稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ハンサム落語第十幕』

記者発表ルポ

桑田真澄の指導で熱く燃える出演者たち。舞台『野球』製作会見 レポート

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今年もまた球児たちの熱い夏がやってきた。第100回目の甲子園を迎える今年、野球を題材にした注目の舞台『野球』が上演される。その製作発表会見が7月17日、都内で行われた。
この作品は、元プロ野球選手で野球解説者の桑田真澄を野球監修に迎えるなど、文字通り「野球」をテーマにしている。だが背景となるのは1944年夏。戦局が暗い影をもたらす中、甲子園のグラウンドに立つという夢は消え、若者たちは予科練への入隊を決意することに。野球がしたくても出来なかった彼らが抱いた、野球への情熱と切ない想いを描き出す舞台だ。

会見には桑田真澄も参加、作・演出家の西田大輔、キャストの安西慎太郎、多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、 伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗、内藤大希(Wキャス卜)/松田凌(Wキャスト)が出席。記者会見の司会も、出演者の1人、村田洋二郎がつとめた。

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会見では、主演の安西慎太郎が代表しての選手宣誓を実施。「宣誓!僕たち、舞台『野球』一同は、正々堂々と全力プレーすることを誓います!」と宣言。キャスト一同も続けて「誓います!」と声を揃えて、公演への意欲を表明した。

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永田、伊崎、白又、松本、小西、松井、村田
小野塚、多和田、内藤、安西、松田、永瀬、桑田、西田 
  
【コメント】 
 
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桑田真澄/野球監修 
僕は、舞台そのものも今まで2回しか観たことがなく、お話をいただいた時は戸惑いました。ですが西田さんの熱い思いと、大学院で野球の歴史を研究していたこともあり、僕にも力になれることがあるんじゃないかと思ってお引き受けしました。
野球指導については、俳優の皆さんは甲子園球児に負けないくらいの元気と熱いものがあって、非常にびっくりしました。僕もそれに負けないくらいの気持ちで指導しなければとすぐに思いました。キャッチボールやバッティング、ゴロやフライの捕球など、全てにおいて指導させていただきました。練習初日に伝えたことが、2日目にはできるようになっていて、こんな短期間でこんなに成長するのかと。サインの出し方や構え方なども、プロに負けないものが表現されていると思います。
野球場でやる野球と舞台の上でやる野球は違うけれど、伝わってくる感動は同じかそれ以上のものがあると思う。本当にいいものが仕上がると確信していますし、僕も非常にワクワクしています。第100回記念大会という節目ですが、やはり野球ができる、スポーツができるというのは平和でないとできないこと、二度と戦争を起こしてはいけないというメッセージを、野球を通じて感じとっていただけたらと思っています。

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安西慎太郎/穂積均役
 
最初の顔合わせで西田さんが「すごい作品を作ろう」と言ってくださって、そこから本当にカンパニー一丸となって、今すごい作品を作っています。観に来てくれたお客様が一生忘れないような、心の中に残る作品を本当に作りたいなと思っています。見どころとしては、やっぱり時代背景もありますが、とにかく本気で汗をかいて、本気で疲れて、本気で声を出しています。その自分たちの全力プレーをお客様に観ていただけたら嬉しいです。
(桑田さんの指導は)上から目線で言うのではないのですが、「野球、好きなんだなー」って(笑)。僕たちも楽しんでいましたが、教えてくださる桑田さんも本当に野球を愛しながら教えてくださる姿が印象的でした。

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多和田秀弥/唐澤静役
僕は、慎太郎が演じる均の幼なじみで、伏ヶ丘商業学校の天才ピッチャーという役で出演させていただきます。この作品を通して、好きなことができる、そして大切な人がそばにいてくれることの幸せを、お客様とこのメンバーと一緒に体感し再確認する、そんな夏にできたらなと思っています。

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永瀬匡/岡光司役 
 
今回の『野球』は、観に来てくださる方が、観劇というよりは「野球観戦に来た」という気持ちになれるような舞台になると、稽古をしながら感じています。時代背景など色々な面がありますが、僕らは全力で野球を愛して、球場に立っているつもりで、毎日稽古をさせていただいているので、汗をかいて、笑って、泣いて、全力で生きている姿を目に焼き付けていただけたらと思っています。
 
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小野塚勇人/菱沼力役
  
僕自身も野球をするのは初めてで、他にも初めてのキャストが多いのですが、みんな稽古から魂のこもった熱い演技をしています。本番では1人でも多くの方に、男くさく熱い青春を観ていただけたらなと思います。
 
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松本岳/田村俊輔役  
最高の舞台になると思っています。精いっぱい田村俊輔を演じたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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白又敦/早崎歩役 
僕も野球経験はないんですが、今回は舞台上で全力の汗をかいて、全員で『野球』を作っていけたらと思っています。よろしくお願いします。

