稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『ハンサム落語第十幕』

レビュー速報

ファン待望のシリーズ第二弾! 舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』開幕!

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東京・サンシャイン劇場にて、舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』が9月22日に初日を開けた。それに先駆けて公開ゲネプロと囲み取材を開催された。

『文豪ストレイドッグス 黒の時代』は、架空の都市[ヨコハマ]で、歴史に残る文豪たちが繰り広げる異能力アクションバトル漫画で、2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)により連載が開始され、コミックスはシリーズ累計500万部を突破するほどの大人気作品。ファン待望の舞台化第二弾となる今作で描かれるのは、TVアニメ第2シーズンの13〜16話で放送されたスピンオフドラマで、ファンの間で熱狂的な人気を誇るエピソード「黒の時代」。太宰治が武装探偵社に入社する前、「ポートマフィア」の最年少幹部だった時代の物語。

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【STORY】
常人ならざる「異能」の力を持ちヨコハマの裏社会に巣食う悪虐の徒、その名は「ポートマフィア」。
最年少幹部・太宰治、下級構成員・織田作之助、秘密情報員・坂口安吾。
階級を重んじる組織にありながら立場を越えて交わる3人は、仄暗いバーのカウンターに肩を並べ今夜もグラスを傾ける。
あの日、ひとりが消息を絶つまでは……。
男は何を求めてマフィアとなり、何を失い訣別したのか?
胸襟を開かぬ彼らに代わり一葉の写真が物語る。黒の時代、闇の中に光る“何か”を。
これは、まだ太宰治が「武装探偵社」に入社する前の話である――。

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【配役表】
織田作之助谷口賢志
太宰 治多和田秀弥
坂口安吾荒木宏文
ジイド林野健志
森 鴎外窪寺 昭
エリス大渕野々花
広津柳浪加藤ひろたか
種田山頭火熊野利哉
江戸川乱歩長江崚行

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【囲みインタビュー】

囲み取材には、初演に続いて演出を手掛ける中屋敷法仁、出演の谷口賢志、多和田秀弥、荒木宏文が登壇した。

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中屋敷法仁、多和田秀弥、谷口賢志、荒木宏文
 
中屋敷法仁(演出)
「黒の時代」では、大人のムード、大人の魅力や余裕のある貫禄のある演技を魅せたい作品です。原作がとても奥深いので、それをどう演劇的な作品としてどう見せていくか、試行錯誤しました。アニメや小説は平面なので、舞台では、より3次元的に劇空間を見せたかった。俳優たちがすごく魅力的なので、いろんな演出を付けたくなりました。背中を見たいなと思ったり、今度は横顔を見たくなったり、いろんな表情を見たくなる方ばかりです。舞台「文豪ストレイドッグス」という作品は、アニメ・漫画・文学作品、そして演劇作品という四方向の視点から楽しめる作品だと思っています。ぜひ俳優たちの生きざまを劇場に観に来てください。

谷口賢志(織田作之助役)
稽古中にも、舞台の音響さんや照明さんが色々と説明しに来てくださったので、舞台のセットや動きのイメージができたので、ゲネプロもスムーズに演技ができました。「文豪ストレイドッグス」はとても人気のある作品で、その中でも人気のエピソード「黒の時代」をやるということ、いろんな覚悟をもって、作品に取り組んできました。稽古中、中屋敷さんと(脚本の)御笠ノさんの首を絞めてやろうか!というくらい追い込まれていました(笑)。でも俳優は追い込まれるの好きなんですよね。演じ終えて、バタンと倒れこんでしまうくらい。そんな作品に出合えたことが幸せです。『小説を書く事は、人間を書く事だ』というとても好きなセリフがあるのですが、演劇も同じ、人生を書く事だと思いました。
「黒の時代」は“エピソード0”です。原作を知らなくても、前作を観ていなくても楽しめます。ぜひ劇場に足を運んでください。心よりお待ちしております。

多和田秀弥(太宰治役)
劇場で実際に演じてみて、文ステの世界観が増してきたなと感じています。いい緊張感で初日を迎えられそうです。劇中で、例えば風が吹いているという1つの表現もとても演劇的で、アンサンブルの方々の指先まで使ったダンスで表現されています。僕は第一弾から出演させていただいているので、文ステの空気感は「あぁこれだった!」と懐かしくもありました。第二弾では谷口さん、荒木さんという、背中を預けたくなる2人の先輩がいたので、自由にのびのびと気負いすぎずに、ちゃんと18歳の太宰を生き抜きたいです。今回の太宰は包帯をして片目で、第一弾の太宰は両目だったので、これも黒の時代を表現するには大事なアイテムでした。前作との違いも楽しんでいただけると思います。畳み込むシーンが多く、前作につながる物語なので、このシーンがこういう風に繋がっていくんだ、と発見していただけると嬉しいです。

