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ソング&ダンスに溢れた、小粋でセクシーで華やかなエンターテインメント作品、ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』が、2月7日、日比谷の日生劇場で開幕した。

ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』は、ウディ・アレンが1994年に発表し、アカデミー賞7部門にノミネートされた名作映画を基に、ウディ・アレン本人がミュージカル化し、2014年ブロードウェイで上演された作品。1920年代の禁酒法時代のニューヨークを舞台に、売れない劇作家と、ギャングのボディー・ガードをはじめとした、個性豊かな人々が繰り広げる、大騒動を笑いとソング&ダンスで綴った作品となっている。
日本初上陸となる今回は、ブロードウェイを夢見る売れない劇作家デビットに浦井健治、ギャングのボディーガードで実は舞台芸術をこよなく愛するチーチに城田優という、豪華W主演が実現。映像作品だけでなく、『ナイスガイinニューヨーク』『エドウィン・ドルードの謎』など、舞台作品でも活躍する福田雄一演出の基、選りすぐりのメンバーが揃い、明るくスタイリッシュでセクシーなコメディ・ミュージカルが展開されている。

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平野綾、城田優、浦井健治、前田美波里、福田雄一
 
そんな舞台の初日を控えた2月6日、日生劇場ロビーで囲み会見が開かれ、出演者を代表して、浦井健治、城田優、平野綾、前田美波里が本番の衣装で、演出の福田雄一と共にレッドカーペットが敷き詰められた、日生劇場の階段を華やかに下りて登場。公演への抱負を語った。
(※舞台写真は近日中に掲載) 

【囲みインタビュー】

──階段を下りていらした瞬間から期待が高まりましたが。
城田 本当ですか? 我々どうしたら良いかわからなくて(笑)、ぎこちなかったんですが(笑)。
──浦井さんと城田さんW主演の公演ということで、それぞれ役柄から教えてください。
浦井 僕は売れない脚本家・演出家のデビッドという役をやらせて頂きます。ブロードウェイの舞台を夢見て、様々な試行錯誤がありながらも、1人の男性の成長の過程が描かれている、そういう役どころです。
城田 稽古期間から、自分でもハマり役だなと感じてたの?
浦井 いや、どうだろう、とても頼りないというところはハマってるんじゃないか(笑)と思います。
城田 僕はマフィアの役でして、隣にいる平野綾のことが大嫌いな役なので、今日もだから(階段を)下りる時にエスコートしようかな?と迷ったんですけど、嫌いなんでやめておきました(爆笑)。

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平野 そうだったんだ!
城田 うん、ごめん(笑)。
平野 いいよ(笑)。
浦井 役がね!役作りだよね。
城田 普段からやっぱり役に入っていかないとね。だから浦井健治のことも嫌いだし(笑)。
浦井 なんで!?((笑)
城田 平野綾のことも嫌いだし、両隣に嫌いな奴しかいない(笑)。
──逆に好きな人は?
城田 いないです!(笑)
福田 劇中ではね(笑)。
──城田さんは今回タップにとても時間をかけられたそうですが。
浦井 ものすごいです。朝練、居残り練、もう1人でもやってますから!
福田 あんまりそういうことは言われたくない人?
城田 いや、僕ね、いっさい朝練とかしてないですよ。タップの振付もらって「あ、OK!」って言って、いきなり本番やるタイプです(爆笑)。
福田 汗びしょびしょでさ!
城田 あれはシャワーを浴びたの!
福田 あ、シャワーか(笑)。

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──かなりご苦労なども。
城田 いえ、苦労なんていっさい!見たらわかります!「あ、タップをやる為に生まれて来た人なんだな」と(爆笑)。次の人の話しましょう!(笑)
──平野さん、衣装がすごいですが、どんな役柄ですか?
平野 私はブラザートムさんが演じるマフィアのボスの愛人の役で。
城田 愛人なんだね!
平野 そう、愛人で、ブロードウェイの舞台に立ちたい、主役をやりたい!とゴリ押しをする役です。なのでデビッドの脚本にもいちいちケチをつけたり。
城田 常に罵倒してるよね。
平野 はい、そういう役です。
──もしお二人の愛人になるとしたら、どちらを選びますか?
平野 お二人の!?
浦井 おぉ〜!
 
