M&O playsプロデュース
『国民傘〜さけえぬ戦争をめぐる3つの物語』


国民傘

作・演出◇岩松了
出演◇足立理 石住昭彦 佐藤銀平 渋川清彦 大賀 三浦俊輔 三浦誠己 他
1/20〜2/13◎ザ・スズナリ


植本 『国民傘』。M&Oplaysプロデュース、作・演出岩松了さんということで。20日からすでに公演が始まっております。1/20〜2/13まで、スズナリです。間に合います。副題で、『—避けえぬ戦争をめぐる3つの物語—』。
坂口 オムニバスとかそういう話ではないらしくて、戦争をテーマにした今のお話なんだと思いますけど。岩松さんがどういうふうに戦争をからめて現在をとらえているのか、それに僕は興味があります。これだけだと本当にどういう話かよくわからないんだけど、とっても気になる。
植本 ちょっと謎めいてるというか、チラシに書いてあることを読んでもいまひとつよくわからない。出演者は大々的なオーディションがあったんでしょうね。それで選ばれた方たちです。おもしろい方がいますね。三浦俊輔さん。前見たときおもしろかったー、この方。キリンバズウカというところで主役をなさっていて気持ち悪くておもしろかったです。『ログログ』というお芝居でしたけど。あとはナイロン100℃の長田奈麻ちゃん、サスペンデッズの佐藤銀平くん。イケメンの方もいますよ、D-BOYSの足立理くん、三上真史くんもいますね。あと渋いところでは演劇集団円の石住昭彦さんというベテランの方で、僕はとてもいいと思っている俳優さんがお出になります。本当に予想がつきません、これ。
坂口 タイトルも変でしょ。
植本 言ったらチラシも変です。見開きで、ちょっと穴が開いてるチラシなんですけど。
坂口 戦争というキーワードに、岩松さんがどう展開して行くのか、よくわからなさを含めてとても興味があります。僕にとっては切実なお話なのかなと思います。
植本 作・演出 岩松了『国民傘』は2/13までの上演で、下北沢のザ・スズナリです。ベンチ、イスともに、前売が4500円、当日が4800円です。


ル テアトル銀座
二月花形歌舞伎『於染久松色読販』『女殺油地獄』

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出演◇市川染五郎 市川亀治郎
2/1〜25◎ル テアトル銀座


植本 ル テアトル銀座の歌舞伎です。第一部が『於染久松色読販』。「お染の七役」と言われているやつですね。亀次郎くんが七役をなさいますね。「猿之助四十八撰の内」なんだ。そして夜の部、第二部になりますと、『女殺油地獄』。どちらもメインを張るのは市川染五郎くんと市川亀治郎くんです。
坂口 市川染五郎さんと亀治郎さんの関係は?
植本 家は高麗屋と澤瀉屋なので違いますが。
坂口 澤瀉屋は猿之助さんのところ?
植本 高麗屋は幸四郎さんのとこですよね。どこかではつながっているんでしょうけど。僕も詳しくないので全然わかりませんが。1月公演が玉三郎さんに代わり、2月がこれなんですね。両面カラーのチラシってかっこいいなと思って。亀治郎くんは6月の『雨』という作品でご一緒しますけど。いろんなことに挑戦なさっている方で。
坂口 歌舞伎役者はいろんなことができたほうが世間が広くなっていいんじゃないですか。
植本 毎月公演しているので、いつ稽古してるんだろうと歌舞伎の役者の方に関しては不思議に思いますね。
坂口 実際、稽古はあまりしてないでしょ。次の演目まで1週間もないわけで。
植本 日々が稽古と言われればそうだけどね。
坂口 いいときも悪いときもありますよね。
植本 ぜひ観たいと個人的には思っています。2/1から25まで。ル テアトル銀座で行われます。2月花形歌舞伎です。

