稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

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レビュー速報

いよいよ開幕!『ミッドナイト・イン・バリ〜史上最悪の結婚前夜〜』初日直前囲みレポート!

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パリ島での結婚式を明日に控えたカップルと、新婦の母と、新郎の父が、暴風雨の中宿泊しているコテージの一室で、赤裸々な言葉をぶつけ合い、ある驚きの結末を迎えるハイスピード毒舌ラブコメディ『ミッドナイト・イン・バリ〜史上最悪の結婚前夜〜』が日比谷のシアタークリエで上演される(15日〜29日。のち、全国ツアー公演もあり)。

数々のヒットドラマを生み出し、現在放映中のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』も大好評の国民的脚本家・岡田惠和が、「舞台だからこそどうしても描きたかった」と意欲的に書き下ろしたこの作品は、映画『60歳のラブレター』『いつまた、君と〜何日君再来〜』などの大ヒット作品で知られる映画監督深川栄洋が初の舞台演出を担当。結婚前夜のカップルに栗山千明、溝端淳平、新婦の母に浅田美代子、新郎の父に中村雅俊という、魅力的でバラエティーなキャストが集結。4人だけで繰り広げられる濃密な会話劇が展開される。更に音楽を担当する荻野清子が、自ら舞台上で演奏するのをはじめ、舞台下手に位置するバンドがBGMや、新郎の父がかつてグループサウンズのメンバーだったという設定を活かした、グループサウンズの生演奏で盛り上げ、出演者4人が歌い踊る「みんな愛してる」というナンバーも用意されているなど、驚きに満ちた内容に大きな期待が高まっている。

そんな舞台の初日を明日に控え、出演の栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊、演出の深川栄洋の囲み取材が行われ、栗山がラストで着るウエディングドレス姿を初披露したのをはじめ、それぞれが公演への意気込みを語った。

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深川栄洋、溝端淳平、栗山千明、浅田美代子、中村雅俊

【囲みインタビュー】

──いよいよ明日から初日ということで、意気込みを一言ずつお願いします。
中村 やるしかないという、そういう気持ちです。
浅田 本当にそうですね。どうなることやら(笑)、やるしかない!

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 栗山 1ヶ月くらい稽古をして、「やっと」という思いと「もう?」という思いでいっぱいですが、精一杯頑張ります。
溝端 そうですね。1ヶ月あっという間でしたけれど、4人芝居なので本当に先輩方に胸を借りながらの、濃密な1ヶ月だったなとも思いますので、その成果を見せられればと思います。

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深川 僕も普段は映画をやっているので、初めての舞台演出ということでとても緊張していました。1ヶ月間どういう日が待っているのかな?と思っていましたが、本当にあっという間に終わってしまって、毎日毎日、楽をしている瞬間などは全くなかったなと。その努力の成果が明日からの舞台で上演されるので、楽しみに観に来て頂ければと思います。

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──栗山さんウェディングドレス姿ですが、袖を通していかがですか?
栗山 最近ちょっと役柄で着せて頂くことが多くて、また婚期が遅れるな(笑)と覚悟しています。
──溝端さん、ご覧になっていかがですか?
溝端 さっき裏で皆で言ったのですが「女神様のようだ」と。とても美しいと思います。
栗山 そんな、ありがとうございます。
浅田 綺麗で可愛くていいですね!本当に似合ってる!
溝端 そう、ホントお似合いです。
中村 見ているともう1回結婚してもいいなと(笑)、素敵です。
栗山 ありがとうございます!
──舞台の見どころを教えてください。
中村 俺の役的に言うと、かつてグループサウンズのメンバーだったんですね。それでグループの中には人気者って必ずいるじゃないですか。でも俺が一番人気がなかった(笑)、かつデブだった、という情けない役なんです。そういう出発があって、今日に至る、今は車屋さんなのですが、そこで色々なことが起こるんです。乞うご期待です。

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──浅田さんは久々の舞台ということで。
浅田 そうですね、本当に大変でした。甘かったなと。本当に久しぶりなので、台詞もそうでしたし、まさかの歌や踊りを皆でやるシーンもあったりして、もうヘロヘロで眠れない夜を過ごし、夢を見るんですが、その夢がすごく仲の良い友達にすごく虐められている夢なので、私本当に追い詰められているんだなと思いました。

