稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

光より前に

『カンタレラ2012 〜裏切りの毒薬〜』のビジュアル撮影レポート

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ニコニコミュージカル第8弾『カンタレラ2012 〜裏切りの毒薬〜』が2012年3月7日〜3月13日、銀座 博品館劇場にて上演される。

本作は、「ニコニコ動画」で170万再生以上を誇る人気のボカロ曲である『カンタレラ』を中心に『パラジクロロベンゼン』『サンドリヨン』の3曲の中で表現される感情や情緒を繋ぐ物語。

初演は8月に全労済ホール・スペースゼロで開催されたが、今回はタイトルをはじめ、原曲以外の楽曲・脚本・衣裳を全面改訂し、大幅なキャスト変更により、全てを一新したニコニコミュージカル『カンタレラ2012 〜裏切りの毒薬〜』として生まれ変わる。


【あらすじ】

1495-1496年頃のローマ。ロドリゴ・ボルジアは権謀術数を駆使し教皇に上り詰めた。栄華を極めたボルジア一族の長男・チェーザレは、一族と愛する妹・ルクレツィアを守るため、己の信念を貫こうとする。しかし、それは時に諸刃の刃となり、やがては守りたいものを傷つけていく。
チェーザレ、ホアン、ルクレツィア、ロドリゴ、チェーザレの唯一無二の親友であるジョヴァンニ、そしてあらゆる人々の心の陰に忍び寄り、その心に毒の言葉を流し込む悪魔・サヴォナローラ。
絡みつく策略、陰謀、禁断の愛、憎悪の渦中で、チェーザレとルクレツィアが導きだした答えとは…。ボルジアの家伝の毒薬「カンタレラ」がもたらすのは、悲劇の血か、奇蹟の涙か…。

後期ルネサンスのローマ、悪名高き法王の一族・ボルジア家の面々が登場。“心の闇”を引き出す悪魔の誘惑に惑い、相克する。「信じること・心の強さ」を大テーマに、禁じられた兄妹愛・父子関係・コンプレックスの問題を描き出す。


12月28日、都内にてそのヴィジュアル撮影が行なわれた。そのレポートと写真を速報でお届けする。



《レポートテキスト》


「よろしくお願いします!」と挨拶をしながら、最初に撮影を行ったのは、主人公チェーザレと禁断の恋に落ちるヒロイン・ルクレツィア役の野田和佳子さん。

薄緑色のドレスを身にまとい、少し緊張した様子で撮影に臨んだ野田さん。「祈るような表情で」等と次々とカメラマンからのリクエストに応えていきます。初演時とはまた違った「強い女性」のルクレツィア像を創り上げていきます。
 

兼崎
その次に登場したのは主人公チェーザレ役を演じる兼崎健太郎さん。
初演に引き続き、チェーザレ役を続投します。前回とは雰囲気ががらりと変わった衣装にスタッフから「おぉー!」という驚きの声が。

前回よりも時代に合わせたゴシック調の衣装で、初演よりも「男らしい」チェーザレ像を演出します。

劇中でキーワードとなる「王座」のイスを使っても撮影が行われ、最初のテストの写真を見たスタッフ陣から「わぁ〜!格好いい!」と感嘆の声があがりました。


渡辺
初演ではエメラルド色だったジョヴァンニ・デ・メディチ役の渡辺大輔さんの衣装も、今回は一転して茶色のクラシカルなイメージの衣装へ。

すっかり変わったジョヴァンニの衣装に、近くで様子を見ていたサヴォナローラ役の郷本直也さんからも驚きの声が。


撮影のラストは、兼崎さん、渡辺さん、野田さんの3ショット。

兄妹でありながらも禁断の恋に落ちるチェーザレとルクレツィア、そしてチェーザレの親友でルクレツィアを愛するジョヴァンニ。そんな3人の関係性を示す表情を創り上げていきます。 

「談笑して兄妹で仲睦まじい様子を見ているジョヴァンニ」というカメラマンからのリクエストに答えている最中、兼崎さんが野田さんに囁き気味で語りかける会話を聞いて、渡辺さんが爆笑してしまうという、二人の仲の良さを表す一場面も。カメラマンから「ジョヴァンニ、めっちゃ笑ってるよ!」という突っ込みが入り、現場では更なる大きな笑いの渦が巻き起こりました。
 

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終日、あたたかな雰囲気で進んだヴィジュアル撮影。果たして、どんなチラシが出来上がるのか…。

また公演本番はこの日出演者が着用した衣装より更にパワーアップする予定です。

チラシの完成および本番にご期待ください!



