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DAIGOが舞台初出演『リトルショップ・オブ・ホラーズ』公開舞台稽古&囲みインタビュー(5月12日)

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13日に初日を開けた『リトルショップ・オブ・ホラーズ』の囲み会見と公開舞台稽古が、12日、本多劇場にて行われた。

オフ・ブロードウェイミュージカルとして人気の『リトルショップ・オブ・ホラーズ』が、日本で再び上演される。1982年に映画からミュージカル化されて以来、日本でも真田広之、西川貴教、山本耕史などが主演し、話題となったこの作品。
今回、その主人公をDAIGOが演じる。音楽活動のみならず、バラエティ、ドラマなど活躍の場を広げている彼だが、本作で舞台初出演にして、主演という大役を担う。

ç??å??ï??ヒロイン役には、宮本亜門の演出作品『トゥーランドット』(08年)、『三文オペラ』(09年)など舞台出演が増えている安倍なつみ。その恋人役に、ミュージカル界の異端児新納慎也。三谷幸喜作、演出でNYで初演され、話題となった『TALK LIKE SINGING
』(10年)で見せた変幻自在な演技で、今作品を盛り上げる。
さらに深沢敦、尾藤イサオという名優たちが脇を固める。

演出にはカムカムミニキーナの松村武を迎え、新生『リトルショップ・オブ・ホラーズ』に期待がかかる。


ç??å??ï?? NYのダウンタウン、スキッド・ロウが、この物語の舞台。そこの小さな花屋で働く青年・シーモア(DAIGO)は、ある日奇妙な花を手に入れる。同僚のオードリー(安倍)に憧れている彼が
オードリーと名づけた花は、お客を呼び寄せる不思議な魅力がある一方で、恐るべき秘密を持っていた。その正体は、人間の血を求 める吸血植物だったのだ! オードリーの恋人・オリン(新納)など周囲を巻き込んで繰り広げられる、人喰い花VS人間のハートウォーミング・ホラー・ストーリーである。

初日を翌日に控えたこの日、DAIGO、安倍なつみ、新納慎也が囲み会見に、舞台衣装で登場した。

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【一問一答】

ーーいよいよ初日を迎えられるということで、お気持ちは?

DAIGO かなりきてるんで、これはもう明日やるしかないって感じです。準備はハンパないんで、ブチかますだけです。

ーー初舞台ですけれども。

DAIGO そうですね。皆さんからアドバイスいただいて、頑張ってます。セリフを覚えられるか不安がられましたが、やれば出来ちゃうみたいな(笑)。すごくセリフ多いんですよ。でも、98%は覚えてます。 

安倍 残り2%は?!

DAIGO 今日の稽古で、完璧にします(笑)。 

ーー安倍さんは、いかがですか?

安倍 緊張してますけど、皆で頑張ってきたものを明日ドーンとやるしかないなと。まだ必死な状態です。

ーーお二人は舞台の先輩として、DAIGOさんをどう思われますか? 

安倍 冴えない役がはまっていて、本当にシーモアに思えるくらいです。たまーにDAIGOさんがちらつくんですけど(笑)。

DAIGO ちょっと語尾が伸びたりしちゃうんで(笑)。

新納 でも「本当に初舞台なの?!」って聞いたくらい、ストーンとしてますね(笑)。(劇中では)普段のイケメンぶり、口調と違って、冴えない感じで普通に喋ってるので、普通な状態のDAIGOさんを見てほしいです。

ーーDAIGOさんは初ミュージカルでもありますが? 

DAIGO 難易度Eくらいのダンスがありまして、これはすごいです。ブチかましてやってるんで、頑張ってる様を見てほしいですね。俺、体が、超硬いんですよ。

安倍 本当に硬いですよね!びっくりですよ!!

新納 これでもミュージカル出来るんだって、この世界目指してる人には驚きですよ(笑)。

DAIGO 体が硬くても出来るって、証明したいと思います(笑)

ç??å??ï??ーーダンスも大変そうですが、他にご苦労された点はありますか?

