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稽古の現場

熱狂の舞台『ALTAR BOYZ』開幕前稽古場レポート!

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エッジィで知的な数々の作品を輩出してきたニューヨークのオフ・ブロードウェイで、で2005年のベストに輝いたロック&ダンス・ミュージカル『ALTAR BOYZ』が、日本初演メンバーの集結したTeamLEGACYと、フレッシュなメンバーと振付で挑むTeamGOLDの2チーム体制で上演されることになった(2月3日〜2月16日東京・新宿FACE、2月18日大阪・森ノ宮ピロティホール〈TeamLEGACYの出演〉、更にTeamLEGACY×TeamGOLDによる合同スペシャル公演が、2月24日〜2月26日東京・品川プリンス・ステラボールで上演)。

神と司祭に使える美しき5人の使徒たちがボーイバンド(ダンスボーカルグループ)を結成し、福音の歌とダンスで愛を説き、観客たちの魂を救うという設定の舞台は、人種差別、移民差別、ゲイ差別など、時代の難問を知的な比喩に変えて、展開されて2時間を駆け抜ける熱いもの。日本では、2009年東京・大阪・名古屋で初演、作品ファンも増え、今回、5回目の公演を迎える。LIVE SOUNDに乗って、SONG×DANCE×ACT!美しきアルターボーイズの熱狂が再びやってくるとあって、大きな期待と注目が集まっている。

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そんな作品に取り組むメンバーたち、「Team LEGACY」の東山義久、植木豪、中河内雅貴、森新吾、良知真次、「Team GOLD」の大山真志、法月康平、松浦司、常川藍里、石川新太、それぞれのチームの稽古は佳境に入り、連日熱い真剣勝負が繰り広げられている。その中から、「Team GOLD」の稽古の一コマを報告する。

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この日は、通し稽古のあと、演出の玉野和紀から細かいダメ出しが行われていた。玉野の台本の手元にはチェックを入れた付箋が山のように積まれていて、細かい指示の1つ1つにメンバーたちもメモを取りながら真剣に聞き入っている。

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そこから、繰り広げられるナンバーを追って、細かい振り固めの作業がはじまった。今回「Team GOLD」の振付はすべて一新されていて、躍動的でダンサブルな振付はスピード感にあふれ、ダイナミックな迫力に満ちていながら、実に細かいこだわりが込められていることが伝わってくる。

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特に印象的だったのは「何も間違っていないし、一生懸命で素敵だけれど、抜くところと見せるところのメリハリをつけよう」という指示。中でもアクセントに力強く入ることが何度も確認され、腕を突きだす振り1つにもただ突き出すのではなく、上からえぐるようになど、実に細かいニュアンスが加えられていく。

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しかも驚くのは、実際に通して踊ってみると、1カウントごとにすべて動きが入っているほど早く、その1つ1つを流さずに振動と反動を使ったアップダウンで進めるように、という要求がいかに身体全体の筋肉と瞬発力と神経を使うかがわかり、その地道な作業の積み重ねに圧倒される。

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それでいて、通す時には「間違うことを恐れないで良いから、ニュアンスとアクセントを大事に」という指示が飛び、細かい振付をメンバー5人それぞれが身体に入れて、更に魅せるところまで昇華していくことを目指していることが見て取れた。

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もちろん稽古場なので、手持ちのマイクに電源は入っていないが、大山真志の歌声などはまるでマイクが入っていると錯覚するかのように力強いのにはじまり、それぞれ個性的な美しい声が響き、実際に衣装をつけて、マイクも入った時の迫力が想像できるようで、ワクワクする。

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何よりも、日本全国が冷蔵庫に入っているかのようなこの真冬に、半そでのTシャツで汗を飛び散らせながら踊る面々は、当然暖房も入っていない稽古場で、更に暑さに耐えかねたように窓も全開にする状態。それもそのはず、まるで当然のように振り固めは1分の休憩もなく続いていくのだ。この厳しさに耐えられる情熱と、技術と、パワーがあるメンバーだけが、ライブの要素が多い『ALTAR BOYZ』の舞台に立つことができるのだなと、寒風の吹き込む稽古場の熱気に感嘆した。 

