稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ストリップ学園』

木野花演出の『クラウドナイン』破天荒な舞台の稽古場公開!

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入江雅人、宍戸美和公、平岩紙、石橋けい、正名僕蔵
木野花、三浦貴大、高嶋政宏、伊勢志摩


木野花の演出による舞台『クラウドナイン』が、12月1日より東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。その稽古場がこのたび公開された。
 
『クラウドナイン』は、英劇作家キャリル・チャーチル作のイギリスの植民地だった時代のアフリカを舞台にした、ある家族を中心とした、バカバカしくも切ない破天荒なホームドラマ。
本作は実はとんでもない、ぶっ飛び設定満載の衝撃作。登場人物を演じる役者が一幕と二幕で変わるうえに、さらには登場人物の性と、演じる役者の性が変わる!ゲイカップル、レズカップル、不倫、少年愛まで出てくる赤裸々な性描写も満載。
本作では、一幕では三浦貴大がドレスを着て初の女性役に挑戦し、眦萓宏演じる一家の家長クライヴの妻・ベティを演じる。また、一幕では威厳のある家長・クライヴを演じていた眦萓宏が、二幕では心は乙女なゲイを演じ、5歳の少女役を現在47歳である正名僕蔵が演じる。
一幕と二幕で役柄がガラリと変わり、1作のなかで、二つの役を演じる俳優の姿を観ることができるという、個性派俳優たちの魅力を堪能できる舞台となっている。

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【あらすじ】
イギリスの植民地だった時代のアフリカ。この地を管理するために、本国からやって来たある家族の物語。
家長のクライヴ(眦萓宏)は、国家と常識を重んじる男らしい父親。だけど時折り襲う嵐のような欲望の奴隷。その妻ベティ(三浦貴大)は、夫を愛する貞淑な妻であろうとするあまり、夫の友人にも愛情のおすそ分け。一人息子エドワード(平岩紙)は、父親に認められる強い男になりたい!と願いつつ、夢中になるのはお人形遊び。家族が平和であれ,,と、全てを見て見ぬふりの祖母のモード(宍戸美和公)。
そこに隣人の、欲望のままに生きるハガネの女ソンダース夫人(伊勢志摩)、一見ワイルドなイケメン探検家ハリー(入江雅人)、男を知らない純情な家庭教師エレン(石橋けい)、そして、両親をイギリス兵に殺された従順な召使いジョシュア(正名僕蔵)が加わり‥‥
理想の自分と現実の自分自身。そのギャップに右往左往しながら暗中模索する、不器用な家族の、バカバカしくも切ない25年間の成長の軌跡。

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【囲み取材コメント】

木野花 
ここから追い込みの時期なので、皆がどれだけ体力的・気分的に限界に挑戦してくれるかが勝負だと思います。初演を上演した時は私も38歳でまだ若く、必死で脚本に食らいついて力任せにぶつかっていった感じで、一人で格闘していたので、やり残した思いが大きかったです。今回は役者を見ながら一緒に話し合って作っていくのが目標で、三回目ですが初演のように新鮮な気分で取り組んでいます。
全体として、もっと笑える芝居だと思うのですが、このメンバーだったらいけると思います。一人一人が面白いキャラを持っているので、お客さんが入ってどうなるのか楽しみです。

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眦萓宏
 
早く本番になって欲しいです。稽古場では木野さんが女王様のようなカリスマ調教師のように皆を導いてくれています(笑)。三浦君は本読みの時から女性っぽかったので、よく飲みに行くニューハーフの方みたいで、本当にただの “大きい女の人”という感じで全く違和感がないです。1幕と2幕で役が変わるので、休憩中に切り替えるのが大変ですが、それぞれだけでも完結出来る物語なので、二度美味しい作品だと思います。

伊勢志摩 
稽古の初日はトンネルの向こうに木野さんがいて“頑張ってたどり着かなければ”という感じでしたが、今はもう姿が見えて最後のダッシュをしているところで、トンネルを抜けると思いがけない派手でビビットな芝居になっていると思いますので、早く飛び出したいです。1幕の役はいつもやっているような自分に近いところでやれるのですが、2幕の役は全く違ってコルセットを着て矯正されているようなイメージで、精神的にも厳しいですが新たな発見もあって楽しんでいます。

