今週、3月8日より王子スタジオにて行われる第7回公演「淫乱和尚の水色腹筋地獄」改め「西口直結!阿闍梨餅展示ブース」(佐藤佐吉大演劇祭2018in北区 参加作品)を目前に、昨年、11月にたっぷり聞いた前回公演の座談会(えんぶ2月号に掲載)を別バージョンの写真とともに紹介する。

ハードな下ネタ満載で、アブない奇妙奇天烈なキャラクターとエピソードに彩られた前代未聞の『ハムレット』を上演した劇団「地蔵中毒」の出演メンバーはこちら!

集合写真_MG_1401
後列/上野優輔 立川がじら 小野カズマ 関口オーディンまさお 大谷皿屋敷 栗原三葉虫 礒村夬 宇都宮みどり 鈴木理子
前列/
フルサワミオ 三丈晶生 武内慧 かませけんた 東野良平 hocoten

【前回公演『ハムレット(ウエストポーチ着用ver.)』あらすじ】
ハムレット一朗太(関口オーディンまさお)の父親(大谷皿屋敷)の葬式で、挨拶中に激しく愛し合うハムレットの母(フルサワミオ)と伯父(栗原三葉虫)。
傷心のハムレットは恋人オフィーリア(hocoten)のおっぱいの先に、プラレールをつけて走らせたいと錯乱する。八百屋(かませけんた)から商品を仕入れ同じ値段で転売する果物屋(礒村夬)、昔の朝刊を配るおじさん(立川がじら)、小田和正を聞くと卵を産む女(鈴木理子)・・・。
次々と現れる謎だらけの人物たちの行く手に待ち受ける運命とは・・・!

13_虫取り名人


一番、楽しみな前説。

——「番外公演」で『ハムレット』で狭い劇場(客席5メートル四方くらい)で2時間と聞いて不安だったのですが、最初の方のシーンが…(東野を見る)。
東野 ぼくは前説の後のシーンで…
——…前説はどなたでしたっけ?
かませ 彼です。前説はいつも彼に決まっていて。
Sekiguchi
関口オーディンまさお

関口 (いい声で)毎回、上演中のマナーについてお話をさせていただいております。
全員 (笑)。
——とっても安心しました。
関口 あ、そうですか! (切断された)右手を持ってるという人だったんですが、大丈夫でしたか?
——大丈夫でした。いつも右手を持ってるんですか?
全員 (笑)。
関口 前々回はセグウェイに乗って登場しまして、前回はあるチャリンコのレースのマンガをモチーフした舞台のパロディをやらせていただきました。
——アイデアはいつもご自分で?
関口 はい。毎回考えさせていただいております。今回はドローンを飛ばす予定だったのですが、ドローンの練習をしていたら、なかなかうまく行かずに。結果的にお客様にケガをさせてしまう可能性があるという…そういった形でちょっと変更をして手を持つ形にいたしました。はい。
大谷 だいたい前説すべった回はすべるんです。
全員 (笑)。
関口 そこが基準になっているので。
——いつもお任せ?
大谷 お任せです。
関口 ありがたいことです。
——毎回の楽しみの一つになりそうな…?
大谷 人はあんまりいないと思う。
全員 (笑)。
大谷 ちょっとお遊びでやらせていただいています。
栗原 ぼくらが一番、楽しみにしてますね。

『ハムレット』は思いつき。

——その後に、
東野 はい、ぼくです。東野良平と言います。役は、…東野。東野っていう役しかやったことがないんです。終わった後に、ホレイショーにあたる役だと知りました。
かませ 毎回、不幸な目に遭う東野君っていう役柄で。
 
