稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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伊東四朗、三宅裕司の合同公演に真矢みきが参加!『こんにちは 赤ちゃん』

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東京の笑いの真髄を追求するために、第一線の喜劇人が集結した公演『こんにちは 赤ちゃん』が、5月27日から赤坂ACTシアターで幕を開けた。

 

この公演は「三宅裕司生誕60周年記念 伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演」というタイトル通り、5月3日に生誕60年を迎えた三宅裕司を祝う意味と同時に、伊東率いる「伊東四朗一座」と三宅率いる「熱海五郎一座」の2年ぶりの合同公演になる。
 

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2004年に「正統派の喜劇“軽演劇”の灯を消すな」という思いで、伊東を中心に三宅、ラサール石井、小宮孝泰、小倉久寛、東貴博といった喜劇人たちで旗揚げした「伊東四朗一座」。

初演の成功を受けて、2005年の再演では渡辺正行と春風亭昇太という強力な新メンバーが加わった。
 

2006年、伊東が参加できないとき、三宅が「伊東ならぬ熱海」、「四朗ならぬ五郎」というネーミングで「熱海五郎一座」を旗揚げ。

ゲストに辺見えみり、タカアンドトシ、南原清隆らを迎えるという豪華さで大人気を博す。

その後も戸田恵子、小林幸子、水野真紀などを迎えて、両一座は毎年公演を重ね、これまでに延べ9万人以上を動員、この公演で10万人を突破する予定という人気公演となっている。

今回は、2009年に続いて、両一座の合同公演という大きなイベントになり、ゲストには真矢みきを招いた。
 

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初日の前日の舞台稽古で公開されたのは2つのシーン。
 

経営不振のユートピアランドを盛り上げたい勅使河原(小宮)、アイドル事務所社長の南川(渡辺)、アイドルのスポンサーの爆天の二谷(ラサール)、3人がアイドルUFO連れ去り事件を仕込むために顔を合わせる。

初対面のはずがなぜか懐かしく、いきなりコントが始まると、その間のよさにお互いにびっくり!というシーンが展開。久しぶりに顔を揃えた「コント赤信号」の渡辺・小宮・ラサールで笑いを取る。
 

もう1場面は、課長(伊東)の奥さんで観覧車係の君代(真矢)がバトントワリングの練習をしているシーンから始まり、そこでまた連れ去り事件の打ち合わせをしていると、ちょっと天然な君代が絡み、さらに不穏な噂を聞きつけてやってきた刑事コンビ(小倉・東)が絡んで、シリアスな聞き込みがいつの間にかコント合戦になっていく。
 

ベタなのに笑わされてしまう「軽演劇」ならではの定番の笑いを、絶妙の間で展開していくベテラン喜劇人たち。ほのぼのとした笑いとシュールなボケとでもいったナンセンス・コメディがたたみ掛けるように炸裂する。 

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そんな笑いに溢れた公開稽古のあと、出演者の囲みインタビューが行なわれた。

【囲みインタビュー】

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ーーまず今回の公演とゲストの真矢さんについて。
 

伊東「2年ぶりで早いかなとも思ったけど、そろそろいいかなと。劇場を決めて大きな芝居を作るという時点で、今をときめく人をよぼうというので真矢さんになったわけです」

三宅「伊東さんが僕の還暦を祝ってくださる、というので合同公演になりました。大きな劇場ですし、歌、ダンス、芝居、そして何よりコメディが好きな人として選びました。真矢さんは誰よりも“笑わすぞパワー”がみなぎっております。ご覧になったとおり“ボケみき”さんになりきってます(笑)」

真矢「今回出していただけて光栄です。公演は客席でいつも観せていただいていたので、今日、こういうふうに初日を迎えられて嬉しいのですが、観客側で観れないのが複雑というか残念です」

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ーー見どころは?
 