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三浦貴大 
舞台は二回目でまだ客観視出来ないですが、徐々に役の心情も掴めて来たと思います。1幕で女性を演じるのですが、木野さんに見てもらいながら、歩き方の練習から始めて、足の毛も剃ってみました。意外と剃るのが大変だったり、足が汚かったり、“女性はこんなにも大変な努力をしているのか”と初めて知りました。今では私生活でも内股になりがちになっているので、それを直すのが大変です(笑)。

正名僕蔵 
先程の木野さんの「さらに追い込む」という話を聞いて尻込みしていますが、こらえて更に密度を濃くしていけたらと思います。1幕は抑圧された役で、2幕は5歳の白人の女の子で駆け回ってはしゃいで怒られるので、役の振り幅というか、運動量の差にまだ慣れないですが、頑張りたいと思います。
 
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平岩紙 
稽古場で客観的に見ていると凄く面白いのですが、自分はまだまだだと思うのでもっと掘り下げていきたいと思います。私は1幕2幕どちらの役も共通して純粋さを持っているので、心は一つで出来るので演じ分けやすいなと思います。何気ないシーンの会話が面白くて、1幕と2幕でがらりと変わるのが見どころだと思います。

宍戸美和公 
木野さんに尻を叩かれて今日まで来ました。衣裳を着て、(気分が)のれそうな気がしましたし、2幕のキャラクターは初演では出ていない初登場のキャラクターなので、自由にやらせて頂いています。

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石橋けい 
日々面白く変わっていっているので、ラストスパートで頑張りたいと思います。1幕と2幕でどれだけ気持ちを切り替えられるかが大変ですが、2幕では私の息子役をされる宍戸さんとのシーンを楽しんでいます。

入江雅人 
衣裳を着た時に、三浦君が女性を演じるバカバカしさがより浮かび上がって来たと思うので、早くお客さんの前でやりたいです。1幕の探検家の役は色んな人に手を出す役なので、面白く出来たらと思いますし、逆に2幕は笑いを誘おうと思わず真摯に演じようと思います。


ROLLYによる劇中歌歌唱が決定!
 
また今回、ROLLYが舞台『クラウドナイン』の劇中歌「クラウド9」を歌唱することが決定!
戯曲にある「クラウド9」の歌の歌詞を、フィギュアスケートの浅田真央がプログラムで使用したことでも記憶に新しいアラム・ハチャトゥリアンの名曲「仮面舞踏会」にのせて歌唱する。
「クラウドナイン」とは、真夏の抜けるような青空に浮かぶ積乱雲(入道雲)という気象用語が転じて、幸福の絶頂の“ハイ”な気分をさす。 その“ハイ”の気分を歌った「クラウド9」の歌。ワルツのリズムにのせ、揺れるような、まるで狂ったかのような世界に引き込む、ROLLYの歌声は必聴!

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【OLLYコメント】
Q1.舞台「クラウドナイン」に歌唱で参加するというオファーを受けての率直な感想をお聞かせください。
世界中に何万人もいるであろう歌い手の中からよりによって私ROLLYに白羽の矢が突き刺さった事に正直、何故?と驚きました!
Q2.実際、戯曲にある歌詞をハチャトリアンの「仮面舞踏会」にのせて歌うという収録をしてみていかがでしたか?
元々、歌が入っている楽曲では無いので演出家の木野 花さんと2人、スタジオで向かい合い、その場で詞にメロディを創作しながら録音した事は、私にとって実に有意義な経験でした。
Q3. お客様に向けてPRコメントをお願い致します。
ROLLYです!私が熱唱する世にも不可思議な「仮面舞踏会」がクラウドナインの舞台で、一体どの様に使われているか是非是非お楽しみにね!気に入って貰えると光栄です!