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小西成弥/浜岡喜千男役 
甲子園も100回目という同じ時期に、この舞台『野球』をできるということで、僕たちも『野球』という舞台を熱い作品にしたいです。甲子園も熱いですけれども、それを超えるような作品を作れるよう、がんばっていきたいと思います。
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伊崎龍次郎/佐々木新役  
この作品を観終わった後に、「野球ってやっぱりいいよな」と思っていただけたら、それが一番嬉しいです。自分の役割を最後まで全うしたいと思います。よろしくお願いします。

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松井勇歩/堂上秋之役  
本当に、とてつもなく感動できる作品になるということを稽古しながら確信しています。より沢山の方に、この作品に出会っていただければなと心から思っています。

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永田聖一朗/大竹明治役  
僕自身、舞台は2作目でまだまだ未熟なのですが、心強い先輩たちと一緒に切磋琢磨して、素敵な舞台を作れたらいいなと思っております。よろしくお願いします。 

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内藤大希/島田治人役(友情出演・Wキャスト)
島田治人役の内藤大希です。僕は東京公演の前半を担当しますので、いい公演のスタートを切って、凌くんにバトンをつなげたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

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松田凌/島田治人役(友情出演・Wキャスト)
同じく、島田治人役の松田凌と申します。今作は野球という競技を通して、そして自分たちが作り上げるお芝居を通して、この平成最後の夏に何か、忘れてはいけないもの、忘れたくないものをお届けしたいと思っています。この座組で一蓮托生、桑田さんのお力添えもあり、大輔さんの作ってくれた作品を、自分たちが一球一球、本気で届けたいと思います。ぜひとも、劇場まで確かめに来てください。

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西田大輔/作・演出
この作品は、1944年を舞台に描くオリジナルストーリーです。野球というもの、そして時代を通して、誰かを想う物語になったらいいなと思います。「ストライク」や「アウト」という言葉も言えなかった時代に、本当に一晩しかない時間を野球で過ごす少年たちの物語です。この作品が多くの人に届くように、応援をお願いいたします。

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〈公演情報〉
野球PR

舞台『野球』
作・演出◇西田大輔 
出演◇安西慎太郎/多和田秀弥 永瀬匡 小野塚勇人 松本岳 白又敦 小西成弥 伊崎龍次郎  松井勇歩 永田聖一朗 林田航平 村田洋二郎 田中良子/内藤大希(Wキャスト) 松田凌(Wキャスト)/藤木孝 
●7/27〜8/5◎サンシャイン劇場
●8/25・26◎梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 
〈お問い合わせ〉
東京/サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
大阪/キョードーインフォメーション0570-200-888(全日10:00〜18:00)



【取材・文/佐藤栄子 撮影/友澤綾乃】



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劇団スタジオライフ 舞台版『はみだしっ子』特別座談会・製作発表記者会見レポート

StudioLife

劇団スタジオライフの舞台版『はみだしっ子 〜in their journey through life〜 』がこの秋、東京と大阪で上演される運びとなり、都内で製作発表会が行われた。この作品は2017年秋にスタジオライフが初めて舞台化した『はみだしっ子』の続編。早世のマンガ家・三原順により1975〜1981年に発表された同名作品を原作としたもので、親に見捨てられたり親を見限って家出したりといった事情を抱え共同生活を送ることになった少年4人の、心の彷徨と成長を描く物語だ。原作の中から前回描き切れなかったエピソードの続きを、前回と同じ4人組が演じる。 

製作発表会の前半は劇団の脚本・演出を務める倉田淳が、『はみだしっ子』および三原順にゆかりのあるゲスト3名を迎えて特別座談会を実施。まずは前作を鑑賞した感想から語られた。三原と同年にデビューした元マンガ家であり、ファンとして三原作品の再版活動などを展開してきた笹生那実氏は「『大人が演じているんだよな〜』と思いながら見ていたはずが、いつのまにか幼い子供4人がそこにいるようにしか見えなくなり、引き込まれました」と。同じく三原作品の長年のファンで『はみだしっ子』の同人誌を64冊も刊行しているという柴咲美衣氏も、「セリフの一つ一つはもちろん、立ち姿や手の組み方、足の角度など細かい所まで原作のテイストを大切にされているのが伝わってきて、とても愛を感じました」と、スタジオライフ版ならではの舞台化のクオリティーに太鼓判。とにかく大勢の熱狂的支持者を持つ『はみだしっ子』ゆえ、「最初はこわごわ初舞台化」したという倉田も、三原ファンを代表する2人から「不安はもうない。今回は期待のみです!」とのエールを受け取り、恐縮しつつも意欲を新たにしていた。
また、編集者として生前の三原に関わった白泉社出版部部長の前田太郎氏は、三原作品について「世代を超えて受け継いでいかれる力を持っていますし、人生のバイブルと仰ぐ方も多い。2015年に原画展を開いた時には来場者の熱い思いに感動し、人々がマンガというものをどのように思っているのか、すごく考えさせられました」と。倉田は「何といっても三原先生の作品は“言葉”が素敵で深い」と原作への敬意を語り、続けて「今回の副題『in their journey through life』の life には、敢えて冠詞を付けていません。普遍的なニュアンスが狭まってしまうからです。人生という彼らの旅はまだまだ続きます」と挨拶した。 

