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3.14chが『大型』公演で大量の水を使った芝居に挑戦!

チラシオモテ

3.14chは、2010年作・演出のムランティン・タランティーノら6名が『幻覚のような芝居が作りたい』という欲求のもと結成された集団で「カオス・エンターテイメントを標榜」。9回目になる今回の公演は『チベット死者の書』というチベット密教の教典がモチーフとなり、主人公の女性が多くの神々と対峙するシーンが描かれる。「宇宙空間に漂うプールに大勢の神々が集まり、奇妙な戦いを繰り広げる」。“舞台上にプールを作り”歌と踊りと戦いと演劇が混ざり合う今世紀初の宇宙系カオスエンターテインメントになるという。

ムランティン・タランティーノ(作・演出)コメント

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『チベット死者の書』を下敷きに、生と死、愛、宇宙、カオスをテーマに、映像、照明、音響、踊り、演技、殺陣が渾然一体となった、体感型アトラクションのような舞台を目指します。また、今作品では約7トンの水を使用するのですが、水を使った芝居は、なかなか観れるものではないので、その点もお楽みに! 古今東西誰も見たことがない前人未到のジャンル、『宇宙派カオスエンターテイメント』、間もなく開幕します! 各種割引もご用意しておりますので、是非、劇場に足をお運びください!

【公演情報】
3.14ch『大型』
チラシオモテ
チラシウラ
作・演出◇ムランティン・タランティーノ
出演◇内田龍、鵜沼ユカ、山川恭平 / 石塚義高(「高」は、はしご高が正式表記)、市川賢太郎、為成初音、甲斐美奈寿、可児奈穂子、木村みちる、國津ヒロ、熊崎久実、梢栄、榊原美鳳、武井雷 俊、田島慶太、堤千穂、根本和歌菜、野村亮太、橋本美優、羽田謙治、富士たくや、幕内里奈、山森信太郎、吉見茉莉奈 / 藍沢彩羽、阿部光貴、服部峰夫

8/25(木)〜9/3(土)◎すみだパークスタジオ倉

3.14chホームページ www.314ch.com



『インフェルノ』




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今ででもみんなの中に彼の「血」が流れている。「大竹野正典」の人生を描く新作舞台『埒もなく汚れなく』

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2009年、不慮の事故により48歳という若さで亡くなった、劇作家・大竹野正典さんの人生を描いた作品が6月1日から12日まで下北沢のシアター711にて上演される。「家族を持ち、会社勤めをしながら、意欲的な作品を作り続けてきた」(公演チラシより)劇作家の人生を、昨年『彼らの敵』で読売演劇大賞・優秀作品賞を受賞した注目の若手劇作家・演出家の瀬戸山美咲(ミナモザ)の作・演出のもと舞台化。家族やたくさんの芝居仲間に取材し、彼の創作の原点を探っていく作品になるという。それにしても関東圏の人にはあまりなじみのない劇作家の人生が、亡くなってから7年後にお芝居になるという出来事に、「大竹野正典」への好奇心が強烈に湧いてくる。

 ◇

「大竹野正典」をwebで検索してみてください。「くじら企画」という大竹野さんの活動拠点だった団体のホームページが出てきます。ここには彼の真摯な生き様の断片がちりばめられていて心に響きます。また、2009年7月21日。大竹野さんが亡くなった次の日に後藤ひろひとさんが書いた「会社員『大竹野正典』さん(48歳)」という哀切きわまりない文章にも出会えます。「大竹野正典」というキーワードで、私たちは大きなインパクトを受けることができます。

 

