IMG_4698

2017年、創立95周年を迎えて、ますます意気上がるOSK日本歌劇団。トップスター高世麻央、二番手スター桐生麻耶、娘役スター折原有佐、以下充実の精鋭メンバーで送る壮大な古代ロマン 真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』が、銀座の博品館劇場で上演中だ(26日まで)。

真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』は、誰もが耳にしたことがあるだろう桃太郎伝説を足掛かりに、作・演出・振付のはやみ甲が、史実と言っても諸説ある、古代の物語であることを逆手に取り、想像の翼を縦横に伸ばしてスペクタクルに、かつドラマチックに展開されるストーリー運びが、大きな魅力を持った作品だ。

IMG_4310

【STORY】
日本史上、最初の統一政権である大和朝廷が誕生したばかりの頃。先王の第七皇子である、イサセリ皇子(高世麻央)は、武に優れ、知に優れ、更に並々ならぬ剣の使い手であったが、側室の皇子である為、正室の皇子で弟の崇神天皇(愛瀬光)が帝となった世で、将軍職も失い、失意の中、心を鎮めるために山中に身を寄せ武芸に励むうちに、心清き者にしか与えられない不思議な力を身に着けていた。そんな日々の中で、イサセリ皇子は人並み外れた嗅覚の持ち主タケル(虹架路万)、予知能力を持つユン(翼和希)、鳥に意識を移す「真転心の術」の使い手マオリ(千咲えみ)と出会い、いつしか心許せる仲になっていた。

IMG_4989

ある日、イサセリ皇子は帝を「鬼」が襲う悪夢にうなされるが、時を同じくして山中に「鬼」が出たとユンが騒ぎ出す。自分の霊力、更にユンの予知能力を信じるイサセリ皇子は、ただならぬ凶事の予感に、朝廷へと向かうことにする。
その頃、吉備の国では百済から船に乗り渡ってきた温羅(ウラ・桐生麻耶)が、異国から流れ着いた自分を温かく迎え入れてくれた吉備の民に感謝し、百済の優れた製鉄技術=タタラの技を民に広め、強力な武器となるタタラの剣を朝廷に献上することによって、吉備の国を栄えさせ民に恩を返そうと励んでいた。そんな温羅の誠実な人柄に心を寄せた村長の娘・阿曽姫(折原有佐)は温羅と夫婦となり、共に支え合い思い合う2人の間には、新たな命が誕生しようとしていて、吉備の国にはおだやかな時間が流れていた。
 
IMG_4377

だが、そんな吉備の国の平和を知る由もないイサセリ皇子が、朝廷に参じて耳にしたのは、吉備の国から鬼のような温羅という男が、残虐非道な行為で人々を虐げている、助けてくれという嘆願書が届いたという話だった。タタラの技術で発展を遂げた吉備の国は、今や大和朝廷に匹敵するほどの大国となりつつあるだけでなく、膨大なタタラの剣を秘匿し、謀反の疑いがあると、朝廷の右大臣・望月上道(悠浦あやと)は帝に進言するが、朝廷への謀反となれば一族郎党が斬首となる大罪。安易に断罪することはできないという帝に対し、イサセリ皇子は、タケル、ユン、マオリと共にことの真相を確かめる為吉備の国へと向かい、上道もまた朝廷の使者を差し向ける。

IMG_4438

ユンが見た「鬼」が吉備の国にいるのか、上道の言う通り謀反を起こそうとしているのか、温羅とは一体何者なのか。疑心を抱えたままイサセリ皇子の一行は旅を続けるが、そこで目にしたものは、片腕を切り取られ無残に殺された朝廷の使者の姿だった。慄然となるイサセリ皇子だったが、仲間の死に打ちのめされながらも朝廷に急を知らせに戻った生き残りの使者・青霧(天輝レオ)から、タケルが嗅ぎ取ったある匂いから、イサセリ皇子の疑念は更に膨らみ、まずはとにかく温羅に直接会ってみなければ、と必死で温羅を探し求める。
だが、朝廷にはすでに使者の切り落とされた腕が送りつけられており、事の無残さに憤った帝は、吉備の国への侵攻を決定し、出兵を指示する。「鬼」とは誰か?それは本当に温羅のことなのか?風雲急を告げる争いの流れの中で、イサセリ皇子が見たものとは……。

 IMG_4798

作品に接してまず驚くのが、「桃から生まれた桃太郎」でよく知られる日本昔ばなしの桃太郎の鬼退治の物語とは、まるで無縁のように広がり、展開し、転がって行くドラマが、最後の最後にはきちんとその出発点に、しかも思いもしなかった形で収斂される見事さだ。
大和朝廷の黎明期は元々1つの事柄にも諸説があるものが多いし、かの有名な「日本書紀」も煎じ詰めれば勝者の記録だから、時の権力者の都合の良いように歪曲されていると推察できる事柄も散見されている。これは謂わば、どうにでも解釈し、自由にフィクションを織り交ぜることが可能な時代であるとも言え、結果的にOSK日本歌劇団は、大変な鉱脈を掘り当てたな、と思える新たな魅力に満ちた作品が生み出されることになった。

