稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『僕のド・るーク』

宮田慶子初演出のオペラ『沈黙』が初日開幕。

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遠藤周作の不朽の名作文学『沈黙』は、発表当時、神の存在を問うという内容で大きな話題を呼んだ。その小説をもとに台本・作曲の松村禎三が、13年という歳月をかけて完成させた珠玉のオペラが15日に新国立劇場中劇場で開幕した(19日まで)。

今回演出を手がける宮田慶子は、同劇場の演劇芸術監督でオペラは初めて取り組むことになる。


背景になるのは、キリシタンへの弾圧が過酷を極めていた17世紀初頭の九州五島。
ひそかに渡来してきた若き宣教師ロドリゴの目の前で、村の貧しい信者たちが次々と捕らえられ、凄惨な拷問を経て死んでゆく。だが、それを助けることもできず、神からの救いの手が差し伸べられることもない。
やがて彼も捕らえられ、信者を救うためにはまず彼自身が棄教すべきだと恩師フェレイラに迫られる。ロドリゴは必死に神に祈るが、神は沈黙したままで何も答えてはくれない。

苛烈な状況の中で問い続ける神の存在とその心。救いとは何かという重い問いを美しい音楽と劇的な演出によって描き出していく作品だ。


演出の宮田慶子は「人間の心の業や、神との対峙・葛藤を扱った原作を個人的に愛読していたほど思い入れのある作品。台本を読むように、音を読んでいきたい」と語っているように、歌手たちとの綿密なコミュニケーションを大切にしながら、初めてのオペラ演出とは思えないほど、この作品を読み解いて作品に向かい合っている。

指揮は作曲家の言葉を伝えることで高く評価されている下野竜也で、新国立劇場には初登場となる。


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オペラ『沈黙』

原作◇遠藤周作

台本・作曲◇松村禎三

演出◇宮田慶子

指揮◇下野竜也 

キャスト◇2/15・17・19>
ロドリゴ/小餅谷哲男 フェレイラ/久保和範 ヴァリニャーノ/成田博之
キチジロー/星野 淳 モキチ/経種廉彦 オハル/高橋薫子 他
キャスト◇2/16・18
ロドリゴ/小原啓楼 フェレイラ/与那城 敬 ヴァリニャーノ/大沼 徹

キチジロー/桝 貴志 モキチ/鈴木 准 オハル/石橋栄実 他
合唱/新国立劇場合唱団
管弦楽/東京交響楽団 

会場◎新国立劇場中劇場
〈料金〉S席15750円 A席12600円 B
席8400円 C席6300円 D席3150円 Z席1500円

〈問合せ〉新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999

http://www.nntt.jac.go.jp/



【文/榊原和子】


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堂本光一の『Endless SHOCK』2012 帝劇初日インタビュー


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堂本光一主演の人気ミュージカル『Endless SHOCK』が2月7日、東京・丸の内の帝国劇場で初日を迎えた。

1月には福岡の博多座で初の地方公演を行ない、博多の観客を沸かせ大成功のうちに幕を閉じた。そしていよいよホームグランドともいうべき帝劇での公演である。
 

昨年の震災当日の3:11で公演が止まってから約11か月。
やっと帰ってきた『Endless SHOCK』は、トラヴィス・ペインによって新しく振り付けられた「Higher」をはじめ、一段とショーアップされたダンスシーンがキレとパワーで観客を魅了し、ドラマ部分では、役者・堂本光一がより深みのある演技へと進化、作品全体がグレ−ドアップしている。
また、光一の鍛え抜かれたパフォーマンスはスペクタクル性を増して、素手で布をつかむ難易度の高いフライングや、22段の階段落ちなどの荒技は、やはりこの作品の見せ場となっている


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そんな光一を共演の神田沙也加や内博貴、植草克秀が芝居や歌で支え、町田慎吾、米花剛史、石川直、ふぉーゆーなどがアクションやダンスで盛り上げる。博多座で1カ月、大きく成長した2012年版の『Endless SHOCK』の中心で、堂本光一はこれまで以上の求心力を発揮する存在となっている。

この公演は4月30日の千秋楽まで139回のロングランで、『SHOCK』初の3カ月公演となる。


2月7日、初日の昼にマスコミ用の公開稽古が行なわれ、出演した堂本光一、内博貴、植草克秀、トラヴィス・ペインがインタビューに答えた。


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【インタビュー】

ーーお帰りなさい

光一 ありがとうございます。帰ってきました(笑)。この場所で生まれて育ててもらった作品ですから、帰ってきたなという気持ちです。博多座でのよかった部分も取り入れて、今日の夜からいろいろな思いを持って公演が動き出すなと。
 

ーー新しくなっている二幕のダンスシーンはいかがですか

光一 昨日もトラヴィスにアドバイスしてもらったんですが、すごく厳しいんです(笑)。ロスでも、これ以上踊ったら死ぬというくらいなのに、「もっともっと」とやらされて(笑)。でもトラヴィスが考えてくれて新しい色が加わってやりがいもすごく感じています。

トラヴィス このカンパニーと仕事ができることはいつも嬉しいでことです。『Endless SHOCK』をやらせてもらって一員になれて、光一、内、そしてまた一緒の植草、とても光栄です。「Higher」など、舞台上で実際のシーンや衣裳や照明に合わせるので、まだまだ変化すると思います。
 

ーートラヴィスさんからみた光一さんの魅力は?