荒木宏文(坂口安吾役)
稽古の段階から準備をたくさんしてきたので、場当たりもスムーズで、キャストにも余裕があって、ゲネプロでは冷静に周りを見ながら演技ができました。冷静になれたので、本番でどうお客さんに訴えられるかを模索することもできました。中屋敷さんの演出はとてもお客さんに親切だと思います。見やすい演出はもちろんですが、観た人が自分なりの答えを見つけられるように、舞台のセットや照明、演出などから色んなきっかけを作ってくれているんです。答えを提示するのではなく、答えを見つけるヒントを出してくれる感じです。この作品はショーとして創り上げられていて、文学的な部分の深みもあり、原作を好きな方にも、初めて観た方にもいろんな発見があります。ぜひ劇場で、この空気感や匂いを味わって欲しいです。

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〈公演情報〉
舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』 
原作◇テレビアニメ「文豪ストレイドッグス」 
演出◇中屋敷法仁 
作◇御笠ノ忠次 
協力◇朝霧カフカ・春河35 
出演◇谷口賢志 多和田秀弥 荒木宏文 
林野健志 窪寺 昭 大渕野々花 加藤ひろたか 熊野利哉 長江崚行 ほか 
●9/22〜10/8◎サンシャイン劇場
〈お問い合わせ〉インフォメーションダイヤル 03-5793-8878(平日13:00〜18:00)
●10/13・14◎森ノ宮ピロティホール
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)
〈料金〉8,300円円(全席指定・税込)
〈公式サイト〉http://bungo-stage.com/ 
 
【ライブビューイング 開催!(大千穐楽公演)】
2018年10月14日(日)17時上映開始:全国33カ所の映画館にて 
料金/3,500円(全席指定・税込)

 
(C)舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」製作委員会




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6月公演からさらにパワーアップ !乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』9月公演が開幕!

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TBS赤坂ACTシアターにて、乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』9月公演が、21日に開幕した。公演に先駆けて、「Team STAR」のゲネプロが行われた。
 
2018年6月と9月に上演の乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、乃木坂46から選抜された10名が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じるほか、同じく乃木坂46のメンバーである白石麻衣が、セーラームーンの前世の母親であるクイーン・セレニティとして、スペシャル映像で友情出演していることも話題になっている。
9月公演では、6月公演を経て演出が進化している他、終演後のスペシャルライブショーは6月公演で披露した「ラ・ソウルジャー」「ムーンライト伝説」、本編のクライマックスで4守護戦士が変身ペンを投げ出す前にうさぎへの想いを歌う印象的なオリジナルナンバー「運命の貴女へ」に加え、バンダイ版ミュージカルで歌われていた「ソーラーミラクルメイクアップ」を含む全6曲となっている。

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【STORY】 
月野うさぎはちょっとドジで泣き虫だけど、元気いっぱいの中学2年生。
ある日、人間の言葉を話す黒猫のルナと出会い、愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーンに変身することに!うさぎには仲間を集めて、"幻の銀水晶"とプリンセスを探し出し、護る使命がある。
一方、ダーク・キングダムの女王クイン・ベリルも、無限のパワーを持つ"幻の銀水晶"を手に入れるべく、うさぎたちの住む街に四天王を送り込み、奇怪な事件を起こしていた…。
ダーク・キングダムの野望を打ち砕くため、5人のセーラー戦士たちが今、時空を越えた戦いに挑んでいく——!

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出演◇             【Team MOON】 【Team STAR】
セーラームーン/月野うさぎ 山下美月(乃木坂46) 井上小百合(乃木坂46)
セーラーマーキュリー/水野亜美 伊藤理々杏(乃木坂46)  渡辺みり愛(乃木坂46)
セーラーマーズ/火野レイ      高山一実(乃木坂46)  寺田蘭世(乃木坂46)
セーラージュピター/木野まこと  能條愛未(乃木坂46)  梅澤美波(乃木坂46)
セーラーヴィーナス/愛野美奈子  樋口日奈(乃木坂46)  中田花奈(乃木坂46)
大阪なる    山内優花
海野ぐりお 田上真里奈
ルナ(操演) 松本美里/若狭博子
クンツァイト  安藤千尋
ゾイサイト 小嶋紗里
ネフライト Shin
ジェダイト 武田莉奈
河本麻祐子 鏑木真由  齋藤久美子  倉知あゆか  渡邉 南  光岡茉美
クイン・ベリル 置成実
タキシード仮面/地場 衛   石井美絵子
映像出演◇クイーン・セレニティ  白石麻衣(乃木坂46)