この努力のもと、新たな『ALTAR BOYZ』、更に高みを目指す舞台が生まれることだろう。そんな確信が高まる熱い時間だった。
 
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〈公演情報〉
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BEST OF OFF BROADWAY MUSICAL
『ALTAR BOYZ』
作◇ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲◇ゲイリー・アドラー マイケル・パトリック・ウォーカー
演出◇玉野和紀
出演◇
「TeamLEGACY」東山義久 植木豪 中河内雅貴 森新吾 良知真次
「TeamGOLD」大山真志 法月康平 松浦司 常川藍里 石川新太
●2/3〜16◎新宿FACE
〈料金〉「TeamLEGACY」8,500円 (全席指定・税込 ※会場にて1ドリンク代500円別途必要)
〈料金〉「TeamGOLD」7,000円 (全席指定・税込 ※会場にて1ドリンク代500円別途必要)
 プレビュー公演 6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799 (11時〜18時)
●2/18◎森ノ宮ピロティホール ※「TeamLEGACY」キャスト
〈料金〉8,800円 (全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(10時〜18時)
●2/24日〜2/26日◎東京・品川プリンス・ステラボール(TeamLEGACY×TeamGOLDによる合同スペシャル公演)
〈料金〉8,800円 (全席指定・税込 ※会場にて1ドリンク代500円別途必要)
〈お問い合わせ〉キョードー東京 0570-550-799 (11時〜18時)




【取材・文・撮影/橘涼香】



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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公開稽古 古川雄大・大野拓朗・生田絵梨花・木下晴香 囲みインタビュー

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ジェラール・プレスギュルヴィックの作・音楽による『ロミオ&ジュリエット』が初演されたのは、2001年のパリのパレ・デ・コングレ。その後、各国を巡演し、世界的な大ヒットになったのは記憶に新しい。日本でも宝塚歌劇団が2010年に初演、そののちも何度も上演されている。

今回のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、2011年に初演、13年の再演が好評を博し、この度の3演目では、潤色・演出の小池修一郎の指揮のもと、ほぼ全配役を刷新。さらに衣装、音楽、演出を含め、装い新たな『ロミオ&ジュリエット』が、2017年1月15日から3月5日まで、東京と大阪で上演される。そんな公演の舞台稽古と囲み取材に立ち会うことができた。

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【あらすじ】
イタリアのヴェローナのキャピュレット家とモンタギュー家は古より憎しみあい争いを続けてきた。その争いに終止符を打とうとヴェローナ大公は「今後、争いごとを起こしたものを処する」と言いわたす。そんなある日、キャピュレット家ではひとり娘のジュリエットに大富豪パリス伯爵を求婚者として紹介しようと舞踏会を開催。そこへ、モンタギュー家のひとり息子のロミオがベンヴォーリオとマーキューシオと共に忍び込む。その舞踏会でロミオとジュリエットは、運命的な出会いを果たし、一目ぼれの恋に落ちた。彼らは、両家の諍いを乗り越え、バルコニーで愛をかわし、そしてロレンス神父のもと密かに結婚式をあげるのだが……。

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この日の公開稽古で観劇できたのは、「いつか」「バルコニー」「世界の王」という3曲を歌うシーンだったが、それだけでも、壮大でいて緻密、パセティックでありながらロマンティックな、ジェラール・プレスギュルヴィックの歌の世界観を見事に表現していることがわかる。

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最初の「いつか」は、ロミオ役の古川雄大、ジュリエット役の木下晴香がデュエット。愛の重要性を説くという内容の歌なのだが、イントロから甘酸っぱく、そして雄大なストリングスが曲を引っ張っていく。
ロミオの古川は、繊細でいて震えるような深いバリトンを稽古場中に響かせて、聴くものの動きや息までも一瞬止めてしまうほどの求心力。古典的な美しさもある容姿が、シェイクスピアの中の青年そのもので、かつて演じた経験も糧にして余裕のある役作り。もうすでにそこには、ジュリエットへの愛のために、幾多の困難に戦いを挑む、激しく勇ましいロミオが存在していた。
 
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ジュリエット役の木下は、舞台初挑戦だが、演出の小池修一郎が「テレビの歌番組で観て高校生ながら突出した歌唱力と新鮮さに懸けました」と言っていたように、抜群の歌唱力で圧倒する。可憐でありながら恋に誇らしげに、それでいて愛を求めて弱くもなるジュリエットの姿がそのものだ。

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次の「バルコニー」は、清々しいイントロが印象的なアコースティックギターのナンバーで、2人の間にある純粋な愛を、ギターのスタッカートが美しく表現する。ここはロミオ役の大野拓朗と、ジュリエット役の生田絵梨花のデュエット。『ロミオ&ジュリエット』でも最も知られていると言っていい、ロミオがバルコニーで愛を告白する有名な場面で、さらにキスシーンもあり、感情の揺れやそれに伴う動きが要求される難しいシーンだ。
ロミオ役の大野の歌声は、迫力があって豪快そのもの。4年間この役が来るのを待ちわびていたという彼の熱気がほとばしって、愛のために危険も顧みず、ジュリエットの窓辺に昇っていくロミオの姿に、思いをぶつける大野自身の像が重なる。

