稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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NEWS増田貴久が主演の『灰色のカナリア』初日レビューとインタビュー

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NEWSの増田貴久が主演する舞台『灰色のカナリア』が東京グローブ座で6月8日に開幕した(7月1日まで)。

この舞台は、09年の『雨の日の森の中』で初主演、好評を博した増田が一室を舞台に展開するノンストップ劇。笑いとサスペンスが盛り込まれたファンタジック・ラブ・コメディに挑戦している。

共演には『JAILBREAKERS〜ジェイルブレーカーズ〜』以来、6年ぶりの舞台となるTOKIOの松岡昌宏。増田との本格的な顔合わせは、今回が初となる。

作・演出を手掛けるG2は、昨年の『6月のビターオレンジ』『ギルバート・グレイプ』など、美しい空間ビジュアルとスピード感溢れる手法で高い評価を得ており、今回はこの3人で織り成すコラボが期待されている。


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とあるマンションの一室。新米編集者の藤井(増田)がベッドで目覚めると、そこはカナ(奥菜恵)の部屋だった。
カナは数年前、謎の失踪をした大物ミュージシャン。
なぜ彼女の部屋にいるのか?
必死で記憶を辿る藤井に、カナは意味深に微笑む。
そこへ上の階の住人(小林大介)、電気屋(山路和弘)、藤井の上司の編集者(陽月華)まで現れ、ますますこじれる中、藤井は不思議とカナに恋心を抱くようになる。
しかし突然訪れたピザ屋の制服を着た男(松岡)とカナは、強く抱きしめ合う。
この男は一体誰?!
謎は積み重なっていくばかり。
果たしてその答えは、藤井の想いの行方は……?

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増田は気弱だが心優しい青年を等身大で演じ、ソプラノヴォーカルと今作のために初挑戦したギターを披露。
奥菜は秘密めいた役ながら、一際透明感を放っている。
久々の舞台出演となる松岡もイメージと違わず、気っ風のいい男気に満ちた役柄で物語を動している。
そして奥菜と反対にリアルで元気な女性役の陽月華、手堅い演技の山路和久や小林大介。
ミュージカルパートでは歌唱シーンもあり、新たな面を見せているのも見所の一つ。増田をはじめそれぞれのキャラクターを生かした役どころとなっている。

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初日の昼に公開リハーサルがあり、その後、ロビーにて増田、奥菜、松岡への囲み取材が行なわれた。

〈囲み取材〉

ーー初日を迎えましたね、座長!
増田 座長です(笑)! 緊張してますねぇ。ドキドキです。

ーー今日は、松岡さんがいるので安心ですね。
増田 はい。ドキドキしてますけど、でも今日は松岡さんが。
松岡 なんだ?"今日は"って? あー、製作発表ね(苦笑)。ちょっと僕、あのときは(脱水症状のため)乾いてました。潤いがなかったもので、申し訳ありません(笑)。

ーー今回は女優さんとの密なお芝居で、潤いは十分ですね。
松岡 素敵な女優さん2人と共演させてもらって、潤いがたくさんですね。いろんなことでね…、って妙な汗かかせますね(苦笑)。いろんなシーンがあるので…、ここまでは僕も初めてですね。舞台は日に日に、毎日が違うので、その日その日が新鮮です。

ーー増田さんも、気になるシーンがありますよね。
増田 それは楽しみにしていてほしいですね。観に来てもらえたら、「キャー!」ってなってもらえるかな。

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ーー奥菜さんはヒロイン役で、2人のファンに妬まれそうですが。

奥菜 そうですね…(増田に)どうしたらいいんだろう?
増田 「そうですね」としか言えないですよね(笑)。
奥菜 怖いですね、気をつけなきゃ帰り。なんて、フフフ(笑)。
増田 大丈夫、大丈夫です。みんないい人たちです(笑)。