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──歌うシーンというのは?
浅田 全員が歌うんです。
中村 そう、全員でね。
──中村さんはCDを出されたところですね。
中村 そういえば、昨日発売しました。(全員から拍手)シングルをね。
──そうなると、お二人からアドヴァイスなども?
浅田 私は下手で有名だったんでとんでもないです!人の迷惑にならないようにと。
中村 そこにも演出が先行しているんです。こういう風にやりましょうと。
浅田 台本にはなかったんですよね。(深川)監督がちょっと歌を歌ったりしましょうということで、まさかのまさかで。

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──栗山さんと溝端さんは舞台で歌うということに関してはどうですか?
栗山 私は経験があったんです。
溝端 僕は初めてなので、すごく緊張しますし、演出の深川さんは勇気がおありになると思います。歌は本当に慣れていないので、そこが一番不安です。
──深川さん、なぜ歌を取り入れようと?
深川 岡田(惠和)さんが書かれた台本を読んだ時に、4人が4人台詞量が膨大で本当に大変だなと思ったので、もっと慌てさせてあげたいなと(笑)。毎日の舞台に事故を起こしたいと(笑)。その時にグループサウンズというのが物語にあったので、これは歌って踊らない手はないな、できれば浅田さんのレコード大賞以来の歌声を聞いてみたい。それが一番事故が起きるんじゃないかなと(笑)。観に来てくださったお客さんだけが体験できる、浅田さんのアカペラを楽しみにして頂きたいと思います。 
浅田 本当に勇気ある行動で! 

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──アカペラなんですか?
浅田 一瞬ね。また踊りもね、元々リズム感がないから、自分が歌を歌っている時代も振付ってなかったのに、振付があって、プレッシャーって感じです。お若い二人は全部覚えた!と言っているけれども。
─明日の本番は事故は起きないですか?
中村 いや、起きるんじゃないですか?(笑)
浅田 毎日事故かも。すみません。
──ちょっとここで歌って頂くというのは?
浅田 何を言っているの!
栗山 お楽しみということで!

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──「みんな愛してる」という曲があるのですよね?
溝端 ええ、あるんですけど。
中村 もったいぶる訳じゃないけど明日からね。
溝端 そう、明日からですね!
浅田 (中村)雅俊さんの役は元グループサウンズということでポージングとかね。 
溝端 可愛い感じですよね。

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──それを是非!
中村 ダメだよ!(笑)
溝端 明日からのお楽しみですね。
栗山 私も今ウェディングドレスを着ていますが、本当にハッピーエンドで終わるのか?ということもそうですし、最後まで本当に楽しみに観て頂きたいと思います。
溝端 展開が読めないですよね。まさかの展開で、またまさかのそこで歌!?も(笑)。
中村 まさかは多いです。え?本当に!?っていうストーリーなんで。
浅田 本当にね。
溝端 ミュージカルのように綺麗でカッコよく感動的に歌うっていうよりは、シュールだなというところもあれば、もちろん楽しく歌うところもあって、歌というものをこんな風に使うんだと、その辺は度肝を抜けたらなと思っているので、ここで歌うというのはちょっと、すみません!
中村 環境が必要なんですよ(笑)。
溝端 僕は気持ちよく歌っていても「ハモリを歌ってるの?」と言われる時があって(爆笑)。綺麗に外してハモっている時がたまにありますので、そうならないように頑張ります。
浅田 だからあれは役として歌っていると思えばいいのよね?下手でもなんでも。
溝端 まぁそうですね。それで許せますね(笑)。

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──深川さんは初の舞台演出とのことですが、演出を受けてどうでしたか?
中村 俺は映像で『60歳のラブレター』というのを一緒にやってそれ以来なんですけど、舞台はまたちょっと演出が違っていて、大変なところと、さすが深川監督!というところがあって、十分楽しめましたね。
栗山 面白いですし、穏やかですし。
溝端 とても丁寧に演出してくださいます。
浅田 なんか出ているよりも、観てみたい、観たいという感じがします。
溝端 それは出たくないということですか?(爆笑)
浅田 そういうことじゃなくて!(笑)面白いからお客さんとして観てみたいの。
中村 出ているのもいいけど、更にお客さんとして観てみたいよね
──監督は、演出していて大変だったことなどは?
浅田 (間髪を入れず)私です!
溝端 速いな!(笑)
中村 いや、俺かも知れない。
浅田 いえ、私!自己申告します。
中村 いやいや、台詞が覚えずらかったから。時々出てこない時もあるし。