ニコニコミュージカル

『カンタレラ2012 〜裏切りの毒薬〜』

演出・振付◇上島雪夫

脚本◇大石薫夏

原案◇ カンタレラ(作詞/作曲:黒うさP)

原案協力◇サンドリヨン(作詞:orange、作曲:Dios/シグナルP)パラジクロロベンゼン(作詞/作曲:オワタP)

出演◇ 兼崎健太郎、郷本直也、齋藤ヤスカ、小野田龍之介、野田和佳子、彩夏涼、兼松若人/渡辺大輔  他

●2012/3/7〜3/13◎銀座 博品館劇場

(東京都中央区銀座8-8-11)

〈料金〉リアルチケット 6300円(税込)先行/1月中旬頃、一般発売/1月下旬頃

ネットチケット/プレミアム会員500円/一般会員1500円

(ネットチケットはニコニコポイントで購入。1pt=1円。)

公式HP http://info.nicovideo.jp/nicomu/cantarella/index.html



『パレード』に出演 山本裕典インタビュー

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2012年1月16日から天王洲銀河劇場で上演される『パレード』に出演する山本裕典さんのインタビューを1月7日発売の演劇ぶっく本誌に掲載するとともに、今回観劇予報でもご紹介します。原作は吉田修一さんの小説で2010年には行定勲監督により映画化。今回もその行定さんの演出により舞台化が決定しました。2LDKのマンションをシェアする男女4人の物語。繊細な演技を要求されるであろう今回の舞台に挑む、山本さんに意気込みを聞きました。
本誌ではまた全く雰囲気の違う山本さんの写真をチョイスし掲載しておりますので、そちらも是非お確かめください!

『パレード』は魅力的な作品

──吉田修一さんの小説が原作ですが、はじめて『パレード』という作品を知ったときの感想はいかがでしたか?
最初に『パレード』というタイトルを聞いたときは「なんて面白い題名なんだろう!」と思いました(笑)。2LDKの一室で暮らす男女4人の物語が賑やかに繰り広げられるのかな、と。それから行定勲さんが監督をした映画を見て、小説も読んだんですが、実際は暗くて、独特の世界観があるお話でした。でも見ているうちにどんどん引き込まれていくんですよ。自分の日常と照らし合わせて深く掘り下げていくと本当に魅力的な作品であることがわかってくる。だから、今はもう演じるのがすごく楽しみなんです。

──山本さんが演じる良介はどういった青年ですか?
『パレード』の象徴というか、芯になる役だと思っています。周りに合わせるタイプの人間だと思うし、先輩の彼女を好きになってしまうという、誰にでもありそうな悩みを持った普通の大学生です。僕自身も周りに流されやすい部分があったりするし、自分と照らし合わせやすいキャラクターですね。でも僕、結構普通の青年みたいな役ってやったことがなくて。今まで上か下かに飛び抜けている個性的な役が多かったんです。だから普通というのが逆に未知でもあるし、挑戦だったりしますね。でもそこで新しい引き出しを見つけられるんじゃないかと思っています。

──『パレード』というタイトルにも意味が込められているのではないかと思うのですが。
そうですね、パレードって先頭がいて、それにずっと付いていきますよね。自分の生活を崩さない為に、周りに流されてしまうとか、そういう意味があるんじゃないかと。その一番ひどい状態がこの作品の最後の結末だと思うんです。色んなパレードが生活の中に転がっているけれど、それって自分では気付かなかったり、気付いても直せなかったりする。すごく考えさせられる作品ですね。


7978_Enbu_YY仕事が大好きで、楽しみで仕方がない

──演じることや、舞台についてのお話も。『じゃじゃ馬馴らし』(10年)では蜷川幸雄さんの演出も受けられましたね。
蜷川さんはすっごく優しくて。「バカ野郎!!」って言われるような千本ノックを受けたかったんですが「山本君、今回初めてだからね。基礎しか言わないよ」と(笑)。でも「次回一緒にやるときは千本ノックするから」と言っていただいたので、次、出演させていただくのが楽しみなんですよ。