IMG_4750

まず、はやみ甲の描く脚本に怒涛のような勢いがあって、次はどうなる?そして次は?と、幕きからラストシーンまでのドラマ展開が、観る者を惹きつける力が絶大で、観客をひと時も飽きさせない。更に、神の声を聞く、霊力が備わるといった神話の世界が無理なく組み込める時代背景が、女性だけの歌劇団であるOSK日本歌劇団そのものが持っているファンタジー色との親和性によって、本来なら違和感を覚えても不思議ではない、タケル、ユン、マオリのかなり現代的な衣装をも、ドラマの中に取り込んでしまう強みがあった。
このある種のカオスとも言える世界観が、「鬼」とは人の心にある、憎しみや怒り邪気と言った負の想念の化身であり、取り分け愛する者を失った時の激しい慟哭は、誰の心をも鬼に変える。人は等しく誰しもがある日、鬼と化す狂気を秘めているからこそ、穏やかに笑い合える、大切な人と思い思われながら生きられる日常は、何にも代えがたく尊いものだという、普遍的なメッセージを、ストーレートに現代に伝える力となった。あくまでもエンターテイメントの中で、こうした真摯なテーマが伝わるドラマほど胸をうつものはなく、そういう意味でも非常に優れた作品となっていた。

IMG_4346

特に、やはり今回は、高世麻央と桐生麻耶という、95周年を迎えるOSK日本歌劇団の看板スターががっぷり四つに組んだ芝居作品であることの厚みが、作品を更に高みへと引き上げる力になっている。
イサセリ皇子の高世は、その出自故に決して帝王とはなれない屈折を抱え、隠遁状態にあるという役どころの出発点から、ほぼ終幕まで笑顔を見せない。それでいて、高貴な身分の皇子であることが素直に納得できる在り様は、やはりトップスターたる高世ならではの華やかな存在感のなせる業。マオリが真っ直ぐにイサセリ皇子を思うことも、そのマオリを思いながら、相手がイサセリ皇子では引き下がる以外にないと諦観しているタケルの言動にも説得力を与える、役柄の在り様がさすがの一言だった。そんなイサセリ皇子がある瞬間「鬼」となり、話題となったポスターの特殊なメイクアップが、ライブでは再現できないはずでありながら、観る者に確かな変化を実感させるのが圧巻。この激変があるからこそ、最後に見せる笑顔に、なんとも温かい思いを抱ける主役ぶりだった。
 
IMG_4733

一方温羅の桐生麻耶は、穏やかで温かい笑顔が印象的な登場をするだけに、後に修羅となる怨念があまりにも切ない役柄を、十二分に体現している。実は百済の王国の第二王子であったが、身分の低い母と共に国を追われた…という設定が、イサセリ皇子の境遇と重なるのが作劇の重要なポイントで、誰が英雄となり、誰が「鬼」と呼ばれるか、両者にはまさに紙一重の違いしかないという、作品の根幹を成すテーマを支える存在でもあり、これは現時点のOSK日本歌劇団において、高世と桐生という2人のスターのタッグがあってこそ実現したドラマ作りともなっている。つまり見事にあてがきが為されていて、その意味でもOSK日本歌劇団の大きな節目の年に相応しいオリジナル作品と言えるものだった。

IMG_4500

そんな2人を軸に、舞台を創り出す陣容がまた逸材揃いで、作品を更に豊かなものにしている。温羅の妻・阿曽姫の折原有佐は、明るく快活で芯の通った女性像をしっかりと演じつつ、確かな可憐さも残すのが素晴らしい。台詞発声も適度に高過ぎず、実に心地よいトーンで、温羅が得たただ一つのかけがえのない拠り所に相応しい存在足り得ていた。大変残念なことに4月での退団をすでに発表していて、これが最後の東京公演となったが、地に足が着いていながら愛らしいという、歌劇の世界になくてはならない逸材だっだだけに、退団が心から惜しまれる。
 
IMG_4471

望月上道の悠浦あやとは、OSK日本歌劇団の次世代を担うと目される男役スターの1人だが、持ち前の華やかなスター性だけでなく、主演経験などで得た深い演技力が、今回の色悪の魅力とも言うべき役をも手中に納める力になった。真っ白な王子様役が何よりのニンだと思わせてきた人が、役幅を見事に広げていて頼もしい。
 