〈公演情報〉
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モチロンプロデュース 『クラウドナイン』
作◇キャリル・チャーチル 
翻訳◇松岡和子 
演出◇木野花
出演◇眦萓宏 伊勢志摩 三浦貴大 正名僕蔵 平岩紙 宍戸美和公 石橋けい 入江雅人
●12/1〜17◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉6,800円 ヤング券3,800円(22歳以下、チケットぴあ前売のみ)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉大人計画03−3327−4312(平日11:00〜19:00) 
●12/22〜24◎OBP円形ホール
〈料金〉7,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570−200−888 (平日10:00〜18:00)
 http://otonakeikaku.jp/2017cloudnine/



【資料・稽古場写真提供/モチロンプロデュース】



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倉持裕の大人のコメディドラマ『誰か席に着いて』まもなくシアタークリエ開幕!田辺誠一・木村佳乃・片桐仁・倉科カナ インタビュー

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倉科カナ 木村佳乃 田辺誠一 片桐仁

今、最も注目を集める劇作家の1人、倉持裕が作・演出。そして田辺誠一、木村佳乃、片桐仁、倉科カナという豪華キャスト陣で描かれる大人のコメディドラマ『誰か席に着いて』が、シアター1010でのプレビュー公演を経て、11月28日からシアター・クリエで開幕する。(12月11日まで。その後、全国ツアーあり)
 
芸術家支援の財団で、来年の助成金対象者の選定に集まった2組の夫婦が、崇高な芸術とその未来について語りあうはずが……実は4人はそれぞれに自分が抱える問題で頭がいっぱい。そこには、プライド、嫉妬、嘘、名声、金など、利己的な問題が山積みになっている。次々と明るみになる各々の隠し事に、果たして4人が迎える顛末とは──?という問いかけが、倉持ワールドならではのシニカルでテンポの良い会話のなかで、繰り広げられていく。
そんな大人のコメディに挑む実力派俳優たちが、稽古たけなわの時期に、作品のこと、役柄のこと、更に互いの魅力までを語り合ってくれた「えんぶ12月号」のインタビューをご紹介する。

膨大な台詞の中に詰まった「夫婦あるある」「兄弟姉妹あるある」

──脚本を読んだ作品の印象から教えてください。
田辺 ワンシチュエーションで登場人物6人がずっと喋っている、今まで映像や、舞台も色々やらせて頂いてきましたが、こういうシチュエーションの芝居って初めてで、膨大な台詞量に驚いたのが第一印象でした。これ覚えられるのかな?と。
片桐 またまた! 一番覚えてるじゃないですか!
木村 今の段階で、唯一台本を離してますものね。羨ましくて。
片桐 どうやって覚えているんですか?
田辺 家に帰って、お酒飲みながら読んだり。
木村 でも、量が多いうえに長台詞がある訳ではないから、1人で読んでいても覚えられないんです。実際に皆さんとやりとりしないと。
田辺 誰かに読んでもらうといいよ。
片桐 えっ? 奥様に読んでもらうんですか?
田辺 うん。
片桐 マジで!?  じゃあ奥様はこの話を知っているんですね?(倉科に)どうやって覚えてる? 台本一番汚れてるから相当読み込んでるるんじゃ?
倉科 それは扱いが雑なだけです(笑)。でも稽古期間があるから、稽古の中で徐々にきちんと覚えていけばよいかなって。
木村 そう、稽古で覚えようね! 倉持さんもそれでいいと。倉持さんは、台詞のニュアンスが合っていればOKではなくて、語尾まできっちり台本通りに言えないのなら、台本を持ってくださいっておっしゃるので。
倉科 句読点にまでこだわられますよね。「えっ」とか思わず入ってしまっても止められるので、堂々と持っています(笑)。
木村 私にとっては、まず読んだことがないタイプの台本でした。倉持さんの笑いってとても知的で、洗練されていて、例えばバナナの皮を踏んで、滑って転んで笑うというような、わかりやすい笑いではないので。
片桐 いや、その笑いはかえってハードル高いですよ(笑)。
木村 だから例えばって!(笑)。すごく奥深い笑いなので、面白かったけれど、演じるのは難しいなと思いました。
片桐 僕は倉持さんの作品に初めて出たのが05年で、やっぱりワンシチュエーションの会話ばかりの舞台で、面白かったし、また出たいなと思っていたから嬉しかったですね。読んで、これは倉持さんの好きな世界だな! と思ったから、楽しいけれども確かに難しい。1つ1つに対しての演出も緻密だし。
倉科 台詞のどこが誰の言葉を受けていて、誰に発しているのかが、読んだだけだとわからないくらい細かいですよね。
田辺 あぁ、それはある。
倉科 だから皆さんとお稽古して初めて、そういうことか! と思うところも多くて。
──台本を読んだ印象と、皆さんでお稽古した時の印象が違うのですか?
片桐 そうですね。やっぱり人の声で読むと全然違います。だから、ご覧になる方にはきっとよく伝わる、リラックスして観てもらえるものになると思います。「夫婦あるある」「兄弟あるある」が満載なので。