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城田
 それは聞いてみたい!
福田 俺は入れてもらえないの?(笑)
平野 いえ、そんなことないです!はい、真っ当な恋がしたいなと思います!(爆笑)
福田 すごいちょっと!(笑)
城田 選ばれなかった!(笑)
平野 本当に、まともな人が出ていないんです!この舞台(笑)。だから皆さん「まともで良かったな」と思って帰って頂けると思います。
浦井 観ている人がね!
──美波里さんは?
前田 私は劇中で、舞台の主演女優を演じさせて頂きます、ヘレン・シンクレアという役なのですが、常に浦井健治君の役のデビッドを誘惑して、自分の為に、そして私たち演じる人たちの為に良い作品にしようと、あの手この手で彼を誘惑して自分のものにしようと…まぁ、最後にはなりませんけれども(笑)、はい。

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──演出の福田さんとは初めてとのことですが、実際に稽古場でいかがでしたか?
前田 可愛いのがお好きと言うか(爆笑)、私はあまり好かれていなくて(笑)。
福田 そんなことない!
浦井 そんなことないですよ!
福田 何をおっしゃっているんですか!
前田 もう本当に、オリーフ(平野)、オリーブと(爆笑)。
福田 すごい、悪い奴みたい(笑)。
前田 そう言いながらも、展開の早いミュージカルなので、福田さんが創ってくださって良かったのではないかなと、すごく思います。ちょっと私の年齢だとついていくのに大変なところもございましたが(笑)、どうにか追いついたかしら?
 
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福田
 いえいえ、途中で軽く追い越されました!
前田 そうですか?
城田 他では観られない美波里さんのテンションだよね。
浦井 そうだね!
城田 他の舞台では観られない。福田さんがゲラゲラ笑うという。別にふざけている訳ではなくて、ヘレン・シンクレアのキャラクターがすごくどんどん情熱的になっていってね。
前田 まぁ、気性の激しいと言うかね。向こうの女優には多い、手練手管で彼をどうにかして自分のものにしつつ、脚本を良いものにしようと。それは成功するのですが、でも彼の力ではなかった(笑)、というのがわかると、この作品の面白さがね。
城田 そうですね。
浦井 そう、そう。

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──福田さんは今回の舞台について感じるものは?
福田 すごく刺激が強かったですね、僕の今までのキャリアの中では。今回振付で本場の方がいらっしゃっているので、ブロードウェイの作り方を垣間見られた気がして。「あ、ブロードウェイってこうやって創っているんだな」と、本当に刺激が強かったです。場当たりって僕らは劇場に入ってから、3〜4日しか取れないのですが、振付のジェームスが、これから1ヶ月くらいここでやる感じで。
城田 確かに!
浦井 うん、確かに!
福田 でも実際に向こうではそうやって創っているんでしょうし、あの感じがちょっと羨ましくもあり、そこに少しでも近づきたいなと思えるほどの刺激でした。
──ご自身の出来としてはどうですか?
福田 それは、元々の作品が素晴らしいですし、演者さんも本当に役にガチハマりしているメンバーが揃っているので、僕にとってちょっと嬉しい初日生劇場に、相応しい作品になっていると思います。
──城田さんのタップはどうでしたか?
福田 城田君のタップはホント、カッコいいですよ!
城田 そんなことない!
福田 いや、本当にカッコイイです。稽古の時に怒られましたけど、僕稽古で全体を見ないでスマホでずっと城田君の動画を撮ってました。家に帰って見たいから、ずっと撮ってて(笑)。
城田 なんか撮られてるな〜とは思ってて(笑)。
福田 そうしたらアンサンブルの人たちに「お前何撮ってるの!」って言われた(笑)。すごくカッコよすぎて!やっぱり真ん中に城田優がいるからこそのタップシーンなんですよ!
浦井 ですよね、カッコいい!