後半は、4人の主人公を演じるキャスト(トリプルキャストなので3チーム、総勢12人)が揃って登壇。それぞれに抱負を述べた。
Mr.Yamamoto
【TRKチーム】にてアンジー役を演じる山本芳樹

ベテラン俳優を擁する【TRKチーム】は、年齢的に「今回をもって解散」と倉田から通告されてしまうも、「残り少ない命だと思って(笑)、マックスと痛みや悲しみ、愛、喜びを分かち合い、先輩方と4人で素敵な旅ができるよう頑張ります」と最年少・田中俊裕から頼もしい言葉が飛び出した。

Mr.Matsumoto
【TBCチーム】にてアンジー役を演じる松本慎也

【TBCチーム】で長男的存在のグレアムを演じる仲原裕之は「前作では開演前、『4人で一人!』を合言葉に円陣を組んでいました」と明かす。サーニン役の千葉健玖もそれに呼応して「“4人で一人”を今回もっと深めていければと思っています。演出の倉田さんを信じていますし、仲間たちを信じていますので、舞台でやる意味を体現したい」と4人の結束力とバランスの良さを期待させた。

Mr.Usami
【BUSチーム】にてアンジー役を演じる宇佐見輝

グレアム役の中で最も若手である【BUSチーム】の久保優二は、「この役をまた演じられることを改めて幸せだなって感じています。メンバーと一緒に一歩一歩、僕も成長していけたら」と爽やかに。またアンジー役の宇佐見輝は「基本的に他のチームとは演技のことで相談等しませんが、先輩方が演じるアンジーから盗める所は盗んでいこうという気はあります。でも人の稽古を見て自分の役作りが揺らぎそうだなと直感した時は見ないです(笑)」と場を和ませた。 

『はみだしっ子 〜in their journey through life〜 』は10月6日(土)〜21日(日)  東京・シアターサンモール、11月2日(金).・4日(日)  ABCホールにて上演される。
(文・上甲薫) 
 

【公演情報】
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スタジオライフ『はみだしっ子 〜in their journey through life〜』
原作:三原順「はみだしっ子」 (c三原順/白泉社)
脚本・演出:倉田淳
[東京公演] 2018年10月6日(土)~10月21日(日) シアターサンモール
[大阪公演] 2018年11月2日(金)~11月4日(日) ABCホール

[チケット]2018年8月19日(日)一般発売開始

[キャスト]    TRK   TBC   BUS
グレアム ...... 岩崎大  仲原裕之 久保優二
アンジー ...... 山本芳樹 松本慎也 宇佐見輝
サーニン ...... 緒方和也 千葉健玖 澤井俊輝
マックス ...... 田中俊裕 伊藤清之 若林健吾
船戸慎士 牛島祥太 吉成奨人 鈴木宏明 前木健太郎 藤原啓児 他 

※出演者は都合により変更になる場合があります。予めご了承ください。


しあわせの雨傘


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尾上右近「研の會」と『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』について記者懇親会開催!

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スーパー歌舞伎『ワンピース』のルフィ役などで人気が高い若手歌舞伎俳優の尾上右近が、初挑戦となる翻訳現代劇『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル〜スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ〜』と、自主公演第四回「研の會」について、記者懇親会を開催、抱負を述べた。

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』は、キアラ・アレグリア・ヒュディスにより執筆され、2012年にピューリッツァー賞戯曲部門賞を受賞した作品で、この度G2の翻訳・演出にて日本初上演、7月6日より紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕する。
また、8月26日・27日には、国立劇場 小劇場にて尾上右近による自主公演第四回「研の會」開催。今回は中村壱太郎をメインゲストに迎え、「封印切」(『恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)』)と「二人椀久」を上演する。

記者懇親会では、尾上右近からそれぞれの試みについて抱負や意気込みを、また、第二部では「『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』の翻訳・演出を手掛けるG2も登壇、作品にかける想いを語った。

