稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ストリップ学園』

佐藤アツヒロと風間俊介など出演者の力演で見せる『デスティニー』

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30-DELUX THE Ninth Live『デスティニー』が、名古屋、大阪を経て、池袋・サンシャイン劇場にて東京公演を上演中である。

その東京初日である18日昼に、報道陣に向けて公開リハーサルが行われた。


この作品は、元MOTHERの清水順二、劇団☆新感線のタイソン大屋が9年前に立ち上げ、年に1、2回の公演を立ち上げている「30-DELUX」が、3年振りに行なう本公演。
作・演出に劇団少年社中の毛利亘宏、主演に佐藤アツヒロ、そして風間俊介というジャニーズ勢を迎え、ミュージカル界の実力派である坂元健児、元宝塚娘役スターの城咲あいなどが参加、豪華ゲスト陣での本格派アクション活劇の決定版。

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物語は遥か昔、小国のライカが大盗賊団ゴンタルの侵略によって、未曾有の危機に陥るところから始まる。

佐藤アツヒロ演じる「ジン」(のちに「テムジン」)という主人公を軸に、ライカとゴンタルの戦いが繰り広げられる。

生き残るために悪魔に魂(タイソン大屋)を売り、勝ち上がっていくテムジン。
ライカの王となるため、生きるために戦い、多くの人を殺めていく。

一方、自国ライカのためゴンタルの密偵を務める「アラン」(風間俊介)は、アイデンティティーを失い、生きる気力を無くしていた。

命への執着が相反する二人。互いの思い、出来事が複雑に交じり、やがて対峙することになる。
それぞれが葛藤を抱きながら、必死に戦いに生きる。その未来は?というもの。


佐藤アツヒロは、生き続けることで道を見いだし、それ故にもがき苦しむ主人公を熱演。
また戦闘シーンでの魅せる殺陣には、惹き付けられる。 

若手演技派として成長している風間は、残酷な人生を歩むアランの葛藤を表現しようと力演を見せる。

大人の男で引き締める坂元健児。凛とした力強さを持つ王女の城咲あいは、まさにはまり役。 

「30-DELUX」の清水順二とタイソン大屋は、楽しい前説を含めて、いつも以上の気合いで張り切っTて支えている。

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物語を通して、「人は自らの力で、運命〈デスティニー〉を切り開くことは出来るのか…?」

そんな言葉を問いかけてくる作品だ。


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30-DELUX THE Ninth Live

『デスティニー』

作・演出◇毛利亘宏

出演◇佐藤アツヒロ、風間俊介/城咲あい、はねゆり、タイソン大屋、清水順二/坂元健児 ほか 

●5/18〜5/22◎池袋・サンシャイン劇場

〈料金〉前売・5,800円/当日・6,300円(税込・全席指定)

〈問い合わせ〉ジェイズプロデュース 03-3980-2415

〈公式ホームページ〉

http://www.30-delux.net/(PC)

http://www.30-delux.net/keitai/(携帯サイト)


【取材・文/桜井麻子 撮影/冨田実布】




明治座で染五郎、亀治郎、勘太郎、七之助『明治座五月花形歌舞伎』

稽古写真・義経千本桜

明治座で16年振りの歌舞伎公演が賑わっている。
 

若手ばかりでつとめる「 明治座五月花形歌舞伎」で、
昼の部では『義経千本桜  川連法眼館』『蝶の道行』『恋飛脚大和往来 封印切』、
夜の部は『通し狂言  怪談牡丹燈籠』『高坏』というよく知られた演目揃い。

出演者は市川染五郎、中村亀治郎、中村勘太郎、中村七之助という若手の人気役者たちだけに、観客も若い女性が多くて華やかだ。
 

昼の部の『義経千本桜』は、かつて市川猿之助が宙乗りや早替わりなどのけれんの面白さで大人気となった作品。
甥の市川亀治郎が今回からチャレンジ、本興行で初めてつとめるとは思えないほど、狐忠信では鮮やかな動きを見せる。
猿之助は明治座を拠点にして、狂言の通し上演や埋もれた作品の堀起こしを行なっていただけに、
亀治郎も「これを機会に猿之助四十八撰や『四の切』の1000回などを行なえれば」と、この劇場にかける夢を語った。
 