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【スペシャルライブショー開催】
終演後、すべての公演でスペシャルライブショーを開催する。『美少女戦士セーラームーン』関連のナンバーを披露する予定。

【千秋楽のライブ・ビューイング開催】
千秋楽のライブ・ビューイング開催&TBS チャンネルでの生中継を実施!  
「Team MOON」「Team STAR」それぞれの千秋楽を、全国各地の映画館とTBSチャンネル2での生中継を実施!
会場:全国各地、及び香港・台湾の映画館
チケット料金(日本国内)3,600円(税込/全席指定)
詳細はこちら(日本国内) http://liveviewing.jp/nogizaka-sailormoon/

〈公演情報〉
乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』9月公演
原作◇武内直子(講談社刊)
演出◇ウォーリー木下
 ●9/21〜30◎TBS赤坂ACTシアター
〈料金〉S席9,800円  A席6,800円 (前売・当日共/全席指定・税込)立見券 6,800円 (前売・当日共/税込)

(c)武内直子・PNP/乃木坂 46 版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会






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劇団チョコレートケーキの古川健の新作を高橋正徳が演出、文学座公演『かのような私 -或いは斎藤平の一生-』上演中!

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文学座アトリエの会では「新しい台詞との出会い―戦後再考」をテーマに、近年演劇界で注目されている劇団チョコレートケーキの古川健の新作『かのような私 -或いは斎藤平の一生-』を上演中だ。(9/7〜21@文学座アトリエ、そののち八尾市と可児市でも公演)

あさま山荘事件、大逆事件、ナチスなどシリアスな社会的な事象をモチーフとした人間ドラマを、鋭い目線で濃密に描く古川健の脚本を、文学座の高橋正徳が演出。2人のタッグは、昨年11・12 月に上演され、好評を博した水戸芸術館ACM 劇場プロデュース『斜交〜昭和40 年のクロスロード』に続いて2度目となる。

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【Story】
1948年(昭和23年)12月23日。皇太子(今上天皇)の誕生日であるこの日、東条英機をはじめとしたA級戦犯が処刑された同じ日に、東京の教育者一家・斎藤家に待望の第一子が誕生する。平和な時代に生きて欲しいという思いを込めて平(たいら)と名付けられた。高度経済成長、学生運動、バブル、不況、震災・・・昭和、平成、そして未来を懸命に生きた男の一代記。

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戦後73 年目となる今年――。戦後に生まれ昭和、平成そして未来へと移りゆく時代を生きる、斎藤平。一人の“男の一生"の物語を、まもなく竣工70年を迎える文学座アトリエにて浮かび上がらせる舞台だ。
主人公の斎藤平は亀田佳明が演じ、その祖父に関輝雄、両親役に大滝寛と塩田朋子、妻役に大野香織、息子夫婦に池田倫太朗と梅村綾子、そのほかベテランから若手まで文学座の実力派が顔を並べている。

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高橋正徳(演出)コメント】
アトリエの会が〈戦後再考〉というテーマで企画募集された時、真っ先に古川健さんの名前を思い浮かべた。古川さんは僕と同世代同い年の(1978年・昭和53年東京生まれ)劇作家で、自身の劇団では主に歴史的な出来事をモチーフに芝居を書き下ろし演劇界から高い評価を得ている。大正天皇の皇后を描いた「治天ノ君」浅間山荘事件をモチーフにした「立て、飢えたるものよ」大戦中のヒトラーとナチスドイツの「熱狂」などである。どれも緻密な取材から得られた情報を再構築し物語に昇華してきた。私との仕事は今回で2 回目である。最初は水戸芸術館主催公演で「斜交」という、吉展ちゃん事件をモチーフにした芝居でタッグを組んだ。吉展ちゃんを誘拐した犯人と、警視庁の刑事との取調室での10日間を描いた密室劇である。
とにかく古川さんは歴史に執着する。執着し調べ尽くして、そこから物語を捻り出す。だからこそ今年のアトリエの会が掲げるテーマに相応しいのだ。
『かのような私‐或いは斎藤平の一生-』は斎藤平の一代記です。1948 年・昭和23 年12 月23 日に生まれた男が戦後日本をどう生きてきたのか。数十年に渡る斉藤家という一つの家族の姿を通して見える日本。戦後人々はどのような足跡を残し、そして日本の未来に何を見るのか・・・
ご期待下さい。