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──台詞量は多いのですか?
中村 多いと思います。
溝端 マシンガントークのやり合いのような、すごい量の応酬なので。
浅田 ごまかしの効かない台詞だから。
栗山 何かが抜けちゃうとつじつまが合わなくなりますし。
浅田 皆が真っ白になるみたいなね。大変です。
──では演出も大変でしたね?
深川 そうですね。台詞で喋っていることと、違う気持ちが働いているとかも多いですし、キャストの方たちが今までのキャラクターイメージとは違うキャラクターだったりもするので、皆さんの頭の中の想像とは違う栗山さん、溝端さん、浅田さん、中村さんが必ず観られると思います。その分演じる皆さんはたぶん、とてもやりにくかったと思います。いつものこんな感じね?というものが使えない、枠ができないお芝居なんじゃないかな?と思いました。
──4人だけの舞台ということで、皆さんからも意見を出したりなども?
中村 細かい意見は出しましたね。
浅田 そこは和気藹々とね。
村 監督にキャパシティがあるので、じゃあそれでやってみましょう、とかね。

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──ではもめることもなく。
中村 もうこの時期もめてないでしょう!(笑)
栗山 明日ですものね(笑)。
中村 そもそももめてないです(笑)。
浅田 年長さんが雅俊さんなんで、すごく優しいしね。
溝端 そうですね!
浅田 すごく良い雰囲気にして頂けて、怖い人じゃないから。
深川 皆さん天然なので(笑)、溝端君以外は皆ふわ〜としているので。
栗山 私もですか?
深川 僕がちょっと失礼かな?ということを言ってもふわー〜とした雰囲気に包まれているので。その時に溝端君が「こうした方がいいんじゃないですか?」と言うと「あぁ、そうですね、そうしましょう」と一番年下の人の意見が一番通る現場でした(笑)。

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──では楽しみにしている皆さんにメッセージを。
中村 自分から言うのもなんですけれども、かなり面白い芝居だと思います。是非劇場までおいでください!
浅田 本当にどうなることかと思いましたが、仕上がりが楽しくて面白くて、見入ってしまうと言いますか、一瞬も見逃せないという感じの舞台になっていますので、是非いらしてください!
栗山 本当にクスクス笑って頂けるようなお話が盛りだくさんで、気持ちよく観て楽しく帰って頂けるんじないか?と思っています。一緒に同じ時間を過ごせるように楽しみにしています。是非皆さんいらしてください!
溝端 日常にあるカップル、夫婦の話を、コミカルにスピーディーに仕上げて濃密な1時間40分の作品になっていますので、是非劇場で一緒に体感しに来て頂ければと思います。よろしくお願いします!
深川 今放映されているNHK連続テレビ小説『ひよっこ』を書かれている岡田惠和さんが書かれた脚本ですが、岡田さんがどうしてもやりたかった舞台ということで、愛情の溢れる演目になっておりますので、テレビでは観られないその世界を、是非劇場に足を運んで堪能してください。よろしくお願いします!


※この公演の舞台写真と公演レビューは近日掲載予定です。どうぞお楽しみに!

〈公演情報〉
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『ミッドナイト・イン・バリ〜史上最悪の結婚前夜〜』
脚本◇岡田惠和
演出◇深川栄洋
音楽・演奏◇荻野清子
出演◇栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊
●9/15〜29◎日比谷シアタークリエ
〈料金〉9.200円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東宝テレザーブ 03-3201-7777(9時半〜17時半)
〈公式ホームページ〉http://www.tohostage.com/midnight/

【全国ツアースケジュール】
●10/3日◎静岡・富士市文化会館 ロゼシアター
〈お問い合わせ〉富士市文化会館 ロゼシアター 0545-60-2500
●10/5◎愛知・愛知県芸術劇場
〈お問い合わせ〉キョードー東海 052-972-7466
●10/7〜8◎大阪・サンケイホールブリーゼ
〈お問い合わせ〉ブリーゼチケットセンター 06-6341-8888
●10/10◎福岡・久留米シティプラザ
〈お問い合わせ〉ピクニックチケットセンター 050-3539-8330
●10/12◎鹿児島・鹿児島市民文化ホール第2
〈お問い合わせ〉ピクニックチケットセンター 050-3539-8330
●10/14◎山口・ルネッサながと
〈お問い合わせ〉 ルネッサながと 0837-26-6001
●10/17◎岡山・岡山市民会館
〈お問い合わせ〉 岡山市民会館 086-223-2165
●10/19◎愛知・豊川市文化会館
〈お問い合わせ〉(公社)豊川文化協会 0533-89-7082
●10/22◎新潟・りゅーとぴあ
〈お問い合わせ〉りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 025-224-5521
●10/24◎岩手・岩手県民会館
〈お問い合わせ〉岩手県民会館 事業課 019-624-1173
●10/29◎千葉・印西市文化ホール
〈お問い合わせ〉印西市文化ホール 0476-42-8811
●10/31〜11/11◎金沢・北國新聞赤羽ホール
〈お問い合わせ〉一般財団法人北國芸術振興財団 076-260-3555




【取材・文・撮影/橘涼香】



細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介『オーファンズ』


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戸田恵子の還暦記念ライブ 60th Anniversary Live Show『Happy Birthday Sweet 60』上演中!