また昼の部の『封印切』は、中村勘太郎が忠兵衛を、傾城梅川を中村七之助がつとめ、敵役・八右衛門は染五郎。
勘太郎は最後の引っ込みでは涙を見せるなど情の深い忠兵衛を心を込めて演じている。
坂田藤十郎の忠兵衛を新橋演舞場で観て、劇場に流れるなんともいえない空気感に圧倒されたという勘太郎。「これはできないなと思いましたが、少しでも吸収して近づきたい。明治座出演は初めてなので楽しみ」と前向き。
 

稽古写真・封印切

夜の部は『通し狂言  牡丹燈籠』で、市川染五郎が白塗りの新三郎と初役の伴蔵。
三遊亭円朝の怪談噺が下敷きの『牡丹燈籠』だけに「業と欲にまみれた伴蔵の心情を繊細に演じたい」と意欲的。

七之助は『牡丹燈籠』でお峰は初役、そしてお露の二役。「震災のあと、自分は何ができるのかと思い悩んだ時期もありました。舞台には見る人を元気にするパワーがあるのだと信じて、いい芝居を」と語る。


稽古写真・牡丹燈籠

初日前には、市川染五郎、市川亀治郎、中村勘太郎、中村七之助が劇場前で約200人の観客を前にあいさつ。

染五郎は「明治座を歌舞伎のもう1つの拠点となるように盛り上げていきたい」と語った。

最後には地元小学生から1人ずつ花束を贈られた。

 

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『明治座 五月花形歌舞伎』

●5/3〜27◎浜町・明治座

昼の部『義経千本桜  川連法眼館』『蝶の道行』『恋飛脚大和往来 封印切』、

夜の部『通し狂言  怪談牡丹燈籠』『高坏』

http://www.meijiza.co.jp/info/2011/05/main.html


【取材・文/榊原和子】 

私の観劇計画6月その1 植本潤(花組芝居)×坂口真人(演劇ぶっく編集長)

新国立劇場『雨』

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作◇井上ひさし
演出◇栗山民也
出演◇市川亀治郎 永作博美 梅沢昌代 たかお鷹
花王おさむ 山本龍二 山西惇 植本潤 ほか

6/9〜29◎新国立劇場


植本 6月に観られるお芝居のチラシがいっぱいあります! が、自分の出る作品からいっていいでしょうか? 新国立劇場『雨』です。わたくし、今稽古をしております。作・井上ひさし、演出・栗山民也。主演が市川亀治郎くん、永作博美さん。
坂口 おもしろい組み合わせですね。
植本 今、とても人気のある方ですよ。永作ちゃんも映画『八日目の蝉』がちょうど公開になって、今さかんにテレビにお出になってますけど。そこに手練れというのでしょうか、梅沢昌代さん、たかお鷹さん、花王おさむさん、山本龍二さん、山西惇さんなどが出演されます。
坂口 そこに植本さんも入るんだ。
植本 僕はこの中ではまだまだ若手なんですけど。酒向芳さん、石田圭祐さん、武岡淳一さん。小さいところから大きいところまでいろんな舞台に出ている大先輩方が出ております。
坂口 どういうお話?
植本 江戸で人まちがいされて、「あなたはうちのご主人じゃないですか?」と言われてそれを鵜呑みにして、なんとか騙せないかと思い北上して山形で方言などすべてを身につけてその主人になりすますというお話です。いい話ですよ。
坂口 いい話・・・、楽しみですね。
植本 6/9(木)〜29(水)新国立劇場『雨』に出ます。ぜひぜひご覧ください。
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