Higashino
東野良平

東野 そうですね…。だいたいなんか。
大谷 当て書きしたら自ずと不幸な役になるんですよ。
東野 作・演出の大谷君とは大学の時の同級生だったりするんで、付き合いは一番長い…。
——『ハムレット』をやろうと、前から考えていたのですか?
大谷 いや、思いつきです。ツイッターで言ったら、うけるかなって。
——で、2時間も。番外公演というのは?
大谷 一応、原作があるという。それだけなんです。
——番外公演というと、こじんまりした作品とか、普段と違うことをするのかなと思ったのですが。
大谷 普段と全然変わんないですね。
かませ ぼくらも最初、そんな感じの認識だったんですよ。蓋を開けるとお客さんもすごいたくさん来てくださって。
栗原 時間も人数も会場も大きさも今までで一番多いですね。
——会場の大きさも!?
かませ あそこが一番、今までで借りた中で大きな会場でした。

原作は読まない方がいい?

——みなさん、最初『ハムレット』をやると聞いたとき、どう思われましたか?
Kamase
かませけんた

かませ いやー、まためんどくさいことが始まっちゃうんだなーって。ぼくは劇中だと八百屋のお兄さん、原作の役柄で言うとレアティーズで、彼女(hocoten)の兄役をやっていました、かませけんたです。
——八百屋さんの役よかったですね、前掛けも印象的で。
かませ あれも自分で。小道具とか必要な品々を最初にリサーチする役割も担っているので。どこでいくらで売ってるとか全部調べて情報をみんなに回すっていう、ちょっと制作的な役割もしてるんです。
——舞台上での様子からは、そんなしっかりした役割をお持ちの方とは思いませんでした…。ちょっとはしっかりした人物のようでしたが、だんだん怖い感じもしてきて。
かませ 毎回、目が怖いって言われます。
栗原 見つめ合うときが一番ヤバイんです。男性器を2本持つ男役をやらせていただきました、ちょっと『ハムレット』を読んでいないもので。あれは『ハムレット』で言うと何の役?
かませ 義理のお父さん。
栗原 をやらせていただきました栗原三葉虫と申します。原作があるのが初めてだったので、『ハムレット』を読んだ方が良いのかなと思ったんですけども。とりあえず、台本読んだら、いきなり男性器が2本あったんで、読まない方がいいなと。

いつも通りな、あのシーン。

——最初のお2人の葬式の最中でのセックスシーン、素敵でした。
全員 (笑)。
フルサワ 立ちバックの。
かませ だんだん激しくなって行ったんだっけ?
栗原 いや、ぼくセックスが初めてだったんですよ。
全員 (爆笑)。
大谷 あれ、セックスじゃない。
栗原 初めてああいう形をやらせていただいたんですよ。自分の両手を女の人のどこにどう添えたらいいか全然分からなくて。
フルサワ そうです、そうです。
栗原 あれは女の人を支えているのか、自分が女の人に支えられているのか。と思って。そういうところをちゃんと指導をしてもらって、やってたんですよね。
 
フルサワ_栗原_MG_1372
フルサワミオと栗原三葉虫

——難しいシーンかなと思うのですが。
フルサワ いやー、いつも通り。
——女の人の立ち方が、嫌な感じがしなくて自然? な感じというか…。
フルサワ いつも通り。いやー、何だろう? 
大谷 汚いセックス担当。
フルサワ だいたいそういうシーンがあるので、慣れてはいて。
栗原 (笑)。
フルサワ 別に台本にそういうシーンがあるからって、できないとかはない。むしろ、がんばって色々工夫しています。
大谷 上手くなってきてるんですね。回数を重ねるうちに。
栗原 結局、分からずに、最後ちょっと張り切って行きますんでって言ったりして。
フルサワ 一番最後の回で、「ちょっとぼく強くやっていいですか」って言われて、「ああ、まあ」って返事をしたら、ものすごく強くバーン! バーン! ってやられて(笑)。まぁ、楽しかったですけども。