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またジュリエットの生田絵梨花は、危険を冒して会いに来てくれたロミオへの喜びと、家族に見つかるかもしれないという危機感の間で揺れ動くジュリエットの気持ちを、伸びやかな歌と演技で鮮やかに表現してみせた。

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最後の「世界の王」は、大勢のダンサーやキャストが集まって歌うナンバー。
ロミオ役の古川雄大を中心に、ベンヴォーリオ役の馬場徹、マーキューシオ役の平間壮一とともに、アンサンブルやダンサーたちが入り乱れて歌い踊る。
この曲は、モンタギュー家のロミオたちが、キャピュレット家との争いにうんざりしながら、大切なのは諍いを超えて一つになることだと宣言する現代的なテーゼであり、シェイクスピア時代から今に至るまで続いている永遠のテーマだ。

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前の2つのナンバーとは違い、体を思わず動かしたくなるアクロバティックな曲で、ダンサーたちが、振付けのKAORI alive、AKIHITO、小㞍健太による現代的なダンス、つまりブレイク・ダンスや、ヒップホップ・ダンスを激しく踊りながら歌う。アップテンポな曲調で、踊りながら歌うその激しさは、呼吸できないのではないかと心配になるほど。

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ベンヴォーリオ役の馬場徹は、激しい動きをしながらも、歌詞がはっきりと聞き取れる澄み渡った声が印象的。また、マーキューシオ役の平間壮一の独特なシャウトは、ロバート・プラント、フレディ・マーキュリーといったロックスターのようで格好いい。
 
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このエネルギーとパワーが要求される曲を、大勢のダンサーたちとともに全身で歌い踊り抜く古川・馬場・平間。曲が終わった瞬間の、全員の激しい呼吸音が耳にいつまでも残っていた。

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この3曲だけでなく。観終わった後に、思わず口ずさみたくなるような、ポップで現代的な歌が散りばめられたミュージカルだけに、劇場に足を運んで、聴いて、観て、感動してほしい名作舞台だ。


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【囲みインタビュー】

このミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の公開舞台稽古で、囲みインタビューが行われ、古川雄大、大野拓朗、生田絵梨花、木下晴香が登壇した。

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古川雄大
キャストやスタッフはみなさん実力派なので、稽古場にいるだけで、刺激をいただいている毎日です。改めて、ロミジュリ・チームに入れて幸せですね。再演の時にロミオをやらせていただきましたが、心も体もいっぱいいっぱいで、余裕がなくて至らない点ばかりで落ち込みました。ただ、あれからいろいろなミュージカルに出させていただいて、努力し、修業し、自信を取り戻すことができたので、いまはやる気に満ちています。見どころは全部ですが、あえてあげるとすれば、ダンスですね。振付けの方が3人いて、とてもパワフルなものから繊細なものまで、バラエティ豊かで魅力的です。演出の小池修一郎先生には何度もお世話になっていますが、今回は特に力が入っていて、細かく的確な指摘がたくさんあり、勉強させていただいています。3演目ということで、新演出でキャストも入れ替わり、セットも衣装も変わって、新しい『ロミオ&ジュリエット』が生まれようとしています。みんなで一丸となっていいものを作ろうとしていますので、ご期待ください。
 
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大野拓朗
4年前の初演の時から大好きな演目で、初演と再演も個人的に観劇しています。生涯で一番回数を観たミュージカルが、この『ロミオ&ジュリエット』だと豪語しています(笑)。初演のCDもすぐに購入して、カーステレオで毎日聴いて歌っているのがストレス解消法で、日々の楽しみでした。初めて参加させていただいて、しかも自分がロミオとしてその曲を歌えるのは、ものすごく光栄なことです。古川くんが言ったように、演出が大幅に変わっているのに、ダンサーさん、キャストさんたちのパワーは変わらないというか、より熱くなっているんです。それは曲の良さもあって、ノリが良かったり、感動的だったり、メロディがものすごく綺麗だったりと、どの曲を聴いても頭に残るし、観終わった後に、あの曲は良かったな、歌いたいなと口ずさむ曲ばかりだからだと思います。僕は小池先生の演出の美的感覚が、ミュージカル・ファンとして大好きで、とくに視覚の美しさが先生は抜群だと思っています。自分が演出を受けてみると、体の開き方、動き方、すべてを丁寧にご指導していただいているので、美しく演技できる方法を体に覚え込ませている段階です。その稽古を乗り越えて、観に来てくださった方々の一生の思い出に残るような素敵な舞台にしたいです。

