稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

『真夜中の弥次さん喜多さん』三重

レビュー速報

岩松戯曲の傑作『市ヶ尾の坂−伝説の虹の三兄弟』 26年ぶりの再演・新演出で開幕!

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岩松戯曲の傑作として知られる『市ヶ尾の坂』が、26年ぶりに再演され、5月17日から上演中だ。(6月3日まで下北沢 本多劇場にて。そののち福島、大阪など6都市で上演)
本作は1992年に「竹中直人の会」で上演されたもので、今回は新演出で『市ヶ尾の坂−伝説の虹の三兄弟』として再演するもので、大森南朋、三浦貴大、森優作が三兄弟を演じ、美貌の人妻に麻生久美子、その夫に岩松了、家政婦は池津祥子と、個性溢れる俳優たちが顔を並べている。

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1992年、市ヶ尾の坂で暮らす三人兄弟がいた。 田園都市計画の名の下、 無くなることを余儀なくされている兄弟の家。 状況に抗うすべとてなく懸命に生きていこうとする母なき兄弟と、三人と触れ合うことになった母になることが出来ぬ美貌の人妻の、 絵合わせのような家族劇。
 
今回の上演にあたり、「25 年後、その市ヶ尾の坂は高速道路の青葉インターに続く壮観な空中道路の入り口になっています。今われわれは、あの兄弟を、あの人妻を、どんな思いで思い返すのでしょうか?」と思いを馳せる作者・岩松了によって物語は生まれ変わった。
出演者で岩松作品経験者は、2013年の『不道徳教室』以来4度目となる大森南朋、09 年『マレーヒルの幻影』で初舞台を経験した麻生久美子、14年の『ジュリエット通り』以来4年ぶりとなる池津祥子。今回が岩松作品に初参加の三浦貴大と森優作。さらに岩松了自身も俳優として加わっている。

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【コメント】

公演の開幕にあたり、岩松了、大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子のコメントが届いた。

岩松了(作・演出/朝倉の夫役)
26年振りの公演となるので、再演ですが、新作舞台のつもりで挑みます。本作は僕が作った作品では珍しく、26年前に実在した場所、時間を元にした架空の物語なので見ている方々に感じ取ってもらえればと思います。見に来て下さった方々が、どういった印象を捉えるか楽しみです。
 
大森南朋(長男・司役)
岩松作品は過去何作か出演していますが、毎回新たな気持ちで緊張感を持って演じています。台詞が綺麗な印象があり、稽古の際には、空間的にお教え頂けるので、その都度新たな事を勉強させて頂けるので好きです。皆さんに気に入ってもらえるか、楽しんでもらえるか今から楽しみです。頑張ります。

麻生久美子(朝倉役)
明日からの初日が不安になるくらい今からとても緊張していますが、大好きな岩松作品に出られる機会を頂いたので、自分の中で楽しんでいければと思います。岩松さんの演出は、いつも必要な遠回りをさせてくれて勉強になりますし、演出する時の言葉がかっこ良くてしびれていま
した。稽古の際には相手がいるからこそ、こう動くといいのかと考えています。以前までは稽古で楽しめる事がなかなかなかったのですが、本作では楽しんで稽古をする事が出来ました。

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三浦貴大(次男・隼人役)
緊張はしますが、岩松作品には素敵な言葉や台詞がたくさん散りばめられているので、噛まないよう一生懸命頑張ります。岩松さんの演出は周りから厳しいと聞かされていましたが、何度も同じ場面を繰り返す事で、言葉を丁寧に扱う事や、状況に合わせての台詞使いとか今後にも活かせる事を学べました。この作品に出られた事は、これからの役者人生の中で大切な時間になると思います。

森優作(三男・学役)
岩松さんの作品は人の状況というか、相手の状況を敏感に感じないといけないので、緊張しますが一生懸命頑張ります。

池津祥子(朝倉家家政婦・安藤役)
26年前に実際に観て、衝撃を受けた作品に出られてとても嬉しく震えています。岩松作品は想像力をかき立てたり、人間関係を大切とした作品ですし、1つ1つの台詞が素敵なので丁寧に演じていければと思います。
 