出鼻、毎回くじかれてました。

——葬式のシーンの次は?
栗原 八百屋のシーン。
かませ 八百屋さんと近所のおじさんが出てくる。
——近所のおじさんは、八百屋さんの近所?
がじら そこまで位置関係は分かんないですね。足立区と歌舞伎町が舞台になってまして。地形的なことは、あんまり考えてないです。
大谷 考えてない。
がじら 北海道から出てきたから。
大谷 ノリでやっちゃってっから。
かませ 稽古始まってから肉付けしてくるんですよね。舞台設定とか。
——昔の朝刊を淡々と持ってくるあのシーン、グッときました。最初からああいう設定だったんですか?
大谷 そうですね。台本は初日に上がったんで。
がじら 初めは何になるか分かんないけど、伏線になってるんですよね。実はあのおじさんが時間を操りすぎておかしくなって、昔の朝刊をすごいペースで運んで来てるっていう。
ほぼ全員 (口々に)え、そうだったの? 知らなかった。知らなかった。
gazira
立川がじら

がじら 私は立川がじらです。
かませ この人、本業は落語家さんなんですよ。
——独特なたたずまいに惹かれました。
がじら ありがとうございます。
——役をきちんと理解して立たれていたんですね。
がじら 最初、ぼくの中では、なぎら健壱さんをイメージして東京新聞のコマーシャルみたいな感じでやってたんです。稽古場ではすごい受けてたんですけど、実際やると全然受けなくて。どんどん焦って行くんですよね。出鼻くじかれてるんです、毎回。まぁ、でもなんとかがんばってやり遂げました。
全員 (爆笑)。

偏差値演技とエロ担当。

——その朝刊を受け取った後、
かませ 八百屋から果物を買って、それを同じ値段で売ってまったく儲けがないというキーマンの役の。
礒村 礒村って言います。地蔵中毒に出るの5回目くらいなんですけど、どんどん、役の知能指数が下がって行って。最初、芸術家とか科学者の役だったんですけど、ただのおじさん役が増えてきています。
大谷 礒村さん、偏差値で演技変えてるんですよ。
 
Isomura
礒村夬

礒村 演出で、「あ、もう少し偏差値下げればいいんですね」って。
大谷 「5下げてください」って言ったらちゃんと5下がってる。
全員 (笑)。
礒村 感情の演出じゃなくて、偏差値の演出でなんとかやりきりました。
——そのシーンで?
栗田 オフィーリアも。
hocoten オフィーリア役をやったhocoten(ホコテン)です。八百屋の妹役です。恋人がハムレットで。
関口 一方的に追いかけるという。
かませ そこは原作に沿ってますね。
関口 ぼくがすぐに好きな人に暴力を振るいたくなっちゃうんで。すごい暴力を振るって、結果的にめちゃくちゃになっちゃう。そういう役が本当に多くて。ありがたいことなんですけど。
栗原 急にカミングアウトかと思ってビックリした。
——見せ場の多い役でしたが、いかがでしたか?
hocoten プレッシャーはありました。『ハムレット』のオフィーリアって絵になったり、よく聞く名前だからどうしたらいいかと…でも地蔵中毒だし。どのレベルがちょうどいいのか分かんなくて。普段は胸いじり、胸の活用が多いんです。
かませ そうだね。五重塔を最初に乗せてから。ジェンガを乗せたり。
hocoten 空気砲で揺らしたりとか。だいたいエッチなことを担当してますね。
大谷 確かに。エロいことを思いついたら、だいたいhocotenに当てる。
hocoten エッチなだけじゃない感じで使ってくれるのが、地蔵中毒に出ててありがたいなって。
 