IMG_4414

イサセリ皇子をまっすぐに恋するマオリの千咲えみは、これまでもどんなに端で踊っていても、そのとびきりの愛らしさで目を引いて来た人だけに、ヒロイン格と言っていい今回のキャスティングがまず喜ばしい。高世とはかなり学年差があると思うが、イサセリ皇子が守るべき者にすんなりと見えたのは大収穫。これを契機にますます伸びていって欲しい。

IMG_4556

そのマオリを愛するタケルの虹架路万は、ドラマを動かす重要なポイントとなる役柄の、これぞ男役の気障に決めた動きの中にある真摯さを巧みに表している。客席での芝居も堂に入ったもので、イサセリ皇子の仲間である3人のコントラストを秀でた明るさで表現したユンの翼和希と共に、作品の癒しとなる部分をもきちんと担っている。

IMG_4426

また朝廷側では、崇神天皇の愛瀬光が、イサセリ皇子を兄と慕いながら、政を執り行う上で上道に頼らざるを得ない苦悩が見て取れる、確かな芝居が目を引く。上に立つ者の孤独が、愛瀬の優しく柔らかな持ち味によって、より照射される効果があった。皇后・御間城姫命の城月れいは、どこかに怜悧さのあるこの人の美貌が役の複雑さに打ってつけ。実に奥の深い芝居で、観終わって非常に考えさせられるものを残したのは天晴れだった。
他に、朱我流の実花もも、青霧の天輝レオ、弥彦の壱弥ゆう、三奈人の湊侑希、吉備の女の羽那舞と、印象に残らない出演者がいないというのも、この作品の見事な一面で、いずれもが与えられた役割を確実に果たし、これは大きな経験になったことだろう。

IMG_4798

何より、高世以下、ダンス、殺陣、歌、と、誰1人として実力に穴がないのが、OSK日本歌劇団の力強さで、14名の出演者が壮大な古代の物語を全力で創出していて、歌劇のファンばかりでなく、ミュージカル、2.5次元、ファンタジーなど、様々なジャンルを愛する人達にも、是非足を運んで欲しい見応えある舞台となっている。

IMG_5087

【囲みインタビュー】

初日を控えた2月22日、通し舞台稽古が行われ、主演の高世麻央が囲み取材に応えて公演への抱負を語った。

IMG_5103

──大阪公演を経て東京公演がはじまりますが、大阪公演で感じたこと、そして東京公演に向けての抱負をお聞かせ下さい。
今回、私自身もすごく久しぶりのお芝居作品ですので、皆様が「真・桃太郎伝説」と聞かれて、桃太郎とイコールにならないところ、私たち演じている側も「あぁ、こういう風につながるのか」というものがありまして、大阪公演では私たちの想像している以上にお客様にお楽しみいただけて、感動したというお話も嬉しいことにいただけました。特にイサセリチームは賑やかにワイワイやっておりますが、すごく色々なものが凝縮された作品だと思います。真・桃太郎伝説ですがただの桃太郎伝説でもないですし、桃太郎さんが鬼退治に行きますというだけの話でもないです。スケール感も大きいので、それが劇場が変わってもどれだけ出せるかが課題でもあります。また大阪のお客様と東京のお客様では反応も違うと思いますので、はやみ先生をはじめとして、いい意味で慣れている公演ではあるのですが、やはりまた初心に戻って、銀座博品館劇場の空間でどれだけお客様にお楽しみいただけるか、全力で務めたいと思っています。

IMG_4400

──イサセリ役は愛する人を守る為に変身するような場面など、ドキドキするようなものでしたが、演じる上で何を大切にしていらっしゃいますか?
イサセリの皇子は、第一皇子にはなれない身分で、屈折しているところから始まります。(冒頭の)夢の中の一場面にもあるように、幼い頃から母からも「笑ったり感情を出してはいけません」と制限をされて、感情を封じ込めてきたものが、将軍の任を解かれることによって大切な三人の仲間に出会い、一つの物事を三人の仲間と共に解決していくことで変化していきます。マオリとの関係も前半は仲間だと思っていますが、後半では失った時にすごく大事なものだと気付かされますので、自分の中では前半の部分と、鬼になった後からのイサセリとしての成長過程が「桃太郎」のお話につながっていくので、大事な仲間たち、大事な恋人を得てこれから色々なことに向かって行くんだろうなという余韻に繋がればいいなと思いながら演じさせていただいております。鬼の所も効果で声色は変化しますが扮装は同じなので、ポスターの姿に瞬間で変われたらいいなと思うのですが、自分の中では手であったりとか、鬼になった部分を内面から表せたらと思っておりますので、同じ扮装でも違うというのを感じていただけたらと、熱演することに尽きますね。温羅とも違う出会い方をしていたら本当に良き友になれただろうなと思います。そういうことを想像したら余計感動して泣けてきますし、大阪公演よりも更にそういった意味でも新しい感情も出て来ていると思いますので、東京公演ではそういうところを新鮮に感じとっていただけたらいいなと思いながら演じさせていただいております。

