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大地真央のイライザが、ラストステージを迎える。
1963年、日本で一番最初に上演されたミュージカルである『マイ・フェア・レディ』。
大地は1990年から、このミュージカルの主役、上流社会での生活を夢見る下町の花売り娘・イライザを演じてきた。初演から20年、節目となる今年、大地真央がイライザ役に終止符を打つ。
上演回数も20101029日の昼の部で600回。大地と共にこの記念すべき公演を盛り上げようと、出演者たちが出席した『マイ・フェア・レディ』の制作発表が、624日、都内のホテルで行われた。

【挨拶】 

西川信廣(演出)「2002年から真央さんと一緒に、マイ・フェア・レディをスタートしました。その時は、まさかこんなに長くやるとは夢にも思っていませんで。前回か、前々回のパンフレットに大地真央のイライザは毎回進化して、変化すると書かせてもらったんですが、今回も進化、変化していくと思いますので、僕も心を新たにして、今回の作品を迎えたいと思っています」

s_RIMG0964石井一孝(ヒギンズ)「マイ・フェア・レディのヒギンズの台詞の中に立派な言葉の尊厳と栄光は僕たちにとって、もっとも大きな財産なんだというものがあります。これ僕の中では、こういう風に言い換えていつもやっています。日本のミュージカル界を牽引してきた、大地真央さんのを立派な尊厳と栄光は、僕たちショービジネスに生きる人たちにとって、もっとも大きな財産だと。真央さんというすばらしい方と、また共演させてらえる、それも大好きな大好きなマイ・フェア・レディという作品で。心新たに、初心に戻って、演じさせていただきたいと思います。とても、燃えています!よろしくお願いいたします」s_RIMG0969

升毅(ピッカリング大佐)「聞くところによりますと、真央さんのイライザは今回が最終ということで、最後なのか!という思いと、なんとか滑り込めた!という思いとが、あります(笑)。歴史ある作品ですので、非常に緊張もしておりますし、このカンパニーでは一番の新人でございます。パシリでもなんでもやって(笑)、早く一員になりたいと思っております」

s_RIMG0963大空眞弓(ヒギンズ夫人)「大好きな作品に出演できるということは、生きてきた証として、本当に最高の自分の誇りと嬉しさと、胸の中の熱さで、いっぱいでございます。私、本当に根っからのそっそかしい女でございますので、どうぞそれが舞台の上でバレませんようにと、それだけを念じております。本当の優しさとは何か、相手を認めるということはどんなことかということ人間のあるべき姿に気付いていくお母さんを、しっかりと演じられればと願っております。どうぞ上手くできますように、みなさんご一緒に念じてください。よろしくお願いします」s_RIMG0971

上條恒彦(ドゥーリトル)「現実には男の子しかいないものですから、こんな美しい娘がいる役で18年、本当に幸せな思いをさせていただきました。ドゥーリトルは最終的には情けない悲劇の役なんですけど、前半の自由奔放に生きている、中産階級のこざかしさを笑い飛ばしている、そういう風なところを思い切り弾けるように、頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします」

s_RIMG0974大地真央(イライザ)「20年間、大好きなイライザをやらせていただきましたことを、今、心から感謝し、そして嬉しく思っております。イライザは私にとって大親友みたいなもので、毎回出会うたびに、発見があって、ずっと育ててもらって、一緒にやってきた、そんな存在です。そんな大好きな、愛するイライザだからこそ、この20年という節目の今年、お別れをする決意をいたしました。マイ・フェア・レディを卒業いたしますけれども、この素晴らしい作品は、これからも日本の宝として、公演され続けていくことと思います。またそうあってほしいと思います。まず、この公演をイライザの集大成、私にとって最高の舞台にしたいと心から思っております。素晴らしいスタッフの方々と愛するキャストのみなさんと、心を一つに、全力で取り組んでいきたいと思っております。どうぞ、最後の公演よろしくお願いいたします」

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東宝ミュージカル
『マイ・フェア・レディ』
演出◇西川信廣
出演◇大地真央、石井一孝羽場裕一、大空真弓、上條恒彦 他
●10/18〜31◎福岡 博多座
●11/2、3◎名古屋 中日劇場
●11/17〜20◎東京 JCBホール

〈お問い合わせ〉東京公演 東宝テレザーブ 03-3201-7777

【取材・文/岩見那津子】