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〈公演情報〉
M&Oplaysプロデュース 『市ヶ尾の坂−伝説の虹の三兄弟』
作・演出◇岩松了
出演◇大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子、岩松了
●5/17〜6/3◎本多劇場
〈料金〉6,500円 U-25チケット3,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉M&Oplays 03-6427-9486(平日11:00〜18:00)
●6/5◎仙台市 電力ホール
●6/7◎白河市 白河文化交流会館コミネス
●6/12◎富山市 富山県民会館ホール
●6/14・15◎名古屋 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
●6/17◎三島市 三島市文化会館

【撮影/三浦憲治】




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浦井健治のシェイクスピア史劇シリーズ、最も栄光に包まれた王『ヘンリー五世』が開幕!

2.(左から)浦井健治、中嶋朋子

新国立劇場で5月17日に『ヘンリー五世』が開幕した。前作『ヘンリー四世』で浦井健治が演じたハル王子がヘンリー五世となり、偉大な国王へと成長した姿を見せる。
 
この新国立劇場のシェイクスピア歴史劇シリーズは、2009年に『ヘンリー六世』三部作で幕を開けた。9時間を超える長さとなった通し上演は演劇界でも大きな話題となり、翌10年の読売演劇大賞受賞など、数々の演劇賞を受賞した。続く、12年『リチャード三世』は『ヘンリー六世』の出演俳優が再集結。同じスタッフ、同じキャストを引き継いでの上演が実現したのは、世界的にも稀で、日本では初めてとなった。
そして、まだ記憶に新しい16年に上演した『ヘンリー四世』二部作は、前二作から時代をさかのぼった作品で、シェイクスピア作品中一番の人気者フォールスタッフが活躍し、ヘンリー四世の跡継ぎであるハル王子の成長譚でもあった。スタッフと主要キャストも三度目の集結となり、また6時間に及ぶ通し上演として、この公演も話題を呼んだ。
 
今回の『ヘンリー五世』は、前作『ヘンリー四世』で放蕩三昧の日々を過ごしたハル王子(浦井健治)が、王位の継承を機に比類なき王へと目覚めていく。国内を安定させ、対フランスの戦いで兵士を鼓舞し勝利へと導く姿は、まさに英雄で栄光に包まれた王そのものだ。
スタッフも同じメンバーが集まり、主要キャストも前作と同じ役を引き継いでの上演が実現した!

1.(左から)浦井健治、中嶋朋子
ヘンリー五世/浦井健治 キャサリン妃/中嶋朋子

【ものがたり】
即位したばかりのヘンリー五世の宮廷にフランスからの使節が訪れる。さきごろヘンリーの曽祖父エドワード三世の権利に基づき要求した公爵領への返事を、フランス皇太子から遣わされたのだ。そこにはヘンリーの要求への拒否だけではなく、贈呈として宝箱一箱が添えられていた。中身は、一杯に詰められたテニスボール。それは、若き日のヘンリーの放埒を皮肉った、皇太子からの侮蔑だった。それを見たヘンリーは、ただちにフランスへの進軍を開始する。

〈公演情報〉
新国立劇場開場20周年記念公演
2017/2018シーズン演劇『ヘンリー五世』 
原作◇ウィリアム・シェイクスピア
翻訳◇小田島雄志 
演出◇鵜山仁
出演◇浦井健治、岡本健一、中嶋朋子、立川三貴、水野龍司、吉村 直
木下浩之、田代隆秀、浅野雅博、塩田朋子、横田栄司
那須佐代子、小長谷勝彦、下総源太朗、櫻井章喜、清原達之、鍛治直人、川辺邦弘
亀田佳明、松角洋平、内藤裕志、田中菜生、鈴木陽丈、小比類巻諒介、玲央バルトナー
勝部演之、金内喜久夫
●5/17〜6/3◎新国立劇場 中劇場
〈料金〉 S席 8,640円 A席 6,480円 B席 3,240円 Z席 1,620円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999

【撮影/谷古宇正彦】



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KAATで松井周のサンプル『グッド・デス・バイブレーション考』が開幕!