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《第一部「研の會」》
 
尾上右近
僕は、3歳の時に観た「鏡獅子(かがみじし)」に憧れて歌舞伎の世界を目指してきました。研の會では「毎年経験がないことに挑戦する」というテーマで、演目を選んできました。今回上演いたします『恋飛脚大和往来』は、(坂田)藤十郎さんに憧れて、25日間通っていたぐらい大好きな演目なんです。自分が一度も話したことのない、関西弁に挑戦します。雰囲気や言葉、関西の空気感を大事にしたいです。女形を楽しみにしてくださっているお客様には申し訳ないですが(笑)、“男の自分”を観ていただければと思います。「二人椀久」で共演させていただく、中村壱太郎さんは、仲の良い先輩であり、思い切りぶつかってきてくださる方です。壱太郎さんは型があるところにいかに心を込めるかというところに注力されているので、型とリアルとのせめぎ合いで何が起こるのか、楽しみです。吾妻流、尾上流それぞれの伝統の型と、自分らしさを出した演技との間に起こる摩擦も、どんな作品に仕上がるか楽しみです。


《第二部『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』》

 
G2(翻訳・演出)
僕は元々ピューリッツァー賞戯曲賞に注目をしていて、日本人向けな面白い作品が出てきた、と思ったのがこの『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』です。これは上演しておかなければならない作品だと思っていて、日本でやったことのない本であり、斬新な作品であり、この作品に僕は「どうやって演出するんだ?」とニヤりとしながら問われたように感じました。
右近さんは、とても意欲的に勉強してくれていて、やる気の塊のような方です。違うジャンルから違う文化を持つ人が入ってくれて、新たな刺激になると思っています。そして歌舞伎の土台とは別にある、右近さんの魅力を新たに作っていけたらと思っています。役者の方々にとって、演じるのは難しい作品だと思いますが、作品のテーマはとても普遍的なものです。社会の中で生きている弱者と呼ばれる人たちが、明日に向って歩いていく、心温まる作品です。気軽な気持ちで観に来てください。

尾上右近(エリオット役)
初翻訳劇、初現代劇、初主演と初めて尽くしで、僕にとって困難を極める作品だと思っています。戸惑うことや分からないことだらけで、途方に暮れているところではありますが、この乗り越えなければいけない壁を、乗り越えるというより、ぶつかって壊すつもりで挑んでいきたいです。歌舞伎と違って、演出家がいる現代劇では、分からないこともしっかりぶつけていくのもとても大事なのだと感じています。いかにそのアウトプットの作業をしていくか、というのが課題です。この作品は、劇的ではない劇だと思っていて、個性や人種も違う人たちの繋がりが魅力で、「人の心」の温かみやぬくもりの伝わる作品だと思います。皆さんには、ほっこり、豊かな気持ちになって欲しいです。僕の演じるエリオットは、年齢が近いという共通点があります。少年から青年に向かう過程でのどっちつかずの悩みや、人間としての戸惑い、同年代だからわかることがあると思うので、生きる中で起こる問題を役とリンクさせ演じていきたいです。

〈公演情報〉
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『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル〜スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ〜』
作:キアラ・アレグリア・ヒュディス
翻訳・演出:G2
出演:尾上右近 篠井英介 南沢奈央 葛山信吾 鈴木壮麻 村川絵梨/陰山 泰
●7/6〜22◎紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
〈料金〉8,000円 U‐25チケット4,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉パルコステージ 03-3477-5858(月〜土 11:00〜19:00 日・祝 11:00〜15:00)
●8/4◎サンケイホールブリーゼ
〈料金〉8,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)





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久本雅美がゲスト出演! 大きな節目のセレブレーション公演!『劇団創立70周年記念公演 松竹新喜劇』懇親会レポート

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 久本雅美、藤山扇治郎、渋谷天外、高田次郎
 
日本の喜劇をリードし続けて70年! 笑いあり涙ありのエンターテインメント「松竹新喜劇」!
戦後間もない昭和23年(1948)、元は歌舞伎俳優の曽我廼家五郎・十郎が日本で初めて「喜劇」を生み出すと、瞬く間に評判が広まり、数多くの喜劇団が生まれた。その年の11月に五郎が亡くなった後、松竹の創始者・白井松次郎が、五郎の劇団員、松竹家庭劇、初代渋谷天外の劇団を合わせて結成したのが、今日に続く「松竹新喜劇」。不入りの時期を乗り越え、藤山寛美という不世出の喜劇俳優の爆発的な人気もあり、以前は246か月もの連続無休公演という、想像を絶する偉業を成し遂げたこともあった。寛美亡き後、当代の渋谷天外を中心に活動を続け、新たに旗揚げしたのが平成3年(1991)。今年が創立70周年という大きな大きな節目を迎えた「松竹新喜劇」。その記念公演が、7月13日から新橋演舞場で始まる『劇団創立70周年記念公演 松竹新喜劇』公演である(7月22日まで)。