ーー謎が増えていくストーリーで、引き込まれますよね。
増田 どんどん進むごとに広がっていくので、すごいワクワクしながらやってます。
松岡 僕はG2さんの作品は2本目ですけど、先輩や後輩、ウチ(TOKIO)の城島が出てる作品もそうですが、G2さんの面白い"G2マジック"と言われてるもので、この『灰色のカナリア』も最後に怒涛の展開を見せてくれます。
奥菜 根本的に重い役で私自身はこの2時間、忙しいんですけど、ラブコメディなので楽しくやらせてもらってます。

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ーーミュージカル調のシーンもありますね。
松岡 増田って子は、キーがめちゃくちゃ高い子なんですね。この子のキーに合わせてたら僕は歌えないので、ちょっと下げてもらってるんですけども。僕、ミュージカルやったことがないので、歌というのはなかなか難しいんですよ。普段ドラムでギャーギャーやってるだけなので、新しい経験です。
増田 歌うところも多くて、(松岡の方を向いて)でも今日はあれですね…?
松岡 何で俺に言うんだよ(笑)。
増田 いや、歌ってる自分の声を聞くより、撮ってもらってる(取材の)カメラのパシャパシャいう音がすごかったなって。
松岡 座長、真面目なんですよ! 真面目なんですけど、ウチの城島と違って噛まないんでね、その辺は、まぁちゃんとしてるんですけど(笑)。
増田 緊張してますんで。


ーー奥菜さんは、松岡さんと久々の共演ですね。

奥菜
 稽古場もすごい安心感で、みんなすごく頼りにしてます。
松岡 奥菜さんとの共演は13年ぶりくらいで。お互い大人になりまして、素敵なことですね。

ーーキャストの皆さんで、稽古以外で飲みに行ったりとか交流はあったのですか?
松岡 しょっちゅうですね。けっこう行きましたよ。そこで反省会的なこともして、皆でお酒飲みながら「ああしよう、こうしよう」って。G2さんも入れて、何回もやりましたね。そういうところが舞台上にも出るっていうのは違いないんで。"間合い"ですよね。そういうものが少しずつ埋まってくると思うので。

ーー大阪公演もあるということで、約1ヶ月間、頑張ってください。

増田 はい、よろしくお願いします! 今日はありがとうございました!

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『灰色のカナリア』
作・演出◇G2
出演◇増田貴久  奥菜 恵 陽月 華 小林大介  山路和弘 / 松岡昌宏
●6/8〜7/1◎東京グローブ座
〈料金〉S席 8,500円 A席 7,500円 B席 5,500円(全席指定・税込)
●7/4〜7/9◎森ノ宮ピロティホール
〈料金〉8,500円(全席指定・税込)
〈問合せ〉東京グローブ座 03-3366-4020
Quaras エンタメ事業局 0570-020-400(24時間テープ案内)
キョードーインフォメーション 06-7732-8888(大阪公演のみ)
公式HP http://www.hai-cana.jp/ (パソコン・携帯)



『灰色のカナリア』制作発表の記事はこちら
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51792160.html


【取材・文/桜井麻子】

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美しく妖しい浅野ゆう子の黒蜥蜴。明治座『黒蜥蜴』レビュー

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浅野ゆう子が宝石と美少女を盗もうとする女盗賊の黒蜥蜴に挑む明治座公演『黒蜥蜴』、江戸川乱歩の人気小説をもとに名探偵明智小五郎との華麗な対決を描くこの作品の初日が、6月1日に開幕した(24日まで)。

浅野ゆう子の明治座座長は『大奥』の初演・再演に次いで3度目。今回はスリルとサスペンスあふれる昭和の探偵小説の世界で、知性と美貌を武器に美しい物を盗んでは、自分のコレクションにしていく女盗賊役で明治座の舞台を妖しい色に染め上げている。


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あらすじ】

時は昭和の初め、新宿の廃ビルで催された仮面舞踏会に現れた美しい黒蜥蜴(浅野ゆう子)。彼女と知って近づく闇の世界の男たち。その様子を見張って守っているのは、彼女に助けられた過去を持つ愛人の雨宮(賀集利樹)だった。数日後、名探偵として知られる明智小五郎(加藤雅也)のもとに、大阪の宝石商岩瀬(渡辺哲)の家で働く春(鷲尾真知子)が、訪ねてきた。令嬢の早苗(林丹丹)の誘拐予告が黒蜥蜴から届いたというのだ。この事件をきっかけに明智と黒蜥蜴の運命的な愛と闘いが始まる…。