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リアリティーのあるそれぞれのキャラクター

──役柄にはどんな感じで取り組んでいますか?
田辺 僕が演じる哲朗は、基本の設定としてはずっとイライラしている役なのですが、そのカラーだけで行くのは違うなと。絡む相手によって、ここはもっと抑えていいんだなとか、稽古の中でわかってきたので、今探っているところです。
木村 私の演じる織江はスランプに陥っている脚本家で、長女なので自由なんです。私自身は次女で、カナちゃんが本当は長女なんですけれど、長女って自分ルールで妹を支配しようとするところがあって、それは私の娘や長女の友だちを見て参考にしています。作家という職業についても、20年来の親友の作家さんをモデルにさせてもらっているんですが、生み出す仕事って本当に大変だなとつくづく思います。だから織江は、夫が妹と浮気しているなんて全く気づいていないし、基本的に自分が書けないことにいっぱいいっぱいで気づく余裕もないんです。でも夫を愛しています。
片桐 僕は売れないミュージシャンなんですが、僕は以前、倉持さんに自説のアーティスト論を語ったことがあって。作品って、作家が「こういう意図で創ったものです」と言って回って、しかるべき人に認めてもらえて初めて値段がつくんですけど、「本当はそんなこと言いたくない、観た人に自由に感じて欲しい」というような話をしたら、それがそのまま台詞になっていて!(笑)「これ、俺が言ったことじゃないか!」とびっくりしました。
木村 さすが作家ですね(笑)。何気ない会話をちゃんと覚えている。
片桐 だから奏平という役には、結構身につまされるものがあります。
倉科 私が演じる珠子は、ずっとイライラして怒っています。倉持さんが「俺、好きなんだよ」っておっしゃって。
片桐 カナちゃんのことが?!
木村 問題発言ですね?(笑)
倉科 違う、違う、怒っている人が!(笑)「俺が書く人、怒っている人が多いんだよ」って。
田辺 あぁ、それはあるかも。
木村 私の役も結構怒ってますよね。
倉科 珠子の気持ちもわかるなと思って。元々プロのダンサーで踊りたいのに踊れないフラストレーションがたまって、八つ当たりをしたり、本当はそんなこと思っていないのに、という外れたポイントで怒ってしまったりすることってありますから。
片桐 たまっているとそうなるよね。
倉科 とてもリアリティーのあるキャラクターなので、演じていて理解しやすいです。
──倉持さんの演出にはどんな印象を?
田辺 僕は倉持さんの演出を受けるのは初めてなので、どんな感じなのかな? と思っていたのですが、本当に穏やかで的確です。「こうしてみて」という指示が繊細で、僕がよく行く整体の先生が「ちょっとズレてるから」って、ほんの軽くチョイチョイと触れるだけで。
片桐 そんなに優しいんですか?
田辺 そう、他のところに行くと結構バキバキという感じなんだけど、その先生はチョイチョイと触るだけで、やられた感が全然ないのに効く。それに通じるなと思います。
木村 すごくわかります。声を荒げることもなく、知的でね。微妙なニュアンスをおっしゃるんです。「この語尾もう少し強くしましょうか?」とか。
片桐 「やっぱり戻しましょう」とかね。
田辺 すごい方向転換をする訳ではないのに、変わっていく。
倉科 だから演出を受けていてとても面白いですね。
木村 特に私は3年ぶりの舞台なので、こういう現場で、皆さんが演じるのを見て一緒にやれるのが楽しいです。