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福田
 本当に日本で、ここに立っている城田優以外にいるかな?いないだろうって言うくらい、城田優ありきのタップなんで。
城田 なんか、どんどんプレッシャーに(爆笑)。心拍数がバクバクと。
福田 これは本当に必見ですね!
──城田さん、作品の目玉はどこかと言うと?
城田 目玉と言うか、うーん、僕が、いや、あれは、皆…
浦井 なんだよ!(笑)
福田 まぁ、トニー賞の時にタップシーンをやっているくらいなのでね。
城田 そうですね。
福田 やっぱり、そこが目玉ではあるのでしょうね。
城田 圧巻のシーンではありますね。僕、最初2週間くらい遅れて稽古に参加したので、その時にはもう他のキャストの皆さんは出来上がっていたんです。で、見た時に「絶対無理だ!、こんなのできない!」って正直思いました。
福田 タップ、完全に初めてなの?
城田 初めてです。

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福田 タップを踏んだことすらなかった?
城田 十何年前に1度だけ、1時間だけタップシューズを履いて「タップとは?」みたいなレッスンは受けました。それ以来です。
福田 それは、すごいことだよね!
城田 最初の8カウントの振りを覚えるのに、2時間くらいかかりました。全然足がね。
福田 足で床を鳴らすことの意味がわからない?
城田 そう、意味がわからない!「えっ?どっちの足が!?」みたいに…化けの皮がどんどん剥がれて来ちゃうので、違う話しましょう(笑)。
浦井 最初の話でいいじゃない!
福田 そう、ホント、カッコいいから!
前田 城田さんのタップは本当に最高ですけど。
 
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城田
 いえいえ。
前田 更に男性が大喜びするような、女性ダンサーの可愛いお尻が!
城田 そうそう、セクシーダンスがね!
浦井 美波里さん、昨日からずっとお尻、お尻って言ってます!
福田 頭から(平野)綾ちゃのお尻がね!
平野 いや、もう私史上一番布の少ない衣装なので(爆笑)。これもそうなんですけど。たぶん日生史上でもあると思うんですけど。
城田 そうだね。
平野 なかなかこんなに露出度の高いというか、セクシーな舞台は観られないのではないかと。
前田 日生にかからないわね。
平野 そうなんです。
城田 平野綾ファンはハンカチと言うか、タオル持ってきた方がいいかと(笑)。ド頭からもうね。
福田 綾ちゃんファンはそうだね!
城田 ねっ?俺が平野綾ファンだったら「ヤバい!」ってなる。

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──今回、日生劇場から、大阪、福岡と公演がありますが、遠征先で楽しみにされていることは?
城田 そうですね、大阪も福岡もご飯が美味しいところなので。
浦井 そうだね!
城田 今回忙しくて、稽古中もなかなか、一度だけ皆で行ったくらいで。
浦井 そう、福田さんに連れていってもらって。
城田 なかなか行けなかったので、是非福田さん筆頭に。
浦井 行きたいね!
福田 僕はアンサンブルさんたちとはちょくちょく行ったんだけど。
前田 まぁ!そうなんですか?我々にはそんな余裕がありませんでした。

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──特に大阪だったら、浦井さんどこに行きたいですか?
浦井 大阪はいっぱいありすぎて!
福田 浦井君結構付き合い悪いもんね(爆笑)。
城田 そうなんですよ!
浦井 違う!付き合い悪いじゃなくて(笑)、皆とじゃないと、と!
福田 ミュージカルの役者さんって、そうだよね。
城田 まぁ、俺が連れまわります(笑)。
浦井 OK!大阪に行くのは『ロミオとジュリエット』以来だよね?
城田 一緒に行くのはそうだね、『ロミジュリ』以来。7年ぶり?
浦井 そうだね。
福田 そんななの?
城田 そう。そろそろお酒飲めるでしょう?
浦井 飲めない!
城田 はい!また、わたしは1人で出かけることになりそうです(笑)。
福田 でも、お酒飲んでる人とだいたい同じテンションだから。
城田 確かに!
浦井 うん、だいたい。
城田 ソフトドリンクで良い!
浦井 了解!
城田 すみません、特に面白い話もなくて(笑)。

