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入江雅人、宍戸美和公、平岩紙、石橋けい、正名僕蔵
木野花、三浦貴大、高嶋政宏、伊勢志摩


木野花の演出による舞台『クラウドナイン』が、12月1日より東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。その稽古場がこのたび公開された。
 
『クラウドナイン』は、英劇作家キャリル・チャーチル作のイギリスの植民地だった時代のアフリカを舞台にした、ある家族を中心とした、バカバカしくも切ない破天荒なホームドラマ。
本作は実はとんでもない、ぶっ飛び設定満載の衝撃作。登場人物を演じる役者が一幕と二幕で変わるうえに、さらには登場人物の性と、演じる役者の性が変わる!ゲイカップル、レズカップル、不倫、少年愛まで出てくる赤裸々な性描写も満載。
本作では、一幕では三浦貴大がドレスを着て初の女性役に挑戦し、眦萓宏演じる一家の家長クライヴの妻・ベティを演じる。また、一幕では威厳のある家長・クライヴを演じていた眦萓宏が、二幕では心は乙女なゲイを演じ、5歳の少女役を現在47歳である正名僕蔵が演じる。
一幕と二幕で役柄がガラリと変わり、1作のなかで、二つの役を演じる俳優の姿を観ることができるという、個性派俳優たちの魅力を堪能できる舞台となっている。

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【あらすじ】
イギリスの植民地だった時代のアフリカ。この地を管理するために、本国からやって来たある家族の物語。
家長のクライヴ(眦萓宏)は、国家と常識を重んじる男らしい父親。だけど時折り襲う嵐のような欲望の奴隷。その妻ベティ(三浦貴大)は、夫を愛する貞淑な妻であろうとするあまり、夫の友人にも愛情のおすそ分け。一人息子エドワード(平岩紙)は、父親に認められる強い男になりたい!と願いつつ、夢中になるのはお人形遊び。家族が平和であれ,,と、全てを見て見ぬふりの祖母のモード(宍戸美和公)。
そこに隣人の、欲望のままに生きるハガネの女ソンダース夫人(伊勢志摩)、一見ワイルドなイケメン探検家ハリー(入江雅人)、男を知らない純情な家庭教師エレン(石橋けい)、そして、両親をイギリス兵に殺された従順な召使いジョシュア(正名僕蔵)が加わり‥‥
理想の自分と現実の自分自身。そのギャップに右往左往しながら暗中模索する、不器用な家族の、バカバカしくも切ない25年間の成長の軌跡。

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【囲み取材コメント】

木野花 
ここから追い込みの時期なので、皆がどれだけ体力的・気分的に限界に挑戦してくれるかが勝負だと思います。初演を上演した時は私も38歳でまだ若く、必死で脚本に食らいついて力任せにぶつかっていった感じで、一人で格闘していたので、やり残した思いが大きかったです。今回は役者を見ながら一緒に話し合って作っていくのが目標で、三回目ですが初演のように新鮮な気分で取り組んでいます。
全体として、もっと笑える芝居だと思うのですが、このメンバーだったらいけると思います。一人一人が面白いキャラを持っているので、お客さんが入ってどうなるのか楽しみです。

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眦萓宏
 
早く本番になって欲しいです。稽古場では木野さんが女王様のようなカリスマ調教師のように皆を導いてくれています(笑)。三浦君は本読みの時から女性っぽかったので、よく飲みに行くニューハーフの方みたいで、本当にただの “大きい女の人”という感じで全く違和感がないです。1幕と2幕で役が変わるので、休憩中に切り替えるのが大変ですが、それぞれだけでも完結出来る物語なので、二度美味しい作品だと思います。

伊勢志摩 
稽古の初日はトンネルの向こうに木野さんがいて“頑張ってたどり着かなければ”という感じでしたが、今はもう姿が見えて最後のダッシュをしているところで、トンネルを抜けると思いがけない派手でビビットな芝居になっていると思いますので、早く飛び出したいです。1幕の役はいつもやっているような自分に近いところでやれるのですが、2幕の役は全く違ってコルセットを着て矯正されているようなイメージで、精神的にも厳しいですが新たな発見もあって楽しんでいます。