──役者という仕事についてはどう感じてらっしゃいますか?
本当に楽しいです。一つ一つの仕事が大好きだし、楽しみで仕方がない。役の大きい小さいも関係なくて、その人になりきって良い働きをする、その人として空気を作るっていうのが、もうたまらないんです。

──舞台に関してはいかがですか?
舞台っていうのは一度きりというのに慣れる場であって、役者としてすごく勉強させてもらえる場なんですよね。人を表現することの基礎が舞台にあるんじゃないかと思っています。


芝居を見に来てもらいたい

──これからどんな役者を目指していきたいと思っていますか?
『じゃじゃ馬馴らし』で市川亀治郎さんと共演させていただきましたが、亀治郎さんのファンの方々は、亀治郎さんの芝居を見に来るんですよね。それがすごく羨ましかった。早く僕も「山本裕典の芝居が見たい」と言っていただけるような役者になりたいってすごく思います。

──役者、山本裕典を見せていきたい?
そうですね、役者である自分も見てもらえたら、すごく幸せです。今回の『パレード』は繊細な作品になりそうですし、がっつり芝居を見に来てもらいたいって特に思います。舞台はお金も時間もかかりますが、でも騙されたと思って(笑)、見に来てくれたら絶対に後悔はさせない、と。

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〈プロフィール〉
やまもとゆうすけ○1988年生まれ、愛知県出身。2005年に開催された第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリ、フォトジェニック賞、読者投票1位に選ばれ芸能界デビュー。2006年『仮面ライダーカブト』神代剣役で俳優デビューを果たす。その後『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(07年)、『タンブリング』(10年)などテレビドラマに出演。舞台出演は『パッチギ!』(09年)、『じゃじゃ馬馴らし』(10年)などがある。


〈公演情報〉
『パレード』

原作◇吉田修一「パレード」(幻冬舎文庫)
脚本◇蓬莱竜太
演出◇行定勲
出演◇山本裕典 本仮屋ユイカ 原田夏希 竹内寿 福士誠治

●1/16〜29◎天王洲銀河劇場
●2/4、5◎シアター・ドラマシティ


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【取材・文/岩見那津子 撮影/安川啓太】

早乙女太一が恒例の新春特別公演『龍と牡丹 2012』


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昨年新春に斬新なコンセプトで上演され、大好評を博した早乙女太一の舞台『龍と牡丹』が、2012年版となり、装いを変えてさらなる進化とともに帰ってくる。

百年に一人の天才女形が魅せる公演の内容は、第一部舞踊劇『彩春賦』と、2011年に話題になった奇跡のパフォーマンス「影絵」を含む第二部『龍』。


第一部『彩春賦(さいしゅんふ)』は、「女性が持つ美しさ」という究極のテーマにより、早乙女太一が女形の真髄を魅せる。

女性の持つ2つの美、1つは清らかさからなる可憐な美しさ。もう1つは、欲望と情念に身を焦がす熱情に震える美しさ。この2つの究極の美を、早乙女太一が伸びやかに激しく、そして狂おしく表現するのが舞踊劇『彩春賦』。

「女性よりも女性らしい」という言葉が陳腐に感じられるほどの圧巻の美しさを見せる太一が、感情の芽生えや葛藤、苦悩、覚悟など、女性の内なる闘いを艶やかに、そして斬新に描く――。

 

第二部『龍』は、20歳になった早乙女太一の等身大の魅力を余すところなく凝縮。今年は「和」をテーマに、太一が舞台狭しと暴れまくる!

なかでも2011年、新春公演と名古屋公演にて好評を博した「影絵」との驚異の殺陣が、さらにバージョンアップして登場。太一自身「極めたい」と公言するこの3DCGの技術を駆使した映像はもちろん、動きも昨年以上にハードになる。そしてファンには嬉しい“あの曲”から始まる超ロングバージョン、妥協を許さない早乙女太一同士の戦いは今年も必見!

常に進化し続ける早乙女太一が創り出す雄々しくも洗練されたリズムと躍動感は、会場を一体とし熱狂させる――。


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2012年新春特別公演

『早乙女太一 龍と牡丹2012』

第一部『彩春賦』

第二部『龍』

●2012/1/6〜11◎天王洲 銀河劇場

〈料金〉8500円

〈問合せ〉(株)うぼん 03-5459-7461(平日 12時〜18時)


【文/榊原和子】


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