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今年60歳を迎えた戸田恵子が、還暦を記念する60th Anniversary Live Show『Happy Birthday Sweet 60』開催、そのステージが9月8日、品川プリンスホテル クラブ eX にて開幕した。

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第一部は自身の半生を芝居仕立てで振り返り、第二部は生バンド、ダンサーと共に”魅せる”ライブを行う、二部構成のライブショー。演出は植木豪、回替わりゲスト陣は、ずん、ロバート、ナイツ、ニッチェ、春風亭昇太など豪華な顔ぶれとなっている。

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開幕に先立って行った公開稽古の写真と、戸田恵子、植木豪からのコメントが届いた。
 
【キャストコメント】

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戸田恵子
還暦を迎えるからといって何も変わらないのですが、30、40、50、55歳とアニバーサリーライブをやってきた流れの中で、還暦を迎えるときも何か記念にさせていただこうということで、今回の運びとなりました。
アニバーサリーライブはなるべく親しい人に演出をしてもらいたくて、50歳の時は三ツ矢雄二さん、55歳のときは堤幸彦監督にお願いしました。
今回、誰に演出をお願いしようかなと思った時、近くにいい人がいた!ということで、一緒にブランドを立ち上げたり、楽曲をつくったり日ごろ兄弟のように仲良くしている植木豪君に無理やり白羽の矢を立てて、構成、演出の全てをお願いすることにしました。
いつも今回が最後だという気持ちでやっているので、70歳はないかもしれません。65歳はあるかもしれませんが(笑)。
楽しんでいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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植木豪
こんなに動く60歳がいるのかと思っています。
60歳に見えない芸能人ランキング1位ということですが、本当に60歳に見えないんです。
今までのアニバーサリーライブの中で、一番動いていただいて、側転やアクロバットをやってもらってマッピングと合わせたりというハードなこともたくさんしていただいています。
「ライブってこんなにしんどかったっけ?」と毎日言われながら稽古をしてきましたが、それをどんどんこなして、予定よりも早く仕上がったので、かなり細かい部分まで作りこむことができました。
きっと皆さんに喜んでいただけるものになったと思います。


〈公演情報〉
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戸田恵子 60th Anniversary Live Show
『Happy Birthday Sweet 60』
演出・振付◇植木豪
出演◇戸田恵子
植木豪 HILOMU TAKAHIRO DJやついいちろう(エレキコミック)
回替わりゲスト◇ずん、ロバート、ナイツ、ニッチェ、春風亭昇太
●9/8〜10◎品川プリンスホテル クラブeX
〈料金〉7,500 円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (10:00〜18:00)





細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介『オーファンズ』


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ザコによる、ザコのための、ザコだけの舞台『北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-』がついに開幕!

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主役がザコという注目の作品、舞台『北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-』が、9月6日、東京ドームシティ・シアターGロッソにて開幕した。(10日まで)

原作は、80年代『週刊少年ジャンプ』(集英社)の黄金期に一世を風靡し、アニメ化もされ、主題歌であるクリスタルキングの名曲『愛をとりもどせ!!』も大人気となった『北斗の拳』。そんな『北斗の拳』が35周年を記念して初めて舞台として上演される。

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本作の主人公はケンシロウやラオウではなく、その影で断末魔と共に死んでいったザコたち。ザコにも家族があり、人生がある…。

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母親のために拳王親衛隊に入る引きこもりの少年・パルコ(河合龍之介)。バンドマンを目指すヒース(林野健志)と元楽器屋で今は武器を売って生計を立てる男(寿里)。

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ジャギに恋する一途な女・オリビア(水希蒼)。怠け者の食いしん坊だったが仲間のために立ち上がるキッソス(磯貝龍虎)。様々な“ザコ”の姿がダイナミックな音楽と映像と共に描かれている。

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【出演者コメント】

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ゲネプロ公演後には、キャストによるフォトセッションと、集まったマスコミに向けた挨拶が行われた。
登壇者は、磯貝龍虎、河合龍之介、寿里、花園直道、林野健志、水希 蒼、角田信朗、オープニングエンディングライブのムッシュ吉、A応P(※フォトセッションのみ、挨拶なし)。

