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これは新しい時代劇だ! ゲキ×シネ『蜉蝣峠』

蜉蝣峠
「演劇を映像で見る」とはどういうことだろう?
メリットは? デメリットはあるのか?
そんな気持ちで足を運んだ試写会でした。

初めて間近で見る舞台上の人物たちは、
想像以上に細かいところまでヘアメイク、衣装ともに作り込みつつ、
生身の人間が演じている息づかいが匂い立ってきそうな迫力。
全体を俯瞰しながら聞く登場人物のセリフは、
彼の感情や状況を説明しているにも関わらず、
まるで自分の思いが語られているような錯覚に。

時に舞台上の人物達に混ざり、その場にいるような気になり、
時に夢を見ているような気がする不思議な感覚。
まるで、劇場での観劇と映画鑑賞と読書を一度にしているような未経験の刺激的な体験でした。

高岡早紀、勝地涼のかわいさにキュンとなり、
堤真一、古田新太の迫力にブルッと震える。
舞台を観た人も、観ていない人も、
劇団☆新感線を知っている人も知らない人も、
みんな楽しめる新しい時代劇です!

小道具画像
おまけ情報
2009年6月号の雑誌『演劇ぶっく』に、劇団☆新感線のインディ高橋さんの連載(「Patchy小道具研究所」)があります。
その回では『蜉蝣峠』の記事が掲載されていて、冒頭、古田新太が食べているにちゃにちゃした物(ウンコ)や軍鶏や死体の秘密など、小道具がカラー写真とともに紹介されています。
これを読んでから見ると、アップの映像が倍楽しめます。

ゲキ×シネ  いのうえ歌舞伎☆壊<PUNK>『蜉蝣峠』
2010年2月13日(土)より新宿バルト9・梅田ブルク7他、全国ロードショー
演出◇いのうえひでのり
脚本◇宮藤官九郎
出演◇古田新太 堤真一 高岡早紀 他
<料金>前売一般¥2000 当日一般¥2500 学生・小人¥1800

ゲキ×シネ公式サイト
http://www.geki-cine.jp/

【文/矢崎亜希子】

ミュージカル『キャバレー』公開稽古(12月18日)

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ミュージカル『キャバレー』の稽古風景が公開された。この場で演じられたのは、藤原紀香演じるショーガール、サリーが中心となるナンバーの「ママには内緒よ」と、Emcee役の諸星和己が中心となる「ヴィルコメン」の2曲。

「ママには内緒よ」はショーガールであるサリーのコケティッシュさや、セクシーさで魅せるナンバー。キャバレーに集うお客に向って「私がここで働いているのはママには内緒にしてね。」「ママは私が修道院にいると思っているの。」などと、サリーが歌いかける場面だ。DSCF1259

注目は藤原紀香の衣装だが、最初は野暮ったい白のワンピース姿のサリーが、曲の途中でワンピースを脱ぎ捨て、黒のランジェリー姿になって踊る姿はさすがにセクシーで美しい。周りのダンサーともども、絵になる光景だ。

DSCF1289一方、諸星和己のEmceeが中心となる「ヴィルコメン」は、観客をキャバレー「キット・カット・クラブ」に惹き込むナンバー。1929年のベルリンが持つ、退廃的な空気とその裏側に存在した享楽を象徴するシーンだけに、稽古場にいるギャラリーたちを挑発して、諸星もいつにも増して気合いの入った役作りを見せてくれた。

 

公開ゲネのあと、サリー役の藤原紀香、Emcee諸星和己、クリフ役の阿部力の3人が記者たちの質問に答えた。

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藤原「今年の『ドロウジー・シャペロン』に続き、2年連続の日生劇場お正月公演ということで嬉しいです。前回はアクロバティックな動きもあって大変でしたが、今回はセクシーでゴージャスなエンターティンメント。そのショーガールとしていろいろな衣装も着られるし、また歌もたくさんあるので、そちらも歌姫としてもがんばります。演出の小池修一郎先生の稽古についていくのがたいへんですが、クオリティの高い舞台になるのが見えているので、安心してついて行ってます。サリーとクリフは時代に引き離される恋人同士、その切ない心情を見せたいと思っています。阿部さんのクリフとはラブシーンというか熱いシーンがありますが、そこで衣装が脱げないように(笑)、がんばります」

