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「テトラクロマット」とは……

脚本家・坂口理子、演出家・福島敏朗、俳優・源の+1( ゲストスタッフ ) が、

舞台としての新たな表現を模索しながら、今までにない感覚の演劇を目指すユニット。

第一回公演『銀河廃線』では、振付家・美木マサオ(+1)との共同演出。宮澤賢治の世界を現代に置き換え表現。
 

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第二回公演『花の下(もと)にて』では居合道の無外流明思派吹毛会(+1)とコラボ。西行の反魂法を幕末に蘇らせた新感覚時代劇を出現。

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そして第3回公演となる今回の(+1)は、飛行機製作工房エアクラフト・オリンポス。

エンジンを持たない飛行機・グライダーをモチーフに、空に残された様々な愛の形を描く物語……8月の劇場に真夏の青空が広がる!

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ストーリー
「ASK2103TW、応答して下さい。TW、応答して下さい。……聞こえますか? 聞こえていますか、私の声が……」

黄昏時の天文台の廃墟に彼女はやってきた。夜明けに現れるという伝説の雲、モーニング・グローリーの絵を描くために。そして、TLS(=完全閉じ込め状態。全ての運動機能が麻痺し意思疎通が叶わない状態)によって『閉じ込められた』夫との『つながり』を取り戻すために……。やがて日が落ちて、夜が訪れようとするその逢魔ガ時、廃墟は突如として活気ある飛行機の製作工房に変貌する。かつての特攻隊員や翼をつくった発明家、しゃぼん玉を吹き続ける少女に、世界的女性パイロットとそのナビゲーター、さらには宇宙船に乗り込んだ犬(!?)、そして、砂漠に不時着した飛行士と……ひとりの少年。

「その雲の上では、風が垂てに吹くんだ」

朝と夜の狭間の世界で、様々な想いが交錯する。

「……応答して下さい。応えて下さい。私の声が聞こえているのなら、応えて下さい……そして教えて下さい……あなたは生きていたいのですか?」

 

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脚本:坂口理子

TLSTotally Locked-in State=完全閉じ込め状態)、意識は明瞭で、耳も聴こえる、肌の感覚もあるし、まぶたをあけてもらえば目も見える、なのに全運動神経が麻痺してしまい、1仟りとも身動きすることが出来ず、自ら意思を発することができない……そんな状態に陥ってしまったとしたら、あなたはどうしますか?
グライダーパイロットの夫が不慮の事故でTLSに陥った時、咄嗟の判断で人工呼吸器をつけ、彼を生かす道を選んだ主人公。しかし意思の疎通が出来なくなった夫を前に、彼女の心は揺れ動きます。閉ざされた闇の中で夫は何を見つめているのだろう? 出口のない肉体の中で彼の心は何を叫んでいるのだろう? 何よりも自由に空を翔けることを愛した夫、彼は今、自分の肉体に閉じ込められたまま、生きていたいと思っているのだろうか……?
そんな彼女の前に突如あらわれたのは、空の行方不明者たち。生きているとは言えないが、さりとて死んでしまったとも言い切れないあいまいな存在でありながら、どこまでも陽気な彼ら。そんな彼らに翻弄されつつ、空に残された様々な愛の想いを回収して行く中で、果たして彼女はもう届かない夫への愛の形を見つけることができるのか……?
たとえ現実には有り得ないことだとしても、物語の中でなら、舞台という夢の中でなら、奇跡が起こせるかもしれない。そしてそれが現実の誰かの背中をほんの少し押してくれるかもしれない……そんな願いを込めた作品です。闇に閉じ込められてなお、人は青空を心に抱くことができるのだとしたら、その時きっと風は垂て(たて)に吹き、その上昇気流に乗ってエンジンのないグライダーでもどこまでも飛んでいくことができるのではないかと思います。

ぜひ、真夏の青空を飛びに劇場にいらして下さい!

 

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演出:福島敏朗

テトラクロマットを結成した当時、僕はコンテンポラリーダンス(特に即興)にとてもハマっていて、そこから「ダンス」という枠に収まらない演劇的要素をとても心地よく感じていました。
そんな時、ひょんなことから坂口とテトラクロマットを立ち上げることになり、「お互いが好きなことをやる」という暗黙のルールが決まりました。お互いプロとしての本業は映像作品でしたが、映像に携わるからこそ、映像の現場とは違う視点「演劇でしかできないことを!」。そのため、できるだけ大道具は排除し、役者が純粋に演技と身体で表現できることを追求し、それを観たお客様がそこから風景を想像したり感情を増幅させて、「あああ!」と驚く。そんな顔が見たい!それだけを考えて演出をしています。
「舞台には役者のみが上がる」という方針のもと、これまでの2回の作品は、いくつもの場面が積み重なる構成で、場面転換もアンサンブルも全て役者が行ってきました。(今回もですが)しかし、そのことで本来僕がやりたかったこと(体で表現する演劇)にはなかなか到達できない(時間的なことも含め)ジレンマを感じていました。
そこで今回は、極力場面転換を減らして、とにかく、役者は身体表現を駆使してもらいたいと思っています。稽古場では「それやるならダンサーを使ったほうがいいんじゃない」という声も聞こえますが、役者じゃなくては表現できないこともたくさんあると僕は考えています。

そして、今回のテーマは「愛」という直球。

舞台上のモチーフは、エンジンを持たない飛行機「グライダー」。

絆・しがらみ・記憶・迷子・星・上昇気流・生・死……

これらを表現するために、今回はロープという素材を選んでみました。

舞台上には張り巡らされたロープ、ぶら下がったロープ、落ちたロープ。

そして、人につながったロープ。

この世界に迷う込んだ人たちは、このロープを使ってどうやってグライダーを空に飛び立たせるのか。ぜひ、劇場で確かめていただきたいです。

 

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蒼井夏月役:北川弘美 「一日、一秒を愛おしく大切に思えるようになるそんなお芝居です」


少年役:大薮丘

「圧倒的な青空を見せたいです!」


テグさん役:源

「それぞれ違ったエネルギーを持った役者陣の集合体で魅せます」


アメリア役:住吉美紀

「暑い夏、ちょっと空を飛んで清々しい気持ちを味わいませんか」


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 〈公演情報〉

テトラクロマット第3回公演

『風は垂てたてに吹く〜愛していると言うかわりに、空を飛んだ。〜』

●8/18〜23◎吉祥寺シアター

脚本◇坂口理子

演出◇福島敏朗

出演◇北川弘美/大薮丘/源/住吉美紀/福場俊策/天羽尚吾/松原功/儒河/小飯塚貴世江/

タマル/宮本大誠

〈料金〉前売:4,500円 当日:4,800円 U-22:3,000円(22歳以下、要身分証確認)(全席指定・税込)

〈お問い合わせ〉info@tetrachromat.net

「風は垂てに吹く」公式サイト http://kazehatatenifuku.tetrachromat.net/

テトラクロマット公式サイト http://tetrachromat.net/




 

 

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