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磯貝龍虎 
まだまだ上を目指せる部分が見えた、いいゲネだったと思います。ですが、もっともっとザコらしさや『北斗の拳』の世界観を大切に更に上にいけるように切磋琢磨して頑張りたいと思います。

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寿里
ゲネプロ楽しく終えました。いろいろ細かい部分修正点もありますが、初日までに直していってお客様に満足していただけるように千秋楽まで頑張ります。

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河合龍之介
今回の作品は特に、お客様に入っていただいて完成する作品だと思いますので毎公演成長してまいります。お客様も見届けていただけると嬉しいです。

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花園直道
7月の制作発表からあっという間だったなという気持ちだったんですが、今日はやっとお客様に見ていただけるので精一杯ヒャッハーしたいと思います。

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林野健志
劇中で『この時が来た』というセリフがあるんですけども、ついに『北斗の拳』が舞台の世界に飛び込んでくる時が来ました。ここまで、作り上げて来たものが今まで経験して来た舞台とは全く違いますが、これが『北斗の拳』だとお客様にすごく伝わるんじゃないかと思います。ぜひとも、この舞台『北斗の拳』がものすごく大きなものになるように、応援よろしくお願いします。

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水希 蒼
A応Pとしてはオープニングですごくかっこいいダンスをするのでそこをもっともっとパワフルに表現できたらいいなと思うのと。女ザコとしては、世紀末をすごいパワフルな女性が生き抜いたという、そこもうまく表現していきたいなと思います。

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ムッシュ吉
1983年に漫画の連載が始まり、84年にテレビアニメになりました。その84年からずっと主題歌を担当させていただいておりました。三十数年経って初舞台ということで今すごく緊張しております。本当に何千回と歌っているんですが、緊張の度合が並大抵ではないです。私の孫や、娘の世代の方と、一緒に舞台に立てるということ、ブレずに歌い続けられることに感謝しております。

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角田信朗
連載当初から大ファンだった僕は、生まれた息子に『ケンシロウ』、娘に『ユリア』と名前をつけたんですが、実はこの子供たち二人が僕より先に作者の原哲夫先生と偶然出会ったことから、僕と原哲夫先生との友情がスタートしまして、その縁で今回出演が決まりました。本当に不思議なご縁を、北斗の七星が結びつけてくれたなと心に染み渡る想いです。しっかりとジャギを演じさせていただきます。明日は、息子の『ケンシロウ』も、娘の『ユリア』も、観に来ます。“世紀末ザコ伝説”ですが、ケンシロウとユリアとジャギと原哲夫が勢揃いする7日の公演もお楽しみに!


〈公演情報〉
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舞台『北斗の拳 -世紀末ザコ伝説-』
原作◇『北斗の拳』 原作:武論尊 漫画:原 哲夫
脚本◇川尻恵太 (SUGARBOY) 
演出◇村井 雄 (KPR/開幕ペナントレース)
音楽◇TSUTCHIE 
OPENING LIVE◇「愛をとりもどせ!!」クリスタルキング with A応P
声の出演◇千葉 繁
出演◇磯貝龍虎、河合龍之介、寿里、花園直道、林野健志、水希 蒼(A応P)/
青山フォール勝ち(ネルソンズ)、キャベツ確認中(キャプテン★ザコ、しまぞうZ)、
街裏ぴんく/大岩主弥、福島悠介、吉野哲平/
円盤ライダー(渡部将之、冠仁、賢茂エイジ、森田和正)、
KPR/開幕ペナントレース(高崎拓郎、G.K.Masayuki、森田祐吏)
ジャギ(トリプルキャスト):角田信朗(6 日・7 日夜・9 日昼)、武田幸三(8 日・10 日昼)、山本圭壱(7 日昼・9 日夜・10 日夜)
日替わりゲスト◇谷口賢志(9/6 19:00)、川本 成(9/7 14:00)、河原田巧也(9/7 19:00)水石亜飛夢(9/8 19:00)、中河内雅貴(9/9 13:00)、中村優一(9/9 18:00)、藤田 玲(9/10 13:00/17:00)
●9/6〜10◎シアターG ロッソ

【公演後アフタートーク】
●9/6 19:00(初日)公演:千葉 繁、磯貝龍虎、河合龍之介、水希 蒼(A応P) 
●9/7 14:00 公演:A 応P 
●9/7 19:00 公演:武論尊、原 哲夫
●9/8 19:00 公演:寿里、林野健志、花園直道



c武論尊・原哲夫/NSP 1983, c北斗の拳−世紀末ザコ伝説−製作委員会2017 版権許諾証GP-907






細貝圭 佐藤祐基 加藤虎ノ介『オーファンズ』


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人気ファンタジー時代小説シリーズの舞台化! ミュージカル「しゃばけ」弐 〜空のビードロ・畳紙〜 上演中!

