稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『僕のド・るーク』

A.B.C-Zと関ジャニJr.が競演する『少年たち』初日会見レポ その1

2011_09


9月5日より、日生劇場で『少年たち 格子無き牢獄』が上演されている。その初日公演直前に、公開舞台稽古と会見が行われた。
 

ミュージカル『少年たち』シリーズは65年に初演され、数々のオリジナル楽曲やダンスとともに、少年たちの若さゆえの抵抗や悩みを描きだす作品で、上演を重ねるごとにその感動はミュージカル界でも語られるようになった。

昨年はA.B.C-ZとKis-My-Ft2が競演、今年はA.B.C-Z vs 関西ジャニーズJr.というそのときどきの出演者を生かした顔合わせが好評を博していて、すでに8月には関西ジャニーズJr.による大阪松竹座での〈大阪バージョン〉が上演され、9月から日生劇場での〈東京バージョン〉公演となっている。
 

物語は、少年院を舞台にそれぞれ事情を抱え反目し合いながらも、仲間として絆を深めていくというもので、彼らの成長と旅立ちを歌やダンスで彩り、心情豊かに描いている。

背景は牢獄という閉ざされた空間ながら、多様なセット転換がダイナミックに行なわれ飽きさせない。

技巧で魅せるA.B.C-Zに対し、パワーで迫る関西ジャニーズJr.。特別出演の菊池風磨はフレッシュな存在感を放っており、真田佑馬、野澤祐樹、高地優吾、松村北斗、林翔太など次世代も活躍している。


この日は公開舞台稽古の開始が遅れ、急きょA.B.C-Z、関西ジャニーズJr.、菊池風磨が順に参加し、ステージ上でトークショーが繰り広げられた。


【トークショー】


戸塚 取材陣の皆様をお待たせして申し訳ないので、僕らでトークさせていただきます。よろしくお願いします!
 

河合 お願いします! ところで何で俺、スヌーピー(のTシャツ)なんですかね?
 

五関 知らないよ。自分で着てきたんでしょ(笑)。
 

河合 皆タキシードなのに、俺だけ私服(笑)。すみません。こんな(骨折のため車椅子)ですけど、ちゃんと着替えますんで。
 

塚田 でも、すごいよね。
 

戸塚 何が?
 

塚田 いやぁ、『少年たち』って、ジャニー(喜多川)さんの初期の作品じゃない? でも少年たちの思いとか心の声とかは変わらないんだなぁって。
 

五関 なるほど。
 

戸塚 本当だね。
 

河合 確かに。あっ、東京来たらカッコつけるクセのある人が来た(笑)。
 

桐山 つけてへん(笑)。どうも、関西ジャニーズJr.です。よろしくお願いします!
 

河合 君たちのおかげで、去年と違って賑やかだよ。キスマイ(Kis-My-Ft2)は、オラオラ系だったから(笑)。
 

桐山 でもシゲ(重岡)は、めっちゃ緊張してんで。この二人は(重岡、神山)東京初めてやし。
 

重岡 役が変わったので。8月は戸塚くんの役だったんですよ。
 

神山 僕は年齢低いんですけど…。僕と橋本くんとシゲは10代なんですけど、年上の皆さんにくらいついていきたいです!
 

中間 ちなみに五関くんから見て、神ちゃんのダンスはどうですか?
 

五関 好きですよ、神ちゃんのダンス。ダンスが本当に好きって感じで。
 

神山 ありがとうございます!
 

中間 シゲもいまだに舞台袖に台本置いて、読み込んでるよね。
 

濱田 新幹線とかホテルの部屋とかで、いきなり「何やぁ!」とかセリフ練習し出すし(笑)。
 

重岡 それくらい楽しみにしてるんです!
 

河合 濱ちゃん(濱田)は?
 

濱田 A.B.C-Zさんとやれてすごい楽しいです。何よりリハが楽しかったですね!
 

