稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

浪漫活劇譚『艶漢』第二夜

『ブルーマン』ファイナルカウントダウン、開始!

カウントダウン用写真
(C)BMP

【2年間完走の最終コーナーに突入!】 

来場者40万人突破を突破、そして2年間のロングランを満了し、11月29日にいよいよ千秋楽を迎える『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』。

その残り50公演目にあたる10月12日から、ファイナルカウントダウンのイベントが行われることになった。

千秋楽へのカウントダウンのイベント内容は、これまで世の中を“クスッ”とさせてきたブルーマンらしく、観客参加型で、 YouTube 協力企画「私の千秋楽、教えます!」。以前も好評だつた「YouTubeメッセージボックス」が、インボイス劇場のロビーに再び出現。ムービーカメラが設置され、開演前、そして終演後に観客からメッセージを発信してもらう。

 

【メッセージのテーマは「あなたの千秋楽」】

自分の身近で「そろそろ終わりがくること」、「目標に達成しようとしていること」、たとえば、「歯磨き粉のチューブ、間もなく使い切ります」「定期預金、間もなく満期!」「語学学校のコースが終わります」「免許が切れます」「彼(彼女)とそろそろ千秋楽・・」などなど。

『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』が目標であった2年完走でめでたくゴールを切るように、観客1人1人の達成の日、あるいは密かにカウントダウンをしていることや、特別な“終わり”をメッセージとしてカメラに収録。その“千秋楽”はYouTubeにアップされ(容量に限度があるので、全員のムービーがアップされるわけではありません)、世界中があなたの「千秋楽」に注目してくれる、かもしれない!

 

『BLUE MAN GROUP IN TOKYO』

「ブルーマン、ファイナルカウントダウン」イベント

●インボイス劇場(六本木)

10月12日(月・祝)〜11月29日(日)千秋楽

http://blueman.jp/index.html

 

『グレイ・ガーデンズ』制作発表(9月30日)

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11月から12月にかけて、東京、大阪、名古屋で上演するミュージカル『グレイ・ガーデンズ』の制作発表が、30日に開催された。メインキャストの大竹しのぶ、草笛光子、また演出の宮本亜門らが出席、取り組みや抱負などを語った。

このミュージカル『グレイ・ガーデンズ』は、1975年にドキュメンタリー映画としてアメリカで公開され、一大センセーションを巻き起こしたもの。故ケネディ大統領の夫人だったジャクリーンの叔母にあたるイーディスとその娘イディをめぐる実話で、舞台版は、華やかなセレブの暮らしを満喫する1941年の1幕と、32年後に没落し、ゴミ屋敷と呼ばれる荒れ果てた邸宅で、50匹以上のネコとともに自由気ままに生きる2幕からなっている。見どころの1つは2人が身にまとっていたボロ布の奇抜なファッションやアイデアで、その後のファッション業界にも大きな影響を与えたと言われている。

 

出演者は、第1幕は母のイーディスに大竹しのぶ、娘のイディに彩乃かなみ。第2幕では母のイーディスに草笛光子、娘のイディに大竹しのぶというユニークなキャスティング。男優陣は吉野圭吾、川久保拓司、デイビット矢野、光枝明彦(この日は欠席)が出演。そして演出には宮本亜門という豪華な顔ぶれが揃って会見にのぞんだ。 

DSCF0293【コメント要約】

宮本「映画を観て衝撃を受けた。アメリカ人はよく知っている一族の実話で、母娘の関係をとても面白く切実に描いているので、そこを観てほしい。草笛さんは高校生のころに観た『ラ・マンチャの男』のアルドンサが強烈な思い出です。大竹さんは『スウィニー・トッド』からの付き合いで、この作品は大竹さんとぜひ一緒にやりたかったので嬉しい」

大竹「母と娘という関係の微妙で不思議な部分を描いてる作品ですね。私も他人にはいい顔をするのに母には冷たいこと言っちゃったリするんですが、娘も私に似てて同じような関係です。草笛さんとは初共演ですが、私を見る目がいい意味でライバル視されてるなと(笑)。それが素敵だなと思います。音楽も綺麗なメロディで、歌うのは大好きなので、とても楽しみです」

 

草笛「衣裳が奇抜というか、毛布を巻いただけとか半裸に近いみたいなので、落ちたらどうしようと心配です(笑)。ミュージカルは本当に久しぶりで、これで再スタートという気分。昔はいつもニューヨークに観劇に行っては、60代や70代の役者さんがすごく楽しさをふりまきながら出ているのを観て、あんなふうになりたいけど、いつかなれるんだろうかと思っていました。それが実現したので嬉しい」

DSCF0278彩乃「1幕で大竹さんの娘の役をさせていただきます。このような大先輩と一緒の舞台に出られて光栄です。とにかく足を引っ張らないように、お邪魔にならないようがんばります」

川久保「ケネディ家の長男です。今回、いちばん感じてるのは、普通であることと普通でないことの境界の曖昧さで、なんだか生きる勇気を貰いました」

矢野「執事の役です。裕福で華やかなイメージですがその陰の部分も描かれている作品です。素晴らしい共演者のかたたちのなかで持ってるものを最大限出していきたい」

吉野「住み込みの音楽教師の役です。何を言ったらいいのか(笑)、とにかく楽しんでやりたいと思っています」

 

この日の制作発表には、ネコ屋敷という設定にちなんで、背景に1000個以上のキャットフードが飾られていたが、ネコの出演に関しては、宮本「いくらなんでも本物のネコは演技ができないので出しません(笑)」。その言葉にネコが苦手だという大竹と草笛は安堵の表情だった。

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『グレイ・ガーデンズ

●11/7〜12/6◎シアタークリエ

 12/10〜13◎シアターBRAVA!