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生田絵梨花
再演を観てから、ずっとやりたいと思っていた『ロミオ&ジュリエット』で、ジュリエットを演じられることにびっくりしています。今までは、ジュリエットの儚さや切ない部分が多く見えていたのですが、演じれば演じるほど「芯の強さ」を出して行く必要があると思いました。ジュリエットの葛藤を常に考えて強く演じられたらと。今回はアイドルとして参加しているわけではないので、ラブシーンがあっても身をゆだねる覚悟です(笑)。ファンからは応援の言葉や気遣いの言葉をくれるので、その信頼を演技で恩返ししていけたらと。このミュージカルの私のオススメは音楽です。ただ、歌う側としては、シェイクスピアの長ゼリフが歌詞になっているので情報量も多いし、転換のスピードが早いので、ちゃんと気持ちがついていくようにしたいです。これからの稽古でもっと気持ちを爆発させるようになれたらいいですね。私たちの歌を乃木坂46のメンバーも楽しみにしていて、私以上にドキドキしているぐらいです(笑)。何回も観に行くよって言ってくれています。嬉しいですね。小池先生の演出は、直さなくてはと思っていたところは、必ず指摘してくださるし、気づかなかったところまでダメ出しをしてくださるので、毎日お話ししていると、新しい発見ばかりです。必死についていって身につけたいと思います。現代版の『ロミオ&ジュリエット』ですので、自分の中にあるシェイクスピアのジュリエットのイメージを一度壊して、稽古場でいろいろ試して、今の私たちのエネルギーをぶつけていきたいと思います。

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木下晴香
初めてこんなに大きな舞台に立たせていただくので、楽しみと不安と戸惑いでこんがらがった状態で稽古場に入りました。けれど、優しい先輩や先生にフォローしてもらいながら、毎日自分の課題と向き合って戦って千秋楽まで乗り切りたいです。自分とジュリエットの同じところと違うところをしっかり研究して毎日取り組んでいますが、わからないところは、生田さんに相談しながら作り上げています。ジュリエットは強い意志を持っている女性で、その部分を素直に演じていけたらと。稽古場ではダンスに衝撃を受けました。キャストもダンサーの皆さんも、エネルギーに溢れていて、すごい迫力ですから、楽しみにしていただきたいな。小池先生の演出は、細かく動きをつけてくださるので、わかりやすいのですが、最初は段取りを覚えるだけで必死でした(笑)。でも、自然に演技ができるように、これからどんどん稽古を頑張っていきたいと思っています。

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〈公演情報〉
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ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
原作◇ウィリアム・シェイクスピア
作・音楽◇ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出◇小池修一郎
出演◇古川雄大/大野拓朗、生田絵梨花/木下晴香、馬場徹/矢崎広、平間壮一/小野賢章、渡辺大輔/広瀬友祐、大貫勇輔/宮尾俊太郎 ほか
●2017年1/15〜2/14◎TBS赤坂ACTシアター
〈料金〉S席13,000円、A席9,000円、B席5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場(東京) 0570-077-039
●2017年2/22〜3/5◎梅田芸術劇場メインホール
〈料金〉S席13,000円、A席9,000円、B席5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800
〈公式サイト〉http://romeo-juliette.com




【取材・文・撮影/竹下力】









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傑作戯曲『スルース〜探偵〜』合同取材会レポート

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新納慎也、西岡馬、音尾琢真、深作健太

ヒッチコック監督の『フレンジー』、アガサクリスティ原作の『ナイル殺人事件』など、数々の映画脚本でも知られるアンソニー・シェーファーによる傑作戯曲『スルース〜探偵〜』が、パルコ・プロデュース公演として11月25日〜12月28日、新国立劇場・小劇場にて上演されるが、この作品の合同取材会が11月16日、東京・新宿区内の稽古場にて行われた。

本作品は1970年に書かれたサスペンスで、ロンドンとニューヨークでロングランを重ねたのち、71年にはトニー賞演劇作品賞やエドガー賞を受賞。72年にローレンス・オリビエ、マイケル・ケインの出演で映画化され、アカデミー賞3部門でノミネートされている。日本では73年に劇団四季によって初演され、その後も繰り返し上演されている傑作だ。
登場人物は、ミステリー作家のアンドリュー・ワイクと、その妻の浮気相手である若い男のマイロ・ティンドル。イギリス的ブラックユーモアとウィットの効いた会話によって進むストーリーは、虚実入り混じる騙し合いの中に数々の伏線を潜ませ、あっと驚くトリックと逆転に次ぐ逆転の連続という、サスペンスの醍醐味を存分に味わえる。

