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太鼓芸能集団 鼓童が、新作公演『巡‐MEGURU‐』で、11月からの全国ツアーを行う。
鼓童は太鼓を中心とした、伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団で、クラッシック・ロック・ジャズ等、異なるジャンルの優れたアーティストとの競演、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等に参加し、佐渡島における鼓童の創造的な活動・ライフスタイルやその理念は、世界のアーティストや芸術関係者から注目を集めている。
 
本新作公演 『巡-MEGURU-』 は、鼓童メンバーの住吉佑太が初めて演出を担う。住吉は2010年に鼓童研修所に入所した当初より、演出として参加していた坂東玉三郎氏の指導を受け、2013年から鼓童のメンバーとして、「大太鼓」やソリストに抜擢されました。また、演奏だけではなく作曲やアレンジなどでも才能を発揮し、鼓童のサウンドメーカーと称されている。
 
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 住吉佑太

本作の楽曲も全て新作で、住吉が生まれ育った香川に伝わる獅子舞や徳島の阿波踊り、栃木や群馬に伝わる八木節や岩手に伝わる鬼剣舞など、多くの郷土芸能をさりげなく織り込み再創造することにより、住吉特有の音楽世界が鼓童の太鼓音楽をさらに広げていく。ほかにも鼓童が長年演奏してきた「三宅」をさらに昇華させた楽曲、西洋音楽的なアプローチで作り上げたリズムアンサンブルや即興曲等、全て本作の為に作曲され、今までにない試みが凝縮されている。この新たな才能が、鼓童を未知なる世界へ飛躍させていくことになるだろう。

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11月からの全国ツアーに先駆け、4月22日、鼓童の本拠地である新潟県佐渡市の両津文化会館にて、『巡-MEGURU-』の特別公開リハーサルを行い、そのレポートが届いた。

【公開リハーサルレポート】
鼓童の新時代が始まった。
2012年から昨年まで、新作公演を連続演出してきた坂東玉三郎に代わり、今回は玉三郎の下で才能を開花させた鼓童メンバーのひとりで、弱冠26歳の住吉佑太が演出を担当。自身の作曲によるテーマ曲『巡』を中心に、ポップな現代性に富む、全10曲を初披露した。
主旋律にマリンバを使用する大胆さが印象的な『巡』は、「太鼓への固定概念を取り払い、若い人たちにもおもしろがってもらいたい」という住吉の願いを反映した、軽快で親しみやすいノリが基調。気ら犬泙任梁榛未淵凜.螢─璽轡腑鵑鯏験させながら、間に鼓童の看板レパートリー『三宅』を進化させた『祭宴』(作曲は中心メンバーの中込健太)など、和太鼓乱打のグルーヴ感溢れる作品をはさみ、圧倒的な迫力で、客席の期待を凌駕してみせた。
「いろいろ課題はありますが、まずはよかった。みなさんの意見を伺って、完成を目指します」と住吉。今年11月の本番に向けて、確かな手応えを感じたようだ。
(文:演劇ジャーナリスト 伊達なつめ)

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〈公演情報〉
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鼓童『巡-MEGURU-』
演出◇住吉佑太    
出演◇鼓童
●11月より日本全国ツアー 
●12/19〜23◎文京シビックホール大ホール
〈お問い合わせ〉鼓童 0259-86-3630  

 


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 【撮影:岡本隆史】