00_Katharina Wagner 02 (c)Enrico Nawrath
カタリーナ・ワーグナー

新国立劇場では、開場20周年記念特別公演『フィデリオ』が、5月20日から開幕する。
この公演は、世界から大注目を集めているカタリーナ・ワーグナーの日本初演出、飯守芸術監督の任期中最後の指揮、そしてグールド、メルベートら第一線の歌手による新制作公演という話題満載の公演だ。
カタリーナ・ワーグナーはワーグナーのひ孫であり、バイロイト音楽祭総監督としてオペラの最前線をリードする。「新しい視点を提供したい」と語るワーグナーの新鮮な解釈に期待が集まる。
指揮は新国立劇場オペラ芸術監督の飯守泰次郎。本公演で4年の任期の最後を飾る。

いいもり 飯守 泰次郎 写真 20141024
飯守泰次郎

オペラ『フィデリオ』は、正義、自由そして人類愛を崇高な音楽で描いたベートーヴェン唯一のオペラ。男装したレオノーレが、不当に監禁された夫を救い出す物語。1805年の初演から9年をかけ改訂が重ねられた楽聖ベートーヴェン渾身の作品であり、囚人の解放とレオノーレの勝利を讃えるフィナーレは、圧倒的な高揚感をもたらす。改訂の度に書き直された序曲や「囚人の合唱」は独立して演奏されることも多い名曲で、第1幕のカノンの四重唱やレオノーレの大アリア〈悪者よ!どこに急ぐのか〉、第2幕のフロレスタンの絶望のアリア〈神よ、ここは何と暗いことか〉なども大きな聴きどころ。

歌手陣は、ステファン・グールド、リカルダ・メルベートをはじめとする内外のトップ歌手が総出演する。 

02_グールド Stephen GOULD 20150909ステファン・グールド
03_メルベートMerbeth 2015, (c) Mirko Joerg Kellner GROSS (1)
リカルダ・メルベート

【あらすじ】
第1幕
18世紀セビリア近くの監獄の中庭。門番ジャキーノは、看守ロッコの娘マルツェリーネが最近冷たいと気にしている。彼女は監獄で働き始めたフィデリオ(実は男装したレオノーレ)が気になっていた。フィデリオを気に入ったロッコと他の三人とで四重唱が歌われ、フィデリオはロッコに「地下牢で働かせてほしい」と訴える。監獄所長ドン・ピツァロが現れ、手紙の中に密書を見つける。彼はそれを読んで大臣が視察に来ると知り、政敵フロレスタンの幽閉が露見すると身の破滅だと歌い、フロレスタン殺害を決意する。夫フロレスタンを助けるべく獄中に入り込んだレオノーレは、ピツァロに視線を向け、大アリア〈悪者よ!どこに急ぐのか〉を歌う。囚人たちが中庭に出てきて、久しぶりの陽光に喜ぶ。ピツァロは、ロッコが許可なく囚人を外に出したことを咎め、急いで墓を掘るよう命じる。
第2幕
フロレスタンの繋がれている地下牢にロッコとレオノーレが来て、墓を掘り始める。レオノーレは囚人を一瞥し夫と確かめ、囚人にワインとパンを与える。彼は妻だと気付かぬまま感謝する。ピツァロが現れフロレスタンを殺そうとする瞬間、レオノーレが立ちふさがり「彼の妻から殺せ!」と叫ぶ。そのとき大臣到着を告げるラッパが聞こえ、ピツァロは戻らざるを得なくなる。大臣の前でフロレスタンは解放され、妻と抱きあう。ピツァロは逮捕され、歓喜のうち幕となる。

〈公演情報〉
新国立劇場 開場20周年記念特別公演  
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン オペラ『フィデリオ』 
〈全2幕/ドイツ語上演/字幕付〉
指揮◇飯守泰次郎
演出◇カタリーナ・ワグナー
ドラマツルグ◇ダニエル・ウェーバー
美術◇マルク・レーラー
衣裳◇トーマス・カイザー
照明◇クリスティアン・ケメトミュラー
舞台監督◇村田健輔
出演◇
フロレスタンステファン・グールド
レオノーレ/リカルダ・メルベート
ドン・ピツァロミヒャエル・クプファー=ラデツキー
ドン・フェルナンド黒田 博
ロッコ妻屋秀和
マルツェリーネ石橋栄実
ジャキーノ鈴木 准
囚人1片寄純也
囚人2大沼 徹
合唱指揮◇三澤洋史
合唱◇新国立劇場合唱団
管弦楽◇東京交響楽団
●5/20、24、27、30、6/2◎新国立劇場オペラパレス
〈料金〉 S席27,000円 A席21,600円 B席15,120円 C席8,640円 D席5,400円 Z席1,620円(全席指定・税込)
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10〜18時)
【写真提供/新国立劇場】




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