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江戸川乱歩の原作を読んでいるなら美少女誘拐のトリックや物語の結末はわかっているのだが、それでもワクワクドキドキさせられるのが、この名作ならではの面白さ。豪華な着物の美しいマダムから手拭をかぶった通天閣のおばちゃんまで、あっというまに変身する黒蜥蜴の早業と監視の目をくらませていく知能犯ぶりは、盗賊と知りつつ思わず拍手を送りたくなる。

至宝「クレオパトラの涙」をめぐっての闇の犯罪者たちとのスリリングな闘いや、敵であるはずの明智との間に生まれるラブストーリーなど、手に汗にぎる展開も見どころだが、それを盛り上げるスタッフワークも見事で、浅野ゆう子のスタイルと変身ぶりを際立たせる衣裳(犬走比佐乃)、不安をかき立てるような歪んだ美術(石井みつる)、ジャズをモチーフにしたモダンな音楽(上田享)などによって、舞台上には昭和のレトロな雰囲気がたっぷりと醸し出される。

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浅野ゆう子の黒蜥蜴は、多彩な変装姿が鮮やかで楽しく、美しさといい妖しさといい期待を裏切らない女盗賊ぶり。明智にふと見せる女性としての思いに切なさが滲む。

明智の加藤雅也は、お洒落なスタイルと余裕ありげな佇まいで明智をかっこよく演じ、黒蜥蜴の心を思いやる優しさが魅力的。
賀集利樹は黒蜥蜴を守る手下の雨宮で、男としても黒蜥蜴を愛する気持ちをストレートに見せる。
成り上がりの宝石商である岩瀬庄兵衛の渡辺哲、その夫人で華やかな奈良富士子、女中の春でいわくありげな鷲尾真知子などベテランが場面を引き締め、嗅ぎ回る新聞記者に伊藤正之、敏腕警部の佐戸井けん太と取り巻くキャラクターも実力派で物語を盛り上げている。岩瀬家の令嬢早苗は新人の林丹丹が品のある可愛さで伸び伸びと演じている。
 
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後半の船上での黒蜥蜴と明智の知力を尽くした闘いのスリリングな面白さや、恐怖博物館の美しくもおぞましい光景など、最後まで目が離せない舞台で、活劇ものとしても心理劇としても観客を楽しませる要素が満載のステージとなっている。
 


【囲みインタビュー】

その公開稽古が初日前日に行なわれ、1幕が終わった幕間に黒蜥蜴の浅野ゆう子、明智小五郎の加藤雅也、黒蜥蜴の手下の雨宮役の賀集利樹が記者たちの囲みインタビューで質問に答えた。


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━━明日いよいよ初日ですがいかがですか?

浅野 もう心臓がバクバクして。見えないでしょうけど、上がり症なので超緊張してました。でも、うまいこといったなって思いました。

加藤 いま見ていただいた1幕目が結構大変なんです。4場が長くて(黒蜥蜴と明智の)トランプが意外に難しいんです。するする滑って。そこも今日はうまくいったんで、安心しています。

賀集 僕もとても緊張する人間なので、心臓バクバクしています。今回はゲネということでマスコミの方に向けてキスシーンを長くやるということで(笑)、楽屋戻ったらすんごい唇が赤くなっていて。

浅野 すみませんね(笑)。

賀集 ちょっとビックリしました、あんな赤くなってるんだって(笑)。


━━いろいろな『黒蜥蜴』がありましたが、今回の『黒蜥蜴』はいかがですか?

浅野 歴代素晴らしい方々が演じてらして、大きい大きい作品として歩いている『黒蜥蜴』ですよね。それを私たちが演じさせていいただいて名前に傷をつけないようにというのが、大きなプレッシャーとしてあったんですが。今回は皆さんが演じてらしたものとまた違う、新しい私たちの脚本として斎藤さんがオリジナルで書いてくださったものですので、まったく新しい『黒蜥蜴』を演じさせていただくと思っております。稽古すればするほど、この本すごく面白くて、演じてる方がどんどん面白くなって参りましたので、『黒蜥蜴』をご存知の方でも、ご存じない若い世代の方でも面白いねと楽しんでいただける作品になると思います。


━━加藤さんと浅野さんは初共演ですね?

