momoiro
いつでも、どこでも、カメラに向かって自分の考え、感じたことをいつわりなく話す姿が印象的だった。

2003年イラク戦争に反対し、桃色ゲリラを結成。
その数ヶ月後にはイラクに赴く。
入国早々、米兵の本物の銃を間近に見て「ビビりまくりです」。
病室で対面した病気の子ども達を前に「まだ自分の中で消化できないよ」とつぶやく姿。

核燃料の再処理に反対し極寒の六ヶ所村に赴き、吹雪の中ピンクのビキニ姿で反対の意を表するアートを作成し、パフォーマンスを敢行する。
観客なんて一人もいないのに・・・。

と同時に、愛娘2人と夫と4人でつつましい生活を送っている実生活。
彼女にとっては、戦争や原発に反対することも、銀座の歩行者天国でパフォーマンスすることも、画を描くことも、イラクに行くことも、子どもと遊ぶこともみな実生活。

彼女はきっと自分が伝えたいことがはっきりしている。
だからそれを伝えるために、24時間、365日、自分を見つめる客観的な視線を持っているような気がする。
そうでないと、1時間45分の33歳、日本人女性のドキュメンタリー映画がこんなにおもしろいわけない。

お芝居をやっている人や、自分の考えを表現するのが苦手だと感じている人にぜひ見て欲しい作品です。


チラシ

3/27(土)よりユーロスペースにてレイトショー上映(連日21:00〜)

『桃色のジャンヌ・ダルク』公式サイト
http://www.momoirojeanne.com/

【文・矢崎亜希子】