DSCF1285諸星「今日のように観ている人のところまで入って行く、それも含めて、その日、その日のライブ感をどう見せるかが僕の役目ですね。この3人も、またスタッフやキャストも信念を持って作品を作っているし、新鮮な目で観てもらえる『キャバレー』にしたいと思っいます。諸星和己をいかに出さないでEmceeに、そして進行係に徹するか、そこを意識しています。紀香さんとは仲が良くて、今更ラブシーンとかできないですね(笑)。(記者にかっこいいと言われ)わかってます(笑)。マイケル・ジャクソンにはかなわないけど(笑)」

DSCF1282阿部「日々進化する稽古に一生懸命ついていってます。紀香さんや諸星さんがショーの部分を見せてくれるので、僕はお芝居担当だと思ってます。サリーとクリフの関係の変化が見どころで、プレッシャーはありますが、がんばります。きちんと伝えようとするものがある作品ですし、今の日本にも通じる人間ドラマだと思います。ラブシーンは、紀香さんに激しくしすぎて衣装からポロリとさせないように気をつけます(笑)」


また今年振り返ってという質問にはDSCF1277

藤原「いろいろなことがありましたが、すべての経験が糧になると思っています。とにかくこのサリーをセクシーにゴージャスに演じて楽しみたい」

諸星「これから、という言葉を噛み締めている感じですね。これからスタートをきるこの作品も含めて、来年はいいスタートになりそうです」

阿部「新しいことをした1年でした。来年1月もこの『キャバレー』という作品を通して、また新しいことに挑戦できるのが楽しみです」

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ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』

●2010/01/7〜29◎日生劇場

●2010/2/5〜7◎梅田芸術劇場メインホール

●2010/2/12〜14◎ 愛知勤労会館

●2010/2/20〜21◎北九州芸術劇場大ホール

 

修辞・訳詞・演出◇小池修一郎

出演◇藤原紀香 諸星和己 阿部力 高嶺ふぶき 戸井勝海 杜けあき 木場勝己 他

 

<料金>

日生劇場 S席¥12600 A席¥8400 B席¥4200(全席指定/税込)

キャバレーシート¥30000(ペアシート/プログラム1冊付)

梅田芸術劇場 S席¥12000 A席¥8000 B席¥4000(全席指定/税込)

<チケットに関するお問い合わせ>

東京公演/ホリプロチケットセンター03-3490-4949 http://hpot.jp

大阪公演/梅田芸術劇場 06-6377-3800

愛知/キョードー東海 052-972-7466

北九州/北九州芸術劇場 093-562-2655

           【取材/岩見那津子 文/榊原和子】

 

 

 


モリエールが俄然、身近に感じる映画です。 『モリエール 恋こそ喜劇』

moliere
17世紀のフランスに生まれたモリエール。
この映画で描かれる22歳のモリエールは、
今の日本の演劇を志す若者とあまり変わらない。

裕福な家庭に生まれ、高い教育を受けたにも関わらず、
美しい女優と知り合ったことで演劇に夢中になり、のめり込んでしまう。
仲間達と意気込んで旗揚げした劇団は借金まみれで解散し
モリエールは債権者に訴えられ、2度も投獄される始末。
酒場で飲んだくれて息巻くありさま。
なかなか本が書けず、仲間に心配をかけたり
自分も苦しむ姿は、今の夢を追う若者達となんら変わらない。

もしかすると、今の若者と一つ違う点は、
人前で何かを表現するということ自体が
「命がけ」ということかもしれない。

この映画の最後、十数年間のフランス各地を巡る旅興行で力をつけて
パリに帰ってきたモリエール一座は、王の前で喜劇を上演する。
こじんまりしたオペラ座のような劇場。
中央最前列には王が専用の椅子に座り、50名ほどの観客はみな貴族。
もしここでしくじったら・・・本当に命がないかも知れない。

そんな怖さがふと脳裏によぎる。
この時代、地理的にも遠く離れた東京にいる私が、ヒヤっとする。
それほど人物の感情や当時の空気が、身近に感じられる傑作です。

ぜひこの春、『モリエール』で17世紀のフランスを感じてみて下さい。

2010年 春 ロードショー!
Bunkamura ル・シネマ
http://www.bunkamura.co.jp/

【文・矢崎亜希子】
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