作・演出を手がける瀬戸山美咲(ミナモザ)のコメント】

「大竹野正典さんのことを描くのはどう?」
 ちょうど1年前の今頃、プロデューサーの綿貫さんが興奮気味に電話をかけてきた。私は、その時点では大竹野さんの作品をひとつしか観ていなかったし、戯曲も読んでいなかった。しかし、私は「やります」と返事をして電話を切った。最後の作品が『山の声』であること、そして大竹野さんは海で亡くなったことを聞き、大竹野さんという人がどんな人だったのかただ知りたいと思ったからだった。
 取材では本当にたくさんの方のお世話になった。大竹野さんのご家族、高校時代からの友達のみなさん、一緒に芝居をやってきた役者・スタッフのみなさん、大竹野さんを応援していた編集者さん、戯曲集の出版元の方……。劇中に登場するのはほんの一握りの方だけど、そのうしろにはたくさんの方の大竹野さんへの想いがある。取材は毎回4〜5時間に及んだ。それだけ話しても大竹野さんの話はまったく尽きない。尽きないだけではなく、どれも本当に面白い。中には生前の大竹野さんにはお会いしていないけれど……という方も何人かいた。そういう方からも、大竹野さんのことで知っていること、大竹野さんから影響を受けたことを伺った。そもそも大竹野さんの作品を取り憑かれたように上演し続けている綿貫さんも大竹野さんにお会いしたことがないのだ。しかし、綿貫さんはまるでよく知っている人の話のように大竹野さんのことを語る。生きていると思う。みんなの心の中で生きているという意味ではなく、今も姿を変えうごめき続けているという意味で生きていると思う。なんというか、大竹野さんの「血」がみんなの中に今、流れているのだ。
 大竹野さんは劇作家だ。作品の力においては私など足元にも及ばない。大竹野さんのような奇抜なしつらえは思い浮かばないし、異様に生々しい会話も今の私には書けない。もし大竹野さんに自分の戯曲を読まれることになったら、もの凄く緊張すると思う。できれば読まれたくないとすら思う。
 そして、大竹野さんには働くおっちゃんの一面もある。こちらのほうはとても親しみやすい。私は下戸だけど、一緒に飲みたい。全然緊張しないと思う。おっちゃん的なエピソードに関しては共感することのオンパレードだ。特に夫婦間のやり取りは身に覚えがありすぎる。

 劇作家としての大竹野さん、おっちゃんとしての大竹野さんのあいだを行ったり来たりしながら、大竹野さんを描いたのがこの作品です。すべてが事実というわけではありません。大竹野さんが現実の出来事を大胆に解釈して芝居をつくったように、私も大竹野さんの話から自由に発想の翼を広げさせてもらいました。そのことを許してくださった妻の小寿枝さんに本当に心から感謝いたします。
 大竹野さんと出会ったからには、私も大竹野さんの血を自分の中に流していきたいと思います。そして、自分もいつかそういう劇作家に、そういう人間になりたいと思います。


大竹野正典役には、劇団チョコレートケーキの西尾友樹、その妻・小寿枝役には占部房子を迎えた注目作。お見逃しなく!

〈公演情報〉
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オフィスコットーネプロデュース
新作「埒もなく汚れなく」

6月1日(水)〜12日(日) シアター711

作・演出:瀬戸山美咲(ミナモザ)

プロデューサー:綿貫 凜  

出演:西尾友樹(劇団チョコレートケーキ)・占部房子・岡本 篤(劇団チョコレートケーキ)・柿丸美智恵・照井健仁・和田華子・冨澤 力・小田 豊

〈HP〉 http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/



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粟根まこと、松永玲子ほか、キーポイントQ&A【演劇人の活力源】など連載中!
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感動の舞台を語る3人!『オーファンズ』アフタートークルポ               

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東京芸術劇場シアターウエストにて上演中の舞台『オーファンズ』
思いもよらないラストシーンと役者たち演技の評判が非常に高い、話題の作品らしく、客席は男女問わず幅広い年齢層の観客で埋まっている。

舞台となるのは、アメリカ・フィラデルフィアの古びれたアパートメント。
孤児の兄弟・トリートとフィリップ、ふとしたことから同居することになった中年男性・ハロルドの3人による再生と絆の物語だ。

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この作品は1983年にロスアンゼルスで初演後、日本でも市村正親、椎名桔平、根津甚八などの名優たちによって演じられており、今なお世界中で上演され続けている名作戯曲。翻訳劇に定評がある作・演出家の谷賢一が新たに翻訳を手掛けたことで、現代風な作品に生まれ変わっている。