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新生サンプル公演『グッド・デス・バイブレーション考』が、神奈川芸術劇場中スタジオで5月5日に開幕した。(15日まで。)
本作は、深沢七郎の「楢山節考」から想を得て、サンプルの松井周が書き下ろす“現代版「楢山節考」”。劇団から松井周の一人ユニットへと「変態」したサンプルが、現代の「家族」「死」のあり方を問う作品となっている。
 
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【あらすじ】
現代〜近未来版楢山節考。
生演奏により、語られていく物語。
閉ざされた地域に暮らす一つの家族。貧困家庭の六十五歳を過ぎた人間は、肉体を捨てることを強く望まれる社会。
元ポップスターの父と、介護と子育てに疲労する娘と孫が直面する現実とは? 別の集落からやってくる孫の嫁、隣人、謎の男が加わることで、家族の形が少しずつ変化していく。
彼らはどのように生きていくのか?


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出演者は、約12年ぶりの舞台出演となる戸川純、また作、演出も手がけている松井周、そのほか、野津あおい、稲継美保、板橋駿谷(ロロ)、椎橋綾那という6名。
この公演の開幕に際して、舞台写真とともに松井周のコメントが到着した。 

【松井周 コメント】
 
初日が開けて、幕が開けてみないと分からないような、お客さんの視点でどういうイメージが広がるかが少し分かって、俳優やスタッフも作品のイメージを、より共有できたと思います。
戸川さんは存在感を発揮してくださって、期待していた以上のものを持っている方です。今回は老人役なんですけど、それを越えていく部分を自在に演じてくださって、それはびっくりしました。
この作品をみて、大前提として、もう自由にみていただきたいです。今までより分かりやすかったり、ポップであったり、ベタだったりするかもしれません。ただ、テーマは重いかもしれません。基本的には『姥捨て』の話なので。
人間はどんな環境でもしぶとく生きていくんだろうか?とか、シリアスな状況でもユーモアや笑いを見つけて生きていけるのだろうか?というのを考えてもらったり、感じてもらえれば、と思っています。今回は「人間が共生していく」ということを求めて作りました。こういう奇妙な形の家族がいましたよ、というのが印象に残ればと思います。
 
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〈公演情報〉
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作・演出◇松井周
出演◇戸川純 野津あおい 稲継美保 板橋駿谷 椎橋綾那 松井周
●5/5〜5/15◎神奈川芸術劇場中スタジオ 
〈お問い合わせ〉チケットかながわ 0570-015-415(10:00〜18:00)



【資料提供/KAAT神奈川芸術劇場 撮影/前澤秀登】 




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野田秀樹、作・演出・出演『One Green Bottle』ロンドン・ソーホー劇場で開幕!

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野田秀樹の近年の傑作『表に出ろいっ!』の英語バージョン『One Green Bottle』が、4月30日、ロンドンのソーホー劇場で開幕した。(5月19日まで)
この『One Green Bottle』は、昨年11月に東京芸術劇場シアターイーストで公演を行い、そののちソウルの明洞芸術劇場で上演されている。今回のヨーロッパ公演は、ロンドン公演の後、「シビウ国際演劇祭 2018」にも参加、6月8日・9日にルーマニア国立ラドゥスタンカ劇場で上演される。
演劇の本場・ロンドンの中でも、大小の劇場が立ち並び、世界中からの演劇ファンが集まるウエストエンド。その中心にあるソーホー劇場は、わずか150席の小さな劇場でありながら、常にチャレンジングな作品を上演し、感度の高い若者を中心に人気を誇っている。ロンドンの演劇界に新風を巻き起こしているこの場所で、以前上演された『THE BEE』と『THE DIVER』は、目の肥えたロンドンの観客から大絶賛を受けた。まさにロンドン演劇界に野田秀樹の名前を大きく知らしめることとなったそのソーホー劇場で、約10年ぶりに満を持して、NODA・MAPの英語版最新作が上演されることとなった。