桐山 楽しいのはもちろんやけど、関西Jr.が笑いだけじゃなく、カッコいいことも出来るってトコ見せたいよな。
 

河合 ここで僕のサポート役で、特別出演してくれる(菊池)風磨の登場です。本当ごめんね!こんなになっちゃって。
 

菊池 全然!僕は、河合くんの車椅子を押す役ですから。
 

河合 お礼に、ご飯ご馳走しないと!
 

桐山 僕も行っていい?!
 

河合 いいよ。吉牛(吉野家)ね。定食頼んでいいから(笑)。
 

桐山 定食OKなんや。ソレ、嬉しいな(笑)。
 

戸塚 では、そろそろ時間になりましたので締めたいと思います。自分たちの舞台の前説を自分たちでやるっていう状態でしたが(笑)。
 

全員 ありがとうございました!



数多くの舞台経験ゆえか急な場面にも即対応し、軽快なトークを繰り広げた彼ら。ゲネプロでは本番同様に、あり余る力を演技に込め、熱演を見せた。

不器用な生き方しか出来ない少年たちは、まさに、今の彼らだからこそ演じられる貴重な役どころだろう。観ている側も、彼らと同じ瞬間を生きているかのように引き込まれていく作品となっている。



※レポその2は明日掲載します。


『少年たち 格子無き牢獄』
 

作・構成・演出◇ジャニー喜多川
出演◇A.B.C-Z(河合郁人、五関晃一、塚田僚一、戸塚祥太、橋本良亮)/関西ジャニーズJr.(重岡大毅、中間淳太、桐山照史、神山智洋、濱田崇裕)/Mis Snow Man(真田佑馬、野澤祐樹)B.I.Shadow(高地優吾、松村北斗)菊池風磨〈特別出演〉 ほか
●9/5〜29◎日生劇場
〈料金〉7500円(全席指定・税込)
〈問合せ〉03-5550-1686 松竹演劇興行部

 予約専用ダイヤル 03-6745-0888(10:00〜18:00)チケットホン松竹



【取材・文/桜井麻子】
 

“が〜まるちょば”の今年の『JAPAN TOUR』開幕!

が〜まるちょば

パントマイムのソリストとして活躍していたケッチ!(赤いモヒカン)と、HIRO-PON(黄色いモヒカン)が運命的に出会い、1999年に結成したサイレントコメディー・デュオ“が〜まるちょば”が、9月9日〜11日のKAAT神奈川芸術劇場での公演を皮切りに、全国ツアーをスタートさせた。


今年の『JAPAN TOUR』は、5年ぶりとなる新作長編を上演、その内容はズバリ「サイエンス・フィクション」。
時代とともにその定義が変遷し、幅広いジャンルを持つ「サイエンス・フィクション」を、“が〜まるちょば”はどう解釈し、どう見せてくれるのか?

さらに今年はテレビでもお馴染みの「が〜まるSHOW」をリニューアルし、10分程度の短編コメディー「ショートスケッチ」も披露する。
 

この全国ツアーは、KAAT神奈川芸術劇場から日本全国を駆け巡り、11月の天王洲・銀河劇場でゴールを迎える。
 
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【コメント】
 

ケッチ! 
「5年半ぶりの新作! ドキドキバクバクです!

だけど、出来たてほやほやの熱々を上演できるのはとても楽しみです。

そして、熱々だからヤケドするなよ!」


HIRO-PON
「とくに長編の新作は、生まれたばかりの作品。生まれたてほやほやの子どものような感じがしています。作品は成長しますので、この世に飛び出てきたこの作品を大事に育てていきたいと思っています。その成長過程を多くの人に観ていただきたいです。

いよいよはじまるJAPAN TOUR、僕らも楽しみです!」

新作

『が〜まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2011』

作・演出・出演◇が〜まるちょば(ケッチ! HIRO-PON)

●9/9〜11◎KAAT神奈川芸術劇場

●9/30〜 新潟ほか全国31会場にて公演予定

●11/15〜20◎天王洲・銀河劇場

式サイト http://www.gamarjobat.com/



中谷美紀の初舞台『猟銃』カナダ公演が開幕!