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三浦貴大 
舞台は二回目でまだ客観視出来ないですが、徐々に役の心情も掴めて来たと思います。1幕で女性を演じるのですが、木野さんに見てもらいながら、歩き方の練習から始めて、足の毛も剃ってみました。意外と剃るのが大変だったり、足が汚かったり、“女性はこんなにも大変な努力をしているのか”と初めて知りました。今では私生活でも内股になりがちになっているので、それを直すのが大変です(笑)。

正名僕蔵 
先程の木野さんの「さらに追い込む」という話を聞いて尻込みしていますが、こらえて更に密度を濃くしていけたらと思います。1幕は抑圧された役で、2幕は5歳の白人の女の子で駆け回ってはしゃいで怒られるので、役の振り幅というか、運動量の差にまだ慣れないですが、頑張りたいと思います。
 
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平岩紙 
稽古場で客観的に見ていると凄く面白いのですが、自分はまだまだだと思うのでもっと掘り下げていきたいと思います。私は1幕2幕どちらの役も共通して純粋さを持っているので、心は一つで出来るので演じ分けやすいなと思います。何気ないシーンの会話が面白くて、1幕と2幕でがらりと変わるのが見どころだと思います。

宍戸美和公 
木野さんに尻を叩かれて今日まで来ました。衣裳を着て、(気分が)のれそうな気がしましたし、2幕のキャラクターは初演では出ていない初登場のキャラクターなので、自由にやらせて頂いています。

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石橋けい 
日々面白く変わっていっているので、ラストスパートで頑張りたいと思います。1幕と2幕でどれだけ気持ちを切り替えられるかが大変ですが、2幕では私の息子役をされる宍戸さんとのシーンを楽しんでいます。

入江雅人 
衣裳を着た時に、三浦君が女性を演じるバカバカしさがより浮かび上がって来たと思うので、早くお客さんの前でやりたいです。1幕の探検家の役は色んな人に手を出す役なので、面白く出来たらと思いますし、逆に2幕は笑いを誘おうと思わず真摯に演じようと思います。


ROLLYによる劇中歌歌唱が決定!
 
また今回、ROLLYが舞台『クラウドナイン』の劇中歌「クラウド9」を歌唱することが決定!
戯曲にある「クラウド9」の歌の歌詞を、フィギュアスケートの浅田真央がプログラムで使用したことでも記憶に新しいアラム・ハチャトゥリアンの名曲「仮面舞踏会」にのせて歌唱する。
「クラウドナイン」とは、真夏の抜けるような青空に浮かぶ積乱雲(入道雲)という気象用語が転じて、幸福の絶頂の“ハイ”な気分をさす。 その“ハイ”の気分を歌った「クラウド9」の歌。ワルツのリズムにのせ、揺れるような、まるで狂ったかのような世界に引き込む、ROLLYの歌声は必聴!

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【OLLYコメント】
Q1.舞台「クラウドナイン」に歌唱で参加するというオファーを受けての率直な感想をお聞かせください。
世界中に何万人もいるであろう歌い手の中からよりによって私ROLLYに白羽の矢が突き刺さった事に正直、何故?と驚きました!
Q2.実際、戯曲にある歌詞をハチャトリアンの「仮面舞踏会」にのせて歌うという収録をしてみていかがでしたか?
元々、歌が入っている楽曲では無いので演出家の木野 花さんと2人、スタジオで向かい合い、その場で詞にメロディを創作しながら録音した事は、私にとって実に有意義な経験でした。
Q3. お客様に向けてPRコメントをお願い致します。
ROLLYです!私が熱唱する世にも不可思議な「仮面舞踏会」がクラウドナインの舞台で、一体どの様に使われているか是非是非お楽しみにね!気に入って貰えると光栄です!

〈公演情報〉
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モチロンプロデュース 『クラウドナイン』
作◇キャリル・チャーチル 
翻訳◇松岡和子 
演出◇木野花
出演◇眦萓宏 伊勢志摩 三浦貴大 正名僕蔵 平岩紙 宍戸美和公 石橋けい 入江雅人
●12/1〜17◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉6,800円 ヤング券3,800円(22歳以下、チケットぴあ前売のみ)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉大人計画03−3327−4312(平日11:00〜19:00) 
●12/22〜24◎OBP円形ホール
〈料金〉7,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570−200−888 (平日10:00〜18:00)
 http://otonakeikaku.jp/2017cloudnine/



【資料・稽古場写真提供/モチロンプロデュース】



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