【STORY】
マイロ・ティンドルはある日、著名なミステリー作家のアンドリュー・ワイクから呼び出しを受ける。実はマイロは、アンドリューの妻とひそかに付き合っていたのだ。不倫の追及を受けるものと思っていたマイロだったが、アンドリューは「浪費家の妻にはほとほと困り果てていた」「私にも素敵な愛人がいる」と切り出し、自宅の金庫に保管している宝石を泥棒に扮して盗んで欲しいと言い出した。宝石には盗難保険がかかっているため、双方に利益があるという言い分であった。あまりにも虫の良い話だったが、金銭的に厳しいマイロはアンドリューの筋書きどおりに、珍妙な手順で宝石を盗み始めるが…。


【取材会インタビュー】

この日の合同取材会に登壇したのは、演出の深作健太、出演の西岡馬、新納慎也、音尾琢真の4名。西岡演じる老作家アンドリュー・ワイクと対峙するマイロ・ティンドルの役には、新納慎也(探偵バージョン)とTEAM NACSの音尾琢真(スルースバージョン)の2人がWキャストで挑む。新納と音尾はこの日が初対面。ダブルキャストという形でのキャスティングもそれぞれ初めてで、さらに実年齢でも同学年とあって、会見前から微妙な牽制が始まり、記者たちを沸かせる中で合同取材会は始まった。

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深作健太(演出)
僕自身大好きなこの『スルース』という作品を、十代の頃から尊敬している俳優の西岡馬さん、そして新納慎也さん、音尾琢真さんという素晴らしい方々とご一緒させていただき本当に嬉しく思います。日々白熱した稽古場で、芝居が育っていくのを実感しています。西岡さんの相手役は新納さん、音尾さんのWキャストですが、演出や衣装だけでなく根本的なキャラクターまで全て違うものになっています。上演時間もかわってくるのではないかというくらい、それぞれが違ったアプローチをしているので、それにより西岡さんの芝居も変わっています。稽古場では、まるで2人の俳優さんの格闘技を見ているような感覚で見守っています。本番をぜひ楽しみにしていてください。

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西岡馬
この『スルース』は、70 年代に映画を見てからずっとやりたいと思っていた作品です。ですが、なかなか実現されることなく年月がたってしまい、若い男マイロ・ディンドルの役はもう無理かなと諦め、老作家アンドリュー・ワイクの役でも実現させたいと思っていたところに、このお話をいただきました。神様からのプレゼントだと思っています。私の人生の中でこの役ができることが光栄と思うくらい熱が入っています。登場人物が少ない作品なので相手役が重要にですが、ぜひこの方でと思っていたおふたりと今回ご一緒することができ、幸せです。新納さんの公演と、音尾さんの公演、どっちがお薦めかをよく聞かれます。そのどちらもお薦めです!  違う作品だと思って楽しんでいただきたい。『スルース』とはずばり探偵という意味ですが、この舞台に探偵は出てきません。探偵はご覧いただく観客の皆さんなのです。探偵のように推理して、想像しながら見ていただきたいと思います。この作品はある女性を巡るお話で、それは私アンドリューの妻であり、おふたり(新納・音尾)にとっては愛人でもあるのですが、この女性も出てきません。でも、舞台に出てこないこの女性の姿形がお客さんの脳裏に浮かんで見えたら、この作品は成功だと思っています。ぜひ劇場に足をお運びください。

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新納慎也(W キャスト:探偵バージョン)
これまで大人数での芝居が多かったので、この作品のように少人数で、濃密な作品に出演してみたいと思っていたのです。でも、稽古の顔合わせの時に西岡さんが、僕が演じるマイロ・ディンドルをずっとやりたいと思っていたと聞いて、プレッシャーで逃げ出そうかと思いました(笑)。W キャストでの出演は初めてで、W キャストってどんな気持ちなんだろう?と想像していましたが、こんな気持ちなんだと最近は実感しています。でも説明できません!(笑)在稽古が真っ最中で、毎日楽しくて叫びたいくらいで、細胞が生き生きしている感じがします。この傑作推理劇の引き込まれる展開を、ぜひ新国立劇場の濃密な空間で、同じ空気を吸いながら感じてほしいと思います。ただ、僕の演じる探偵ーバージョンを見に来て「面白い」と思ってくれたお客さんは、音尾さんの演じるスルースバージョンも見に行けますよね。でも、その逆はできないのです……スルースバージョンが面白くても、もう探偵バージョンは観れない! ですから、後悔しないためにも探偵バージョンを先に見ておく方がいいと思いますよ(笑)。

