稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

お得な価格で販売中!『新春浅草歌舞伎』

演劇で社会に貢献するために・舞台芸術集団 地下空港 伊藤靖朗インタビュー

IMG_2432_02

リーマンショックに想を得て、東京の中野区にギリシア神話の巨人がやってくるという音楽劇『巨人たちの国々』を上演した舞台芸術集団 地下空港の伊藤靖朗。私たちを取り巻く社会の問題を寓話的に転換し、エンタテインメントに可視化を試みる彼の作品が小説になったという。
舞台の小説化とは!? 演劇集団 地下空港とは!?


ーー小説化のいきさつを教えて下さい。

2009年に中野の劇場で上演した『轟きの山脈』を観て下さった日経新聞社の方が、全国紙夕刊の人物紹介コラム「フォーカス」というコーナーで紹介してくださり、その記事を読んだPHP研究所の方が、2010年に上演した音楽劇『巨人たちの国々』を観て、ぜひ小説化をと言って下さいました。

ーー小説化は大変そうですが・・・。

はい。一年かかりました。本文中の書体を変えたり、小説でここまでやっていいのかというチャレンジをさせていただきました。そもそも劇団公演では、観客を参加者にする仕掛けを作って上演していますので、小説にすることはそこからしないと意味がないと思い、いろいろ工夫をしてあります。もしかするとどこかからか、お叱りを受けるかも知れませんが。

ーー目次や注意書きなどちょっと面白そうですね。前から気になっていたのですが、地下空港という名前の由来を教えて下さい。

地下をのぞくと飛行機がゴーッと飛び立つようなイメージで。ぼくは空港がとても好きなんです。空港って、各国の女性たちがいい香水を使っていて、いいにおいがするんです。いろんな発見があって、言葉が通じなくて大変なこともあるけど、わくわくする場所だと思っていて。観ていただいたお客さんに、そんな気持ちになってもらえるといいなと思ってつけました。

ーー次回公演のご予定は?

次は12月を予定しています。今、自分が震災や原発問題を経て感じていることを劇にしないわけにいかない、と思ってタイトルを決めました。『増殖島のスキャンダル』。どこまでどう描こうか、これから1月かけて書き上げる予定です。

ーー最後に小説ついて一言お願いします。

かなり過激な方法論を用いた、危険なエンタテイメント小説です!中野の街が大変なことになります。小劇場発、今の日本を写し出す長編ファンタジー、ぜひぜひみなさまチェックしてみて下さい!

hyoshi2


伊藤靖朗プロフィール
いとうやすろう○1979年生まれ、静岡県出身。中学3年の時に、静岡市の代表としてカナダへ。現地の中学校でカルチャーショックを受ける。大学在学中に「ICU歌劇団」等に参加。2000年より、作品を発表。演劇で社会に貢献するために、日夜研鑽を重ねている。
----
次回予定◇演劇集団地下空港『増殖島のスキャンダル』12/8〜18@恵比寿site

演劇集団地下空港公式サイト
http://www.uga-web.com/

【取材・文/矢崎亜希子】

西川貴教主演で『ロック・オブ・エイジズ』制作発表

ロック・オブ・エイジズ会見01

現在もブロードウェイで大盛況公演中の、全米ロックミュージカルの金字塔とも言われる『ロック・オブ・エイジズ』が、10月28日から日本に初上陸する。


ボン・ジョヴィ、ジャーニー、REOスピードワゴンなど80年代を代表する珠玉のナンバーで構成されたこのロックミュージカルは、2006年のロサンゼルスでの初演2009年にはブロードウェイに進出。トニー賞作品賞を含む5部門にノミネートされ、現在もブロードウェイで大盛況公演中である。また、ロンドン、オーストラリア、韓国などで上演され人気を集め、2012年にはトム・クルーズ主演での映画化も決定している。
 

今回の日本初演で、キーマンのドリュー役を演じるのは西川貴教。T.M. Revolutionでの活動はもちろん『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『ハウ・トゥー・サクシード〜努力しないで出世する方法』『ザ・ミュージックマン』とミュージカルに主演しミュージカル界に新風を吹き込んできた。

また、ヒロイン・シェリー役には、幅広いジャンルを歌いこなす、実力派の島谷ひとみ、そして山崎裕太、高橋由美子、misono、なだぎ武、鈴木綜馬、川平慈英などが顔を揃えている。
 

この作品の制作発表会見が、9月30日、六本木のハードロックカフェ東京で行われた。ロックサウンドが流れる中、まさにロッカーといったド派手な衣裳で登場した出演者たちはお互いの発言にツッこんだりと、すでに息のあったかけ合いを見せ、笑いのたえない会見となった。