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〈公演情報〉
kanoyouna_b_p_ol_inc最終稿トンボなし
 
文学座9月アトリエの会
『かのような私 -或いは斎藤平の一生-』
作:古川 健
演出:高橋正徳
美術:乘峯雅寛
出演:関 輝雄、大滝 寛、川辺邦弘、亀田佳明、萩原亮介、池田倫太朗、江頭一馬、川合耀祐、塩田朋子、梅村綾子、大野香織、田村真央
●9/7〜21◎信濃町・文学座アトリエ
〈料金〉前売4,300円 当日 4,600円 ユースチケット2,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケット専用ダイヤル 0120−481034
〈劇団HP〉http://www.bungakuza.com
●9/24◎八尾市文化会館プリズムホール
●9/27・28◎可児市文化創造センター・小劇場


【写真提供/文学座 撮影/宮川舞子】



チケット最大70%OFF!


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大人気コミック『最遊記』シリーズの最新作『最遊記歌劇伝ー異聞ー』上演中!

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峰倉かずやの大人気コミック『最遊記』(一迅社刊)シリーズの舞台化として人気の『最遊記歌劇伝』。初演は08年、以来5作を重ねて、今回は約3年ぶりに待望の新作『最遊記歌劇伝ー異聞ー』と銘打って、東京ドームシティ シアターGロッソにて9月4日から上演中だ。(9日まで)

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【あらすじ】
舞台は『最遊記』本編から少し遡り、桃源郷随一を誇る修行寺・大霜寺。
その地では「三蔵法師」の継承権を得るため、修行僧達が命を賭して苦行に立ち向かっていた。
その中に、若かりし頃の光明三蔵・峯明がいた――。
いざ往かん、十とひとつの修羅の道。

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【キャラクター紹介】
本作の主人公で若かりし頃の光明三蔵法師:峯明(ほうめい/田村 心)
真面目な体育会系:桃醍(とうだい/小沼将太)
一ノ班唯一の妖怪:玄灰(げんかい/深澤大河)
常に冷静な優等生:青藍(せいらん/古谷大和)
義理人情に熱い男気キャラ:道卓(どうたく/前川優希)
負けず嫌いなナルシスト:蝶庵(じょうあん/二葉 勇)
陽気なムードメーカー:丸福(がんぷく/月岡弘一)
元チンピラ:抄雲(しょううん/齋藤健心)
熱血過ぎてアツくるしい男:義兆(ぎちょう/福井将太)
口やかましい秀才:隆善(りょうぜん/谷戸亮太)
鬼教官:待覚法師(じかくほうし/うじすけ) 
光明三蔵法師(こうみょうさんぞうほうし/三上 俊)
烏哭三蔵法師(うこくさんぞうほうし/唐橋 充)
  
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これまでの『最遊記歌劇伝』は、玄奘三蔵一行の旅とその成長が描かれていたが、今回は玄奘三蔵の師にあたる光明三蔵の若い時代、峯明の青春を通して、「三蔵法師」への厳しい修行の様子が描かれる。コメディタッチの場面もあれば、真面目な修行場面もあり、最後は彼らが試される激しいアクションやパフォーマンスもあって、見どころ満載の舞台となっている。

【挨拶】

初日を前に囲み取材とゲネプロが行われ、田村 心をはじめとするキャスト一同が出席して、それぞれ挨拶した。

フォトセッション写真
谷戸亮太 福井将太 うじすけ 
三上 俊 唐橋 充
月岡弘一 二葉 勇 深澤大河 田村 心 小沼将太 古谷大和 前川優希 齋藤健心

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唐橋 充(烏哭三蔵法師役) 
私は最初から出させていただき、今回は「異聞」というかたちで、また別の若い子たちのラインができるということで、『最遊記歌劇伝』の新しいラインができたらいいなと。そして峰倉作品が語り継がれていったらいいいなと思っていたんですけど、稽古をしてくる中で、これ絶対評判良いだろうなと、太い源流がこの先も続いていくんだろうなと思っています。