【ストーリー】
これは、父、母、娘の三人家族の物語。その夜、三人はそれぞれ絶対に外出しなくてはならない理由があった。しかし、飼い犬が出産間近とあって、誰かが家に残り、面倒を見なくてはならない。嘘、裏切り、あの手この手を使って、それぞれが他の二人をあざむき、なんとか家を抜け出そうとする。やがてそれぞれの「信じるもの」が明らかにされ、互いの中傷、非難、不寛容が、事態を思わぬ方向へと導いていく。果たして彼ら三人に、救いはもたらされるのか?

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濃密な劇場空間は、野田の最新作が上演されるとの噂を聞きつけた観客が詰めかけ、すでに立ち見が出るほどの大盛況の中、初日が開幕した。序盤より、野田、キャサリン、グリンの丁々発止の台詞の応酬に客席は大きな笑いに包まれた。野田が英語で書き下ろしただけでなく、日英ハーフの若手脚本家・ウィル・シャープと文化的な翻訳を行い練り上げられた台詞や、歌舞伎の型を取り入れた独特な身体表現、田中傳左衛門の鼓の生演奏などの演出は、ロンドンの観客に大いに受け入れられ、後半の息をのむ展開には客席は水を打ったように静まりかえる。幕が下りるやいなや割れんばかりの大きな拍手や感嘆の声が沸き上がり、小さな劇場空間を揺らす大反響となり、熱気あふれるヨーロッパ公演の幕開けとなった。

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初日プレスナイト風景(カーテンコール)

【コメント】

初日の幕が下りた終演直後の興奮冷めやらぬ野田秀樹のコメントが届いた。

野田秀樹  
今日の初日は、舞台に出た瞬間から観客の反応がとても良かった。イギリスでプレスナイトは、目の肥えたプロが観にくる日なので、観客の反応が固いことがあるんですが、ロンドンで上演してきた今までの作品のオープニングの時と比べても、今日の観客の反応には十分な手応えを感じることができました。まだ、(劇評がでていないので)これから何が起こるかわからないけれど、自分の中では、いい芝居だった。と思います。いい始まりになったと思います。

★One Green Bottole Pressnight㈰

公演情報〉
作・演出・出演◇野田秀樹
英語翻案◇ウィル・シャープ
出演◇キャサリン・ハンター/グリン・プリチャード
演奏◇田中傳左衛門
●4/30〜5/19◎ロンドン ソーホー劇場
 ※4/27、28 プレビュー公演
●6/8・9◎シビウ ルーマニア国立ラドゥスタンカ劇場
 
【ロンドン公演舞台写真  photo by Helen Maybanks】




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明治の若者たちが活躍するスイーツ文明開化物語『若様組まいる〜アイスクリン強し〜』上演中!

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明治中期を舞台にした若者たちの群像劇『若様組まいる〜アイスクリン強し〜』が、池袋のサンシャイン劇場で、4月27日から5月6日まで上演中だ。
本作は、累計発行800万部の大人気シリーズ「しゃぱけ」の原作者、畠中 恵が描くスイーツ文明開化物語。駆け出しの洋菓子職人・皆川真次郎と旧旗本出身の警官たち「若様組」らの日常を描きながら、明治となった東京で起きるさまざまな事件を解決していく。2016年に『若様組まいる』として舞台化され、本作はそのシリーズの二作目となる。 

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【あらすじ】
時は明治23年。お江戸が東京へと変わり、ピスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋「風琴屋」を開いた。今日もまた甘いお菓子目当てに、元幕臣の警官たち 『若様組j や、マドンナ的存在の小泉沙羅がやってきて大忙し。美しい筆族令嬢の紫堂志奈子、そして皆川や若様たちを喚ぎまわる新聞記者の丹羽など、個性的なキャラクターも続々出現。さらに大商人で沙羅の父、小泉琢磨の仕掛ける試練が若者たちに襲いかかる…!