ロック・オブ・エイジズ会見03
 
【出演者コメント】
 

西川貴教(ドリュー/ロックシンガーを夢見て、あきらめずに生き抜く本作のキーマン)

ちょうど歌稽古が始まったところで、僕自身、一人のリスナーとして共演者のみなさんの歌を聴いてすごく楽しんでいます。この作品を日本で、このキャストで上演できること、その一員になれたことを本当にうれしく思っています。
この作品の中に詰め込まれている楽曲は、僕自身もリアルタイムで聴いていましたし、当時中学生で、バンドを始めたころで、Twisted Sisterのナンバーとか、最初にコピーした曲でもあるんです。
ある意味、このミュージカルを通して、自分の音楽の原体験をもう一度追体験させてもらいつつ、自分にとって音楽とは?ということをあらためて考えさせてもらえる気がしています。
リアルタイムで聴いてなくても、どれも「聴いたことがある!」と思っていただける楽曲ばかりです。ミュージカルというと、きちんと座って観劇する、というイメージがありますが、みんなで一緒に歌って盛り上がれるような、今までになかったミュージカルが作れたらいいなと思っています。

僕の80年代は中学生で、ちょうどバンドを始めた頃で、本当にこの「ロック・オブ・エイジズ」で使われている曲をリアルタイムで聴いていました。
のっけのTwisted Sisterとか、けっこう簡単なコード進行で出来る曲だったりするので、中学の時にコピーをしたり。今と違うのは服装ですね。校則で男子は丸坊主、女性はおかっぱと決められていたので、バンドをやりながら、とにかく髪の毛を伸ばすことに憧れていましたね(笑)。初めてのライブも学校でやったので、白いTシャツを墨汁で染めたりして(笑)。その思い出の曲を今、こうしてまた舞台で歌えるのですごくうれしいですね。


島谷ひとみ(シェリー/女優を夢見て田舎からロサンゼルスへ。ドリューと恋に落ちるヒロイン)

今日の私たちの姿を見ての通り、派手に行きたいなと思っています。私自身ロックなイメージが無いと思うんですけど、今回は私の中にあるロックな部分をお見せします。稽古はまだまだこれからですが、すでにみんなで盛り上がっていて、賑やかな空気が出来上がっています。ミュージカルを観に行くというよりも、ロックを聴きにくる気持ちで劇場にいて頂きたいですね。もう西川さんがすごいので、ぜひ見にいらしてください!


山崎裕太(ステイシー/ロックバンドのボーカル。シェリーと関係を持つ)

クドく、飽きられるぐらいに濃い男を演じたいと思っています。今年30歳になり、いろいろな意味で節目だなとも感じています。そうした時期に演じるこの作品では、ロック、ミュージカル、芝居という3つの割合をしっかり保ちつつ、ロックできればと思っています。僕は本当に恵まれていて、みんながおそらく歌いたい曲を歌わしてもらっていると思います。だから楽しんで歌いたいです。


高橋由美子(ジャスティス/ライブクラブを飛び出したシェリーを雇うストリップクラブのママ)

今回は歌も含めてこれまでにない迫力のある役なので、「分厚く」やっていけたらいいなと思います。迫力を出せるようにお稽古していきたいです。とにかく今は、自分の担当を一生懸命覚えている段階です。起きている時も寝ている時も、お酒を飲んでいる時も(笑)ずっと歌が流れている感じで……その状態から脱出して、楽しんで歌えるようになりたいです。


misono(ワギーナ/ロックの大ファンで、ロックを町から排除しようとする動きに立ち向かう市の職員)

現在、アーティスト活動は休養中ですが、お芝居はやりたいと思っていましたし、こうして歌える機会を頂けたことに本当に感謝しています。私はもともとネガティブの魂から生まれる、ネガティブロックをやっていて。応援ソングとか書けなくて、なかなか共感してもらえなかったんですけど(笑)今回はお兄ちゃんとして、親しくさせて頂いている西川さんと共演できることもあり、とても楽しみです。


川平慈英(ロニー/現代から物語の舞台となる1980年代のロサンゼルスへと観客を導く案内役)

ロニーはこのミュージカルの水先案内人的な役割りなんですが、ちょこちょこ出て来てよくしゃべります(笑)。なるべく濃く、クドくなり過ぎず、お客さんに飽きられないように役を全うしたいと思います。物語自体はマンガみたいなんですけど、1曲1曲がメガトンパンチのような、「キターッ!」と言いたくなるものばかりです。本当にアメリカの大学の週末のパーティーのような、「Let’s Rock’n Roll!」というミュージカルに久々に出会えて、本当にうれしく、参加させていただけることに心から感謝しています。劇場に来て頂いたお客様一人ひとりに、パワーと癒しすら与えられるミュージカル、これは絶対になります!
 