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居心地の良い稽古場で生まれる連帯感

──少し視点を変えて、夫婦の役柄で感じているお互いの魅力を語ってください。
木村 私は田辺さんが「メンズノンノ」でモデルをなさっていたのを見ていた世代なので、なんてハンサムな人だろうと思っていたのですが、実際にこうしてお仕事をご一緒させて頂くようになってからは、その上に優しい方だなと。そんなに口数が多い方ではなくて、物静かだけれど、私がワイワイ話しかけても「うん、うん」とうなずいてくださるし、女性が一緒にいて楽なタイプですね。ああしろ、こうしろと言う訳ではなく、包容力があって。
片桐 なるほど!  品があるしね。飄々としてるし。
木村 あと、すごく面白いのが田辺さんの表情です。田辺さんの哲朗とカナちゃんの珠子が不倫をしている関係なんですが、もう田辺さんがカナちゃんを見る度にやたらニヤニヤ笑いかけていて(笑)、それがもうなんとも言えない可愛い笑顔で! ここ是非注目してください。哲朗の珠子に対する態度は必見です!
片桐 もう露骨だよね。なんで俺たち気づかない設定なんだろうっていうくらい(笑)。
木村 私はこれまでの現場で、心身共に限界だった時にとても温かく接してくださって、助けて頂いたという印象が強かったので、夫役が田辺さんだと伺った時には嬉しかったです。
田辺 木村さんは本当に面白い人で、基本的にパワフルでポジティブだから、一緒にいて気持ちがいいです。切り替えも早いしね。
片桐 確かに演出家の指示に対する反応も早いですね。PTAの会長とかバリバリやりそうですよね。
田辺 うん、そうそう。
木村 あ、でもそれは本当にバリバリやるかも(笑)。どうせやらなければいけないことなら、楽しくやりたいと思うタイプなので。
田辺 そういうところが良いですね。そちらは?
片桐 僕らは、カナちゃんがデビューの頃に一緒に仕事していますからね。深夜枠で1分半のコントを100本撮ったんです。
田辺 えぇ?
倉科 本当に大変でした! 撮っても撮っても終わらなくて。
片桐 半ばやけくそだった(笑)。
倉科 でも面白かったですよ。どこかで遊びの延長のような気分もあったし、若かったなって。
片桐 だからその頃のことを思うと、立派な女優さんになられたなと思います。
倉科 だって10年ですもの。ただ普通に大人になっただけです(笑)。でも仁さんは変わらないです。あの時のまま。
片桐 まさか夫婦役になるとは思いもしなかった。14歳も離れているし。
倉科 仁さんと夫婦役だから、もっとフランクな関係かなと想像していたら、ケンカばかりしていて(笑)。もうずっとケンカしていますよね。
片桐 目も合わせない。
倉科 合わせたら爆発するから。
片桐 たまったものがあるから。でもここまで密に芝居するのは初めてだし、新鮮だよね。
倉科 居心地が良いです。
片桐 この稽古場全体が居心地が良い。福田転球さん、富山えり子さんも含めて、皆さん素敵な人ばっかりだから!
木村 長い稽古だし、全国ツアーもある長い公演だから、仲良く力を合わせて、怪我のないようにやっていきたいですね。
──稽古場の和気藹々とした雰囲気が伝わります。では改めて、意気込みをお願いします。
田辺 人間の可笑しさが出ている芝居ですので、きっとクスクスと笑って頂ける舞台になると思います。楽しみになさっていてください。
木村 どこで笑って頂けて、楽しんで頂けるのか、私達もそのお客様の反応を楽しみにしていますので、是非劇場に足をお運びください。
倉科 皆さんの足を引っ張らないように頑張ります!
片桐 そこ?(笑)夫婦とか、姉妹とか身につまされる話と、芸術論も入っていて、シアター・クリエにぴったりのお芝居になっていますので、楽しみにしていてください。

【プロフィール】
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倉科カナ 木村佳乃 田辺誠一 片桐仁

たなべせいいち○東京都出身。85年、16歳の時「Art Project Swim」を結成、映画製作、絵画、小説、写真等の創作活動を展開。87年『メンズノンノ』専属モデルとしてデビュー。92年には俳優デビュー、以後、俳優、映画監督、アーティストと多彩な活動を続けている。映像はもちろん、蜷川幸雄、宮藤宮九郎演出作品や、劇団☆新感線など舞台出演も多い。近年の主な舞台は『八犬伝』『キレイ 神様と待ち合わせをした女』など。 
 