12/18〜19◎中日劇場

台本◇ダグ・ライト

音楽◇スコット・フランケル

作詞◇マイケル・コリー

演出◇宮本亜門

出演◇大竹しのぶ 草笛光子 彩乃かなみ 川久保拓史司 吉野圭吾 デイビッド矢野 光枝明彦

<料金>シアタークリエ/S席¥11000 A席¥8500 

           シアターBRAVA!/S席¥11000  A席¥8500 

           中日劇場/A席¥11000 B席¥7000

 

<お問合せ>東京公演/東宝テレザーブ 03-3201-7777

                 http://www.toho.co.jp/stage/

               大阪公演/キョードーチケットセンター 06-7732-888                   http://kyodo-osaka.co.jp

               名古屋公演/中日劇場チケットセンター 052-290-1888

                 http://www.chunichi-theatre.com

                               【取材・文/榊原和子】

『蛮幽鬼』初日囲み取材(9月30日)

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劇団☆新感線の新作『蛮幽鬼』が30日、新橋演舞場で初日を迎えた。
この舞台は座付き作家中島かずきが、『朧の森に棲む鬼』以来2年ぶりに書き下ろした“いのうえ歌舞伎”で、「モンテ・クリフト伯」をモチーフにした復讐と策謀が渦巻く、スペクタクル・ロマン活劇である。

物語の背景になるのは古代の架空の国「鳳来」、その国の前途ある若者伊達土門(上川)が、「蛮教」を学ぶために留学したカダの国で、殺人のぬれぎぬを着せられて投獄される。やがて囚人サジ(堺)と出会い、ともに脱獄に成功、「鳳来」へ帰った土門は、サジとともに復讐へのシナリオを進めていく。

アクション満載、どんでん返しにつぐどんでん返しという錯綜した物語を、上川隆也をはじめとするキャストが熱い演技とすさまじい迫力で展開。ダイナミックなストーリーの面白さに加えて、それぞれのキャラクターがユニークかついわくありげで、最後まで目を離すことができない、まさに血湧き肉躍る舞台になっている。

初日前のフォトコールでは、復讐のため蛮教の教祖となった上川のカリスマぶりや、恋人だったミコト、稲森いずみとの再会場面、またミコトの護衛トウイ役の早乙女太一と上川、堺らの華麗で迫力ある立ち回りが披露され、劇団☆新感線らしいスケール大きなドラマの仕上がりぶりをアピールした。また、ロビーでは、メインキャストの上川隆也、堺雅人、早乙女太一、稲森いずみの囲み取材が行われた。

DSCF0299【囲み取材コメント】

上川「新感線ならではの豪華な衣装や舞台で、気持ちがアップします。いつもの自分ではない自分が立っている感じですね。下手に空回りするのもなんなので、気合を入れすぎないようにしたい。初共演の人ばかりなんですが、それを一度も意識せずにここまで来た。いまはもちろんですが、稽古当初から違和感のないキャストのかたたちで、これからの本番も一緒にがんばりたい」

堺「アクションがあるのが嬉しい。強いという設定なので殺陣はがんばりたい。上川さんも早乙女さんもすごく強くて、まともに闘ったら命がいくつあっても足りない状態です(笑)。いろんなキャラクターのいろんな立ち回りがあって贅沢なお芝居。座長の上川さんは芝居の面でもそうですが、役のうえでもいろんな思いをみんながぶつける。それを上川さんがお客さんに投げかけるという舞台です」

稲森「舞台は二度目なのですが、今は稽古場の通りやれればいなと思ってます、やっぱり緊張してますね。新感線の舞台は異空間というか現実離れしていて、その舞台の中に存在しているのが気持ちがいいですね」

早乙女「新感線も立ち回りも大好きなのですごく嬉しいです。女形でも出てきますが、僕は本当はこういう男の格好のほうが好きなんで、気合いが入ります」

早乙女の女形シーンに関して上川から「綺麗というか美しいですね。太一くんのそのシーンになると、いつのまにか出演者がバタバタと集まってくるんです(笑)」という証言もあり、ビジュアルもアクションも見せ場もりだくさんの作品。来年30周年を迎える劇団☆新感線の勢いを感じる舞台となっている。

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『蛮幽鬼 』

9/30〜10/27◎新橋演舞場

11/9〜26◎梅田芸術劇場メインホール

作◇中島かずき

演出◇いのうえひでのり

出演◇上川隆也 堺雅人 稲森いずみ 早乙女太一 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 山内圭哉 山本亨 千葉哲也 他劇団☆新感線

 

<料金>

新橋演舞場 1等席¥12600 2等席¥7500 3階席A¥6300 3階席B¥3500(全席指定/税込)

梅田芸術劇場メインホール S席¥12500 A席10500 B席7500(全席指定/税込)

<チケットに関するお問い合わせ>

東京公演/新橋演舞場 03-3541-2600

大坂公演/キョードーチケットセンター 06-7732-8888

http://www.shochiku.co.jp

                    【取材・文/榊原和子】

 

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