宣材写真「黄色い叫び」

あの衝撃作がリメイクされて帰ってくる!
劇団トラッシュマスターズの主宰で作・演出の中津留章仁が2011年4月に発表し、震災後の演劇界に大きな衝撃を与えた『黄色い叫び』が、3月に東京と大阪で上演される。
中津留章仁は現代社会に潜む諸問題を掘り下げ、未来志向の想像力により観る者をひきつけるダイナミックな劇作と演出を駆使し、骨太な作品を発表し続けている。
本作は2011年4月に上演された。その上演前の執筆中に東日本大震災が発生する。苦慮した末、実施を決定し、さらにそれまで書いていた脚本を捨て去り新たな物語を構築した。それが災害を題材とした『黄色い叫び』なのである。
中津留曰く、「被災地での子供たちはきっと画用紙がなければ大地に絵を描き、音楽がなければ自ら歌を口ずさむ。道具がなくてもままごとなどのごっこ遊びを始める。例え住む家がなくても、明日に不安があったとしても、人は芸術にふれられずにはいられない。"芸術とは生きることそのものであり、人間らしさを取り戻す最善の行為だと私は信じている"」
ここ数年、世界中で自然災害が後を絶たない中、人が人間らしく「生きる」ということの意味を、いま考えなければならない。

【あらすじ】
とある地方の田舎の公民館。
青年団のメンバーが祭りの為の会議に集まった。
外は台風が近づき、雨足が強くなり始めている。
祭りから、災害対策まで話が及び、会議は紛糾する。
自然災害と人災、都市と過疎地の諸問題が浮き彫りになっていく。
やがて会議は終わり、解散したのも束の間、付近で土砂崩れが発生。
道は完全に遮断され孤立状態に陥った公民館。
そして一人が土砂に巻き込まれ、流血したまま公民館に運び込まれた……

【初演時 劇評より抜粋 2011年4月】
この舞台では、登場する青年たちの抱えている問題や悩みが、目前の災害と渾然一体となって絡まりあい、いま「生きているとは」「災害とは何か?」を考えさせずにはおかないものになっている。
自然災害と人災。都市と過疎化。
しかし、そこに生きる「人間の生命の格差」はあるのか。
作・演出の中津留が、敢えてこの時期に、このテーマを携えて公演に踏み切ったのは、過疎の町を鏡に、いま遭遇している「東日本大震災」とその復興のありようを自分自身に問うためである。
その腹の括りは、この舞台にしっかりと現れていた。
その首尾一貫した緊密なアンサンブルはノンストップで二時間半を飽くことなくみさせてくれたのである。見事な舞台というほかはない。
── 演劇評論家 故・村井健 氏

〈公演情報〉
宣材写真「黄色い叫び」
トム・プロジェクト プロデュース
『黄色い叫び』
作・演出◇中津留章仁
出演◇ 斉藤とも子 原田祐輔 山崎大輝 中嶋ベン 長尾純子 太平 岡田優 伊藤壮太郎 足立英 辻井彰
●3/20〜26◎全労済ホール/スペース・ゼロ
〈料金〉一般前売¥4,000 一般当日¥4,500(全席指定・税込)
〈チケット一般発売〉2019年1月25日(金)10:00〜
●3/29・30◎大阪市中央公会堂 大集会室
〈料金〉一般前売¥2,000 一般当日¥2,500(チケット発売中)
〈お問い合わせ〉トム・プロジェクト 03-5371-1153(平日10:00〜18:00)
 ※各種割引あり 販売はトム・プロジェクトのみ
〈トム・プロジェクトHP〉https://www.tomproject.com
 
 




えんぶ最新号


kick shop nikkan engeki