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岩松戯曲の傑作として知られる『市ヶ尾の坂』が、26年ぶりに再演され、5月17日から上演中だ。(6月3日まで下北沢 本多劇場にて。そののち福島、大阪など6都市で上演)
本作は1992年に「竹中直人の会」で上演されたもので、今回は新演出で『市ヶ尾の坂−伝説の虹の三兄弟』として再演するもので、大森南朋、三浦貴大、森優作が三兄弟を演じ、美貌の人妻に麻生久美子、その夫に岩松了、家政婦は池津祥子と、個性溢れる俳優たちが顔を並べている。

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1992年、市ヶ尾の坂で暮らす三人兄弟がいた。 田園都市計画の名の下、 無くなることを余儀なくされている兄弟の家。 状況に抗うすべとてなく懸命に生きていこうとする母なき兄弟と、三人と触れ合うことになった母になることが出来ぬ美貌の人妻の、 絵合わせのような家族劇。
 
今回の上演にあたり、「25 年後、その市ヶ尾の坂は高速道路の青葉インターに続く壮観な空中道路の入り口になっています。今われわれは、あの兄弟を、あの人妻を、どんな思いで思い返すのでしょうか?」と思いを馳せる作者・岩松了によって物語は生まれ変わった。
出演者で岩松作品経験者は、2013年の『不道徳教室』以来4度目となる大森南朋、09 年『マレーヒルの幻影』で初舞台を経験した麻生久美子、14年の『ジュリエット通り』以来4年ぶりとなる池津祥子。今回が岩松作品に初参加の三浦貴大と森優作。さらに岩松了自身も俳優として加わっている。

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【コメント】

公演の開幕にあたり、岩松了、大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子のコメントが届いた。

岩松了(作・演出/朝倉の夫役)
26年振りの公演となるので、再演ですが、新作舞台のつもりで挑みます。本作は僕が作った作品では珍しく、26年前に実在した場所、時間を元にした架空の物語なので見ている方々に感じ取ってもらえればと思います。見に来て下さった方々が、どういった印象を捉えるか楽しみです。
 
大森南朋(長男・司役)
岩松作品は過去何作か出演していますが、毎回新たな気持ちで緊張感を持って演じています。台詞が綺麗な印象があり、稽古の際には、空間的にお教え頂けるので、その都度新たな事を勉強させて頂けるので好きです。皆さんに気に入ってもらえるか、楽しんでもらえるか今から楽しみです。頑張ります。

麻生久美子(朝倉役)
明日からの初日が不安になるくらい今からとても緊張していますが、大好きな岩松作品に出られる機会を頂いたので、自分の中で楽しんでいければと思います。岩松さんの演出は、いつも必要な遠回りをさせてくれて勉強になりますし、演出する時の言葉がかっこ良くてしびれていま
した。稽古の際には相手がいるからこそ、こう動くといいのかと考えています。以前までは稽古で楽しめる事がなかなかなかったのですが、本作では楽しんで稽古をする事が出来ました。

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三浦貴大(次男・隼人役)
緊張はしますが、岩松作品には素敵な言葉や台詞がたくさん散りばめられているので、噛まないよう一生懸命頑張ります。岩松さんの演出は周りから厳しいと聞かされていましたが、何度も同じ場面を繰り返す事で、言葉を丁寧に扱う事や、状況に合わせての台詞使いとか今後にも活かせる事を学べました。この作品に出られた事は、これからの役者人生の中で大切な時間になると思います。

森優作(三男・学役)
岩松さんの作品は人の状況というか、相手の状況を敏感に感じないといけないので、緊張しますが一生懸命頑張ります。

池津祥子(朝倉家家政婦・安藤役)
26年前に実際に観て、衝撃を受けた作品に出られてとても嬉しく震えています。岩松作品は想像力をかき立てたり、人間関係を大切とした作品ですし、1つ1つの台詞が素敵なので丁寧に演じていければと思います。
 
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〈公演情報〉
M&Oplaysプロデュース 『市ヶ尾の坂−伝説の虹の三兄弟』
作・演出◇岩松了
出演◇大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子、岩松了
●5/17〜6/3◎本多劇場
〈料金〉6,500円 U-25チケット3,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉M&Oplays 03-6427-9486(平日11:00〜18:00)
●6/5◎仙台市 電力ホール
●6/7◎白河市 白河文化交流会館コミネス
●6/12◎富山市 富山県民会館ホール
●6/14・15◎名古屋 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
●6/17◎三島市 三島市文化会館

【撮影/三浦憲治】




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