DAIGO 歩き方から注意されまして。どうも斜に構えたロックな歩き方をしてるらしく(笑)。それからは気をつけるようにしたので、ダメ出しはなくなってきました。 

ーー数多く上演されている作品ですが、そのあたりはいかがですか?

DAIGO そうですね。僕も映画を見たり、(以前同じ役を演じた)西川さんにアドバイスを聞いたりしました。「DAIGOらしくやればいい」って、ザックリしたものだったんですけど(笑)。なので、現場で皆で一緒に作り上げたものを見せればいいと思っています。内容的にも「こうなっちゃうの?!」って感じで息つく暇もない展開で、知ってても楽しめると思います。ホラーテイストあり、コメディテイストありな内容で、ロック、バラードとすごくいいナンバーも多いですし。 

ーーそのようななかで、アドリブしたりしてDAIGOさんらしさを出していくと?

DAIGO アドリブなんて、そんな余裕ないです(笑)。俺らしさというよりは、役らしさを出せればと思ってます。

ーーでは最後に一言ずつ、メッセージをお願いします。

DAIGO すごく見ごたえある作品だと思うので、ぜひ皆さん、劇場に見に来てくださクライム。

安倍 いよいよスタートします。ぜひ見に来てください。

新納 下北でミュージカルが見られるのは、とても珍しいです。オフ・ブロードウェイのテイストまんまで上演されますし、全国にも行きますのでぜひ見に来てください。

 

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アトリエ・ダンカンプロデュース・オフ・ブロードウェイミュージカル

『リトルショップ・オブ・ホラーズ』

台本・作詞◇ハワード・アシュマン

音楽◇アラン・メンケン

パペットデザイン◇マーティン・P・ロビンソン

翻訳◇常田景子

訳詞・演出◇松村 武

出演◇DAIGO 安倍なつみ 新納慎也 池田有希子 麻生かほ里 歌山ゆき 千代田信一 矢沢誠/深沢敦 尾藤イサオ

5/13 30◎本多劇場

 

料金:前売6.800円/当日7.000円(税込・全席指定)

問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

6/1 仙台市民会館

料金:7,000円(全席指定・税込)

問い合わせ:仙台放送事業部 022-268-2174

6/4 印西市文化ホール

料金:6,000円(全席指定・税込)

問い合わせ:印西市文化ホール 0476-42-8811

6/5 君津市市民文化ホール 大ホール

料金:6,500円(全席指定・税込)

問い合わせ:君津市民文化ホール 0439-55-3300

6/11 福岡市民会館 大ホール

料金:S7,800/A6,500/B5,500/C4,500円(全席指定・税込)

問い合わせ:ピクニック 092-715-0374

6/12 24 森ノ宮ピロティーホール

料金:7,500円(全席指定・税込)

問い合わせ:キョードーチケットセンター 06-7732-8888

6/19 神奈川県民ホール

料金:S6,300円/A5,500円(全席指定・税込)

問い合わせ:KMミュージック 045-201-9999

6/21 オーバードホール

料金:S6,500/A5,500円(全席指定・税込)

問い合わせ:イッセイプランニング 076-444-6666

 

【取材・文/桜井麻子】


野田と勘三郎が結婚? NODA・MAP番外公演の新作『表に出ろいっ!』会見

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「私どもはこのたび、めでたく結婚することになりました。期間限定でありまして95日から28日まで、短期間の結婚なんですが、新居は池袋の東京芸術劇場小ホール。芝居の中の夫婦であるということで古いタイプの家庭を築いて、崩壊していくドラマをお見せしたいと思っております。」

笑いを交えた野田秀樹の一言から始まった中村勘三郎と野田秀樹の記者会見が、513日、パークハイアット東京にて行われた。

この記者会見で発表されたことは主に3つ。
まず1つ目は、NODAMAP番外公演の新作『表に出ろいっ!』の制作発表である。もちろん出演者は中村勘三郎と野田秀樹。勘三郎が父親役、野田が母親役となり2人は夫婦を演じる。
2つ目は、夫婦の他に、その娘が登場する3人家族の話になるのだが、その娘役は有名無名関係なく、オーディションで決める。そのヒロインオーディションを行うという発表だった。
3つ目は、NODAMAP15回公演『ザ・キャラクター』で高校生割引を実施するということ。対象公演は限られるが、通常S9500円で販売されているチケットを、高校生に限り1000円で販売するという企画だ。