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ミュージカル「しゃばけ」弐 〜空のビードロ・畳紙〜が、9月2日、紀伊國屋ホールで開幕した。(9月10日まで)
本作は、昨年、畠中恵による人気ファンタジー時代小説『しゃばけ』(新潮社刊)のシリーズ15周年を記念し、ミュージカル「しゃばけ」として上演され、大好評を得た。今回はその第2弾となる。

内容は、江戸を舞台にめっぽう身体の弱い一太郎ぼっちゃま(通称:若だんな)と、妖(あやかし)たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖シリーズで、今回はその中から、「空のビードロ」(『ぬしさまへ』所収)、「畳紙」(『おまけのこ』所収)の2つのエピソードをもとに、ストーリーが展開する。
 
前作に続いて、脚本を神楽澤小虎、演出・音楽を浅井さやかが手がけ、「空のビードロ」は一太郎の腹違いの兄・松之助役の平野良が、「畳紙」は屏風のぞき役を演じる藤原祐規が、それぞれ物語の中心をつとめる。シリーズの主人公である一太郎は、昨年のミュージカル「しゃばけ」でこの役を演じた植田圭輔が声で出演している。

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【あらすじ】

「空のビードロ」(『ぬしさまへ』所収)
──松之助は八つのときから奉公に出され、寂しく貧しい生活を送っていた。
じつは、日本橋の大店である廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんなとは腹違いの兄弟であったが、とうに縁を切られ、実の母とは死に別れ。
義理の父とは折り合いがあわず、孤独な身の上だった。
そんな松之助が奉公している桶屋・東屋で、犬猫が殺されるという不可解な事件が次々と起こる。
最初は気味悪く思っていただけだったが、やがてその事件が、 松之助の人生を変えることとなり……。

「畳紙」(『おまけのこ』所収)
──紅白粉屋・一色屋のお雛は、見る人が驚くほどの厚化粧だった。
左官の漆喰のようだと陰口を言われても、素顔で人と接することが怖くて、 どうしても厚化粧をやめることができず、一人で悩んでいた。
そんなお雛が、ひょんなことから長崎屋の妖(あやかし)・屏風のぞきに悩みを打ち明けることになる。
普段から憎まれ口ばかりを叩いている屏風のぞきは、
「化粧を落とすなんてわけないことだろ」と言い放つのだが、お雛の心は頑なで……。

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舞台の前半は、厚化粧のお雛(岡村さやか)の頑かたくなな心を解きほぐしていく妖の屏風のぞき(藤原祐規)の話で、岡村の美しいソプラノと、藤原の軽やかな笑いのセンスと心のこもった優しい語り口が印象的。

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後半は、幼い頃から苦労して生きてきた松之助が、また困難に突き当たるというストーリーで、松之助を演じる平野良の実直さや誠実さ、そして必死に生きる切なさが心に沁みる。また奉公先の東屋の人々、それぞれの陰影に富んだ人間模様も見どころだ。

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ミュージカルならではの音楽の美しさ、楽しさがこの舞台の聴きどころで、前作に続いて登場する妖の佐助(犬神)を演じる滝川英治や守狐の福井将太が、ダンスや歌でも大活躍。鳴家(やなり)という幼い妖を演じる子供たちとともに、舞台を賑わせている。

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【囲みインタビュー】

紙〜 公式フォトセッション画像
後列/福井将太、石井智也、齋藤健心、田宮華苗
前列/美木マサオ、朝倉伸二、岡村さやか、藤原祐規、平野良、滝川英治、山崎千恵子、あきつ来野良

この公演の初日を前に、公開舞台稽古が行われ、平野良、藤原祐規、石井智也、岡村さやか、福井将太、田宮華苗、齋藤健心、山崎千恵子、朝倉伸二が抱負を述べた。

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平野良(松之助)
今回初参加なのですが、とても美しい世界観というか、時代は違えど人の心にある悩みだったり苦悩だったり、押し込めている感情だったり、そういうものが題材になっていて、観終わったときに、スッキリと、晴れやかな気持ちになれるような作品になっていると思います。そして、観た方の人生というか世界が変わるような作品だと思っていますので、沢山の方のお越しをお待ちしています。