主演は近年『真田十勇士』(宮田慶子演出)、『いつも心に太陽を』(岡村俊一演出)出演のほか、えんぶチャートにも‘13年より2年連続ランクインするなど、舞台俳優として評価を得ている俳優集団D-BOYSの柳下大。今作は演出の宮田慶子に自らオファーし、企画が実現した意欲作である。
柳下演じるトリートの弟・フィリップ役には、劇団プレステージの平埜生成。若手ながら蜷川幸雄演出ロミオとジュリエット』、9月に上演予定の栗山民也演出『DISGRACED』出演と今後がますます期待される注目株だ。
ハロルド役には映画『そこのみにて光輝く』での好演が光り、舞台でも豊富な出演経験を積み、次回作に『御宿かわせみ(G2演出)、紙屋町さくらホテル』(鵜山仁演出)が控える高橋和也。

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物語は、薄暗く散らかった部屋から始まる。
TVの前にしゃがみこみ、一人お気に入りの番組を楽しむフィリップ(平埜)。
そこへ盗品をせしめたトリート(柳下)が帰宅する。
兄弟は、いつもの変わらぬ日常を過ごしていた。
ある日、トリートはバーで出会ったハロルド(高橋和也)を連れ帰る。
ハロルドは自身の孤児院での思い出を語りながら、眠りこけてしまう。
トリートはハロルドを実業家と思いこみ誘拐を計画、縛り付けるとフィリップに見張りを命じ、また一人出掛けて行く。 
しかしトリートの思惑は外れ苛立ちながら帰宅すると、そこには声高らかに歌い自由にふるまうハロルドの姿が。
激昂するトリートにハロルドは、やさしく問いかける。
「私のところで働かないか?私たちはきっとうまくいく」
ハロルドとの生活は、兄弟ふたりに変化をもたらしていく。
教養とお金を与えられ、トリートは人とのつながりを学び、フィリップは外の世界を知るようになる。
孤独だった3人は互いに寄り添い、温もりを分かち合う存在になっていくが……。

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柳下は暴力的な愛情でしか弟を守ることができないトリートをナイーブに表現。不器用なまでに弟を想う温かさを時折垣間見せながら、ハロルドの存在により、自身も気づかぬまま変化していく複雑な心の機微をリアルに演じている。終盤での感情の爆発と痛みの表現はまさに圧巻だ。
平埜は、フィリップを繊細に体現。暴力的な兄におびえながらも、日々を楽しもうとするひたむきで純真な少年を等身大で好演している。ハロルドによって解き放たれていく様は観る者の共感を呼び、その成長に心打たれる。生き生きした表情と動きには目が離せなくなるような魅力がある。
そんな兄弟をおおらかに包み込む役どころの高橋は、ハロルドそのもの。豪放で愛きょうあるキャラクターながら、父性をもって二人に向かい合う姿は高橋自身にも通じるものがあり、どこか優しさを漂わせている。それだけに彼の背景にある社会の闇の深さが哀しい。
思わず笑ってしまうシーンもはさみながら、いつの間にか3人の世界に惹きこまれてしまう“奇跡の出会い”を描いた人間ドラマ。ラストシーンは心震わされ、観るものの胸の奥底まで強烈に訴えかけてくる。そして観劇後も彼らの未来を想ってしまう、そんな余韻を味わえる作品だ。
“人はふとしたきっかけでこんなにも変わることが出来る”。この『オーファンズ』は翻訳の谷、演出の宮田、そして3人の役者によって丁寧に丁寧に作り上げられたことがうかがえる。役者たちの全身全霊の演技をぜひ劇場で味わってほしい作品だ。

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7公演目となった2月14日の上演後には、柳下と平埜、高橋によるアフタートークが行われた。上演後の感動さめやらぬ客席から拍手で迎え入れられた3人。
柳下は今作について「ちょっとしたニュアンスとか、さじ加減でがらりと芝居が変わってしまう、毎回毎回新鮮さを積み重ねている」と話し、高橋も同調しつつ「本番前は毎回恐ろしい思いで、裏で集中している」と真剣な顔に。
それから本番に向けての集中の仕方について話す中で、平埜の過ごし方に興味深々な2人(笑)。
途中より宮田さんも参加し、平埜いわく「とても楽しそうにダメ出しされますよね?(苦笑)」という宮田さんならではの演出法についてトーク。
 
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予定時間をオーバーするほど盛り上がり、最後はメッセージで締めくくった。
柳下「ぜひ面白いなと思ったら、お友達を誘ったりまた観にいらしていただけたら思います」
 
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平埜「21日まで、どんどんどんどん熱くなると思います。熱くします!」
 