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音尾琢真(W キャスト:スルースバージョン)
新納さんと同じく、僕もWキャストは初めてです。西岡さん、新納さんは先に稽古に入っていて、すごく不安なのでとりあえず台詞だけは早く覚えようと頑張って覚えたら、最初の稽古で皆さんにすごく褒めてもらえたのです! ところが、音尾は大丈夫だと思われたのか、逆に稽古日数を減らされてしまいました。制作スタッフの皆さん、大丈夫じゃないです!(笑) 濃密な稽古を僕にもさせて下さい!(笑)新納さんは今日が初対面ですが、同じ役を演じる同士、そして同じ歳ということでますますライバル心が芽生えています! お互いの本番を見るか、稽古を見るかなど探り合っていたら、西岡さんが「見ちゃえばいいんだよ!相手の良いトコ取りすれはいいんだよ!」とおっしゃっていました(笑)。そんな西岡さんですが、僕と新納さんそれぞれを相手に稽古する超人であり、大きな器で受け入れてくれる懐の深い、怪物のような俳優さんです。必ず最高の作品になると思うのでぜひご覧ください。


〈公演情報〉
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パルコ・プロデュース公演 
『スルース〜探偵〜』
作◇アンソニー・シェーファー  
演出◇深作健太
出演◇
探偵バージョン/西岡馬 新納慎也、
スルースバージョン/西岡馬 音尾琢真(TEAM NACS)
●11/25〜12/28◎新国立劇場・小劇場
●2017/1/14◎福岡 ももちパレス(スルースバージョン)
●2017/1/16◎名古屋 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(スルースバージョン)
〈お問い合わせ〉パルコ・ステージ・インフォメーション 03-3477-5858(月〜土11:00〜19:00/日・祝11:00〜15:00)




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いよいよ開幕! Dステ 19th『お気に召すまま』本番直前、快調な稽古が進む稽古場レポート

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「こんなに笑えるシェイクスピアは初めて」と好評を博してきた青木豪演出による、Dステのオールメール・シェイクスピアシリーズ、第3弾として登場する、『お気に召すまま』が、10月14日〜東京・本多劇場で上演される(30日まで。のち、11月12、13日、山形・シベールアリーナ、11月19日、20日、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールでも上演)。

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シェイクスピア喜劇の中で最も幸福な物語とも言われる『お気に召すまま』を、青木豪がDステに合わせて、ここにしかない笑いを取り入れた上演台本と、演出で組み立てるとあって、その面白さは保証つき。たくさんの恋が交錯する、胸キュンもののハッピーストーリーが構築されている。最終版を迎え、きっちりと組まれたセットの中で進められていた稽古は、テンポよく、それでいて綿密な、1つの台詞、1つの動きを丹念に繰り返しながら続いていた。

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この日は、俳優集団D-BOYSの若手の出演者を中心に、アーデンの森の中でのシーンの稽古が行われていた。高慢な女羊飼いフィービー(山田悠介)に恋する羊飼いのシルヴィアス(大久保祥太郎)、2人の掛け合いが楽しい。特段声を高く作ったりはしていないのに、山田はきちんと仕草と存在感で、高飛車な女性を演じているし、彼女にメロメロの役どころの大久保が、ひたすら後を追う姿はまるで、いたいけな子犬のよう。強気の女性と、言われっぱなしの男性というのは、今の時代にも通じるものを感じさせるカップルだ。

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そんなフィービーが、従兄弟のシーリア(西井幸人)と羊飼いのコリン(三上真史)を連れた、男装のロザリンド(前山剛久)にやりこめられ、一目惚れしてしまう展開がまた面白い。演出の青木豪は、フィービーの変化を的確なアドヴァイスで確認。数回の稽古が繰り返されるごとに、確実に台詞の間合いがよくなり、動きが締まってくることに、本番への期待が掻き立てられる。

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そこから、場面は、旅人のジェイクイズ(加治将樹)、ロザリンド、シーリアらのやりとりを経て、いよいよオーランドー(柳下大)がアイドルのようにポーズを作って登場する。
柳下には軽やかさと同時に、稽古場でもキラキラしたスター性があって、目を惹きつけられる。オーランド―が、男装のロザリンドを当の本人だとは気づかずに、愛の告白の練習相手になってもらっているという、如何にもシェイクスピアらしい展開だが、そこにDステならではの軽やかさがあるのが、作品をよりPOPで、ロマンチックなものにしている。