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三上 俊(光明三蔵法師役)
唐橋さんもおっしゃっていたように、「異聞」という新たな『最遊記歌劇伝』の扉が開いたなと。でも本編がなくなるわけではなく、こういう形でも続いていってほしいですし、本編も続けていけたらと。その手応えを僕らも持っていますので、必ず楽しんでもらえると思います。

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うじすけ(待覚法師役)
今回、新しいキャストの皆さんのおかげで、まったく新しい作品に生まれ変わりました。ただ、今まで出ていたメンバーもいるので、その良いとこ取りで、良い作品にしたいと思っています。

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谷戸亮太(隆善役)
見どころは、若い皆さんが一生懸命汗だくになってやってますので、(唐橋から「ほんとそれ。それが本当にいいのよ。キラキラしてて」)そうなんですよね、ただそれに混じってる自分が(笑)。いや、一生懸命がんばります。元気いっぱいでお届けしたいと思います。
 
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福井将太(義兆役)
このキャスト、このスタッフで熱き闘魂を、嫌と言われてもお客様に届けたい思っておりますので、最後までしっかりやって参ります。

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齋藤健心(抄雲役)
この『最遊記歌劇伝』を新たに繋いでいって、また新しい歴史を作っていけたらなと思っております。汗をかいて、全力で、魂を込めてがんばります。
 
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月岡弘一(丸福役)
かなり熱い作品となっております。この暑い夏をさらに熱くする「熱い熱い作品」ですので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

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二葉 勇(蝶庵役)
稽古の顔合わせのときに、作・演出の三浦香さんから「この作品で青春してほしい」と伝えられまして、キャストも年の離れた人もいますが、一丸となって青春できる熱い作品になりました。皆さまの想像以上の熱い作品になっていると思いますので、ぜひそこも注目していただいて楽しんでいただければと思っています。
 
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前川優希(道卓役)
この『最遊記歌劇伝』という作品の内容は、三蔵法師を目指して、生きるか死ぬかみたいな厳しい状況で生きている人たちのお話ですが、現代ではなかなかその状況は少ないのですが、その中で、青春を感じられるシーンや、どこか懐かしいと感じる場面では思い当たったり、共感していただける作品になっているのではないかと思います。精一杯がんばります。

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古谷大和(青藍役)
修行僧という役ですが、稽古中は修行みたいなもので、正直すごく大変で、辛い日もありましたが、修行僧たちが三蔵法師になるために突き進んでいく物語だとしたら、我々キャストは今日の本番から千秋楽を迎えるまでが、修行僧たちが三蔵法師になることに近いのかなと思い、そういう気持ちでここまで来ました。自分たちががんばっている姿を沢山の方々に観てもらえたらいいなという想いを噛みしめて1日1日過ごしたいと思います。

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深澤大河(玄灰役)
『最遊記歌劇伝』の先代たちの熱い思いを受け継いで、今回は唯一の妖怪役なのですが、今までの全ての妖怪たちの全ての思いを込めて、この玄灰役をやらせていただきます。 

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小沼将太(桃醍役)
『最遊記歌劇伝』という長く続いてきた舞台で、今回は「異聞」という別ルートの作品で、『最遊記歌劇伝』の雰囲気と「異聞」の雰囲気を皆さまに届けられるように、これからのステージを全力でがんばっていきます。

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田村 心(峯明役)
稽古が本当に修行のような日々で、本番が始まる今日からが本当の修行が始まるなと思っております。来ていただいたお客様に絶対に何かを届けるんだという気持ちと責任を忘れずに、最後まで駆け抜けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。
 
〈公演情報〉 
『最遊記歌劇伝−異聞−』チラシビジュアル
『最遊記歌劇伝−異聞−』
原作◇峰倉かずや『最遊記異聞』(一迅社刊)
脚本・演出◇三浦 香
出演◇田村 心、小沼将太、深澤大河/
古谷大和、前川優希、二葉 勇、月岡弘一、齋藤健心、福井将太、谷戸亮太、うじすけ
/三上 俊、唐橋 充
アンサンブル◇寿也、田中大地、和久井大城、田頭和樹、松田一希、飯田寅義、白石裕規
●9/4〜9◎東京ドームシティ シアターGロッソ
〈料金〉お月見シート12,000円 桃源郷シート10,000円 指定席6,900円(全席指定・税込)    
※お月見シート非売品特典グッズ付き・ステージエリアの一部を客席として解放した特別席
※桃源郷シート非売品特典グッズ付き・前方エリア席
〈お問い合わせ〉CLIE 03-6379-2051(平日 11:00〜18:00)
info@clie.asia

c 峰倉かずや・一迅社/最遊記歌劇伝旅社 2018  



【構成・文/榊原和子 撮影/鏡田伸幸】





えんぶ最新号


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萩原聖人、植田圭輔、細見大輔、ラサール石井で極上の伊坂ワールド!『死神の精度〜7Days Judgement』上演中!