ロック・オブ・エイジズ会見02

ロックミュージカル

『ロック・オブ・エイジズ』

作◇クリス・ディアリエンゾ

演出・上演台本◇鈴木勝秀 

音楽監督◇前嶋康明

出演◇西川貴教 島谷ひとみ 山崎裕太 高橋由美子 misono 藤田玲 石橋祐 明星真由美 /なだぎ武 鈴木綜馬・川平慈英

●10/28〜11/6◎東京国際フォーラム・ホールC

●11/11〜13◎ 森ノ宮ピロティホール

●11/19◎アルモニーサンク北九州ソレイユホール

http://www.rockofages.jp 

【文/榊原和子】

Hey!Say!JUMP 東京ドーム公演『さよなら夏休み!SUMMARYスペシャル』インタビュー

001

9月24日より2日間、Hey!Say!JUMP出演のエンターテイメントショー『さよなら夏休み!SUMMARYスペシャル』が東京ドームにて上演された。

夏の恒例のショーともいうべき『SUMMARY 2011』は、この夏TOKYO DOME CITY HALLで公演。その好評を受けて、今回、東京ドーム史上最大の出演者総数350名+犬9匹の大規模追加公演が実現した。今回の公演の観客総動員数は、15万5千人となった。

この9月24日は、4年前に同グループの結成&デビューが発表された記念日だけに、ひときわ気合いが入る。

公演直前には囲み会見が行われ、Hey!Say!JUMPのメンバーが意気込みを語った。




【囲み会見】


全員 よろしくお願いしまーす!


ーー遂に来ましたね!

山田 はい! ドームですよ! 気持ちいいですけど、初めてのことで緊張しますね。今も緊張してます!


ーーリハーサルを終えてのご感想は?

山田 大丈夫...というしかないですよね(笑)。もちろん大丈夫です!


ーー会場のサイズに合わせて、何か変更点はありますか?

有岡 動きとか、ダンスとか、声などを大きくするよう意識してます。

知念 身長は小さく?

山田 それはやめろ! 自分で言うなって(笑)。


ーーフライングはやりますか?

全員 やります!

有岡 実は…。

知念 昨日まで聞いてなかったんですけど…。

山田 ドーム入ったら、バルーンがあって。ワイヤーで吊ってあるんですよ。スタッフさんから「アレやるから」って。気持ちの準備が出来てませんでしたね…(苦笑)。


ーー名前はかわいらしいけど、怖そうですね。

僕は、新しもの好きなので楽しみなんですけど。

伊野尾 いやあ、高さがめちゃめちゃすごいんですよ!

有岡 3階席のお客さんと同じ目線で、会場を見渡せるんです!

中島 山ちゃん、(飛んでる間)ずっと目つぶってたよね(笑)。本番では開けてくれると思うんですけど…。

山田 たぶん開けます…(苦笑)。

高木 開けなきゃダメでしょ(笑)。

山田 でも本当高いんですよ。今まで味わったことないです!

ハンパじゃないよね。

八乙女 お客さんの近くにいくことはあったけど、同じ高さにいくっていうのはね。

伊野尾 大ちゃん(有岡)、めちゃめちゃビビってるよね。だんだん上がっていくと手が震えてくる。


ーーメンバー同士、手を繋いでいてもやはり怖いですよね。

岡本(圭人)が隣なんですけど、手汗がひどいんですよ。 手相という手相から汗が噴き出してくる(笑)。

岡本 そういうこと言わないで(笑)。

今もちょっと湿ってるんじゃないの? 緊張し過ぎて、グフグフ笑う声が聞こえるんですよ(笑)。

岡本 高いのは大丈夫なんですけど、藪くんと手つなぐと緊張しちゃうんです。

ちょ、何だよソレ(笑)。

八乙女 そっちかぁ(笑)。

高木 もうやめよう、この話(笑)。

でも本当、ドームならではなので。

八乙女 お客さんにも喜んでもらえたら嬉しいです!


ーー山田さんと有岡さんは綱渡りもありますが。

有岡 長さが2倍になりまして。

山田 30メートルです! 高いの嫌いなのに。本当に怖いです! 相手が震えると振動が伝わってきて揺れるんですよ。距離が長い分、揺れも激しいので、こっちも震えちゃう。

有岡 僕、足が震えやすいんで、山田に迷惑掛けちゃってて。

山田 すごい振動なんです。若干、迷惑。若干ね(笑)。


ーー二人で気合い入れて落ち着かないと。

山田 はい。ただ今回バラバラの立ち位置なんで、一緒に気合い入れ出来ないんですよ。お互いバラバラだけど、気持ちは一つに頑張ります!