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高橋「毎回3人で、きわきわ、すれすれの綱渡りをするような公演をやっています。この緊張感を持って、最後まで成長し続けたいと思います。どうぞ皆さん、応援してください」

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宮田「舞台って日々違うんですよね。本番入ってから、いい方にどんどん変わっていってくれている。舞台ってライブだし、一期一会だし。また目撃したい方は、その日の3人を観に来ていただけたらと心から思います」
『オーファンズ』がさらに楽しめる、ここでしか聞けないプレミアムなアフタートークもぜひ楽しんでほしい。


 
〈公演情報〉
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『オーファンズ』
脚本◇ライル・ケスラー
翻訳◇谷賢一
演出◇宮田慶子
出演◇柳下大 平埜生成 高橋和也 
●2/10〜21◎東京芸術劇場 シアターウエスト 
●2/27、28◎新神戸オリエンタル劇場 
〈料金〉
東京/S席¥6,800 高校生以下¥4,000(全席指定・税込)
大阪/S席¥6,800 A席¥5,800(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉ワタナベエンターテインメント03-5410-1885 (平日11:00〜18:00)


●アフタートークスケジュール
〈東京公演〉
■2月18日(木)19:00公演
柳下大×宮田慶子×三津谷亮(俳優集団D-BOYS)
本公演実現のきっかけとなる柳下大と宮田慶子さんの出会いとなった舞台『真田十勇士』。
『真田十勇士』でも共演した柳下と同じ俳優集団D-BOYSのメンバー三津谷亮をむかえ、
宮田演出の魅力についてお届けします。

〈兵庫公演〉 
■2月27日(土)13:00公演
柳下大×平埜生成×高橋和也×宮田慶子
■2月27日(土)18:00公演
柳下大×平埜生成×高橋和也
出演者とともに、終演後も「オーファンズ」の世界をお楽しみください。


【資料提供/ワタナベエンターテインメント】


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ウェールズと原発事故後の日本を見つめ奏でる音楽劇『赤い竜と土の旅人』

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『赤い竜と土の旅人』は舞台芸術集団「地下空港」が、イギリスのウェールズ国立劇場の日本人招請プログラム・ウェールズラボプロジェクトに応募、選抜されて制作される作品です。

この作品は、日本の人々がウェールズに新たな原発を建設しようとしている事実を「地下空港」主宰の伊藤靖朗が知って、未だ様々な分野で収束のメドが立っていない日本国内の状況のなかで、これをどう捉えるか、現地ウェールズの歴史家や原発メーカー広報、反原発の活動家など多くの人と会い、そこで「互いに人間としての幸せを希求する優しい人々なのに、理解し合うことが難しい」ということを実感し、ウエールズの象徴である赤い竜をモチーフにした、比喩的な寓話を創りたいと考えました。
伊藤は作品についてこう語っています「つまり、私たちがシェアするべきは、データや議論だけでなく、気持ちを共有できる共通の体験なのだ、ということを痛感したのです。この赤い竜のお話しは、このような状況の中でいかに私たちは理解し合うことができるのか、そしてどのような未来へと歩むべきなのかを考える、比喩的な寓話音楽劇となります」

『赤い竜と土の旅人』主題曲入りの予告編MVはこちらでご覧いただけます。


2016年3月12日(土)19時〜に、新作音楽劇『赤い竜と土の旅人』の、全世界・無料Ustream(ネット生放送)配信を計画して、クラウドファンディングにも挑戦しています。
https://www.makuake.com/project/undergroundairport/

【公演情報】
舞台芸術集団 地下空港『赤い竜と土の旅人』
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脚本・演出◇伊藤靖朗 
音楽◇石田多朗・伊藤靖朗
出演◇村田慶介 田代絵麻 野田孝乃輔 鎹さやか 野々目良子 竹岡常吉 大塚由祈子 逢沢凜 鈴木智久(スタジオライフ) 山内貴人 山田寛人 壇上太郎(創造集団g-クラウド)

3/3〜13◎すみだパークスタジオ倉

お問い合わせ:地下空港管制塔
undergroundairport@gmail.com

地下空港ウェブラウンジ
http://www.uga-web.com


【文/矢崎亜希子】

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新橋演舞場「二月喜劇名作公演」が開幕!