『表に出ろいっ!』というタイトルはどうやら勘三郎の口癖であるらしく、新橋の居酒屋で酒に酔った勘三郎が発した言葉だったとか。その勘三郎の「表に出ろいっ!」という一言が、脳裏に焼きついていたので、それをそのままタイトルにしたという野田の話である。

オーディション実施と、高校生割引に関しての話からは、若い世代に演劇という一つの文化を自然な形で根付かせていきたいという、野田の大きな意気込みを感じることができた。演劇から新たに役者を生み、劇場で観客を育てていきたい。東京芸術劇場の芸術監督に就任した野田秀樹は一歩ずつその願いを形にしていく。

会見の最後には質疑応答が行われた。

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【一問一答】

──高校時代に、何か今に繋がるような刺激を受けたことは?

勘三郎 歌舞伎をずっとやってましたけど、唐十郎さんの作品を見たのが高校生ですかね。
テント芝居で、それに繋がって中村座とかもやってるんですけど、やっぱりすごいインパクトでしたよね。
野田 私は、ピーター・ブルックというイギリスの演出家の『真夏の夜の夢』を見たのが、大変刺激になりましたし、同時期に蜷川幸雄さんの演出で、清水邦夫さん作の『僕らが非情の大河をくだる時』というのを見ましたね。高校の頃は生意気ですからね「こんなもの、いくらでも見られるんだ。」とか思ってたけど、そうでもなかった。s_RIMG0262

──1日だけ野田さんが勘三郎さんに、勘三郎さんが野田さんになったら何がしたいですか?

勘三郎 日だけだったら・・・勝手なことを。一日だけ演出しちゃってめちゃくちゃにして・・・(笑)。「これじゃないよ!」っていう(笑)。でも彼の演出っていうのは凄いですからね。
野田 私は1日だったら、芝居をやってる時の彼に変わりたいですね、ゴルフじゃなくて(笑)。どうなんだろうなぁー、彼らの場合は子供の時から身体に染み付いてるものじゃないですか、その仕草は。去年の『桜姫』の現代版でどんなにハンカチを使っても、こっちには手ぬぐいにしか見えない(笑)。あの染み付き方はなんなんだろう。そういうものを体験してみたいですね。
勘三郎 だから今回のあて書きにしても、サラリーマンとかじゃないんですよ。こんなサラリーマンいないですからね(笑)。設定をお能の先生ということにしてくれたので、少しホッとしております。

──『ザ・キャラクター』と『表へ出ろいっ!』は関連性があるのか?

野田 モチーフとしては「人が信じているもの」ということで関連性があるのと同時に、仕掛けとして、今やってる『ザ・キャラクター』の中のある部分の話がこの『表へ出ろいっ!』の中にちょっと出てきます。『ザ・キャラクター』を見なくても一応、理解できるようには書いてありますけど、『ザ・キャラクター』を見ておくと、そこで膨らむ瞬間があるというのはあります。だから、両方見ろっていう(笑)。

s_RIMG0260──どういう経緯で野田さんが奥様ということになったんですか?