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伊坂幸太郎の代表作の1つを舞台化した『死神の精度〜7Days Judgement』が、8月30日に東京・あうるすぽっとで開幕した。(9月9日まで。その後、岡山、愛知、兵庫、山形、宮城、岩手公演あり)
 
伊坂幸太郎の同名小説の舞台化で09年に初演。和田憲明が脚本・演出を手がけ、伊坂ワールドのみごとな演劇化として、原作ファンからも演劇ファンからも圧倒的な好評を得た。今回は9年ぶりに再演で、和田が再び演出を担当している。
主人公の死神・千葉には萩原聖人、前回から引き続きヤクザの藤田はラサール石井、藤田を慕う若いヤクザの阿久津には2.5 次元舞台や舞台『火花』で注目の植田圭輔、もう1人の死神は演劇集団キャラメルボックスを経て声優にもフィールドを広げている細見大輔が演じている。

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【あらすじ】
主人公は死神。その姿は毎回、「仕事」がしやすいように設定されている。
仕事とは、「死」を実行される対象となった人間を1週間、つまり7日間調査し、その実行が「可」か「見送り」か判断し報告する。調査員の死神は、実行がどのような形でなされるかを知らないが、8日目、死神はそれを自ら確認する。そうして、死神の1つの仕事が終わる。
調査と言ってもたいそうなことではない。1週間前に相手に接触し、2、3度話を聞くだけ。判断基準は個々の裁量にまかされているが、よほどのことがない限りは「可」の報告をすることになっている。 
死神たちは人間やその死には興味がないが、人間界のミュージックはこよなく愛している。これは死神に共通して言えることで、CDショップに行けば必ずといっていいほど他の死神と出会うことが出来る。
主人公である「死神」が仕事のために人間界へ赴くと必ず雨が降っており、彼は青空を見たことがない。
今回、彼が担当するのは、藤田という中年の男だった。事前に渡された情報によれば「ヤクザ」ということらしい。死神の千葉(萩原聖人)は指令を受けてヤクザの藤田(ラサール石井)のところにやってきた。今回の千葉の姿は40代の中年男。藤田は兄貴分を敵対する栗木に殺され、その敵を取ろうと舎弟分の阿久津(植田圭輔)に探らせていた。死神を派遣する情報部の予定通り、阿久津は千葉と巡り会う。
藤田が匿われている部屋に潜入した千葉は、藤田を観察し始める。馬鹿正直なくらいの任侠の男、藤田。その藤田に心底惚れ込んでいる阿久津。死神・千葉が加わったことで、彼らの運命は加速する。
ストーンズの能天気なブラウンシュガーがBGM代りに鳴り響く──。

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伊坂幸太郎の「死神」シリーズの面白さは、なんといっても「死神」というキャラクターの造型にある。人間とは違う感覚で物事を捉える彼らの視点は、人間を分析し批評し、その愚かさも素晴らしさも照らし出す。この作品の主人公である「死神」の千葉は、今回の「死」のターゲットであるヤクザの藤田を調査するために、藤田と彼の舎弟・阿久津のそばで7日間を過ごす。その中であくまでも「仕事」として彼らと関わる「死神」の、素直な好奇心と良い意味での無関心が、逆に彼らの本心を導き出すことになる。
 
どこかひりひりするようなヤクザの世界に入り込みながら、淡々と彼らを調査するクールさと、そこで出会うミュージックには無邪気なまでに夢中になる「死神」のギャップ。そのユーモラスな感じや、人間との会話のズレの可笑しさを、萩原聖人はソフトな持ち味と自然な演技で表現。人間離れした雰囲気も漂わせつつ、「死神」らしからぬ温かさまで感じさせて、魅力的な存在に仕上げている。

植田圭輔の阿久津は藤田を慕っている役どころだが、その内面には深い闇を抱えていることを感じさせる。チンピラらしい軽さの中に、鋭い刃のような瞬間が見えたり、どこか傷つきやすいナイーブさや少年のような素直さもあって、この物語の行方を握るキャラクターとして鮮やかな存在感を発揮している。