渡辺「すべてです」

三宅「バランスよく見せ場があります。あと赤信号ね」

渡辺「三人が揃うのは久しぶりで、これが最後です(笑)」

ラサール「私は60%は渡辺さんへの突っ込みです。みんなすごく自由にやってるので負けないようにしないと」

小宮「私は出ずっぱりで喋っているんですが大事な内容なのではずさないように」

小倉「えー、役は(みんなに「もっと前に出て。見えないから」と突っ込まれる。)アイドル連れ去り事件を解き明かしていく敏腕刑事です(笑)。ちょっとくだけている役なんですがグズグズになりすぎてはいけないと(笑)。どこを見ても楽しい舞台ですが、とくに楽屋が楽しいですね(笑)。伊東さんまで一緒で」

伊東「まで?」

小倉「いや、もっと構えててもいい方なのにという意味です(笑)」

昇太「ふだん1人で喋ってるんですが舞台でもほぼ1人で喋っております(笑)。今回も皆さんとご一緒できるのが楽しみです」

孝明「遊園地からなかなか帰れないカップルです」

河本「渡辺リーダーの自由さを見習いたいです」

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ーー楽屋が楽しいというのをもう少し詳しく。
 

渡辺「男性陣ばかりの楽屋で、前回はラサール石井のプラモデル作りで接着剤が臭かったことを思い出しました」

昇太「私はお茶がかりで、前座に戻ってます」

三宅「うるさいんですよ、お茶に。出身地の美味しい静岡茶を入れてくれるんですが」
 

ーー真矢さんはバトントワリングはもともと得意とか?
 

真矢「中学で部活でやってました。7人いたのが最後は4人になって、私が一応部長で、ピンクレディの振りとかつけてやってました。この公演にはいろいろな年代のこんなに自由な大人の方がいて、日本の平和をすごく感じます。ずっと一緒にいたいというか初日が始まるのが寂しいくらいです(笑)」

伊東「僕らは夫婦役で」

真矢「嬉しいです。コメディで新しい私を見つけたいです」

伊東「お芝居で多少の不満があっても、最後のショーで取り返します」

三宅「芝居に不満があるはずがないです! 笑い、ストーリー、音楽、全部いいし、皆の出番も均等になっててすごくうまくいってる。大笑いして最後に気持ちいいという舞台です」

伊東「こんな贅沢なお金の使い方するのか、東京の粋な笑いはこういうものかとわかっていただけると思うし、舞台上で誰も傷つけずに笑ってお帰りになっていただけると思います」
 

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三宅裕司生誕60周年記念 伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演

『こんにちは 赤ちゃん』

作◇妹尾匡夫

演出・出演◇伊東四朗、三宅裕司

出演◇渡辺正行、ラサール石井、小宮孝康、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、伊東孝明、河本千明/真矢みき 他

●5/27〜6/12◎赤坂ACTシアター

〈料金〉S席10500円 A席8400円

〈問合せ〉チケットスペース 03-3234-9999



【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

 

ニコミュー『カンタレラ』が8月に上演。

カンタレラキービジュアル

08年2月に【黒うさP】によってニコニコ動画に投稿された、ボーカロイドソフトのKAITOが歌い上げる人気楽曲、「カンタレラ」。そのドラマティックな世界観は大反響を呼び、2011年5月現在、約157万回以上の再生数を誇っている。

その楽曲「カンタレラ」を原案としたミュージカルが『カンタレラ』が、リアルとネットで同時に観られるニコニコミュージカルの8月公演として上演される。

 

「ニコニコから名作を!」という気概のもと、ニコニコ動画のユーザー、いわゆる“ニコニコの民”の英知を結集して、長く再演されるような作品を創り上げるために、
原案協力には約177万回再生を誇る『サンドリヨン』の作者である Dios/シグナルP、
そして約178万回再生を誇る『パラジクロロベンゼン』の作者であるオワタP\(^o^)/も名を連ねている。
 

演出は、ミュージカル『テニスの王子様』をはじめとする人気作品を手がける上島雪夫。
出演者にはミュージカル『テニスの王子様』や『テンペスト』など、舞台での活躍がめざましく、テレビや映画にも活躍の場を広げる兼崎健太郎。
そして、ニコニコ動画の【歌ってみた】 のカテゴリで活躍する人気ユーザーの少年T、弟の姉、こまんも出演する。