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藤原祐規(屏風のぞき)
第1弾から参加させていただいて、原作を読んで屏風のぞきという役は可愛らしい役だなと思って、ひたすら僕の思うの可愛らしさを追求した結果、第2弾でなんとメインということになりました。責任を感じるとともに、原作を読んだらとても綺麗なお話ですので、これはがんばらなければいけないなと思って稽古に励んでまいりました。早いものでもう初日なのですが、千秋楽まで、この物語の綺麗なところをお客様にお届けできるよう、より良いものを目指してがんばっていきたいと思います。

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滝川英治(佐助)
前作から引き続いて演じています。今回若だんながいないこと、(相棒の)仁吉がいないので、そのプレッシャーもありますが、妖代表といいますが、最初のセリフ「我ら妖(あやかし)」という、その責任を背負いながら、がんばっていきたいと思います。人というのは変わる生き物なのだなあという、妖と人間が絡んでいって、そこで起きる化学反応を感じていただければ。またミュージカルということや、小さな子供たち(やなり)も出るなど、エンターテインメント要素の強い舞台ですので、早く沢山の方に観ていただきたい気持ちでいっぱいです。

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石井智也(与吉)
この素敵な作品をこの素敵なキャスト・スタッフの皆さんと一緒にできることを、たいへん嬉しく思っております。この紀伊國屋ホールは、僕が幼少期からロビーとかで、他の役者さんに遊んでもらったりしていて、父親が劇団に所属していましたので、この劇場を使っていて。やっと今日、僕はこの劇場に立てて、父親や憧れの先輩方と同じ景色が見られるんだなと思うと、本当にうれしくて感無量です。この劇場を目に焼き付けて、一生懸命舞台をつとめたいと思っております。

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岡村さやか(お雛)
私自身がこの作品の中のキャラクターに元気をもらっているように、観た方にも共感していただいて、ちょっとでも元気になって、明日からまたがんばっていただければと。本当に原作から、そして稽古をすればするほど元気をいただいているので、そのエネルギーをお客様に少しでも届けたいと思います。楽日までケガなく、精進してまいりたいと思います。

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福井将太 (守狐)
今回の作品は「孤独」についてで、人間は最初から最後まで孤独だといいますが、でも1人では生きていけないので、誰かに支えて貰っているという、その仲間を探す物語かなと思っています。そこで皆さんに何かを持って帰ってもらって、元気になっていただければと思っています。

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 田宮華苗 (おみつ)
本当に魅力的な原作、それが和物で、素晴らしいキャストの皆様で、ミュージカルの枠を超えた舞台となっています。色々な方に観ていただきたいと思っております。

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齋藤健心 (平太)
これから初日を迎えるのですが、ああ、始まるのだなという気持ちです。平太はミュージカルのオリジナルキャラクターということで、平太の意味などをちゃんと考えて、初日に全力を出し切って、この最高の作品を皆様にお届けしたいと思っています。

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山崎千恵子(お染)
この作品、非常にメッセージ性の強いものでして、観ていただく方ひとりひとりの心のどこかに、きっと感じるものがあるのではないかと思っております。私たちみんなチーム一丸となって、魅せるお芝居、感じていただくお芝居、伝えるお芝居をお届けしたいなと思っております。

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朝倉伸二 (徳次郎)
この「しゃばけ」という原作の面白さを、観にきてくださったお客様に、伝えて楽しんでいただければと思っています。僕の役は真面目に生きてきた徳次郎が、人間が一面だけではないということがその面白さが伝わるといいなと思っております。楽日まで一生懸命にやりたいと思っております。


〈公演情報〉
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ミュージカル「しゃばけ」弐 〜空のビードロ・畳紙〜
原作◇畠中 恵「しゃばけ」シリーズ(新潮社刊)より『ぬしさまへ』所収「空のビードロ」/『おまけのこ』所収「畳紙」
演出・音楽◇浅井さやか(One on One)
脚本◇神楽澤小虎(MAG.net)
出演◇平野 良 藤原祐規 石井智也 岡村さやか 福井将太 田宮華苗 齋藤健心 山崎千恵子 朝倉伸二 滝川英治 植田圭輔(声の出演) ほか
●9/2〜10◎紀伊國屋ホール
〈料金〉一般席¥6.900(税込)¥10,800[前方エリア席/特典付](全席指定・税込)

挿絵:柴田ゆう c2001 畠中恵/新潮社 c2017 CLIE





【取材・文/榊原和子 写真提供/CLIE 撮影/鏡田伸幸】




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劇団スタジオライフ『卒塔婆小町』、9月3日まで新宿にて上演中!