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今回の脚本・演出を担当するのは、拙者ムニエル主宰で『私のホストちゃん』や『けものフレンズ』など多くの人気作の演出を手がける村上大樹。
キャストは洋菓子職人の真次郎役を演じる玉城裕規を中心に、入江甚儀、塩野瑛久、中村優一、安川純平といった「若様組」、彼らのマドンナ的存在の小泉沙羅役の宮香蓮、その友人で華族令嬢の紫堂志奈子役に乃木坂46の井上小百合と、いずれもフレッシュな若手俳優たち。
さらに若様組の先輩・玉井和馬に扮する鎌苅健太、物語の進行役でもある丹羽記者の伊藤裕一、そして沙羅の父で新興成金の小泉琢磨を演じる粟根まことなど、実力派が要所要所を押さえている。

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物語の背景にあるのは、文明開化とともに押し寄せる新たな激動の時代。富国強兵へと進む明治の世の中で、取り残されていく貧しい民衆や、大商人たちの台頭など、社会問題も映し込みながら、菓子職人の皆川真次郎と若様組の活躍、若者らしい恋愛模様などを、テンポよく、ときにシリアスにときにコミカルに描き出している。

【配役表】
玉城裕規(皆川真次郎 役)
 
入江甚儀(長瀬健吾 役) 
塩野瑛久(園山 薫 役) 
中村優一(福田春之助 役) 
安川純平(小山 孝 役)     
宮香蓮(小泉沙羅 役) 
井上小百合〈乃木坂46〉(紫堂志奈子 役)
 
和合真一(牧 忠行 役)  
小早川俊輔(相馬小弥太 役)  
橋本全一(安野一馬 役) 
武子直輝(相馬格乃進 役)  
松波優輝(西宮浩光 役)  
小野寺ずる(加藤智恵子 役)
 
鎌苅健太(玉井和馬 役)  
伊藤裕一(丹羽記者 役)   
粟根まこと(小泉琢磨 役)

【囲み取材】
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粟根まこと 中村優一 安川純平
井上小百合 塩野瑛久 玉城裕規 入江甚儀 宮香蓮 

この公演の初日、4月27日の昼に通し稽古と囲み取材が行われ、玉城裕規(皆川真次郎 役)、入江甚儀(長瀬健吾 役)、塩野瑛久(園山 薫 役)、中村優一(福田春之助 役)、安川純平(小山 孝 役)、宮香蓮(小泉沙羅 役)、井上小百合(紫堂志奈子 役)、粟根まこと(小泉琢磨 役)が、ゲネプロ終演後のインタビューに登場した。

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玉城
 これから初日を迎えますが、お客様が入ってどんな反応をしていただけるかとても楽しみです。
入江 明治を生きる若者たちのありのままの姿を観ていただいて、そこで皆が作るスイーツというものを楽しんでいただけたらと。初日がんばります。
塩野 今回、玉城くんの皆川真次郎とスイーツが主役なので、僕らはその2つを盛り上げていけるように、精進していきたいと思います。
中村 明治時代を感じながらも、甘いスイーツと甘い恋愛模様が描かれている、甘い舞台です(笑)。よろしくお願いします。
安川 玉城さんを筆頭に明治という時代を駆け抜けたいと思います。よろしくお願いします。
 自分たちが楽しんで、お客様にも楽しんでいただけるように、しっかりがんばりたいと思います。