ニコニコミュージカル

『カンタレラ』 

演出◇上島雪夫 

原案◇「カンタレラ」黒うさP 

原案協力◇「サンドリヨン」Dios/シグナルP、「パラジクロロベンゼン」オワタP\(^o^)/ 

原作・脚本◇ドワンゴ 

出演◇兼崎健太郎、少年T、弟の姉、こまん/渡辺大輔(友情出演) 他 

●8/3〜7◎全労済ホール スペース・ゼロ 

(C)Crypton Future Media, Inc.www.crypton.net


都市伝説を目指してーー! ソテツトンネル・中野涼子インタビュー

都市伝説を目指してーー! 
ソテツトンネル・中野涼子インタビュー


前回の公演では、普通の人たちのようなたたずまいの俳優たちが、いつの間にか異次元の世界にシフトして……,誘い込むような不思議な作風が気になったソテツトンネル。6月に行われる本公演では、「都市伝説など人間ではないもの」が作品のベースになるという……。はたしてどんなことが待っているのだろうか? 興味津々!!

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ひょうひょうとして線が細そうで濃い劇団員・田中佑生と作・演出・主宰の中野涼子

ーー昨年12月の企画公演を拝見したのですが、ちょっと非日常的な設定のようだけれども、演じている俳優さんたちが自然で、引き込まれました。後半、意外な展開が待っていて驚きました。

私、都市伝説が好きで。人間じゃない物が好きなんですよ。
ソテツトンネルの前にやっていた劇団は、女の子劇団だったので、人間関係のことばかり書いて。
そういうのは「もういいや」と思って、しばらくは、都市伝説など人間じゃないものをベースにして、作品を書いていこうと思っています。

ーー今回のチラシは、爽やかで可愛くて親しみやすい感じですね。でも、タイトルが『釜練BroilerSaurus』って・・・。

タイトルの「釜練」というのは、「練馬の練という字のついた、架空の地名をつけよう」とデザイナーと相談をして、彼に決めてもらいました。

ーー「BroilerSaurus」はなんと読むのですか?

ブロイラーザウルスです。ブロイラーはあの鶏とかの。今回、恐竜の話なんですけど、恐竜は出てこないです。「BroilerSaurus」というのも架空の物で、実際にはいません。お芝居では当たり前かもしれないけど、私、うそっぱちばっかり書くんです。でも見終わった後には、「あ、これあるかも」と思ってもらえるように作っています。

ーー都市伝説って、子供のころによく聞いた怪談みたいな話ですか?

幽霊の出てこない”コワイ話”みたいなものですね。
いつか私のやっていること自体が都市伝説になったらいいなと思っていて。

ーー劇団名のソテツトンネルというのも、ちょっとおもしろい名前ですね。

たまたま、劇団名は「ん」がついて自分の好きな言葉がいいらしいというのを聞いて。祖父の実家のある徳之島に実際にある観光名所の名前をつけました。ソテツが両脇に植わってできたトンネルなんです。片道15分くらいかかるけっこうな長さなのに、誰にも会わないんですよ。その場所が好きなので、付けました。

ーー最後に劇団のアピールポイントを一つお願いします。

実は近い将来、大阪公演を打とうと思っています。出身が兵庫県で、大阪の劇団で活動していたこともあったので、あちらの方がお客さんが呼べるかな・・・と思って。大阪の俳優さんにも客演してもらおうと思っています。

公演情報
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ソテツトンネル
『鎌練BroilerSaurus』
6/2〜5◎神楽坂die pratze
作・演出◇中野涼子
出演◇田中佑生 小笠原ぐみ 秋山敏也 奥野瑛太 野村直生 山本卓司 小倉梨依 寿寿 吉田啓子 鈴木未穂子
<料金>前売¥2500 当日¥2800
<お問い合せ>ソテツトンネル制作部 080-3602-1076 info@sotetutunnel.net
http://sotetutunnel.net/
【取材・文/矢崎亜希子】
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