hocoten
hocoten

東野 (小声で)感謝されてるよ。
大谷 覚えはないけど…。

たぶん、唯一ちょっと引いてます。

——次は、卵を産む女?
鈴木 えっと、卵を産む女をやりました鈴木理子(さとこ)です。いつも膣を担当しています。
全員 それはないだろう!(爆笑)。
鈴木 でも、わたし唯一、たぶん、地蔵の中でちょっと引いてる側の人間です。引くんだけど、ちょっと笑っちゃうっていうのが、悔しいなぁって毎回。
大谷 NGが一番多い女。
鈴木 NGは出すんですけど、毎回ごり押しでやらされてて。
大谷 NG出されて、ごり押ししたら、それ以上で返ってくる。それはいいんだって。
鈴木 ちょっとツボが違うのかなって。
——あやうい存在感に、つらい、
鈴木 苦痛そうな顔してました? わたし。
——苦痛というか……ちょっと…ヘン? な感じがするなぁって。
大谷 その通りその通り。ヘンなんですよ。急に稽古場から帰ったりとか。
鈴木 一回しかやってない!
大谷 一回でも十分。通し稽古の日に。
フルサワ 「あれ? 理子ちゃんいないね。荷物もないね」みたいになってね。
鈴木 それは、新しく来た台本にわたしだけ追加がなかったから!(小声で)むかついて帰っちゃったんですよ。
 
Suzuki
鈴木理子

——自由なんですね。
鈴木 いや、こっち(大谷)が自由なんですよ。
全員 お前ー。
関口 普通に本番直前まで、『どうぶつの森』やって「よし」って言って舞台に出ていくから。そのギャップがすごいです。どうやったら任天堂とエロを交互に出せるんだろう。
鈴木 逆にみなさん、スイッチ入れ替えてるんだなっていうことを初めて知った。
関口 スイッチ入れ替えてない。
鈴木 あ、そっか。朝からそのまま地蔵のテンション?
関口 いや、逆に直前までファンタジーの世界にいるってすごいなって。
鈴木 わたし『どうぶつの森』やってたのばれてたんですね。
全員 (笑)。舞台の袖で、出番の直前までやってて。
関口 膝に小道具のマカロンをつけて。

誰にも伝わってねぇんだ!

——その女のヒモの役が…。
小野 理子の膣から出る卵で生計を立てる男を演じさせていただきました小野カズマです。ぼく、最初、ギルデンスターンとローゼンクランツかなと思ったんですよ。上野君と男2人だから。あ、こっからと思ったんですけど、本番の1週間前に、何もストーリーに関係ない男たち、オリジナルキャラだったんだっていうのが分かって…。ぼく、大谷君の友人で、2年前からずっと「出たい」「出たい」って言ってようやく出させてもらって。地蔵中毒の人たちと、非常に楽しかったです!
 
Ono
小野カズマ

——ロクデナシ感がすごかったですね。
全員 よかったよかった! 伝わって。
——その後、彼と一緒に一発当てようと歌舞伎町一の金持ちの元を訪ねる役の?
上野 上野優輔と申します。…ケセランパサランの役をやらせていただきました。
——尿道から濃口醤油が出る男が、突然、物凄い濃いダイオキシンに汚染されたケセランパサランだと告白されてビックリしました。
上野 ぼくもビックリしました。
——台本を読んだときの感想は?
上野 「あ、ケセランパサランなんだ」って。特に本筋に絡まないで終わるんだっていう。
 
Ueno
上野優輔

栗原 いやでも、最後はいい役で。
上野 そうだ、スノーマシーンの役です。
栗原 あれから上野さんが発射されてるんです。
大谷 最後、降ってるのは、雪じゃなくてケセランパサランだっていうのは、伝わってるんですかね?
——よく分かりませんでした。
全員 (笑)。
大谷 失敗してる。
hocoten 最後は、みんながダイオキシンの染みこんだケセランパサランに当たって死ぬっていう。
大谷 のに、繋がってるって。
栗原 ぼくも気づいたのは、本番の2回目くらいに死にながらですね。
大谷 誰にも伝わってねぇんだ!
 
原作と出演者の中間地点にいたのは?