出演者は、座長の渋谷天外、若手注目株の藤山扇治郎(寛美の孫)を中心に、高田次郎、小島慶四郎らを筆頭に劇団員オールメンバー。そこに、65周年の記念公演に初出演し、今や「仲間」「同志」とも呼ばれる久本雅美がゲストとして華を添える。
 
演目は、「人生双六」から幕を開ける。狆消歐郡邨猯表十八番の内″と銘打ったこの作品は、時を同じくして失職した二人の男が、偶然の出会いで意気投合。互いの成功を祈って再会を約束する。その五年後、約束の日、二人の人生双六はどうなったか――という、人の心の温かさが詰まった人情劇。名優・藤山寛美が当り役とした宇田信吉を孫の藤山扇治郎が、もう一人の男・浜本啓一を曽我廼家八十吉が演じる。次に、70年間の感謝を込めた「70周年御礼 口上」で、劇団員勢揃いの豪華な一幕となりそうだ。最後は、贔屓の常磐津の師匠に入れあげて店の大事な品を質入れしてしまい、思い詰めた若旦那を助けようと約束したものの、もちろん金などなく、困った大工の長兵衛が妹のおかんと一緒にある計画を企んで――という爆笑喜劇「峠の茶屋は大騒ぎ‼」。長兵衛を渋谷天外が、おかんを久本雅美が演じる。笑いあり、涙あり、これぞ松竹新喜劇の真骨頂!というラインナップを、心からの感謝を込めて届けようという公演だ。

この作品についての記者会見・懇親会が、5月23日に都内で行われた。会見には松竹新喜劇の渋谷天外、藤山扇治郎、高田次郎、久本雅美、安孫子正松竹株式会社副社長が出席。取材陣のほか、抽選で選ばれた松竹歌舞伎会の会員の方々も臨席、いつもに増して賑やかな雰囲気の会となった。

【挨拶】

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天外
 父(二代目渋谷天外)が18年、藤山寛美が24年、私で20数年(座長を)やっています。だいたい20年前後で各代表が倒れていっているので、そろそろ私の番やないかと(笑)。短いようで長い、諸先輩の実績が積み重なってきた70年だと思います。個人的には、松竹新喜劇は「松竹」という傘の名の下に、曽我廼家、藤山、渋谷という名がある限り、松竹新喜劇は絶対に潰してはならんと考えています。そこにどういうわけか知らんけれど、もう一つ「久本」という名前が食いついてきてる気がします(笑)。うちの劇団員のくせに他所いって芝居してるんですわ。(「逆! WAHAHA本舗や」と久本)え、逆? 辞めたんちゃうん(笑)。そのうちにうちが吸収いたしますので(場内爆笑)、「松竹新喜劇 WAHAHAバージョン」とか、「新喜劇本公演バージョン」とかが出てくる可能性が…5%くらいありますかね(笑)。喜劇なので、ディズニーランドとかUSJとか、劇場が遊びに来る場になってほしい。今回、隠し玉があって、なぜ(「七両二分」が)「峠の茶屋は大騒ぎ‼」になったかというと、峠の釜めしの駅弁屋に新橋演舞場がなります! あっちゃこっちゃで駅弁売ってますし、芝居にも登場します。遊園地みたいな劇場になってほしい。亡くなった(十八代目中村)勘三郎さんも、そう言うて昔の中座を、仕掛けをして怪談話(の作品)をやったように、新喜劇ワールドを楽しんで行って帰ってもらえるように、劇団員一同頑張っていきたいと思います。

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扇治郎
 久しぶりに天外さんのお話を聞いてホッとしました。久本さんとは、先日まで『蘭』という公演をさせて頂き、引き続き出て頂き本当にありがとうございます。もう“お母さん”みたいなね。あ、“お姉さん”のほうがいいですか?(笑) お父さん(天外)、お母さん(久本)、お祖父さん(高田)みたいな。藤山寛美のお祖父さんとお年もほとんど一緒なので、松竹新喜劇は若手から先輩までいて、教わることも多いし、入団5年とても早かった。今回、劇団員として70周年を迎えさせて頂くのは本当にありがたいです。何より応援してくださったお客様、会社の方すべてのお陰で今こうやって話をさせて頂けていると思うと、夢のような不思議なような。今回「人生双六」をさせて頂きますが、祖父がずっと当り役にしていて、名作なので、70周年の記念にさせて頂けるのは本当にありがたい。新橋演舞場から公演が始まるので、東京のお客様に心をお届けして、また観てもらいたいと思ってもらえるように頑張りたいです。