浅野 加藤さんとは初めてです。賀集さんとは何度かドラマで。

加藤 共演をすごい楽しんでます。黒蜥蜴、僕は最初からそう言ってますけど、本当にそう見えてるんです。

浅野 爬虫類?

加藤 いやいや(笑)。それが一番やりやすいんです。無理に思わなきゃいけないとかではなくて。ファッションも明智としても楽しんでいます。


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━━衣装がたくさん変わりますね?

浅野 ええ。もう早替え早替えで恐れ入りますわ。これは黒蜥蜴のためにデザインから起こしていただいたお着物で、黒い百合の花です。とても豪華で、それとこの帯が超お高い帯です。ラピスラズリを練り込んでおります、螺鈿細工で。値段?いやぁ分からないです。ごめんなさい(笑)。


━━賀集さん、浅野さんと共演なさって改めていかがですか?

賀集 いやもう嬉しい限りですね。本当に大先輩でありファンだったので。共演させていただくということは嬉しいことです。


━━愛人役ということですが緊張されますか?

賀集 そういう部分での緊張はないです。一方通行かもしれませんが僕の愛をぶつけておりますので。そういう意味では加藤さんと初(共演)ですけれど、稽古を重ねるごとに加藤さんのことが憎くなってきて。

加藤 そうそう。彼が僕を睨むシーンがあるんですね。結構鋭い目で、僕、知らん顔してますけど。

賀集 なんか今は余裕な顔をしてますけど、そういう場面もあります。キスシーンも長めにあったし(笑)。回を重ねるごとにどう変わっていくのか。

浅野 そこはそんなに変わらないと思うけど(笑)。そうお?じゃ、お楽しみに(笑)。


━━浅野さんと共演して改めて気づいた魅力はありますか?

加藤 ふだんから本音でテレビに出てらっしゃるので、作ってなくて。画面と裏の温度が違うということはなく、素直に自分を出して生きてこられたんだなと思います。そして、とにかく私服がかっこいいです。おしゃれで。どうって説明しようがないんですが、かっこいいんで。だから私服も楽しみです。
 

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━━浅野さんは改めて加藤さんについてはいかがですか?

浅野 そばに寄れないほど美しい素敵なイメージがありました。だから、こんなに素敵な方が相手役として並んで舞台に立ったらどうなるんだろうと思っていたんですが。ふだんは非常に気さくで面白い関西のおっちゃん(笑)。

加藤 おっちゃんです(笑)。

浅野 私たちみんな関西人で非常にノリが楽しくて、いい感じにお稽古場が運んでました。加藤さんでビックリしたのはほんとに真面目な方なんです。当然といえば当然なんですけど『黒蜥蜴』という作品に、非常に前向きに取り組んで毎日毎日お稽古を積み重ねて、その姿勢は素敵だと思いますし、私の好きなタイプです。仕事をすごく好きで頑張る人が好きなんです。この3人プラス、もっと沢山の方たちと『黒蜥蜴』を今作ってるんだぞという気持ちにさせていだける素晴らしい仲間だと思っています。


━━浅野さんから見て黒蜥蜴はどんなイメージですか?

浅野 江戸川乱歩先生の原作で、女性の盗賊が主人公でというのは昔のものでは珍しいと伺ったのですが、江戸川乱歩=黒蜥蜴というのはすごくありましたので、盗賊なんですけど高貴な人みたいなイメージがあります。今回はそれプラス人間として、昭和初期という切ない時代を生き抜いてきたというところまで描かれていて。そのへんは明智もそうなんですが、人間としての厚みを膨らませていただいたので、人として引かれる部分、可哀想だな助けてあげたいなとか、そんな感じになっていくような感じで描かれている脚本になってます。すごく好きです。


━━共感できるという?

