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児童文学として1972年に発表以来、多くの人に愛され、読み続けられている斎藤惇夫原作の『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』が、新しくなって舞台に帰ってくる。
 

町ネズミのガンバが島ネズミたちの困難を助けるために夢見が島へと渡る…小さなネズミたちの冒険活劇を描いたこの物語は、TVアニメ『ガンバの冒険』としても広く知られ、放送から40年経った現在でも、DVD−BOXやキャラクター商品が販売されるなど、根強い人気を誇っている。
また、幾度となくミュージカル化や舞台化もされて、幅広い年齢層から支持を集め人気を博してきた。なかでも09年3月にシアターサンモールで行われた公演は、旬な若手俳優を大胆にキャスティング、「スピード感と躍動感あふれるステージ」と絶賛され、翌年にはサンシャイン劇場で再演されている。このミュージカル『冒険者たち』が6月に、スタッフやキャストも新たにパワーアップして上演される。
 

今回の脚本・演出・作詞には菅野こうめい、音楽は大石憲一郎、振付にはきゃりーぱみゅぱみゅ『PONPONPON』や、木村カエラ『Ring a Ding Dong』なども手掛ける超人気振付集団・振付稼業air:man、美術・衣裳もアーティスティックで童話的なデザインに一新される。

キャスティングも前回同様、勢いのある旬な若手や実力派が集まった。
主人公である町ネズミのガンバには男性ユニット“RUN&GUN”のリーダーの上山竜司、ガンバの愉快な仲間たちには、辻本祐樹(渡世人ネズミのイカサマ)、大山真志(酔っぱらいネズミのシジン)、山下翔央(泣き虫ネズミの忠太)、土屋シオン(ぼんやりネズミのボーボ)、和田琢磨(忠太の従弟で島ネズミの一郎)、金澤博(食いしん坊ネズミのマンプク)、坂元健児(100匹の船乗りを束ねるボスネズミのヨイショ)、森田ガンツ(学者ネズミのガクシャ)、また延山信弘(島のオオミズナギドリのツブリ)や皆本麻帆(忠太の姉で美人ネズミの潮路)など。そして、ガンバたちの天敵には今拓哉(イタチの一族の首領ノロイ)、さらに、謎の年寄りネズミのオイボレに尾藤イサオという個性溢れるメンバーが揃った。

仲間との絆、友情、そして別れを、熱く情熱的に、舞台いっぱいに走り回って表現するエネルギッシュなミュージカルに、期待が集まる。
 


【原作者からのメッセージ】
 

斎藤惇夫
この物語を書いてから、かれこれ半世紀がたちました。多くの方々に読んでいただき、また、小学生の演劇祭での上演から、プロの劇団の公演に到るまで、舞台にされることの多い幸せな作品です。読者と語り合えることは稀にしかありませんが、舞台は、可能な限り拝見しています。演出家と演じる方々によって、こんなにも異なる解釈ができるのかと、いつも感動して観ているのです。60年安保闘争に敗北し、最早出口なしと鬱々としていた精神が、八丈島で見た、ネズミ駆除のために送られたイタチに触発され、出口を模索しながら書いたのがこの物語でした。あれから半世紀。大震災が日本を襲い、福島原子力発電所の事故は、再び、日本を戦後を未来を、私たちに鋭く深く問いかけてきています。出口はあるのか!? このアトリエ・ダンカンの舞台は、観客のほとんどが大人、しかも青年が多いのが特徴です。出口を拝見できるのか、今から緊張し、しかも楽しみに開演を待っています。


FLYER5

アトリエ・ダンカン  

ミュージカル『冒険者たち』〜The Gamba 9〜

原作◇斎藤惇夫(『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』岩波書店刊)

脚本・演出・作詞◇菅野こうめい 

作詞◇うえのけいこ 

音楽◇大石憲一郎 

振付◇振付稼業air:man

出演◇上山竜司 辻本祐樹 大山真志 山下翔央 延山信弘 和田琢磨 土屋シオン 皆本麻帆

堀田勝 岩下政之 逢沢優 杉本崇 穴沢裕介

森田ガンツ 金澤博 / 坂元健児 今拓哉 尾藤イサオ ほか

●6/6〜16◎池袋 サンシャイン劇場 

●6/22◎名古屋 名鉄ホール

 〈料金〉¥8,000

〈問合わせ〉東京 ぷれいす 03-5468-8113(平日11:00〜18:00)

名古屋 キョードー東海 052-972-7466(月〜土 11:00〜19:00)
(全席指定・税込)

公式HP http://www.duncan.co.jp/web/stage/boukensha/

 


【文/榊原和子】


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