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高田 70周年だそうです。私の入団が昭和57年。それから30何年も、あっという間でした。藤山先生がご存命の時は、本当に色々。考えてみると、私は古いだけが値打ちで。何の技術もありません。ただ正直に、この芝居ではこうしたらお客さんが喜んでもらえるんちゃうかな、ただそれだけでやっています。私は「人生双六」に出させて頂きます。あとは、「峠の茶屋は大騒ぎ‼」。昔(曽我廼家)十吾先生がやっているのを袖で観ていました。僕もあの役やりたいなと思ってましたが、今回は残念ながら「人生双六」だけ(笑)。「人生双六」は藤山先生と一緒にやらせて頂いた、僕の中では一番思い出深い作品です。もういつの時代にやっても、お客さんに喜んで頂ける芝居。僕は社長をやらせて頂きます。ええ加減の社長ですが、スタイルを毎日変えようと思ってます。色んなタイプの社長で出たろと思うてます。出番が少ないんですわ(笑)。この10分間を「高田次郎ここにあり!」で、なんとか存在感を出したいと思います。

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久本
 松竹新喜劇という、ちっちゃい時から観ていた大好きな劇団に、70周年という節目に出させて頂くのは、感謝と感動と、光栄な思いでいっぱいです。私が「峠の茶屋〜」でやらせて頂くお役は、ミヤコ蝶々さんがやってらっしゃったのをDVDで拝見して、本当に大変なお役を頂いて、やれるのだろうかという緊張感でいっぱいですが、どこまでもお客様に喜んでいただけるように、また、来てよかったと思ってもらえるように全力で頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。真面目な話で申し訳ありません。面白いこと言おうかなと思いましたが、頭に浮かびません(笑)。素晴らしい諸先輩方に懐をお借りして、勉強させて頂いて、6回目ですが、私の中では大変な引き出しとたくさんの学びを頂いているので、恩返しも含めて全力で頑張ります。

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【質疑応答】

──久本さんは6回目の出演ですが、ご自身もWAHAHA本舗をやってきて、松竹新喜劇ならではのもの、ご自身の活動とリンクするものは?
久本 松竹新喜劇の真骨頂は、笑わせながら泣かす。泣かしながら笑かすという、松竹新喜劇にしかできないような、独特の素晴らしい世界があります。最初に出させて頂いた時は「裏町の友情」、この時は、私の友達が号泣して楽屋に飛び込んできました。素晴らしいところに出させてもらったね、という声をたくさん頂きました。それがご縁でずっと出させて頂いて、私がやっているのは笑わせるためならなんでもやる過激なパフォーマンス集団ではありますが、演劇、お芝居においてはたくさん勉強させて頂きました。忘れられないのは、天外兄さんが稽古中に出演した女優さんに「リアルはええけどシビアはあかんで」と。すごく感動しました。それを一生の指針にしようと、すぐ柴田理恵と飲んで、ええ話やなと盛り上がりましたが(笑)。お笑いの芝居は難しいですが、勉強させて頂いて、宝物がいっぱい増えています。
 
──65周年の時に入団されて、70周年を迎えられたご感想と、今回のお役について。
扇治郎 65周年が去年のような感じであっという間でした。毎月公演させて頂いているわけではなく、間は空いていますが、そのなかで稽古や先輩方に教わるのは初めてのことばかりですし、入団した時は、子役の時は花道を歩いたことがありましたが、大人になって初めて歩いた時はゾクゾクしましたし、台詞も届いてるのかなとか、お客様の拍手も不思議に感じましたが、1分1秒でも舞台に立たせて頂くことは大事だなと。一番勉強になるのは、人の芝居を観ることと、先輩方とお芝居をすることが、技術的なことや間(ま)のこともありますが、生き方、人間性も学ばせてもらうことも多い。早いなと感じたのは、周りの先輩方に恵まれていたなと。高田先生なんか滅茶苦茶コワイ時もありますが、愛のムチで、普段はにっこり笑顔で可愛らしい、僕がいうのもなんですが、僕はお祖父さんと共演していないので、高田先生はずっと一緒に共演して、祖父の話をたくさんさせて頂けるので、あっという間の不思議な5年間でした。やらせて頂くのは「人生双六」ですが、祖父は神様みたいな方で、映像もDVDも残っていますが、今自分でやるとなると、今生きているお客様にお見せするので、人によっても変わるし、根本は変わりませんが、喜劇は変わっていくと思います。感覚はやっぱり変わってくるので、そこを先輩方や自分が演じていくなかで、祖父がやってきたことを守らなければいけないところもある。そこを融合して、お客様に届けるのが大事だと思います。言われたことと自分がやっていることが重なって、役のことになる。藤山扇治郎ですが、宇田信吉になれるよう、自分の心を伝えられるよう頑張っていきたいと思います。
 