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井上
 明治時代のお話ですが、あまり難しい歴史ものというわけではなく、やっぱり若者はいつの時代も若々しい生活を送っているんだなという。
全員 (笑)。
井上 楽しい話なので、皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思っています。
粟根 先ほど中村くんから「甘い舞台」という話がありましたが、恐ろしいことに実際に舞台から甘い香りが漂うという作品になっております。そこもお楽しみください。
──ゲネプロを終えて今の感想は?
玉城 劇場に入って通したのが初めてなので、非常にテンションがあがりました。みんなの気も合ってきているので、良い感じの緊張感と、お客様が入るとさらに緊張感が生まれるので、それをプラスにして、この明治の時代を生きる人たちは、たぶん人間力というか、熱量が今の人たちより凄いと思うので、それを全面に押し出していけたらいいなと思っています。
入江 今回の舞台は見せどころが沢山ありまして、原作の「アイスクリン強し」もオムニバス形式になってますが、それがちゃんとこの舞台で生かされているので、そこをお客様に楽しんでいただけると思いますし、話に負けないくらいセットも充実していますし、いろんな登場人物たちもでてくるので、見どころが沢山ありますから、最初から最後まで、エンターテインメントとして楽しんでいただける舞台になっていると思います。
塩野 とにかく主役の玉城くんがたいへんだなと。
玉城 ははは(笑)。
塩野 ほとんど全員に作品の中で触れていくし、ずっと喋っているし、感情の動きも激しいし、明治のお話ですが話の流れもわりとスピーディなのですが、そこをよく演じているなと。僕らも負けないようにやらねばと思っています。
中村 お客様が実際に入る初日の舞台が楽しみです。座長の玉城さんが本当に頼もしくて。今日も朝からこのロビーを何往復も走って、汗をかきながらあの大量の台詞をぶつぶつ言いながら(笑)、走っていく姿を見て、付いていこうと思いました。
玉城 やめろ!(笑)
安川 そんな玉城さんですが、
全員 (爆笑)。
玉城 だから俺のことはいいから(笑)。
安川 お客様が入ってようやく完成する作品だと思うし、中村さんが言ったように、初日が楽しみです。がんばります。 

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 1つのシーンで大人数が出ているシーンとかありますが、このとおり仲の良い座組で、チームワークは抜群で、息が合っているなと思うところが何カ所もあったので、それを千秋楽まで続けられるようにと思いました。
井上 楽しかったですし、衣装を着けて舞台上でやったことで、自分なりの反省点も見つかったので、それが千秋楽までどうなっていくのか楽しみです。初めて観ていただいたのが関係者ゲネだったので、緊張しましたが、皆様が笑ってくださったので安心しましたし、このあとお客様に観ていただくので、がんばりたいと思います。
粟根 愛する娘の沙羅とのシーンをたいへん楽しくやらせていただいてますが、先ほど、ゲネプロの本番中に向き合うシーンで、「あ、この人はルパン三世の『ルパンvs複製人間』に出てくる悪者マモーに似ているな」と一瞬思いまして。台詞が一瞬とびました。
全員 (爆笑)。
 え、私のことですか?
粟根 はい。よく似てます。皆様、そのシーンを楽しみにしていてください。
──それぞれ自分の見どころを。
玉城 人との掛け合いですね。お話の中でこの時代の色々な人たちと触れ合えるというのに一番魅力を感じていますし、そういう周りの人たちとの関係の中で、真次郎が自分の道を考えていくので、そこを一番観てほしいかなと思っています。
入江 みんなのしている仕事というか、騒動が起きる中で、若様たちが警官として動くシーンがあるんですが、そこの緩急というか、普段の生活の若様たちとのギャップ、警官として働く姿は、僕だけでなく若様たちの見どころだと思います。
塩野 個人的には園山という役は、やたらと刀を抜いて(笑)キレたりするのですが、でも、明治時代で平和な時代なので、ちょっと遊び心のあるキレ方をしたいなと。あとはアクションもあるので、そこを観ていただきたいです。
中村 大好きな玉城さんの(笑)、甘い料理シーンや、甘いダンスシーンが見どころとなっております。
入江 自分の見どころじゃないんだ(笑)。 
中村 けっこう真面目にそう思います。
安川 というわけで、僕も玉城さんの(笑)。
玉城 ははは(笑)。