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細見大輔は千葉の同僚の「死神」で、出番はそんなに多くはないのだが、強い印象を残す。「死神」としては千葉よりビジネスライクで人間嫌いなのだが、そんな「死神」でもミュージックには弱いところを見せてホッとさせてくれる。演出の和田がこだわったという衣装をダンディに着こなし、伊坂作品のスタイリッシュな部分を体現する。

ラサール石井のヤクザ藤田は、初演より凄みと格好よさを増して帰ってきた。任侠という言葉がよく似合う、筋を通して生きる古いヤクザで、舎弟の阿久津が自分に向ける屈折した思いや、千葉に漂う死の匂いも、すべて呑み込んで向き合う懐の深さがあって、まさに「漢」そのもの。そんな男が訥々と語る「奥入瀬」での光景は美しく切なく胸に迫ってくる。

舞台美術は奥行きを感じさせ、上手にあるらしい小部屋や、正面の扉を生かして、物語の展開を助ける。舞台奥で降り続ける雨、そこから伝わる冷気などに「死神」の不気味さや、ヤクザ世界の閉塞感を醸し出す。そんな中で「死神」が次々にかける音楽が明るく楽しく、そして優しく沁みて、「死神」ならずとも思わず「ミュージック!」と感嘆したくなる。
「死神」という虚構の存在を逆手に取って人間世界のリアルなドラマを描く伊坂ワールド、それを見事に立体化する和田憲明の丁寧でシャープな演出、4人だけで厚みのある文学世界を創出した俳優たち。まさに極上のエンターテインメントが出来上がった。

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【囲みインタビュー】
 
初日前に公開ゲネが行われ、そのあと出演の萩原聖人、植田圭輔、細見大輔、ラサール石井がプレス用の会見をおこなった。

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細見大輔、ラサール石井、萩原聖人、植田圭輔

──いよいよ初日の幕が開きますが、手応えは?
萩原 手応えはまだわかりませんが、演出の和田さんの言う通りにやってきて、格好いいものが出来てるんじゃないかなと。
ラサール 僕だけ9年前にもやってますが、またもう一度一から作ったという感じです。(ゲネは)ドキドキしましたが、失敗せずにできたかなと。
植田 開けてみてお客さんがどんな反応をしてくれるか、どんな感想を抱いてくれるのかなというワクワクと、あとは本番始まってから微調整をしていかなくてはいけないのかなと。改めて気合いの入ったゲネプロでした。
細見 初日が永遠に来ないんじゃないかというぐらい、みっちり緻密な稽古期間を経て、今、この場に立てているので、和田さんの演出を信じて、あとは本番に向けて頑張るだけだと思ってます。
──和田さんの演出はいかがですか。
萩原 四半世紀以上前に、2本やらせてもらってますが、僕もそうですが、25年経ってもそんなに変わらないなと(笑)。でも変わった部分もあってそれが成長というか。良いところは変わってないと思いながら、お互いにやっていた気がします。
植田 僕は皆さんより圧倒的に年下で大先輩たちとご一緒させていただくので、どれだけ食らいついていけるか、一生懸命できるか、どれだけ自分を好きになってもらえるか、それだけだったので、あまり余計なことを考えず素直にやろうと思って今日まで来ました。そういう意味では目標とするところは達成できたかなと。演出は沁みることもあれば、なにくそと思うこともありましたが、みんなで一緒に作ってきたという感じが強かったので、今振り返ると楽しい稽古場だったと思います。
──萩原さんは、前に出たときは植田さんより若かったのですね?
萩原 まだ20歳か21歳くらいでした。何もわかってなかったです。かといって今回何かわかったかというと、そんなにわかってない気もしますが。でも緻密さとか濃密さという和田ワールドは変わってなかったと思います。