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ロザリンドの前山は、結婚式の真似事にも、実は大いにときめいている恋する娘心を闊達に表現。シーリアの西井も、扮装写真のビジュアルの愛らしさに驚いたが、揃いのTシャツ姿でも、座り方、扇のあしらいなど、堂に行った女役ぶり。オールメールによる今回の上演が、シェイクスピア没後400年のメモリアルイヤーに相応しいレベルの高さと、楽しさを持っていることを確信した。

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特に、青木の演出が丁寧で、決して声を荒げることもなく、朗らかでいて粘り強いものだし、それに応える役者陣も真剣そのもの。出番を待つ、遠藤雄弥、牧田哲也が稽古を見つめる目も真摯で、本番に向け、ラストスパートにかかっている全員の熱気が感じられる時間となっていた。

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【青木豪インタビュー】

そんな作品を構築している演出家青木豪が、Dステ 19th『お気に召すまま』の、Dステならではの見どころや、最も大切にしているポイントなどを語ってくれた。
 
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──Dステの為に書かれた『お気に召すまま』の上演台本のポイントを教えてください。
基本的にメインどころ以外は、ほぼ皆2役以上をやっている、そこが今回の一番のウリです。『お気に召すまま』という作品は、宮廷部分と森に行ってからの大きく2つに分かれているので、原典は両者を結構行ったり来たりするのですが、上演台本の方は、極力最初は宮廷、後は森という風に分けてしまっています。その中で宮廷サイドと森サイドとで、全員2役以上やるというところが、彼らのために作ったポイントですね。シェイクスピアは『真夏の夜の夢』もそうですけれど、森に行ってから人間性を取り戻していくところがあるので、1人の人間の演じる二面性のようなものが出ればいいなと思って、キャスティング、上演台本と作っています。
──特にここが見どころというところはどこですか?
全体的になるべく笑いを多くしています。こういうことを言うのも、とも思いますが、でもどの『お気に召すまま』よりも笑いは多くしてありますので、お客様に笑って頂けたら嬉しいなと思っています。
──実際に稽古場で感じる手応えはいかがですか?
結構良いと思います。などと言って調子に乗り過ぎてもいけないので、控えめに言おうと思いながら(笑)、でもお客様にお金を払って観て頂く以上、自信を持ってお観せできるものにしないといけないので、順調に仕上がっています。

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──一番のポイントだという、2役の部分も効果的に機能していますか?
上手くいっています。今までもD-BOYSでシェイクスピアをやらせてもらった時に1人3役くらいやってもらっているんです。それは以前、翻訳家の松岡和子さんとお話させて頂いている時に、『リチャード三世』でアン王女が最初に出て来て、次に出てくるまでにすごく時間がたって、やっと出てきたら死んでいるのは何故なんだろう?と申し上げたら、「あれは他の役をやっているんです。香盤表を作るとわかりますよ」と言われたんです。それで今回『お気に召すまま』にはかなり小さな役が多いので、これ香盤表作ったらどうなるんだろう、と思って作ってみたら、確かに2役、3役やってもらって、なるべく少ない人数で上演すると、皆が色々な形で出てくるのが面白いなと。皆が演じ分けることを楽しんで頂けるのではないかと思っています。
──シェイクスピアもきっとこうしていたであろう、という読み解きですね?
そうですね。
──ますます楽しみが広がりますが、最も大切に伝えたいのはどんなところですか?
人を好きになるのは、すごく素敵なことだというのをメインに持っていきたいんです。これからの最終盤の稽古で、キュンと切なくなるところをどこまで盛り上げられるか。もうひとついけるぞ!と思っています。
──登場人物が盲目的な恋をしている人たちですよね。
しかもだいたい一目惚れなんですよね、皆。たいした理由はないんです(笑)。
──でもだからこそ良いんでしょうね。
そうだと思います。全員運命的に恋しているのがね。
──では、楽しみにされているお客様にメッセージをお願いします。
2時間ちょっとの間、劇場にきて楽しかったなと思ってもらえるように一生懸命作っています。色々なことを忘れて2時間楽しみたいなと思っていらっしゃる方是非、是非、劇場に来てください。出演者がとっても生き生きとやってくれているので、ご覧になったらきっと元気が出ると思います。純粋に「人を好きになることは素敵だ」ということを真ん中に置いてやっているので、是非楽しんで頂けたらと思います。
 
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〈公演情報〉
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Dステ 19th『お気に召すまま』
作◇ウィリアム・シェイクスピア
翻訳◇松岡和子
演出・上演台本◇青木豪
音楽◇笠松泰洋
出演◇柳下大、石田圭祐、三上真史、加治将樹、西井幸人、前山剛久、牧田哲也、遠藤雄弥、松尾貴史、鈴木壮麻、大久保祥太郎、山田悠介(台本の登場順)
●10/14〜30◎東京・本多劇場 
●11/12、13◎山形シベールアリーナ
●11/19、20◎兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
〈料金〉7,000円 召しませシート6,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉ワタナベエンターテインメント 03-5410-1885(全日11:00〜18:00)



【取材・文・撮影/橘涼香】


『イン・ザ・ハイツ』横浜公演




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小日向文世・秋山菜津子・安田顕らの『DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱』最新稽古場レポート到着!