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中谷美紀が初舞台にして一人三役に挑む井上靖原作の舞台『猟銃』が、カナダ・モントリオールの劇場「USINE C」で、カナダ時間の9月7日夜に開幕した。 

チケットは全公演ソールドアウトという大盛況ぶりで、初日の上演後は観客からの拍手が鳴り止まず、 観客総立ちのスタンディングオベーションが起きた。 

 

開幕2日目、9月8日の舞台上演後には、中谷と共演者のロドリーグ・プロトー、演出のフランソワ・ジラール、翻案のセルジュ・ラモットによるトークショーが行われ、中谷は通訳を介することなく全てフランス語で堂々と受け答えをした。 

2日目も初日同様、スタンディングオベーションと大きな喝采が贈られた。 

 

中谷美紀は、7月下旬より単身モントリオールに乗り込んで、時差の調整、台詞の個人練習を行い、8月15 日からの読み合わせ、ディスカッションを経て、8月22日からは公演が実際に行われる劇場「USINE C」で、照明、音響スタッフはもちろん、クリエイティヴスタッフも顔をそろえて、本番さながらの稽古を行っていた。 

 

カナダ公演は9月10日まで「USINE C」にて行われ、その後、日本凱旋公演として10月3日から東京のパルコ劇場を皮切りに兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都にて上演される。 

 

【中谷美紀コメント】 
 

ーーついにカナダの地で初舞台の幕が開いた感想は? 

中谷 フランソワ・ジラール監督はもとより、共演のロドリーグさん、そして日本とカナダ双方のスタッフの大きい愛情に導かれて、舞台という新たな世界で産声を上げることとなりました。未知なるものへの恐れの気持ちもありましたが、飛び込んでみると、そこにはあたたかく輝かしく、深い世界が待っていました。 そして終演後、舞台袖にて「ようこそ、この素晴らしい舞台の世界へ」とフランソワ・ジラール監督が抱きしめてくださった時、思わず涙が溢れました。 


ーーカナダでの稽古、そしてフランソワ・ジラールさんの演出はどんなものだったか? 

中谷 「我々は皆つねに仕事ばかりしているんだ。その仕事を楽しまなくていつ楽しむのだろうか?」とおっしゃるくらい、人間への深い洞察と愛情を持って楽しく、情熱的に稽古を進めてくださいました。一日のうちで監督が最も大切にしていらっしゃるお仕事が、私たちに香り豊かなお茶を入れてくださることでした。仕事とは苦しくても当然だと思っていましたが、人生を楽しみ、仕事を楽しみ、皆に笑顔をもたらしながらも、素晴らしい作品を作ることができるのだということを、フランソワ・ジラール監督から学びました。 

 

ーー 観客の反応はどうだったか? またそれを見てどう思ったか? 

中谷 上演中しんと静まり返っていた客席から、たくさんの拍手をいただき、スタンディングオベーションを目の当たりにしたときには、まるで夢のようでした。終演後のロビーにて、お客様からあたたかいお言葉をいただき、ようやく本当に喜んでいただけたのだということを実感しました。日本文学に深い理解と共感を示してくださったお客様に感謝しております。

 

ーー日本で「猟銃」を楽しみに待っているお客様にメッセージを。 

中谷 三人の女性を通して、心の奥深くに眠っている本当のご自身が見えてくるかもしれません。 あなたは愛することを望みますか? あるいは愛されることを望みますか? 

 

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『猟銃』

原作◇井上靖
翻訳◇セルジュ・モラット
日本語監修◇鴨下信一
演出◇フランソワ・ジラール
出演◇中谷美紀 ロドリーグ・プロトー

カナダ・モントリオール公演 

●9/7〜10◎USINE  C  


日本凱旋公演

●10/3〜23◎PARCO劇場

〈料金〉7,350円

〈問合せ〉PARCO劇場

●10/29〜30◎兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール

●11/6◎りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
●11/18〜19◎福岡キャナルシティ劇場

●11/23〜24◎名古屋 名鉄ホール

●11/27◎京都芸術劇場 春秋座

http://www.parco-play.com/web/page/information/huntinggun/


 

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