左より古手川、梅雀、藤山、水谷、山村、波乃、天外
古手川祐子・中村梅雀・藤山扇治郎・水谷八重子・山村紅葉・波乃久里子・渋谷天外

新橋演舞場「二月喜劇名作公演」が、本日2月1日から開幕する。
平成25年に上演され、好評を得た「二月喜劇名作公演」のシリーズ第2弾となる今回は、前回に続いて選りすぐりの名作喜劇3作品。舘直志(二代目渋谷天外)作『名代きつねずし』、茂林寺文福(曽我廼家十吾)作『単身赴任はチントンシャン』、花登筐作『じゅんさいはん』というラインナップだ。
『名代きつねずし』はなんと29年ぶり、『単身赴任はチントンシャン』(『はっぴとズボン』という題名でも上演した)は42年ぶり、『じゅんさいはん』は22年ぶりと、どの作品も新橋演舞場では久々の上演となる。
いずれも劇団新派と松竹新喜劇に脈々と受け継がれてきた名作喜劇で、今回は新派の水谷八重子・波乃久里子、新喜劇の渋谷天外・藤山扇治郎、また、日本喜劇人協会会員の山村紅葉、喜劇作品は初挑戦となる古手川祐子、さらにはテレビでお馴染みの中村梅雀という多彩な顔ぶれによる豪華競演となる。

【あらすじ】
 
一、『名代きつねずし』
きつねずしが看板の寿司屋「伏見屋」は、今でこそ場末の寿司屋でしかないが、もとは大阪の中心地南で名代きつねずしの看板で栄えた店だった。繁盛していた時の店に戻そうと、娘のつね子(古手川)は結婚することも忘れて店を切り盛りしていたが、父親の権三郎(天外)は、そんなつね子の気持ちが迷惑らしく、何とかつね子を結婚させて店から出そうと一生懸命。そんな折りも折り、権三郎の秘密が明るみになってしまう。
 
二、『単身赴任はチントンシャン』 
大阪から娘夫婦に会うために東京へやってきた吉田友蔵(文童)は、娘の露子(久里子)の案内で神楽坂を観光している最中に、道でバッタリ娘の夫である二見文太郎(梅雀)に出会う。文太郎は堅実な銀行員とばかり思っている友蔵は、派手な着物を着た妓丁姿の文太郎を見てびっくりするが、友蔵以上にびっくり仰天したのは文太郎だった…。近隣の料亭主人や芸妓衆を巻き込んで、文太郎の一人二役の奮闘のはじまり、はじまり!
 
三、『じゅんさいはん』
大阪道頓堀近くにある旅館一二三の若女将お千代(八重子)は、つかまえどころのない、ただ調子がいい者をさす“じゅんさいはん”と周囲から呼ばれていた。この旅館の当主は久之助(天外)だが、ご隠居と呼ばれる久之助の母おぎん(大津嶺子)の権力はすさまじく、金庫の鍵を握って離さない。そのうえ裏の実権は仲居頭のおしげ(久里子)が持っており、お千代は無に等しい存在だった。
ある日、久之助の隠し子と称する若い娘文代が訪ねてきたことにより、一二三の秘め事が次々と露呈して、意外な展開に…。

多彩な出演者で魅せる笑いあふれる人情喜劇3本立て!いずれも心温まる名作の世界だ!

〈公演情報〉
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「二月喜劇名作公演」
一、名代 きつねずし 三場
作◇舘 直志
演出◇米田 亘
二、単身赴任はチントンシャン 二場
作◇茂林寺文福
補綴◇成瀬芳一
演出◇門前光三
三、じゅんさいはん 四場
作◇花登 筐
演出◇成瀬芳一
出演◇水谷八重子、波乃久里子、渋谷天外、古手川祐子、中村梅雀
山村紅葉、丹羽貞仁、瀬戸摩純、石原舞子、曽我廼家文童
藤山扇治郎、曽我廼家寛太郎、曽我廼家八十吉、大津嶺子、高田次郎
(※高田さんの高は旧字になります。)
●2/1〜25◎新橋演舞場
〈料金〉1等席¥13,000  2等席¥8,500  3階A席¥4,500  3階B席¥3,000  桟敷席¥14,000(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉0570-000-489 または03-6745-0888



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