トラヴィス 光一さんは人間としても素晴らしいし、素晴らしい役者でシンガーでダンサー。ショーを一緒に作れていることが嬉しい。ぜひフライングを教えてほしいと思ってます(笑)。
 

ーー植草さんは『PLAY ZONE』で一緒ですね。

植草 今回踊るなと言われてます(笑)。見ていると素晴らしい振付けで、次は入れて欲しいと思っているんですが(笑)。
 

ーー内さんはいかがですか?

光一 内にどっきりを仕掛けたんです。彼が入ってないダンスの振付けをお前も覚えろと。やったほうがいいとかやらなくていいとか色々言ってて(笑)。トラヴィスにも仲間になってもらって、内が覚えてないのを「なぜ覚えないんだ」と怒ってもらって。

 1週間くらい騙されました。トラヴィスさんが「なんで覚えてないんだ」と怒って、ドアをバンと閉めて出て行くから、もう、ブルブル震えてました(笑)。光一さんが首謀者ですっかりやられました(笑)。

光一 トラヴィスは踊ってない内のこともアクティングを気にかけてくれて、わかりやすくしてくれたりしてました。
 

ーー振付ですがロスで付けたんですか?

光一 そうです。自分のものにしてちゃんと見てもらったのは昨日でした。

トラヴィス もちろんパーフェクトです。でも終わりはないので、もっともっと、ということです。

光一 今回、彼と一緒にクリエイトすることで感じたのは、愛情をすごく注いでくれることで、その物作りの姿勢が勉強になりました。言葉はよく分からなくても言ってることはよくわかる。何度も食事にも行ったし、フランクに接してくれる。一緒にいると安心できるしエネルギーを貰えるんです。
 

ーーこれから3カ月間ですね。少し痩せてしまったそうですが?

光一 2キロ痩せました。3カ月間、トラヴィスのナンバーは本当にしんどくて、間奏で踊ってる振りなんか膝下がパンパンになって、よろよろして、その場で「これはいかん」と(笑)。自分に負けるなと気合いを入れてます(笑)。でもそのぶんやりがいがあるのでチャレンジしたくなりますね。この長い10年の『SHOCK』に新しいものが加わるのは嬉しいし、トラヴィスにもらったダンスで、あの3:11で止まっていた『エンドレス・ショック』がいよいよ動き出す、楽しみです。


このインタビューの最後にサプライズとして森光子からの写真が届いた。写真は1月22日に撮られたもので、公に披露されるものとしては最も新しい。
初演の頃から見守り続けてきた『SHOCK』の帝劇初日の招待を「私が行くと皆さんにご迷惑がかかるから」ということで辞退した森だが、「光一さんに何らかのエールを送りたい」との思いで『SHOCK』のポスターをバックに撮影したものを贈ってくれた。

光一 嬉しいですね。そのうちきっと観に来られると思ってますし、楽屋に飾ります。森さんはいつも気にかけていてくださって、本当に無償の愛を感じます。森さんの思いも舞台にのせて頑張ります。


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ミュージカル『Endless SHOCK』

作・構成・演出◇ジャニー喜多川

出演◇堂本光一

内博貴、植草克秀、神田沙也加、町田慎吾、米花剛史、石川直、ふぉーゆー ほか

●2/7〜4/30◎帝劇

〈料金〉S席12000円 A席8000円

http://www.tohostage.com/shock/index.html

※初出時に記事の一部に綴り間違いがありました。訂正してお詫び申し上げます。 


【取材・文/榊原和子 撮影/冨田実布】

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スタジオライフ公演『OZ』イベント情報!


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2月23日(木)の東京・シアターサンモール公演を皮切りに、名古屋名鉄ホール、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールとツアーを行うメンズ劇団スタジオライフ。
今作は1992年にアニメ化され、1993年には星雲賞コミック部門を受賞したSFコミックの名作を舞台化!華奢な外見とは裏腹に強靱な肉体と精神力をもったヒーローに松本慎也と映画の公開が目白押しの注目の新人俳優竜星涼がダブルキャスト主演が話題に。

先週、イベント詳細や追加イベントが発表されました!

終演後のイベントにはゲストを招いたトークショーが決定!
さらに追加イベントとして、4年に1度の2月29日の終演後には握手会も!
3月3日のおひなさまには、出演者によるひな祭り記念ひな壇トークが行われます!

名古屋公演では、マキシム・ド・パリのティールームにて『OZ』特性デザート盛り合わせor行列の絶えない京都の人気店スイーツお持ち帰りがセットになった特別プラン「カンゲキ!Sweets企画」も2月15日より販売!

詳しくは劇団ホームページにて。
http://www.studio-life.com/


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