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──ラサールさん、初演との違いは?
ラサール 今回もみんな真面目に取り組んでました。初演は本当に大変で、本番が開いてセリフや演技が安定してきたな、まとまってきたなという時に、和田さんから「全然ダメでした」と。安定が嫌いなんです(笑)。常に流動的に「今」をやっていかないといけないので、すごい大変で。初演の香川照之さんとか中川晃教くんとか、今でも会うとハグし合うぐらいの同志で。今回もそうなるんじゃないかと(笑)。
萩原 でも今回の4人はわりと図太かったと思いますよ。良い意味で負けてないで(笑)。打たれても自分なりに飲み込んだり跳ね返したり、人にぶつけたりしながら(笑)。次の日の稽古では笑顔で会うみたいな感じでしたね。
──萩原さん、死神・千葉のイメージは?
萩原 僕がはじめに考えた千葉のイメージとは違う千葉を和田さんから要求されたので、和田さんが見たい今回の千葉というのを納得するのは時間がかかりましたが。これは観てくださった皆さんがどう感じるかですし、やりたい芝居と良い芝居は違うんだなと思います。作品全体が硬派なハードボイルドでありファンタジーなこの世界が、どう観えているか、和田ワールドとして成立すれば成功だと思いますし、花が一輪もない男だけ4人ですが、瑞々しい芝居になっていると思います。瑞々しさという意味では、雨がいっぱい降ってますが(笑)。
ラサール 本物が降ってますから、あそこの近くに行くと涼しいんです(笑)。

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──植田さんの役柄は初めての感じかなと
植田 そうですね。人間臭くて屈折してるけど、取る人によってちょっと可愛らしかったり、ちょっと拍子抜けだったり間抜けだったり、色々なところがあります。僕自身もちょっと屈折した人間なので、そういう意味ではやりやすかったし(笑)、こういう人間臭さは好きだなと思いました。阿久津というキャラクターは楽しんでやらせていただいてます。
──細見さんも人間ではない役ですが。
細見 僕はとにかく着替えが大変で、なぜか出るたびに衣装を変えてて(笑)。ヤクザの用心棒なので、和田さんの好みが反映した衣装になってて、帽子までこだわってます。稽古中もですが、皆さんがやってる芝居を見ている時間のほうが長いので、普通に面白いなと思いながら観てます。
──萩原さんはドラフト任命されプロ雀士になりましたが、稽古場で麻雀は?
ラサール しませんよ。僕らがやって勝てるはずがないので(笑)。
萩原 稽古中に誕生日があったんですが、稽古終わりに麻雀卓みたいなケーキを用意してくださって。
ラサール それが国士無双で13面待ちなんですよね、なかなかない(笑)。
──俳優との二刀流については。
萩原 2つのことに真剣に向き合うということでは、1回リセットされた気がします。すごく新鮮な気持ちで、俳優の仕事にも向き合えるようになったなと。僕の中では両方ちゃんと成立させられたときに、僕の人生これでよかったんじゃないかと思える気がしているので、両方を極めたいなと思ってます。そういう意味ではこの『死神の精度』は打ってつけの作品だったなと。俳優にどっぷり漬からなければできない作品なので。
──この作品を麻雀に例えるとどんな役になりますか?
萩原 純チャン三色ですかね。それも待ちの悪い、場に2枚出てるペンチーソー待ちで(笑)。でもそれをツモっちゃうとハネ満になる(笑)。
──では最後に皆さん一言ずつ。
萩原 イメージはちょっと暗い芝居に見えますが、そんなことはなくて、どの年齢層の方が観ても楽しめると思います。男だけで暑苦しいですけど、劇場は雨が降ってて涼しいです(笑)。ぜひ足をお運びください。
植田 和田ワールドの伊坂幸太郎ワールドになっていると思います。観終わったあと、雨が好きになったり、晴れた空が好きになれる、そんな作品を目指していますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

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細見 さっき華がないという話でしたが、僕の中では植田くんがヒロインだと思っています。
全員 (笑)。
ラサール かわいらしいよね(笑)。
細見 そんな植田くんの頑張っている姿を、それに年齢の高い3人も頑張ってますのでぜひ観にきてください。
ラサール 僕は藤田というヤクザをやってまして、普段のイメージとはずいぶん違うんですけども、初演では初めてカッコイイという感想を言われた役なので、老ヤクザを頑張ってやっております。伊坂幸太郎ファンももちろん、明るいエンタメ演劇の好きな人も楽しめる作品になってます。ぜひ楽しんでいただきたいです。

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〈公演情報〉
死神PR

石井光三オフィスプロデュース
『死神の精度〜7Days Judgement』
原作◇伊坂幸太郎『死神の精度』(文春文庫刊)
脚本・演出◇和田憲明
出演◇萩原聖人 植田圭輔 細見大輔 ラサール石井
●8/30〜9/9◎あうるすぽっと 
〈料金〉6,800円 U25  4,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉石井光三オフィス 03-5797-5502(平日 12:00ー19:00)
9/11〜30◎倉敷、名古屋、兵庫、山形、仙台、盛岡
 



【取材・文・撮影(囲み)/榊原和子 舞台写真提供/石井光三オフィス】




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