浅野 人のものを盗むのは共感できないですけど、ただ報われないと思いつつも心惹かれて、成就できなくてもグッと心の中に好きな人を思い続ける、という気持ちは見習いたいと思います。そういう部分が自分にはないので。


━━早着替えは大変そうですね?

浅野 着物から着物、着物から男装の麗人と。しかも花道から登場ですので、ものすごい運動量になっています。走ってます(笑)。ですから上履きのようなスニーカーも買いました(笑)。


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━━製作発表の時に加藤さんがラブシーンを作ってもらいたいと言っていましたが、不発ですか?

加藤 台本には出てきます。でも……言ったほうがいいかな?

浅野 最後ね、すごく切ないいいシーンになっています。

加藤 成果は確実に台本上には出ているし、しようと思ったらできるチャンスはあるので。

浅野 ちょっとおっちゃんが入ってます。すみません(笑)。こんなにカッコいいのに(笑)。


━━黒蜥蜴の変装シーンはどうですか?

浅野 楽しいですね。女優じゃなくて女はいろんな女を演じたいっていう皆さん思っていることだと思います。暗黒街のボス的な存在のドレス系から、有閑マダムのこのお着物だとか、あとは逃げるときのために男装の麗人のような感じにしてみたり。大阪の通天閣が舞台になりますので、色街として有名だった飛田のお姉ちゃんの格好もしますし、売店のおばちゃんの扮装もしますし、本当に沢山着せていただいております。


━━舞台を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします

浅野 稽古のほうも十分納得いくほどさせていただきまして、今日初めて舞台で通して観ていただくという形をとらせていただきますが、成果はバッチリだと思います。すごくエンターテインメントされた、楽しいそしてちょっとポロッときちゃう、そんなラブストーリーになっておりますので、沢山の皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。見どころですか?二枚目2人に決まってるじゃないんですか(笑)。

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明治座創業140周年記念

江戸川乱歩原作『黒蜥蜴』

原作◇江戸川乱歩

脚本◇齋藤雅文

演出◇西川信廣

出演◇浅野ゆう子 加藤雅也 鷲尾真知子 渡辺哲 林丹丹 佐戸井けん太 伊藤正之 他

●6/1〜24◎明治座

〈料金〉S席12500円 A席9500円

〈問合せ〉明治座 03-3666-6666
www.meijiza.co.jp


【インタビュー取材/佐藤栄子 文/榊原和子 撮影/冨田実布】 


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悲しみの中にも救いが伝わる『神様の観覧車』レビュー


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渡辺啓と平沼紀久のコラボレーションユニット「Hysteric・D・Band」による『神様の観覧車』が、6月6日から青山円形劇場で上演中だ(17日まで)。
 

ある事故で視力を失い、そして今は重い病気に冒される1人の少女・静香と、そんな妹を見守る3人の兄たち。切ない物語なのだが、ファンタジックな楽しさや笑いもふんだんに取り入れてある。

病気と闘うしぃちゃん役の美山加恋のけなげさ、福田転球、平沼紀久、中河内雅貴という3人の兄たちの、それぞれの立場からの愛情を感じさせる説得力のある演技。周辺の人々や幻想のキャラクターたちも優しさがあってきめ細かな目配りのある脚本になっている。
不治の病という素材だけにいやでも泣けてくる舞台なのだが、悲しみの中にもどこか救いが伝わってきて、後味は温かい作品に仕上がっている


その公演のステージ写真が届いたのでフォトレビューでご紹介。


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なお4兄妹の稽古場インタビューはこちらに掲載中。
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51803285.html



Hysteric・D・Band vol.2

『神様の観覧車』

●6/6〜17◎青山円形劇場

作・演出◇渡辺啓

出演◇美山加恋、中河内雅貴、福田転球、増田裕生、聖也、井関佳子、田島潤、大川良太郎/平沼紀久

〈料金〉7,000円(全席指定・税込)

〈問合せ〉

サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜19:00)  

http://www.nelke.co.jp/stage/hysteric_d_band-2/


【文/榊原和子 撮影/引地信彦】

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