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──では、初日に向けての意気込みをお願いします。
浦井 ウディ・アレンさんの、ブロードウェイの本場のものが、日生劇場で花開くと言いますか、福田さんの中でたくさん温められて、本当にキャストとスタッフが一丸となって頑張っているので、すごくオシャレでセクシーで、そしてムードもたくさんあるような、小粋と言うか、日本ではなかなかないんじゃないかな?というものがご覧頂けると思います。僕が一番押したいのは、もちろんお尻とか色々あると思いますが(笑)、城田優のタップ!めちゃくちゃカッコいいです!今日も朝来て1人で練習していたので!
城田 言わんでいい!
浦井 是非とも皆様に楽しんで頂けたらと思います。
前田 今回の作品「ご家族で」と言うにはちょっと辛いところがあって。「ご夫婦で」とか「恋人同士で」とかで観に来て頂きたい大人のミュージカルです。すごくユーモアのセンスが大人でセクシーで、見どころがたくさんありますので、是非おいでください。
福田 お子さんはお子さんでね。
前田 観せても良い?
城田 子供の解釈で観れば、また非常に面白いかと。
前田 あぁ、それもございますね!失礼致しました(笑)。
平野 本当に身体張って頑張ってます!(爆笑)。日本でこの演目をやった時に、たぶん本当にこの人たちにしか演じられないだろうな、と言うくらい、それぞれのキャストが皆役にピッタリなので、色々な見どころもありますし、楽しんで観て頂ける作品になるんじゃないか?と思います。是非足をお運びください。

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福田 初日ミスるな!(笑)
城田 あー、だからイヤなんだ!(笑)
福田 いやいや、初日ミスったら、ミスったであり!っていうことに(笑)。
城田 まぁ、なるたけミスのないようにと個人的には思いますし、作品としては、物語が元々すごく面白くて、バックステージもので、演劇の裏側や深いところまで見られますし、キャラクターの変化していく様もすごく好きです。何よりセットがとても豪華で、本当にブロードウェイに来ちゃったような感覚になると思います。福田さんがつけてくださった演出も、ウディ・アレンの元々の原作を更に面白くしてくれていて、向こうのジョークを日本でウケるものに変えてくださったおかげで、脚本も非常にわかりやすく通りましたし、お客様がどんな反応をしてくださるか。僕は福田さんとは映像作品ではたくさんご一緒しているのですが、初めてのミュージカルなので、ちょっと今不安だったり、大丈夫か?と思うところもありつつ、早くお客様の反応が見たい!という楽しみな気持ちでいっぱいです。僕、個人的の1番の見どころは、浦井健治さんと前田美波里さんの濃厚なシーンで!

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福田 俺も見たい、あそこは!
平野 私も楽しみ!
福田 本格的な奴!
城田 そう、本格的な!
前田 はしたない!(爆笑)
城田 是非劇場まで足をお運びください!
浦井 よろしくお願いします!

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〈公演情報〉
ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』
脚本◇ウディ・アレン
オリジナル脚本◇スーザン・ストローマン
演出◇福田雄一
原作◇ウディ・アレン/ダグラス・マクグラス(映画「ブロードウェイと銃弾」より)
出演◇浦井健治、城田優
平野綾、保坂知寿、愛加あゆ、ブラザートム、鈴木壮麻、前田美波里 ほか
●2/7〜28◎日生劇場
〈料金〉S席13.000円 A席8.000円 B席4.000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
●3/5〜20◎大阪・梅田芸術劇場メインホール
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800
●3/24〜4/1◎福岡・博多座
〈お問い合わせ〉博多座電話予約センター 092-263-5555




【取材・文・撮影/橘涼香】



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