IMG_5099

──大阪公演も大好評の公演でしたが、高世さんは出番も大変多く、パワーが必要ですね。
そうですね。(真実を)暴いていくところなどは自分でもまばたきするのを忘れる位で、それ程やりがいのあるお役をいただきました。イサセリとしてその時に起こるスケールの大きい物に立ち向かっていこうと思っています。私だけでなく全員がなのですが、これだけのことを経験させていただけるのは本当に幸せです。 
──また観たいというお客様も多いのでは。
OSK日本歌劇団としては、最近博品館劇場で何度か公演させていただいているのですが、 私は、外部公演では出演させていただいたことがあるものの、OSKの公演として出演するのは初めてです。お客様にも見やすい劇場だなと思います。歌劇をご覧になったことのない方、大阪公演でもOSKを初めてご覧になる方も多くて、男性のお客様も多くいらして下さって楽しかったと言って頂いているので、今回の東京公演は4日間しかないのですが、何かそういうきっかけとなる公演、劇場でご覧になって体感して頂ける公演に出来たらいいなと思います。本当に私たちも心を込めて役としてどう生きられるかということに奮闘していますので、その勇士を観に来ていただけたらと思います。
──久しぶりのラブシーンもありますね。
そうですね。可愛らしくもある、自分自身もその前と感情が違うんですね。愛しい人を前にして歌うのも大好きですし、とても歌劇らしい場面で、本当に色々なことが凝縮されているので、ひとりでも多くの方にご覧いただきたいです。

IMG_4960
 
──今年はOSK日本歌劇団95周年ですが。
今までも色々なことをさせて頂き、今年の創立95周年があると思っております。95周年だからこういうことをするというよりは、95周年だからこそ何が出来るかというのを考えながら、この『鬼ノ城』がOSKの大きな作品としては、今年最初のものと言っても過言ではない作品なので、新たな試みもしています。作・演出・振付のはやみ先生も「今までのOSKを残しつつ、新たなことにもトライする」というところを目指していて、このポスターのメイクもすごく斬新で、お客様からどういう反応があるかな?というのがすごく大きかったのですが、みなさんが期待を持って観に来て下さって、新しいことへのチャレンジもさせて頂いています。それが5年後の100周年へと繋がるような95周年にしていきたいです。今回は14名の作品なので全員が全力を尽くして、「これぞOSKの芝居だ!」というものをお見せしたいという思いでやっておりますが、更に今年は大人数が揃っての松竹座と新橋演舞場で公演が控えていますので、応援して頂いているすべての皆様への感謝の気持ちを持って、お客様に楽しんでいただけるよう、少しでもお返しができるよう、頑張ってまいりたいと思います。

IMG_5099
 
──最後に、東京公演に向けてのメッセージを。
気軽に観に来ていただけたらいいなと思います。ストーリーを「こういうものですよ」と口で説明するような作品ではないので、博品館劇場にお越しいただいて、この空間で桃太郎の世界を堪能していただくことが今後の第一歩に繋がるような気がします。楽しみに待っていて下さった皆様には、期待を裏切らないような舞台にしたいなと思いますし、誰もが共感できるものがある作品だと思いますので、歌劇ってどんなものなの?と思われておられる方にも、新しい桃太郎伝説を感じに来て頂けたら。殺陣もお芝居もダンスもあって、私だけではなくて14人全員に色々なスポットを当てていただいていて、それぞれに見せ場がたくさんあります。まずは劇場に足を運んでいただきたいです。よろしくお願い致します。

IMG_4419
IMG_4570
IMG_4479
IMG_4519
IMG_4605
IMG_4662
IMG_4761
IMG_4816
IMG_4852
s_IMG_4904
IMG_4913
IMG_4936


〈公演情報〉
OSK日本歌劇団
真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』
作・演出・振付◇はやみ甲
音楽◇松岳一輝
出演◇高世麻央、桐生麻耶、折原有佐、悠浦あやと、虹架路万、愛瀬光、翼和希、城月れい、千咲えみ、実花もも、天輝レオ、壱弥ゆう、羽那舞、湊侑李 
●2/23〜26◎博品館劇場
〈料金〉SS席7.500円、S席6.000円、A席(自由席)4.000円、A席(学割自由席)2.000円、U-25・S席5.000円、はじめて割S席6.000円、学生3人割(自由席)4.500円 
〈お問い合わせ〉
OSK日本歌劇団 06-6251-3091 (10時〜17時)



【取材・文・撮影/橘涼香】



お得なチケット販売中!『紳士のための愛と殺人の手引き』




kick 

shop 

nikkan 

engeki