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9月10日からアヤド・アフタル作の『DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱』が世田谷パブリックシアターにて上演される。
本公演は、2013 年、ピュリッツアー賞の戯曲部門で受賞し、2015年にはトニー賞ベストプレイ賞にもノミネートされ、ニューヨーク、ロンドンを震撼させた話題作で、演出は現代演劇界の重鎮、栗山民也で、今回が日本初上演となる。
「disgraced」は「辱める、地位や名誉などを失わせる」の意味。現代アメリカを舞台に、パキンスタン系アメリカ人の男と白人の妻、ユダヤ人の男とアフリカ系アメリカ人の妻という異なる背景をもつ4人が揃ったホームパーティーで、それぞれの信仰と社会政治の言葉の応酬はやがて驚くべき結末に繋がり、会話の表面から露呈される「人間の本質」を描く。


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【ストーリー】
 
彼は自分が成功者だと信じていた。だが、最後に掴んだものは……!
ニューヨークの高級アパートメントに暮らすアミール(小日向文世)はパキスタン系アメリカ人、企業専門の弁護士事務所に所属する優秀な弁護士だ。妻のエミリー(秋山菜津子)は白人の画家。ある日、アミールの甥エイブ(平埜生成)が訪ねてくる。エイブはアミールに、自分たちの指導者が逮捕されたので助けてほしいと訴えに来たのだ。拒否するアミール、だが妻のエミリーは助けるべきだと主張する。結局、審問に立ち合い、人生の歯車が狂いだす。ある夜アミールと同じ事務所で働く黒人弁護士ジョリー(小島聖)と、その夫でホイットニー美術館のキュレーター、ユダヤ人のアイザック(安田顕)が訪ねてくる。画家でもあるエミリーの作品がホイットニー美術館に展示されるお祝いのホームパーティだった。誰もが、成功を掴んだと思っていた、しかし、最後に掴んだものは……

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【稽古場レポート/都内稽古場より】

8月中旬、舞台「ディスグレイスト-恥辱」の稽古場。この日は、第三幕・パキスタン系アメリカ人の弁護士・アミール(小日向文世)のアパートメントで彼の白人妻、画家・エミリー(秋山菜津子)のホイットニー美術館での展示決定を祝うパーティーの場面。彼女の絵を招聘したのは、白人のユダヤ人キュレーター・アイザック(安田顕)。パーティーの参加者は彼らに加え、アミールと同じ事務所に所属するアフリカ系アメリカ人弁護士・ジョリー(小島聖)。平穏と成功の中から稽古はスタート。稽古場にはピリリとした空気が流れる。演出・栗山民也によって創り出される舞台上の“フィクション”が、大がかりな場面転換の無い構成も相まって、自らもパーティーの参加者であるような“リアル”な感覚として、脳内に入り込んでくる。

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物語は、アミールの甥・パキスタン生まれのアメリカ人・エイブ(平埜生成)が持ち込んだとある相談から動き始める。ひとたび狂った歯車は、水面に投げ入れた小石のように波紋を広げ、いつしか全員を巻き込む荒波と化していく。一言、また一言と放たれるたび、引き返せたはずの瞬間を誰も気づかぬまま通り過ぎ、取り返しのつかない荒波と化していく。立場が違えば本来異なるはずの「正義」の定義が共通のものとしてこの世界を覆っている現実の「嘘」が、舞台上で曝け出されていく。胸をえぐられるような感覚になる。男性と女性、イスラムとユダヤ、白人と有色人種。舞台上に、スピード感を持って世界の縮図が映し出される。本作のキャッチコピー「日本を代表する俳優陣が挑む!」に恥じぬ重厚な雰囲気は、開幕までまだ数週間ある稽古からも感じられた。

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〈公演情報〉
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『DISGRACED/ディスグレイスト −恥辱』
作◇アヤド・アフタル
訳◇小田島恒志・小田島則子
演出◇栗山民也
出演◇小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成
●9/10〜-25◎世田谷パブリックシアター
〈料金〉 S席8,800円 A席7,800円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
●9/27◎日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
●9/30〜10/2◎兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
公式サイト:www.disgraced-stage.com


【撮影/矢野智美】




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