野田 まぁ、普段から僕の方が面倒見てるよね?
勘三郎 そうだね。
野田 先に酔っ払っちゃいますからね(笑)。どちらかというと、私がいつも面倒見てるんで、そういう流れでしょう。

──若い人へのメッセージをお願いします。

勘三郎 まず見てくれること、劇場に足を運んでくれること。僕はパソコンとか出来ない世代だけど、今はパソコンで何でも見れちゃうじゃないですか。劇場っていうのは、そこに行って階段昇ったりしてっていう、わざわざ行くっていうのを若い人もしてみて欲しいと思います。劇場には熱もあるし。僕らは高校生の時、そういうものを見て今に至るわけで、何にも知らないところからでも来てくれると嬉しいな、と。
野田 高校生だからとかそういう訳ではなく、そのくらいの年齢であればあるほど、背伸びをするべきかな、と僕なんかは思ってしまうんですよね。背伸びをしてわからなくても、見てみて欲しい。『表に出ろいっ!』に関しては非常に背伸びをしなくても見ることができるものですが、『ザ・キャラクター』は背伸びをしてでも見に来て欲しい、内容的にはそういう所があります。あとは、コンサートとか行ってるのかもしれないけど、外出した時に劇場に足を運ぶということが、ほとんどない。その癖をつけさせなかったのは、我々ぐらいの年代が悪いのかもしれないので。一度面白い物を見れば、もう1つ見てみようっていう気持ちになると思うんで、とにかく最初の第一歩をどう踏み出してくれるかな、っていうことですね。面白そうと感じてくれるかどうかで、それが大きいですかね。
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NODAMAP番外公演
『表に出ろいっ!』

作・演出◇野田秀樹
出演◇中村勘三郎、野田秀樹
● 9月5日〜28日◎東京芸術劇場 小ホール


http://www.nodamap.com/ 

【取材・文/岩見那津子】 

2人+想像力で確かに17役 『モジョ ミキボー』

 

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小さなものが、すっごく大きく見える。そこにないものが、確かにあるように感じられる。

バスですぐ着く近くの町が彼らにとっては遠い憧れの地。自分達だけの基地を作って、自分達がヒーローになって悪いヤツらと戦う。負けたり、逃げたり、怒られたりもするけれど、それでもちょっと悪くて格好良い自分達を全部本気で信じている。本当は小さな世界の中で、その小ささに気付かないまま、大きな冒険をする。モジョとミキボーの夏の日の冒険は、誰にも邪魔されない、まっさらな想像力でいっぱいだった。

2人の冒険はそのまま観客を「演劇」の世界へと引っ張り込む。出演は浅野雅博と石橋徹郎の2人きりなのだが、戯曲に登場するのは17役。その17役を2人が年齢も性別をも超えて、代わる代わる演じ分けていく。エプロンを付ければお母さん、帽子をかぶればお父さん・・・声を、仕草を、雰囲気を変え、役を見せていく2人の達者さが根底にあり、まず舞台に17人のキャラクターが生まれる。その後からが面白い。実際に舞台にいるのは浅野と石橋の2人だけ。でも、モジョとミキボー、それから他の誰かが舞台にいるのを確かに感じる。もうそこに誰かが「いる」と信じ込み、想像できてしまうから感じることができるのだ。

しかし、モジョとミキボーが信じて想像して作り上げてきた世界は、やがて終わりを迎える。宗教の違い、戦争、死、大人同士の事情・・・2人の世界にはなかったものが、間に入り込んできて、そこから深い溝が生まれる。決して戻らない夏の日々が、ただただ胸に刻まれる。戻れない時を重ねて、2人も大人になっていく。

モジョとミキボーが町からそう遠くへは行かない狭い範囲の中で、広い世界を感じて遊んでいたのと同じように、観客も劇場という限られた空間の中で、想像力を頼りに遊ぶことができる。「演劇」は子供の遊びと同じ。だから、こんなにワクワクさせられて、幕が降りた後に切なさを覚えるのかもしれない。

 

 

『モジョ ミキボー』

作◇オーウェン・マカファーティ

翻訳◇平川大作

演出◇鵜山仁

出演◇浅野雅博 石橋徹郎

●5月4日〜5月30日 下北沢OFF・OFFシアター

5月4日(火・祝)〜 7日(金) 2,000円(全席自由・前売当日共)

5月8日(土)〜30日(日) 3,500円(全席指定・前売当日共)

コマンドエヌ 03-5338-6215

http://ameblo.jp/mojo-mickybo/

 

 

【文/岩見那津子】

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