三鷹市芸術文化振興財団
『俺のお尻からやさしい音楽』


五反田団

作・演出◇前田司郎
出演◇石澤彩美 大山雄史 木引優子 後藤飛鳥 墨井鯨子 西田麻耶
布川雄治 前田司郎 宮部純子 望月志津子 用松 亮 吉田 亮

2/4〜13◎三鷹芸術文化センター星のホール

坂口 その対極にあるこれにしましょうか。タイトルからしてそうでしょう。
植本 この方たちは対極と言われてどんなふうに思うのでしょうか。五反田団さん。作・演出、前田司郎。「(33才)」って手書きで書いてある(笑)。タイトルステキです。『俺のお尻からやさしい音楽』。
坂口 対極ですよね(笑)。
植本 でもね、これチラシ観ましたけど。裏に書いてあるのを見たら「こんな内容なの!?」という内容なんですよ。読んでいい?「ガラスのように美しい少年大山はバイオリニストとして将来を嘱望されていた。誰もがその美しさに感嘆し、涙し、嫉妬した。小さな日本を出て世界に飛び出すため、名門フランス音楽学院の門を叩く大山。そこに待ち受けていたのは、世界中から集まった音楽エリートたちだった。友情や裏切り、権力や貧困、数々の問題に、瑞々しい感性と持ち前の明るさで立ち向かって行く大山の姿を描いた茶番劇。一切の主義や主張、ちょっとよい話、役に立つ情報を省いた。まったく新しいタイプの演劇です。びっくりするほど空っぽの内容は観る者に何も残さない。いろいろ考えすぎてめんどくさくなっているときにオススメです。」
坂口 いいでしょ(笑)。これ、僕がENBUゼミという学校をやってたときに、前田さんに先生をしてもらっていて、そのときの公演なんです。
植本 じゃ観てるの?
坂口 うん、よく憶えてないけど(笑)。
植本 だって書いてあるもんね、「何も残らない」って(笑)。
坂口 でもその頃、プロのお芝居よりおもしろいものがけっこうあって。自分でやっていて言うのもなんだけど。これもそのひとつなんですよ。やったときの生徒が大山くんなの。先生と生徒なの。
植本 ああー。この「大山雄史」さんというのはそのまま役名なんだ。
坂口 なのでちょっと紹介したいんです。
植本 これ気になるのは、フランスに行ってるわけだから、日本人の役者が外人も演じるのかどうか。
坂口 もうね、全然憶えてない(笑)。ただ外人でも日本人でもいいようなお芝居なんですよ。
植本 題材がすごく気になる。クラシック好きなので。
坂口 そこんところはどうかな(笑)。
植本 2/4〜13、三鷹芸術文化センター星のホールです。
坂口 三鷹がんばってますね。
植本 全席自由席整理番号つき。日時指定で、前売一般2500円、当日は2800円です。タイトルは五反田団 作・演出 前田司郎(33)、『俺のお尻からやさしい音楽』です。

『竹田団吾衣装作品展2011』

竹田だんご

1/22〜2/7◎新宿・紀伊國屋画廊

植本 『竹田団吾衣装作品展2011』。
坂口 あー、それ気になってました。
植本 1/22からやってるんですけど、2/7までやってるので。ぜひぜひ。紀伊國屋画廊です。無料なのでいかがでしょう。
坂口 何週間前にインディ高橋さんの話をしましたけど。竹田さんの衣裳も彼の小道具と同じように、新感線を支えた大きな柱のひとつですよね。しかも演劇だけじゃなく、映像のほうにも影響を与えている衣裳だと思います。
植本 新感線のチラシとかはよく野波さんという方が写真を撮ってらっしゃいますよね、あの独特のタッチの。あの衣裳も団吾さんのことが多かったので、ピンと来る方もいらっしゃると思うのですが。これどうですか。お芝居じゃないですけれど、『〜衣装デザイナー竹田団吾の仕事。その30年の軌跡と未来〜』。いいと思います。なんといっても入場無料ですから。
坂口 おもしろいと思いますよ。新感線のファンならずとも、演劇に興味のある人はぜひ行ってもらいたいなと思います。
植本 1/22〜2/7までやっておりますのでぜひ足を運んでみてください。
坂口 ちなみにさ、竹田さんは新感線の中期までは主軸の俳優で、すばらしくステキなとぼけた、俳優さんだったんです。なんで役者やめちゃったの? というぐらい。
植本 魚やったり(笑)。
坂口 タヌキとかね。似合うんですよね。
植本 とくにセリフ言わないのに、魚だと口をパクパクしてるだけだったりして(笑)。
坂口 キャラクター自体、ちょっととぼけたいい感じのおじさんなんで。
植本 もう最近は役者やめちゃったのかな。ということで、『竹田団吾衣装作品展2011〜衣装デザイナー竹田団吾の仕事。その30年の軌跡と未来〜』紀伊國屋画廊です。