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明治中期を舞台にした若者たちの群像劇『若様組まいる〜アイスクリン強し〜』が、池袋のサンシャイン劇場で、4月27日から5月6日まで上演中だ。
本作は、累計発行800万部の大人気シリーズ「しゃぱけ」の原作者、畠中 恵が描くスイーツ文明開化物語。駆け出しの洋菓子職人・皆川真次郎と旧旗本出身の警官たち「若様組」らの日常を描きながら、明治となった東京で起きるさまざまな事件を解決していく。2016年に『若様組まいる』として舞台化され、本作はそのシリーズの二作目となる。 

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【あらすじ】
時は明治23年。お江戸が東京へと変わり、ピスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋「風琴屋」を開いた。今日もまた甘いお菓子目当てに、元幕臣の警官たち 『若様組j や、マドンナ的存在の小泉沙羅がやってきて大忙し。美しい筆族令嬢の紫堂志奈子、そして皆川や若様たちを喚ぎまわる新聞記者の丹羽など、個性的なキャラクターも続々出現。さらに大商人で沙羅の父、小泉琢磨の仕掛ける試練が若者たちに襲いかかる…!

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今回の脚本・演出を担当するのは、拙者ムニエル主宰で『私のホストちゃん』や『けものフレンズ』など多くの人気作の演出を手がける村上大樹。
キャストは洋菓子職人の真次郎役を演じる玉城裕規を中心に、入江甚儀、塩野瑛久、中村優一、安川純平といった「若様組」、彼らのマドンナ的存在の小泉沙羅役の宮香蓮、その友人で華族令嬢の紫堂志奈子役に乃木坂46の井上小百合と、いずれもフレッシュな若手俳優たち。
さらに若様組の先輩・玉井和馬に扮する鎌苅健太、物語の進行役でもある丹羽記者の伊藤裕一、そして沙羅の父で新興成金の小泉琢磨を演じる粟根まことなど、実力派が要所要所を押さえている。

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物語の背景にあるのは、文明開化とともに押し寄せる新たな激動の時代。富国強兵へと進む明治の世の中で、取り残されていく貧しい民衆や、大商人たちの台頭など、社会問題も映し込みながら、菓子職人の皆川真次郎と若様組の活躍、若者らしい恋愛模様などを、テンポよく、ときにシリアスにときにコミカルに描き出している。

【配役表】
玉城裕規(皆川真次郎 役)
 
入江甚儀(長瀬健吾 役) 
塩野瑛久(園山 薫 役) 
中村優一(福田春之助 役) 
安川純平(小山 孝 役)     
宮香蓮(小泉沙羅 役) 
井上小百合〈乃木坂46〉(紫堂志奈子 役)
 
和合真一(牧 忠行 役)  
小早川俊輔(相馬小弥太 役)  
橋本全一(安野一馬 役) 
武子直輝(相馬格乃進 役)  
松波優輝(西宮浩光 役)  
小野寺ずる(加藤智恵子 役)
 
鎌苅健太(玉井和馬 役)  
伊藤裕一(丹羽記者 役)   
粟根まこと(小泉琢磨 役)

【囲み取材】
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粟根まこと 中村優一 安川純平
井上小百合 塩野瑛久 玉城裕規 入江甚儀 宮香蓮 

この公演の初日、4月27日の昼に通し稽古と囲み取材が行われ、玉城裕規(皆川真次郎 役)、入江甚儀(長瀬健吾 役)、塩野瑛久(園山 薫 役)、中村優一(福田春之助 役)、安川純平(小山 孝 役)、宮香蓮(小泉沙羅 役)、井上小百合(紫堂志奈子 役)、粟根まこと(小泉琢磨 役)が、ゲネプロ終演後のインタビューに登場した。

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玉城
 これから初日を迎えますが、お客様が入ってどんな反応をしていただけるかとても楽しみです。
入江 明治を生きる若者たちのありのままの姿を観ていただいて、そこで皆が作るスイーツというものを楽しんでいただけたらと。初日がんばります。
塩野 今回、玉城くんの皆川真次郎とスイーツが主役なので、僕らはその2つを盛り上げていけるように、精進していきたいと思います。
中村 明治時代を感じながらも、甘いスイーツと甘い恋愛模様が描かれている、甘い舞台です(笑)。よろしくお願いします。
安川 玉城さんを筆頭に明治という時代を駆け抜けたいと思います。よろしくお願いします。
 自分たちが楽しんで、お客様にも楽しんでいただけるように、しっかりがんばりたいと思います。