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──これからの松竹新喜劇をどのようにしていきたいですか。座長としての展望は。
天外 今年で64です。持論としては、60の爺が頭になって引っ張って行っている劇団はろくな劇団がないと思っています。それが4年も過ぎてしまった。早いとこ若手が育って、ぐいぐい引っ張っていって頂かないかんのですが…まだもうちょっとかかりそうなんで…あと5年ほど頑張れという声もあります。僕の中では、いい意味で力のある世代交代をしていきたいと思っています。芝居は今日やって明日すぐできるというものではない。僕だって25年かかりました。彼らが芝居の世界に入ってきて5年ちょっとなので、それは仕方ないと思う。あと、彼の周りにいる若手が育ってきてるので、親父の後をおってポックリ逝けるんやないかと感じている今日この頃です。こないだまで俳優座でオカマやってました(笑)。その時、とてもいい演出家(勝野雅奈恵)にめぐり会いました。私の感性では考えられない、でも私の世代の本を書いてくれました。そういう人たちと彼らがめぐり会って、うちの父も十吾先生も、五郎先生なんか新しいものばっかり作り続けて、振り返ったら(作品が)たくさんあった。次の新しい1本をと思った時に、良い感性の本と演出家と、今の感性の彼らが松竹新喜劇を作っていってくれると僕は信じています。あとは、私も高田のお兄ちゃんも、体に気を付けながらお給金を頂き、ハワイに別荘を持てたらええなというところです(笑)。
 
──先の話ですが、80周年くらいに、扇治郎さんの藤山寛美襲名を考えていますか? ご自身はその時も(在団)15年になるので、腕も上がっていると思いますが。
扇治郎 藤山家は、二代目で名前が続いている方はいないです。神様みたいな方なので、お祖父さんですし、お祖父さんみたいな役者を目指さなければいけませんが、今の僕ではどうにも答えられないですね。大尊敬している人ですし、少年野球を始めた子供に王貞治みたいになりたいかと聞けば、誰でもなりたいですが、周りが決めること。自分が発言するのは、生意気ですが、今こういうお話を聞かれて、大変嬉しいです。そう思ってくださるだけでも励みになりますし、そう皆さんに思ってもらえるような、お祖父さんがやってきたことを自分がちゃんとできるように、まずそれからですね。長生きしてください(笑)。
天外 もう、すんません!(場内爆笑)申し訳ない!なんていうことを!(久本と一緒に頭を下げる)

〈公演情報〉
174724@001-0017月松竹新喜劇_本チラシcc2017矢04_Web用
 
新橋演舞場7月公演『劇団創立70周年記念公演 松竹新喜劇』
一、松竹新喜劇裏表十八番の内 人生双六
二、七十周年御礼 口上
三、峠の茶屋は大騒ぎ!!
※昼夜同一演目(昼の部 午前11時開演/夜の部 午後16時開演) 
出演◇渋谷天外 高田次郎 小島慶四郎 藤山扇治郎 井上惠美子 大津嶺子 久本雅美ほか
●7/13〜22◎新橋演舞場
〈料金〉1等席12,000円 2等席8,500円 3階A席4,500円 3階B席3,000円 桟敷席13,000円(税込)
〈お問い合わせ〉
チケットホン松竹(10:00〜18:00)0570-000-489または03-6745-0888
 
 
【取材・文・撮影/内河 文】



『新・幕末純情伝』FAKE NEWS


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装いも新たに”全美版”として登場! 六月花形新派公演『黒蜥蜴―全美版—』記者懇親会レポート

全体
齋藤雅文、春本由香、河合雪之丞、喜多村緑郎、今井清隆秋山真太郎

新派130年六月花形新派公演『黒蜥蜴―全美版—』が6月2日から23日まで東京・三越劇場で上演される。公演に先駆けて、4月中旬、日本橋三越本店内にて記者懇親会が催された。
 
昨年2017年、新派版『黒蜥蜴』は、江戸川乱歩の世界観を見事に描き、喜多村緑郎と河合雪之丞のコンビが織りなす華麗なトリックや早替わり、変装など観るものを圧倒させた。その初演から1年、装いを新たに「完全で申し分ないこと」を意味する「全美版」としてさらに磨きをかけて登場する。
登壇したのは松竹株式会社の安孫子正取締役副社長、名探偵・明智小五郎役の喜多村緑郎、女盗賊・黒蜥蜴役の河合雪之丞、岩瀬家一人娘・岩瀬早苗役の春本由香、黒蜥蜴の手下・雨宮潤一役の秋山真太郎、警部・波多野十三郎役の今井清隆、脚色・演出を手掛ける齋藤雅文。
「新派は130年で記念すべき年。これから新派をどういうふうに引っ張っていこうかという喜多村緑郎さんと河合雪之丞さんの作品への思いが結集している作品です」という我孫子正取締役副社長の作品への期待を込めた挨拶から始まった会見。さらなる高みを目指し、作品にかける思いと抱負をそれぞれが語った。