——その後に、またおじさんが入ってくる。
三丈 虫取り名人の役を演じさせていただきました三丈晶生(みたけあきお)と申します。
——虫取り名人、良かったですよね!
全員 (爆笑)。はまってるなぁー。いいなー。
——どこかで見たことある、デジャブ感が。
三丈 いい年して働かず、少年の心を悪い意味で持ち続け、大人になっていったという。
——よくある設定ですけど、少年姿のおじさんで問題ないのは初めて見ました。
hocoten 私たちのお父さん役。
——どうしてあんなお父さんになったんですか?
大谷 なんで…? どうしてあんなお父さんが…。どんどんずらして行ったらああなった。
栗原 それは三丈さんをずらしていったんですか? 『ハムレット』をずらしていった?
大谷 『ハムレット』と三丈さんを合成していったら、中間地点がそこだった。
栗原 でも、人なんですね。ずらしていくのは。
大谷 『ハムレット』と三丈さんの中間地点に居たのが虫取り名人。
がじら 原作だと大臣の役ですね。すごい大事な。
 
Mitake
三丈晶生

三丈 それがあんな風になってるっていう。
——出てくるたんびに目を奪われました。
大谷 稽古場でゆっくり舌を出して引っ込めるというシーンの練習をしたときに、誰かがこっそり「キモ」って言ったら、滅多に怒らない三丈さんが切れちゃって、「すみませんね、気持ちが悪くて」って。
栗原 それで空気が悪くなってもおもしろかった。そこが三丈さんのすごいとこですよね。

初めてのオーディション組。

——そして、
かませ 果物屋さんだ。ここに来ていない森ちゃんと啓豪君が。啓豪君は中国の方で、わりとインパクトを残してたのかなぁと。
大谷 初めてオーディションをしたんです。で、カタコトでセリフ読むのがおもしろかった。
栗原 過去の台本を中国語にして読んでもらうのがおもしろかったという。
かませ 日本語だとカタコトなんだけど、中国語に翻訳してもらうとすごく流暢な。
フルサワ それは中国人だから。
かませ 京劇みたいな感じなんですよね。
——…すみません、どんな役でしたっけ?
関口 鼓膜を何回も自分で破る人。
hocoten 背の大きい人です。
東野 注射器で女の子の血液にいろいろ入れて、最強の人間を作るまで中国に帰らないって。
——あ、留学生みたいな方ですね。で、彼に改造人間にされるのが、
フルサワ 森わかなちゃんっていう、今回オーディションで初めて。
——あの2人のシーンは切ない感じがありました。
栗原 あの子一番報われてない役ですよね。

ただやりてぇなって。

——人体改造というと、右心房を体外に出してしまった?
東野 はい、それはぼくですけど。
関口 次はわたしと東野さんが親友という設定で、
かませ ハムレットがお父さんの亡霊と会う重要なシーンです。
大谷 重要なシーンですよ。
栗原 ぼくの悪事がバレるシーン。川崎で庄屋とバーガーキングの間の細い道に、ハムレットのお父さんを挟んで殺したっていう。あそこは練習してないですよね。
——大谷さんが?
 
Outani
大谷皿屋敷(作・演出・主宰)

大谷 お父さんの役です。
——あとは、
hocoten 武内君のシーン。
東野 無人駅を落盤させるシーン、おしっこをずっとかけている。
——落盤させられて良かったですね!
全員 (爆笑)。よかった! よかった!(拍手)
栗原 偶然出会ったおじさんから合金ちんぽをもらえて良かったね。
武内 そうですね。あのちんぽがなければ。
——ああ! 彼に協力したのが、
かませ 無人駅で変な顔をしているおじさん(礒村)。
——あとお話を聞いていない彼女は…。
 
Utsunomiya
宇都宮みどり

大谷 制作のみどりちゃん。イベントのときは役者。本公演では制作。
かませ 「終わりです」って言ってくれた人。
大谷 そう。
かませ うちの看板娘で。
大谷 何でもできる子なんで。
——素敵なしょんべん小僧みたいな役でしたが、いかがでしたか?
武内 ぼくだけ他の人と交じることが少なくて、ずっと孤独な感じで…。お母さん死んじゃうし、…本当、駅が落盤してよかったな。
 
