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今なお多くの人びとに愛され続ける名作映画をストレートプレイの舞台にした『ローマの休日』。
5月12日から、まず大阪で開幕するが、この作品のパンフレット撮影が、4月18日、都内の稽古場にて行われた。

2010年の初演と同じくジョー・ブラッドレーの吉田栄作とカメラマンのアーヴィングの小倉久寛、そして今回はアン王女役をWキャストで競演する、文学座の荘田由紀とAKB48の秋元才加が撮影に参加した。


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公開されたパンフレット撮影のアン王女は秋元才加。映画での名シーン「真実の口」に手を入れるシーンや、スクーターのベスパに乗るシーンなど、映画でおなじみのシーンの撮影が行われた。


その後の囲みインタビューで、出演者の吉田栄作、荘田由紀、秋元才加、小倉久寛が揃って記者の質問に答えた。



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 【囲みインタビュー】


ーー新しいアン王女はいかがですか?

吉田 稽古が始まってまだ間もないですが、おふたりともものすごく頑張っています。小倉さんと僕で支えていかないと、と思っています(笑)。

小倉 はっはっは(笑)。

 

ーー2人の印象については?

吉田 2人とも異なる個性をお持ちなので、今回はダブルキャストということである意味楽しみです。 

小倉 吉田さんがプレッシャーをかけてきますが、全然支えられないので(笑)。前回は朝海ひかるさんと3人で少しずつ作ってきましたが、今回のアン王女の2人はすぐ出来ちゃうので、僕の方が焦ってます。え? もうそんなとこにいるの?というかんじで…(笑)本番がすごく楽しみです。

  

ーーアン王女役への意気込みは? 

荘田 やはり映画で有名な作品なので、オードリーの可愛さを吸収しつつやってけたらと思います。

小倉 問題はベスパに乗るシーンだよな(笑)。 

荘田 ほんっとに運転が、機械を扱うのが下手で、やっと1人で乗れるようになったので、吉田さんを乗せる練習をし始めたところです。

吉田 この間初めて乗ったんですけど、危険を感じてすぐ降りました(笑)。

秋元 歌もダンスもない舞台に出させていただくのが初めてなので、いっぱいいっぱいですが、この環境でやらせていただけるのはすごく光栄です。また一味違った秋元才加を見せられたらなと思います。

 
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ーー今回、芝居だけの舞台というオファーが来た時はどうでしたか?

秋元 嬉しかったですが、きちんとお芝居と向き合うことはたくさんの時間を要するとは思います。ですが、AKBとは違った環境でいろいろなことを1人でやらせていただくということは、将来女優を目指していくうえですごく貴重な経験だし、光栄だなと思いました。
 

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ーーダブルキャストとしてお互いの印象は?

秋元 稽古を交互にやっているので、お互いのは見れていないのですが、荘田さんはすごく明るい方で最初から打ち解けることが出来ました。いろいろなことを教えてもらいつつ、がんばってます。

荘田 最初はやっぱり「AKBの秋元才加ちゃん!」みたいな感じだったんですけど(笑)、すごく可愛くて、でもサバサバしてて(笑)、お話していてすごく楽しいです。

 
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ーー映画は有名ですが?

吉田 僕の親の世代の映画ですが、子供の頃から何度も観ている素晴らしい作品ですね。親の世代、僕らの世代、そしてそのまた下の世代と、3世代に渡って楽しめる普遍的な魅力があると思います。

 

ーー映画を観たと思いますが、演じるにあたっての変化は? 

秋元 この役が決まってから初めて観たのですが、58年経つのに今の私が観てもファッションも新鮮でいつまでも愛されている理由が分かる気がしました。切ないアン王女の気持ちに共感したので、舞台で生かせたらいいなと思います。

荘田 いつまでも色褪せないというのが、本当にすごいことだなと思います。作品も素晴らしいのですが、初めて映画を観た時は私にとってはオードリーの可愛らしさや印象がとても大きかったです。そして今回、アン王女役に決まってから改めて観ると、実はいろいろな問題を抱えていることなどに気づいて、そういう面も表現出来たらと思います。


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小倉
 僕も子供の頃から観たことのある作品でした。前回お話をいただいた時にまた改めて映画を観ましたが、キュンとなるシーンもあるし、やっぱり素晴らしい作品ですよね。演出のマキノさんも言ってますが、やはりあの映画のイメージを絶対に壊しちゃいけないですよね! 僕の役は映画よりも少し深くジョーとアン王女に関わっているので、映画のイメージのままもっと深くなればいいなと思います。マキノさんが言ってましたが、先に舞台があって、これを映画にしようかという順番だったら、きっとこんな舞台になっているんじゃないかな、というような作品です。 


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吉田
 脚本も素晴らしいので、とにかく映画のイメージを裏切らずにやりたいです。オードリーがその後どう生きたかとか、グレゴリー・ベックが実際はどういう人だったとか、今から約10年くらい前ですが、原作者のダルトン・トランボという人の半生に何があったとか、そういうところをそれぞれのキャラクターに投影しているので、さらに人物に輪郭が出来てきていると思います。映画以上に深みのある部分もあるので、前回よりも上を目指そうという気持ちでやっています。是非ぜひ、劇場でご覧になっていただきたいと思います。


 

 

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『ローマの休日』

オリジナル脚本◇イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン

原作◇ダルトン・トランボ

演出◇マキノノゾミ

脚本◇鈴木哲也、マキノノゾミ

出演◇吉田栄作、荘田由紀・秋元才加(Wキャスト)、小倉久寛/川下大洋(声の出演) 

●5/12〜13◎梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

●5/23〜27◎天王洲 銀河劇場 

〈料金〉9000円(全席指定、税込)

〈問合せ〉

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888

銀河劇場チケットセンター  03-5769-0011 
銀河劇場http://www.gingeki.jp/special/romanholiday2012.html

梅田芸術劇場http://www.umegei.com/schedule/146/



取材・文・撮影/冨田実布】
 



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