劇団☆新感線に二度目の客演することが決まったばかりだが、9月でやっと20歳という若さだけに、その才能はまだまだ限りない可能性を秘めている。

 

その太一が、今回チャレンジするのは「朗読活劇 レチタ・カルダ」。

Recita Galdaとはイタリア語で「熱い朗読」という意味で、朗読・芝居・音楽が織り交ぜられて進行する朗読活劇。
入念な構成、演出、迫真の語り、演技、質にこだわった音楽とのコラボレーション、
かつてないエンタテイメントがそこでは展開していくことになるはずだ。
 

題材となる作品は三好徹の「沖田総司 6月は真紅の薔薇」という人気長編小説。

25歳で胸の病で逝ってしまった若き天才剣士の生き様を描いたこの作品を、
今、天才役者の早乙女太一が等身大の若さで蘇らせる。
 

場所も作品内容にふさわしく、東京は築地本願寺、京都は金戒光明寺、名古屋は東別院という、
由緒ある寺院の特設ステージで、まさにファンタジックなシチュエーションとなっている。
 

最近の舞台でも一段と芝居心を増した太一が、初めて挑む「語り」に期待したい。


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朗読活劇 Recita Galda

『6月は真紅の薔薇 沖田総司』

原作◇三好徹

語り手◇早乙女太一

●6/4〜5◎東京・築地本願寺(特設ステージ 屋外) 

●6/12◎京都・金戒光明寺(特設ステージ 屋外)

●6/18◎名古屋・東別院(特設ステージ 屋外)

〈タイムスケジュール〉全会場とも開場17:45/開演18:30 

〈料金〉全会場、7500円

〈問合せ〉

東京/キョードー東京 0570-064-708

京都/キョードーインフォメーション 06-7732-8888 

名古屋/サンデーフォークプロモーション 052-320-9100



【文/榊原和子】


 

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