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小早川俊輔、佐伯亮、中村龍介
碕理人、二瓶拓也、谷戸亮太
熊手萌、加藤啓、木ノ本嶺浩

昭和の戦前・戦後にかけて活躍、無頼派と呼ばれた文豪・坂口安吾。「風博士」「桜の森の満開の下」などの作品を発表した彼が、「堕落論」に続いて1947年に発表した「白痴」は、新文学の旗手として、彼が脚光を浴びるきっかけとなった名作の1つだ。

敗戦間近の場末の荒んだ人々が暮らす裏町、そこに住む独身の映画演出家の男が、隣家の白痴の女と奇妙な関係をもっていく本作には、人間の持つ自己承認欲求といった、滑稽且つ、苦しくも美しい “男女関係における独特の感覚”が映し出されている。

今回の舞台化で脚本・演出を手がけるのは、ほさかよう。2006年より演劇プロデュースユニット「空想組曲」の主宰を務め、『遠ざかるネバーランド』『うさぎのレストラン』など多くの作品を創り出している。ダークファンタジーな作風に定評があり、2012年には同じく坂口安吾作品の『桜の森の満開の下』を舞台化、脚本を担当したほさかが、その得意とする“崇高な美しさ”と“醜悪さ”で、『白痴』の“脆くて危うい世界”を描き出す。

出演者は、主演の伊沢役を、テレビ神奈川で放送中の情報番組『猫のひたいほどワイド』にレギュラー出演し、ミュージカル『テニスの王子様』など舞台・TVで活躍する小早川俊輔が務める。共演に佐伯亮、中村龍介、碕理人、熊手萌、木ノ本嶺浩など、様々なジャンルの舞台やドラマに出演し、注目を集める若手俳優陣や、二瓶拓也、谷戸亮太、加藤啓といった安定感のある実力派が集結し、坂口安吾の名作に挑む。

【コメント】
ほさかよう(脚本・演出)
坂口安吾の作品はどれも一筋縄では読めません。ニヒリズムに満ちた言葉の中に見え隠れする希望。その希望を切り捨てるかのような残酷な展開。にも関わらず最期に訪れるのは不思議な爽快さだったりする。自分の周りの世界が全て崩れ去った時、人はどう生きるべきなのか。それを極限まで突きつけまくったのが「白痴」だと思うのです。
…なんて書くとこの舞台化作品を「小難しそうだなぁ」と感じるかもしれませんが、多分そうはなりません。「一筋縄ではいかなくて、僅かな希望も圧倒的な残酷さもあって、不思議な余韻が待っている」、それってものすごく簡単にまとめると「面白い舞台」だと思うのです。
今を生きる人たちにも、いえ、今を生きる人たちにこそ響く面白い舞台にしようと思っています。というか、します。

小早川俊輔(伊沢役)
今回、『白痴』で伊沢役を務めることになりました小早川俊輔です。この作品に関しては触れる度に、心が楽になるような苦しくなるような感覚になり、毎回違う印象を持ちました。その時にしか感じられない臨場感を楽しんで貰えると嬉しいです。そして、初めてご一緒させて頂く方が多いので新しい出会いを大切に、真摯に作品に取り組んでいこうと思います。劇場でお待ちしております。

〈公演情報〉
『白痴』
原作◇坂口安吾
脚本・演出◇ほさかよう
出演◇小早川俊輔、佐伯亮、中村龍介、碕理人、二瓶拓也、谷戸亮太、熊手萌、加藤啓/木ノ本嶺浩
●3/28〜4/1◎CBGKシブゲキ!!
〈料金〉6,800円(全席指定・税込)
〈チケット一般発売日〉3月3日(土)10時〜
〈お問い合わせ〉る・ひまわり 03-6277‐6622(平日11:00〜18:00)
 http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00458



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