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劇団スタジオライフの『卒塔婆小町』が8月17日、東京・新宿シアターモリエールで初日を迎えた。この作品は、文豪・三島由紀夫が能の謡曲を近代劇に翻案した『近代能楽集』所収の一編。1956年の発刊以来、よく知られる美輪明宏版をはじめ、これまで数多くの演出家や劇団が舞台にかけてきた傑作戯曲だ。三島作品は初となるスタジオライフが、原作にとても忠実に、しかし独自の美意識と躍動感を加えながら、これを2017年に蘇らせた。

舞台中央から大きくせり出したサブステージを、三方の客席が取り囲む。背景と呼べるものもほとんどなくシンプルに作られた舞台セットは、形状的にも、また観客の想像力を信じ託す効果の上でも、能の舞台を彷彿させる。

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スタジオライフ版の大きな特徴は、本編が始まる前の同時上演作品として、若手キャストを中心とした30分間のオリジナル音楽劇『深草少将の恋』が演じられる点にある。内容は『卒塔婆小町』の元ネタである、小野小町に恋をした深草少将の「百夜(ももよ)通い」伝説について。百夜通ってくれたなら想いに応えましょう、という小町の申し出に乗った少将の熱心さがどのようなものであったかを、歌唱を交え分かりやすく解説。この『深草少将の恋』の存在が、予備知識を全く持たない観客にも敷居をずいぶんと低くしてくれる。演劇を高尚なものにせず、全ての観客に楽しんでもらいたいという変わらぬ姿勢は、子供向けの影絵劇団をルーツに持つスタジオライフの大きな美点だ。

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自称99才の醜い乞食の老婆(山本芳樹)。夜更けの公園で何度か彼女を見かけ近付いた詩人(関戸博一)に対し、彼女は美人の代名詞である小町を名乗って、「私を美しいと云った男はみんな死んじまった」と語り始める。

すると、舞台は80年前の明治時代にタイムスリップ。驚いたことに老婆は気高き20才の生娘となり、奥の殺風景なガラス板もかの鹿鳴館の飾り窓に変身、過ぎし時代の栄華をロマンティックに物語る。詩人はたちどころに女に魅了されてしまうのだった。

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やがて姿は若く美しいまま、徐々に声色、姿勢、風格が崩れ、老婆に戻っていく山本の怪演には目が釘付けになる。男と女、美と醜、恋慕と嫌悪、生と死、祝福と呪い――さまざまな対比を鮮やかにしつつ、美貌ゆえ己も周りも不幸にしてしまう娘、誰にも見向きもされなくなった老婆、その双方の悲哀をエネルギッシュに表現。それを受ける関戸の、熱を帯びた視線もいい。これは詩人が見ている夢なのか、それとも現実なのか? 二人の巡り合わせの意味とは? 答えは出ない。飾り窓の中央に咲き誇る芍薬の花一輪が、百夜通いに込めた少将の情念を想わせて―。 
  
観阿弥という異才が生んだ謎めいた物語を、息子の世阿弥がリメイクし、さらに天才・三島が練り上げたこの戯曲。
その上スタジオライフのベールでくるまれてもいるのだから、二重、三重にかけられた強い魔法のようなものだ。魔宮に入った観客たちはきっと一人として同じ出口に辿り着くことがないが、いずれの出口も正解なのだろう。
クライマックスで老婆が、絶望したように口にするセリフ「もう百年!」の意味をどう捉えるか(少なくとも記者は、原作を読んだ時とまるで異なる解釈のヒントを得た)。その捉え方は、あるいは観る者の恋愛観をありのまま映し出す心理テストのようなものかもしれない。ぜひ多くの人に体験し、自身の感性に問うてみてほしい。
なお本作ではトリプルキャストが用意されている。日によって、老婆役を味わい深い演技に定評ある個性派・倉本徹が、詩人役をクラシカルな優雅さを持つ仲原裕之や成長株の宇佐見輝が演じるとあり、そちらも気になるところ。上演は9月3日まで。 
(文/上甲薫)

〈公演情報〉
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劇団スタジオライフ
『卒塔婆小町』
作◇三島由紀夫 
演出◇倉田淳 
出演◇山本芳樹 関戸博一 仲原裕之 宇佐見輝 他
●8/17〜9/3◎シアターモリエール
http://www.studio-life.com/






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