きむらよしの○東京都出身。96年女優としてデビュー、97年映画『失楽園』で日本アカデミー賞新人賞受賞。数多くのドラマ、映画で活躍。近年の作品にはドラマ『僕のヤバイ妻』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』など。バラエティにも積極的に出演、活動の幅を広げている。主な舞台作品は『モーツァルト!』『さらば、わが愛 覇王別姫』地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10『星の大地に降る涙』『抜目のない未亡人』など。
 
かたぎりじん○埼玉県出身。多摩美術大学在学中に小林賢太郎と「ラーメンズ」を結成。お笑いコンビとして人気を博す一方、俳優としても活躍。また「エレキコミック」とのユニット「エレ片」としてのライブ活動や、彫刻家としての作品発表など、多岐に渡る活動を展開している。主な舞台作品は『レミング—世界の涯まで連れてって』『小野寺の弟・小野寺の姉』『ライクドロシー』『海峡の光』『鎌塚氏、振り下ろす』など。

くらしなかな○熊本県出身。高校在学中に「SMAティーンズオーディション2005」でグランプリを受賞したのをきっかけにタレント活動を開始。06年に女優デビュー後、09年NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』でヒロインを務めるなど、テレビドラマ、映画と、多くの作品に出演している。主な舞台作品は『シダの群れ』『真田十勇士』現代能楽集VIII『道玄坂綺譚』『ライ王のテラス』など。

〈公演情報〉
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『誰か席に着いて』
作・演出◇倉持裕
出演◇田辺誠一 木村佳乃 片桐仁 倉科カナ/福田転球 富山えり子
●11/28〜12/11◎日比谷・シアタークリエ チケット好評発売中
その他、全国ツアーあり
〈お問い合わせ〉03-3201-7777 東宝テレザーブ(9時半〜17時半)



【構成・文/橘涼香 撮影/岩村美佳】



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本格文學朗読演劇シリーズ 極上文學第12弾『風の又三郎・よだかの星』ビジュアル発表!

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日本文學の上質な世界観を立体的に表現し、ワンランク上のこだわり、“読み師”と“具現師”からなる構成でビジュアルと音楽、動いて魅せるスタイルが人気の、本格文學朗読演劇シリーズ「極上文學」が、来年3月に紀伊國屋ホールで上演される。

第12弾となる今作では、幻想的な童話の世界を描くことで有名な宮沢賢治の『風の又三郎』『よだかの星』を取りあげる。8名の“読み師”と、今作から誕生した新たなパート”語り師”の6名が極上文學の世界へと誘う。マルチキャスティング制により、組合せを日替わりで上演し変化のある公演も魅力だ。 
さらに、毎作品、豪華スタッフが描くことで話題のキービジュアルは、宮沢賢治作品の漫画・アニメなどでお馴染みのますむらひろしが描き下ろしている。

そのキャストたちのビジュアルが届いた。

又三郎役_納谷健(劇団patch)又三郎役_深澤大河
よだか役_藤原祐規よだか役_三浦海里
一郎/鷹役_鈴木裕斗一郎/鷹役_白粕寿大
喜助/弟役_松本祐一喜助/弟役_市瀬秀和

〈公演情報〉
本格文學朗読演劇 極上文學 第12弾『風の又三郎・よだかの星』
原作◇宮沢賢治 
演出◇キムラ真(ナイスコンプレックス) 
脚本◇神楽澤小虎(MAG.net)
キービジュアル◇ますむらひろし 
音楽・演奏◇橋本啓一 
コレオグラファー◇美木マサオ(マサオプション)
出演◇
《読み師》又三郎:納谷 健(劇団patch)・深澤大河、よだか藤原祐規・三浦海里、一郎/鷹鈴木裕斗・白柏寿大、喜助/弟松本祐一・市瀬秀和
《語り師》赤羽根健治、折笠富美子、竹内順子、田丸篤志、三浦祥朗、山口智広(五十音順)
《具現師》美木マサオ、福島悠介、濱仲 太(ナイスコンプレックス)、萩原 悠、百瀬友水 (ナイスコンプレックス)
●2018/3/8〜13◎紀伊國屋ホール
〈料金〉極上シート8,800円 一般席5,900 円(全席指定・税込)
〈一般販売(先着)〉2017 年12 月2日(土)12:00〜
〈公式サイト〉https://www.gekijooo.net/ 

絵:ますむらひろし ⓒますむらひろし
ⓒ2017 CLIE/MAG.net





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