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井上
 明治時代のお話ですが、あまり難しい歴史ものというわけではなく、やっぱり若者はいつの時代も若々しい生活を送っているんだなという。
全員 (笑)。
井上 楽しい話なので、皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思っています。
粟根 先ほど中村くんから「甘い舞台」という話がありましたが、恐ろしいことに実際に舞台から甘い香りが漂うという作品になっております。そこもお楽しみください。
──ゲネプロを終えて今の感想は?
玉城 劇場に入って通したのが初めてなので、非常にテンションがあがりました。みんなの気も合ってきているので、良い感じの緊張感と、お客様が入るとさらに緊張感が生まれるので、それをプラスにして、この明治の時代を生きる人たちは、たぶん人間力というか、熱量が今の人たちより凄いと思うので、それを全面に押し出していけたらいいなと思っています。
入江 今回の舞台は見せどころが沢山ありまして、原作の「アイスクリン強し」もオムニバス形式になってますが、それがちゃんとこの舞台で生かされているので、そこをお客様に楽しんでいただけると思いますし、話に負けないくらいセットも充実していますし、いろんな登場人物たちもでてくるので、見どころが沢山ありますから、最初から最後まで、エンターテインメントとして楽しんでいただける舞台になっていると思います。
塩野 とにかく主役の玉城くんがたいへんだなと。
玉城 ははは(笑)。
塩野 ほとんど全員に作品の中で触れていくし、ずっと喋っているし、感情の動きも激しいし、明治のお話ですが話の流れもわりとスピーディなのですが、そこをよく演じているなと。僕らも負けないようにやらねばと思っています。
中村 お客様が実際に入る初日の舞台が楽しみです。座長の玉城さんが本当に頼もしくて。今日も朝からこのロビーを何往復も走って、汗をかきながらあの大量の台詞をぶつぶつ言いながら(笑)、走っていく姿を見て、付いていこうと思いました。
玉城 やめろ!(笑)
安川 そんな玉城さんですが、
全員 (爆笑)。
玉城 だから俺のことはいいから(笑)。
安川 お客様が入ってようやく完成する作品だと思うし、中村さんが言ったように、初日が楽しみです。がんばります。 

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 1つのシーンで大人数が出ているシーンとかありますが、このとおり仲の良い座組で、チームワークは抜群で、息が合っているなと思うところが何カ所もあったので、それを千秋楽まで続けられるようにと思いました。
井上 楽しかったですし、衣装を着けて舞台上でやったことで、自分なりの反省点も見つかったので、それが千秋楽までどうなっていくのか楽しみです。初めて観ていただいたのが関係者ゲネだったので、緊張しましたが、皆様が笑ってくださったので安心しましたし、このあとお客様に観ていただくので、がんばりたいと思います。
粟根 愛する娘の沙羅とのシーンをたいへん楽しくやらせていただいてますが、先ほど、ゲネプロの本番中に向き合うシーンで、「あ、この人はルパン三世の『ルパンvs複製人間』に出てくる悪者マモーに似ているな」と一瞬思いまして。台詞が一瞬とびました。
全員 (爆笑)。
 え、私のことですか?
粟根 はい。よく似てます。皆様、そのシーンを楽しみにしていてください。
──それぞれ自分の見どころを。
玉城 人との掛け合いですね。お話の中でこの時代の色々な人たちと触れ合えるというのに一番魅力を感じていますし、そういう周りの人たちとの関係の中で、真次郎が自分の道を考えていくので、そこを一番観てほしいかなと思っています。
入江 みんなのしている仕事というか、騒動が起きる中で、若様たちが警官として動くシーンがあるんですが、そこの緩急というか、普段の生活の若様たちとのギャップ、警官として働く姿は、僕だけでなく若様たちの見どころだと思います。
塩野 個人的には園山という役は、やたらと刀を抜いて(笑)キレたりするのですが、でも、明治時代で平和な時代なので、ちょっと遊び心のあるキレ方をしたいなと。あとはアクションもあるので、そこを観ていただきたいです。
中村 大好きな玉城さんの(笑)、甘い料理シーンや、甘いダンスシーンが見どころとなっております。
入江 自分の見どころじゃないんだ(笑)。 
中村 けっこう真面目にそう思います。
安川 というわけで、僕も玉城さんの(笑)。
玉城 ははは(笑)。

