『エノーマスルーム』 】
撮影:Chris Parkes

英国発のストップギャップダンスカンパニーの最新作『エノーマスルーム』が、来年3月、世田谷パブリックシアターで上演される。 
 
ストップギャップダンスカンパニーは、1997年の設立以来、 “人と違うこと―それは私たちの存在理由であり、私たちの生き方そのものだから” をコンセプトに、障害のあるダンサーと障害の無いダンサー、それぞれの身体性、経験、知的能力の可能性を活かして芸術性の高い舞台作品の創造を続けてきた。08年にブリティッシュカウンシルとJCDN(ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク)が日本各地で開催した「Dance Life Festival」で初来日、ワークショップやデモンストレーションを行った。今回は日本で行う初めての公演となる。

今回の公演『エノーマスルーム』(原題「果てしのない部屋」)はリビングルームを舞台に、妻であり母であるジャッキーを亡くした夫のデイヴと娘のサムの記憶と現実が、めくるめき交差する物語。デイヴとサム、2人のそれぞれの思い出の中のジャッキー、そして彼らの妄想の中に新たに生まれたユニークなキャラクター、チャックが観客を迷宮の世界へと誘う。
ダンスはもちろん、演劇的なシーンやどこか温かみのある印象的な美術、幻想的な曲調からロックまで様々な音楽が舞台を彩る。パフォーミングアーツの無限の可能性を体感させてくれる舞台だ。


【『エノーマスルーム』のトレーラー】

【劇評】 
悲しみと忘却がみごとなまでに出会い溶け合う ──Bachtrack(英)
安らぎと挑発がラストに向かってもたらす驚くべき衝撃 ──Exeunt(英)
ダンスを新しいジャンルへと導く舞台 ──Disability Arts Online(英)

 
【ワークショップ情報】
ストップギャップダンスカンパニーは、新たな舞台作品の可能性を追求するほか“誰もがダンスを楽しめる環境作り” をミッションの1つとして掲げ、国内外で市民に向けたダンスワークショップを開催している。その取り組みは中学校の教科書への掲載や、イギリス・ガーディアン紙、BBCに取り上げられるなど、社会的にも注目を集め、教育現場からも高い評価を得ている。
世田谷パブリックシアターも舞台作品の上演だけでなく、世田谷区内の中学校でのワークショップや、近接地域の劇場でのワークショップを各施設の協力のもと開催を予定している。障害を持つ/持たない人と共に作品を創り上げるインクルーシヴダンスワークショップの開催は、障害の有無を超えて、 参加者それぞれの個性や可能性を伸ばす機会となること目指している。
●2019/3/11(月)14:00〜20:00◎あうるすぽっと
対象:インクルーシヴダンスの作品を創ることに興味がある方、ダンサー、ダンス経験者
主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)/豊島区
このほかにもワークショップを開催予定。


〈公演情報〉
ストップギャップ ダンスカンパニー  『エノーマスルーム』
アーティスティック ディレクション◇ルーシー・ベネット
出演◇デーヴィット・トゥール、ハンナ・サンプソン、ナデン・ポアン ほか
●2019/3/8・9◎世田谷パブリックシアター
〈料金〉一般4,000円 ペア7,000円(全席指定・税込) 
    高校生以下 1,500円 U24 2,000円 ほか各種割引あり
〈一般発売開始〉2019年1月13日(日)
〈お問い合わせ〉世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515 (10:00〜19:00)
●2019/3/3◎神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) プラザホール
●2019/3/16◎北九州芸術劇場  小ホール
 





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