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野田秀樹と三谷幸喜、二人の演劇界トップランナーが、初めて舞台であいまみえる。まさに空前絶後の顔合わせとなる作品『おのれナポレオン  L'honneur de Napoleon 』が、2013年4、5月に東京芸術劇場に登場する。また本作では、天海祐希をはじめとする豪華な俳優たちの共演も話題になりそうだ(※ Napoleon のeは英語表記で出ていますが、本来は上にアクサンテギュの付くフランス語のeになります


○空前絶後の顔合わせの裏には友情が!  
 

野田・三谷が今回、初タッグを組むことになった陰には、互いの才能をリスペクトする二人の友情があった。

2004年、三谷が脚本を手掛けた大河ドラマ『新選組!』で勝海舟の役を演じたのが野田秀樹だった。人気・実力ともに日本の演劇界で圧倒的な輝きを放ってきた二人は、これを機に親交を深めることになる。 

2009年、野田が東京芸術劇場の芸術監督に就任。芸劇はそれまでの貸し劇場から自主制作を行う発信型劇場へと大きく舵を切り直す。
その就任に先立ち、野田は三谷に直接会い「芸劇がお客様で賑わい、演劇界が活性化するためにも、自分もできることはするので、三谷さんの力をぜひとも貸してほしい」との思いを伝え、互いの協力を約束。その約束通り2011年には、三谷作・演出の『ろくでなし啄木』(藤原竜也・中村勘太郎・吹石一恵出演、ホリプロ制作)が上演された。そして、密かに温められてきた二人ががっぷり四つに組む企画が、この『おのれナポレオン』だ! 

野田秀樹が、自ら作・演出しない舞台に出演するのは今回が初めて。三谷が演劇界の大先輩からのこの信頼に応えて猛烈に筆をふるうことは間違いない。全く異なる作風ながら、互いの作品に深い尊敬を寄せ合う二人から生まれる新作がこの舞台なのである!

 


○伝記では語られなかったナポレオン
 

三谷作品の系譜のひとつに、誰もが知っている偉人・著名人の、誰も想像しなかった一面を描く”三谷版人物記” のシリーズがある。
これまでにとりあげたのは、宮本武蔵と佐々木小次郎、太宰治、ミヤコ蝶々、堀部安兵衛、ゴッホ・ゴーギャン・スーラら後期印象派の画家たち、石川啄木、夏目漱石、ゲッベルス・ゲーリング・ヒムラーらナチス・ドイツの高官たち…。そして今回、野田にあてて三谷が選んだキャラクターは、なんとフランス史上最大の英雄ナポレオン・ボナパルトだ!

実は、野田自身が20代のころに書き、夢の遊眠社で上演した作品『瓶詰のナポレオン』の中でも、野田はナポレオン役を演じている。つまりこの役は自他ともに認めるはまり役と言えよう。 

天才か、狂人か? 神か 悪魔か? 高潔な英雄か 人格破綻者か?… その存在のあまりの大きさゆえに、その人間性のあまりの幼さゆえに、あがめられ、畏れられ、愛され、憎まれた男、ナポレオン。幽閉の地、大西洋の絶海の孤島セント・ヘレナ島での最期は、病死とも暗殺とも伝えられ、その死はいまだに謎に包まれている。その謎に三谷が独自の視点から挑む!



○あまりにも豪華で濃厚なキャスト陣! 
 

野田ナポレオンを取り巻くキャスト陣には、野田・三谷双方の舞台の出演経験のある天海祐希、同じく三谷作品ではおなじみの山本耕史、今井朋彦、浅利陽介、そして本作が野田・三谷とは初顔合わせとなる内野聖陽。主役級がずらりと並んだ豪華な顔合せで、天才ナポレオンをとりまく曲者たちを演じる。

「おのれナポレオン」と殺意を胸に抱く者たち、「ナポレオンの名誉  L'honneur de Napoleon 」をかけてその企てに立ち向かう者たち。また、ナポレオン自身が仕掛ける一世一代のたくらみとは…。
 

ナポレオンは殺されたのか、一体誰に?…全ての人物に動機がある…その死の謎に迫る歴史ミステリー、三谷版「ナポレオン伝」、『おのれナポレオン』は、2013年最大の演劇的事件になるに違いない。

 


『おのれナポレオン』  L'honneur de Napoleon 

作・演出◇三谷幸喜 

出演◇ 野田秀樹 天海祐希

山本耕史 浅利陽介 今井朋彦 

内野聖陽 

●13/4月〜5月◎東京芸術劇場 プレイハウス

 前売り開始  2013年 1月26日(土) 予定 

お問合せ  東京芸術劇場ボックスオフィス 03-5391-3010 
公式HP 
http://www.geigeki.jp/performance/theater018/


※配役、公演日、チケット料金等、決まり次第順次発表いたします。

 

※ 演劇ぶっく2月号(1月9日発売)では、この『おのれナポレオン』と東京芸術劇場を特集予定。お楽しみに!


【写真提供/東京芸術劇場】