齋藤雅文
脚色・演出の齋藤雅文は「昨年の初演は緑郎さん、雪之丞さん、由香たちで新しいものを作るとどうなるかという賭けのようなところもありました。わたしも含めて冒険しました。再演は作品が自分たち自身に返ってくることなので、深めることが大事になり、ハードルが高くなると思います。3月にサンシャイン劇場で自主公演『怪人二十面相〜黒蜥蜴二の替わり〜』をやらせていただき、ずいぶん遠くまできたと感じました。心に残る、感動できるドラマを作るのが夢です。ぜひ、それを実現したいと思います。努力します」と気を引き締めた。

喜多村緑郎2
明智小五郎を演じる喜多村緑郎は、初演でたくさんのお客様が来てくれたことが再演に繋がったと感謝を述べ、再演にあたって新メンバーの今井清隆さんについて「(ポスターを指しながら)イタリアマフィアが絵から抜け出てきたような(笑)、今井さんという強力な助っ人にご出演いただけることは本当に心強いこと」と今井と目を合わせてうなずく。「明智小五郎もインド、イギリス帰り、波多野警部もイタリア帰りということで、『黒蜥蜴』の世界も、よりワールドワイドになって「全美版」として帰ってきます」と再演への期待を膨らませた。

河合雪之丞
女盗賊・黒蜥蜴役の河合雪之丞は、初演を振り返り「あのとき一生懸命、がむしゃらに作り上げてきたことが、実を結んでよかったという思いでいっぱいです」と再演を喜び、「今回は、完全なものをお見せできるのではないでしょうか。初演をご覧になった方にも、もう一度楽しんでいただける作品にしたいです」と抱負を述べた。

春本由香
岩瀬家一人娘・岩瀬早苗役の春本由香は、再び演じられる嬉しさにあふれ「秋山さんと共演できること、そして、あの今井さんと共演させていただけることを嬉しく思っております。再演にあたり、早苗という人間をより理解して、また違う早苗の一面をお見せできるようにバージョンアップしていきたいです」。今井清隆とのダンスシーンについては「緊張しかない」と語るが、「足を引っ張らないようにがんばっていきます」と気合いを込めた。

秋山真太郎
初演同様に「緊張している」と言う、黒蜥蜴の手下・雨宮潤一役の秋山真太郎は、「また新たな気持ちで挑戦したいです。共演者の皆様にご指導いただき、深く役を作り上げていけたら」と語り、再演にあたっては「初演では、日本語の美しさを客席に届けようという思いがあった。僕は、音や感情の色を大事にしますが、今回も日本語のすばらしさを大事にしながら、作っていけたらと思っています」と意気込む。

今井清隆
新派初登場の警部・波多野十三郎役の今井清隆は「わたしの舞台人生において、まさか新派の舞台に立つとは、夢にも思っていませんでした。自分の新しい部分も見つけ出されるのではないかという期待で、胸いっぱいです」。今回、今井の出演によって歌のシーンが増えたことについて「初日にそのシーンがカットになっていないように(笑)がんばっていきたいと思います」と笑いを誘い、一気に会場が和む。劇団新派については「みんな和気藹々と、カンパニーの結束を感じたので、この仲間と一緒にやれることが嬉しい」と喜んだ。

緑郎と雪之丞

「全美版」として再演することについて齋藤は「基本的に僕はあて書きするので、明智のライバルの刑事役に今井清隆さんが来てくださったことは、明智と黒蜥蜴、早苗との関係性も前回と変わってきます。そして今井さんに3曲歌ってもらい、由香とのダンスシーンもあります。初演を踏まえ、冷静になってセットチェンジも含めて、全体をくっきり立ち上げて、深いところにいけるようにしたいです。新作と言われたところから、新派のレパートリーの一つと言われるように熟成をさせていきたいです」とさらなる展望を語った。

〈公演情報〉
20180216_01
 
六月花形新派公演『黒蜥蜴─全美版─』
原作◇江戸川乱歩
脚色・演出◇齋藤雅文
出演◇喜多村緑郎 河合雪之丞 
春本由香 伊藤みどり 秋山真太郎(劇団EXILE)  今井清隆 ほか
●6/2〜23◎三越劇場
〈料金〉9,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉
チケットホン松竹 0570-000-489(10時〜18時)
三越劇場 0120- 03-9354 (10時〜18時30分)
チケットweb松竹(24時間受付)
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2018_kurotokage/



【取材・文・撮影/今村麻子】



 
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