ーーさらに、知念さんはバンジーに挑戦されますね!

知念 はい! さっき話したバルーンと同じ高さから軽くポーンと飛びます。

中島 軽くじゃないよ(笑)。

高木 やってる知念より、見てる俺たちがヒヤヒヤしますね。

山田 何の躊躇もなく飛ぶからね!

知念 僕、ずっとやりたかったんです! だから本当楽しいです!

山田 度胸試しなのに軽々やっちゃうんだよね…。

高木 俺なんか意外とビビりだから、絶対無理!

意外とじゃないだろっ(笑)。


ーーそして今日は皆さんにとって、おめでたい日でもありますね。4周年おめでとうございます!

ありがとうございます! ちょうど結成して4年が経ちました。早いね〜!

有岡 4年前か〜。

中島 みんなで「平成」って(書かれた巻物を)広げたんだよね!

平成の年号と同じ出し方したんだよね。一斉に出すはずが、みんなバラバラで。掛け声かけてるのに(笑)。

山田 みんな緊張してたからね(笑)。


ーーあれから皆さん、何か変わりましたか?

中島 何だろう?

八乙女 一人一人、特技が出来ましたね。4年前は何も出来ない状態でしたから。

コンサートなどをやらせてもらって回数重ねてきたことで、確実に力になってますね。


ーーでは、大人になったと思うところは?

山田 どこだろなぁ?

伊野尾 うーん…。

有岡 (中島)裕翔は背が伸びたよね。

中島 背だけ、背だけね!

山田 みんな、まだまだ子供です。

高木 いやいやいや〜子供って(笑)。


ーーもう一つ、おめでたいことがありますね。ジャニー喜多川さんがギネスブックに登録されました!

全員 おめでとうございます!パチパチパチパチパチ〜。

八乙女 僕たちは事務所で聞きまして。

おめでたいですよね〜。長い期間で作られた記録に僕たちも携われて、本当に嬉しいです! これからも僕たちが、ちょっとでも助けになれたらと思います。


ーー『SUMMARY』も、その記録の一部ですね。

それがすごいですよね! この夏の45回公演も含まれてるのか

有岡 (KAT-TUN&NEWS出演の時から)ほとんど出てるもんなあ。皆勤賞かも! あの時は、亀梨くんに龍から助けてもらったんだよなあ。今はメインで出させてもらってるなんて、感慨深いですね。


ーーでは改めて、見どころを伺えますか?

お客さんとの距離が近いのが『SUMMARY』の醍醐味で、ふだん、ホールでは近いのですが、今回ドームでも遠いと感じさせない演出になってます。7年間の集大成として、頑張ります!



003

【レポート】

メンバーにとっては、京セラドームに続き初の東京ドームでの本公演。会場に合わせて、内容もスケールアップされた。

地上30メートルの高さで宙吊りのメンバーが、SUMMARYバルーンフライングでのターンで会場を湧かせ、恒例の水の演出がさらに彩りを添えた。

山田と有岡の綱渡りは、通常公演の倍となる30メートルになり、観客が固唾を飲んで見守る中、無事成功させた。さらに山田は、有岡の頭上を飛び越えるという難しい技でフィニッシュ。

さらに圧巻だったのは、知念のバンジージャンプ。約30メートルの高度からの挑戦ながら、卓越した身体能力で華麗なパフォーマンスを披露し、会場は拍手と大歓声に包まれた。

ゲストのKis-My-Ft2も、彼らの勢いを実感させるパワフルさで観客を魅了。NYCもフレッシュなステージで盛り上げた。

加えてA.N.JELLメンバー(八乙女、藤ヶ谷太輔&玉森裕太/Kis-My-Ft2)による『Promise』、八乙女×中島×玉森のドラムス・スペシャルコラボなど、夏休みラストのプレゼント演出が満載。

最後は山田と藪が戦後66年、3・11の震災に触れたメッセージを発表、「エンターテイメントで日本を元気にしたい」と挨拶、おもちゃ箱をひっくり返したようなポップで楽しい中に、意義のあるショーとして幕を閉じた。
002
 


Hey!Say!JUMP

『さよなら夏休み! SUMMARYスペシャル』

出演◇Hey!Say!JUMP他 ジャニーズJr.

ゲスト◇中山優馬、Kis-My-Ft2

大阪公演 9/18◎京セラドーム

東京公演 9/24、9/25◎東京ドーム


【取材・文/桜井麻子】



記事検索
演劇キックラインナップ

演劇キック

観劇予報

宝塚ジャーナル

演劇人の活力源

日刊えんぶ

えんぶ情報館

えんぶショップ

えんぶミロクル

えんぶfacebook

広告について