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安川 見どころは色々あると思っていて、前回とキャストも作品もがらっと変わっているところは見どころですね。あと明治も今の時代も変わらないというか、夢を持って進む青年とか、恋をしたりとか、そういうのは時代が違っても変わらないので、そこを観てほしいなと思います。
入江 小山は恋で活躍するよね。
安川 はい、活躍します(笑)。
 玉城さんはじめ、若様やお父様も格好いいんですけど、女子も負けじと活躍しております。衣装も華やかです。この時代の女性の地位は低いんですけど、その中で前向きに生きていく姿を観ていただければいいなと思います。
井上 そんな沙羅ちゃんと対照的に私はすごくイジワルな役をやっているので、「ああ紫堂、わるいやつだな」と笑いながら観てほしいのと、今回生演奏なので、生ピアノを聴きながら楽しんでいただければと思います。
粟根 見どころいっぱいですが、僕自身ではなく、前回にも出ていらした和合真一さん扮する牧忠行が。
 マキマキ!(笑)
粟根 彼の出てくるシーンはすべてが見どころです(笑)。
──玉城さんの座長ぶりは若様組から観ていかがですか?
入江 引っ張っていくぞというより、常に見守っている母のような(笑)。ですから僕たちはのびのびやらせてもらってます。本当に優しいんです。
玉城 もういいから(笑)。

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──最後に意気込みを。
玉城 畠中 恵さんの原作に村上大樹さんのスパイスが加わって、その中でキャストスタッフ一同、千秋楽までめいっぱいがんばっていきますので、応援していただけたら嬉しいです。
入江 前作を観た方も今回初めての方にも楽しんでいただける作品になっております。実際に汗を流して色々なことを解決していく若様と、明治を生きる人たちの姿を観て、楽しんでいただければと思います。
塩野 チラシの華やかさに恥じない作品になっていると思いますので、劇場まで足をお運びください。
中村 真面目なお芝居とコメディに、ダンスに歌に?(ハテナ)と沢山詰まってます。5月6日までやってますので、ぜひ観にきてください。
安川 歌にダンスに。
中村 いやいやいや(笑)。
安川 (笑)スイーツもあります。このGWをお客様が楽しく過ごせるように僕らも舞台上でがんばりますので、ご来場お待ちしています。
 シリーズ2作目ができるのは嬉しいことで、初めて観るお客様もきっと楽しんでいただけると思います。スイーツなお顔だちの方が沢山出ているので、推しメンも見つかるのではないかと(笑)、そこも楽しんでいただけるかなと。
井上 本当に毎日楽しくて、お芝居しているときも、みんなといるときも楽しくて。これから観にきてくださるお客様にそれが伝わればいいなと。ぜひ沢山の方に召し上がっていただきたいです。
粟根 おしゃれなセット、おしゃれなスイーツ、生演奏、イケメンと美女という舞台ですが、実はけっこう泥臭く、汗をかきながら、もがくように自力で問題を解決していきます。そういう若者の力をオジサンは頼もしく見ておりますので、足を引っ張らないようにがんばります。

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〈公演情報〉
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舞台『若様組まいる〜 アイスクリン強し〜』 
原作◇「若様組まいる」「アイスクリン強し」畠中恵(講談社文庫刊)
脚本・演出◇村上大樹 
出演◇玉城裕規 入江甚儀 塩野瑛久 中村優一 安川純平宮香蓮 井上小百合(乃木坂46)/鎌苅健太 伊藤裕一 粟根まこと 他  
●4/27〜5/6◎サンシャイン劇場 
〈料金〉8,800円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉MMJ 03-6804-5456(平日12:00〜18:00) 




【取材・文/榊原和子 写真提供/MMJ】


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