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安川 見どころは色々あると思っていて、前回とキャストも作品もがらっと変わっているところは見どころですね。あと明治も今の時代も変わらないというか、夢を持って進む青年とか、恋をしたりとか、そういうのは時代が違っても変わらないので、そこを観てほしいなと思います。
入江 小山は恋で活躍するよね。
安川 はい、活躍します(笑)。
 玉城さんはじめ、若様やお父様も格好いいんですけど、女子も負けじと活躍しております。衣装も華やかです。この時代の女性の地位は低いんですけど、その中で前向きに生きていく姿を観ていただければいいなと思います。
井上 そんな沙羅ちゃんと対照的に私はすごくイジワルな役をやっているので、「ああ紫堂、わるいやつだな」と笑いながら観てほしいのと、今回生演奏なので、生ピアノを聴きながら楽しんでいただければと思います。
粟根 見どころいっぱいですが、僕自身ではなく、前回にも出ていらした和合真一さん扮する牧忠行が。
 マキマキ!(笑)
粟根 彼の出てくるシーンはすべてが見どころです(笑)。
──玉城さんの座長ぶりは若様組から観ていかがですか?
入江 引っ張っていくぞというより、常に見守っている母のような(笑)。ですから僕たちはのびのびやらせてもらってます。本当に優しいんです。
玉城 もういいから(笑)。

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──最後に意気込みを。
玉城 畠中 恵さんの原作に村上大樹さんのスパイスが加わって、その中でキャストスタッフ一同、千秋楽までめいっぱいがんばっていきますので、応援していただけたら嬉しいです。
入江 前作を観た方も今回初めての方にも楽しんでいただける作品になっております。実際に汗を流して色々なことを解決していく若様と、明治を生きる人たちの姿を観て、楽しんでいただければと思います。
塩野 チラシの華やかさに恥じない作品になっていると思いますので、劇場まで足をお運びください。
中村 真面目なお芝居とコメディに、ダンスに歌に?(ハテナ)と沢山詰まってます。5月6日までやってますので、ぜひ観にきてください。
安川 歌にダンスに。
中村 いやいやいや(笑)。
安川 (笑)スイーツもあります。このGWをお客様が楽しく過ごせるように僕らも舞台上でがんばりますので、ご来場お待ちしています。
 シリーズ2作目ができるのは嬉しいことで、初めて観るお客様もきっと楽しんでいただけると思います。スイーツなお顔だちの方が沢山出ているので、推しメンも見つかるのではないかと(笑)、そこも楽しんでいただけるかなと。
井上 本当に毎日楽しくて、お芝居しているときも、みんなといるときも楽しくて。これから観にきてくださるお客様にそれが伝わればいいなと。ぜひ沢山の方に召し上がっていただきたいです。
粟根 おしゃれなセット、おしゃれなスイーツ、生演奏、イケメンと美女という舞台ですが、実はけっこう泥臭く、汗をかきながら、もがくように自力で問題を解決していきます。そういう若者の力をオジサンは頼もしく見ておりますので、足を引っ張らないようにがんばります。

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〈公演情報〉
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舞台『若様組まいる〜 アイスクリン強し〜』 
原作◇「若様組まいる」「アイスクリン強し」畠中恵(講談社文庫刊)
脚本・演出◇村上大樹 
出演◇玉城裕規 入江甚儀 塩野瑛久 中村優一 安川純平宮香蓮 井上小百合(乃木坂46)/鎌苅健太 伊藤裕一 粟根まこと 他  
●4/27〜5/6◎サンシャイン劇場 
〈料金〉8,800円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉MMJ 03-6804-5456(平日12:00〜18:00) 




【取材・文/榊原和子 写真提供/MMJ】


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