Takeuchi
武内慧

——その孤独感は伝わってきました。
武内 ありがとうございます。
大谷 あれはオリジナルキャラですね。
東野 ただやりてぇなって。
大谷 しょんべんで駅落盤させてぇなって。

これからもこの調子で。

——本当に自由にハムレットを素材に?
かませ 悪ふざけをしようっていう。
栗原 三丈さん3回くらい死んでましたもんね。
大谷 そうそう。
全員 (笑)。
栗原 三丈さんの死体、2個あるぞみたいな。
——台本が完成したのはいつ頃ですか?
大谷 最終的には5日前?
栗原 今回は本当にギリギリでしたね。
大谷 本当にやばかったですね。
——『ハムレット』と言っても、下ネタ満載で、“無教訓意味なし演劇”と冠する作品に、出演者のみなさん、スタッフのみなさんが、あれだけ献身的に理解して、集中して行けるのが、見ててすごいと思ったんです。
かませ 性格もみんなバラバラだし。
がじら 理解もしてないだろうし。
全員 (笑)。
——なんであんなに一生懸命できるんですか?
かませ ただ単純におもしろいことをしたいとか。やっぱり何か、生きてるんだったらやってみたいなっていうサプライズみたいな気持ちは多い気がしますね。
栗原 ただ単に稽古場で腹抱えながら、涙流しながら笑う瞬間が多いから。それをちょっとでも誰かに分かってもらえればいいなぁみたいな。
東野 自分たちが一番笑ってます。
——女性の方はどうですか?
hocoten 同じ、同じ。笑ったりふざけたりするのが好きだから。ね、真面目にふざけるって、なかなか許されないから、許される場でがんばってますよ、大谷くん。
フルサワ わたしは、バツイチで。
全員 (爆笑)。
フルサワ 年も37で、私生活があんまりよろしくないので、この場で若い子たちとエッチなシーンとかをやれるのが、楽しくて。
がじら 何だと思ってやってるの?
フルサワ 情熱を注いでやってます。
 
礒村_鈴木_かませ_大谷_MG_1379

——それでは、締めを。
鈴木 いや、でも本当にわたし、なんだかんだ言ってもここが一番、友達が笑ってくれるから。帰ってくお客さんとか友達の顔みて幸せになれる。本当にそうなんです。
関口 なんでそんな嘘をつくの!
鈴木 本当に。お客さんがおもしろかったって言って帰ってくれるのが一番いいんですよ。
フルサワ そんなやつが稽古を帰るのかよ。
ほぼ全員 (口々に)どの口が言ってるんだよ。キレイにまとめられたと思うな!
——いかがですか?
大谷 そうですね、また番外、原作あるやつもやったり、これからもこの調子で、野心もなく。
栗原 野心なんかあったら、やって行けない。
大谷 やっていこうと思います。
フルサワ (小声で)3月の宣伝!
大谷 宣伝してもいいですか? 3月に王子で佐藤佐吉演劇祭に出るんで、いつも通りやります!

【公演予定】
zizou20180308
劇団「地蔵中毒」
第7回公演 無教訓意味なし演劇vol.7.
「淫乱和尚の水色腹筋地獄」改め「西口直結!阿闍梨餅展示ブース」
3/8〜11◎王子スタジオ
https://g-chudoku.jimdo.com/

【『ハムレット(ウエストポーチ着用ver.)』舞台・稽古場写真】
リハ・本番 キャプチャ_171130_0017
14_改造女と男
ダメ男コンビ
スノーマシーン
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練習風景_171130_0041


【構成・文/矢亜希子 撮影/山崎伸康(人物)】


トムプロジェクトプロデュース『砦』
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