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稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

公演初日まで1ヶ月を切った公演を50%OFFで販売中!

レビュー速報

真冬のイリュージョンパーティへようこそ!LOVE LOVE de SHOW Vol.5『White Labyrinth』開幕!


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男性エンターテインメント集団として活躍を続けるDIAMOND☆DOGS(D☆D)結成15周年アニバーサリーシリーズの一環である、LOVE LOVE de SHOW Vol.5『White Labyrinth』が天王洲の銀河劇場で上演中だ(21日まで)。

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LOVE LOVE de SHOW はリーダー東山義久を除く、D☆Dのメンバーが、実力派のダンサー&シンガーをゲストに迎え、和楽器奏者を交えた、クロスオーバーな音楽によって繰り広げられるショーケース。これまで10年の歳月をかけて、季節ごとに展開されてきたステージが、今回の「冬」『White Labyrinth』で完結するにあたって、リーダーの東山が初参加。ゲストに大山真志、植木豪、DANIEL、法月康平という、D☆Dに所縁の深い面々が集い、和太鼓の橋口隆之、津軽三味線の-KIJI-、尺八の岩田卓也も、演奏だけでなく様々な形で舞台に参加しての、盛りだくさんなショーが展開されている。

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ACT1は、月の輝く冬の夜に見た幻想のようにステージが進んでいく。日本を代表する詩人の1人中原中也の「生い立ちの歌」のナレーションが流れ、モノトーンの世界の中で、多彩なダンスと歌が綴られる様は、タイトル通りまるで迷宮のようだ。そこには基本的なSTORYがない訳ではないが、決してそれを深く説明しようとはせずに、謂わば感性に訴えってくる。

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そんな舞台を創った構成・演出・振付の森新吾は「理性、作為を遮断する。意識的に作品を作らない。偶然性に見出すカタチ。意識的に作品を作らないのなら、無意識下で作ればいい。集合的無意識が正しければ、無意識の美しさは今回の舞台にとって普遍的な美しさかもしれないのです」とパンフレットに書いていて、白いキューブを縦横無尽に組み立て、壊し、組替えながら進んでいく舞台は、確かにまるで偶然が重なったように、姿を変えていく。

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D☆D1人1人のそれぞれに特色ある色合いはもちろん、植木豪のブレイクダンス、DANIELのバレエダンサーならではの美しい回転と跳躍、大山真志と法月康平の鮮やかに異なる個性と豊かな歌が、1つのショーの中で全く浮かずに、すべてが必要で必然に感じられて流れ続ける美しさには、格別なものがある。水を思わせる布、降りしきる雪、哀切の響きの和楽器。まるで夢幻のようなLabyrinthを創り出す森が、クリエーターとしてつけた力が、ここには詰まっている。

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特に、この15年間ひと時も止まらずに走り続けてきたD☆Dは、本年7月4日をもって、半年以上の充電期間を設けるという発表がなされている。更にこの7月4日に、小寺利光とTAKAがD☆Dを卒業することもまた、発表されている。初期の数年間こそメンバーの入れ替わりを繰り返していたD☆Dだが、現在の7名のメンバーが固定して10年の時が経つ間に、メンバー個々の力量も役割も日増しに大きくなっていった。歌手も踊り、ダンサーも歌い、構成・演出・振付・音楽をメンバーで創ることができる優れたパフォーマンス集団として、彼らは進化し続けて来た。だからいつしか、D☆Dは未来永劫このメンバーで、やがて渋いナイスミドルのメンズチームになり、いつかシルバーグレーのヤンチャなオヤジたちになり、ほとんど毎月のようにステージがある日々が続くことを、信じて疑わなくなっていた。15周年アニバーサリーで長く続いてきたシリーズ作品が次々に完結するのも、15周年の節目を飾る為で、新しいステップがまたはじまると思い込んでいた。 
もちろん新しいステップははじまる。ソロの仕事も元々多かったD☆Dだから、個々の仕事を追っていれば半年以上などあっという間に経つだろう。それぞれが蓄えてきた力で、またD☆Dはきっと大きくなっていく。それもとても楽しみだ。

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ただ、そこに小寺利光とTAKAはいないんだな、と思った時、やはり寂しくなるなという方が無理な話だ。小寺の端正なマスクの優しい笑顔と、1場面を堂々と担える卓越したタップダンスは、間違いなくD☆Dの華の1つだったし、咲山類とTAKAの、異種格闘技的なデュエットは、D☆Dでしか聞けないものだった。実際、クラシックの声楽家とロックシンガーが共にハーモニーを作るのは、思うほど簡単なことではない。その稀有な成功例がD☆Dの舞台には当たり前のようにあった。そんなデュエットが聴けるのもあと半年…と思っている時に、まるで卒業のためにあるような、美しい別れの歌いあげられると、どうしたって胸がつまる。
 
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でも、そんな美しくも悲しみを湛えたACT1が終わった後、突然、賑やかにはじまるACT2のお祭り騒ぎには、さっきまでセンチメンタルになっていたのは誰だ?とばかりに大声で笑わせてもらっていた。そう言えば新年だったよな、と、妙に納得させられる場面もあれば、東山、大山、植木、法月、森、と揃えばさてなんでしょう?と、D☆Dを愛する人たちになら、あまりにも平易過ぎる連想ゲームから、よくぞここまで馬鹿馬鹿しいことを思い付くものだと(褒めている)、呆れかえるような場面もある。

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でもだからこそ、クラシックバレエのプリンシパルが、こんなにはっちゃけて大丈夫なのかと、心配になるほどノリにノッて楽しそうに舞台上を跳び回っているDANIELを含めて、D☆Dと共に、そんな大人の悪ふざけを大真面目でやっている面々が愛おしく感じられてならない。彼らとD☆Dは間違いなく仲間でソウルメイトなのだから、7月4日が過ぎて行っても、形は変わっても、D☆DはD☆Dだし、小寺利光とTAKAもD☆Dの仲間で、ソウルメイトなことは変わらないだろう。きっとまた、もっと大きくなったD☆Dの輪に出会えるだろう。

そう確信できた『White Labyrinth』はLOVE LOVE de SHOW の掉尾を飾るに相応しい、オシャレで楽しいショーケースだった。このメンバーで観られる最後のLOVE LOVE de SHOW。迷宮に迷い込んだあと、思いっきり楽しい扉が開く、今ここにしかないWinter Party。是非1人でも多くの人に体感して欲しいステージだ。

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〈公演情報〉
DIAMOND☆DOGS(D☆D)15周年アニバーサリーシリーズ
LOVE LOVE de SHOW Vol.5
『White Labyrinth』
構成・演出・振付◇森新吾
出演◇東山義久 大山真志 植木豪 DANIEL 法月康平/DIAMOND☆DOGS(森新吾 小寺利光 中塚皓平 和田泰右 咲山類 TAKA) 橋口隆之(和太鼓) -KIJI-(津軽三味線) 岩田卓也(尺八)
●1/17〜21◎天王洲銀河劇場
〈お問い合わせ〉公演事務局 03-3492-5300(平日14時〜18時)




【取材・文・撮影/橘涼香】



えんぶ9号ラインナップ
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澤田育子の作・演出でハダカ座の第1回公演『ストリップ学園』ついに開幕!

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アグレッシブなエンターテインメント作品を発表して、作・演出家としても活躍するgood morning N°5の澤田育子。彼女が作・演出を手がけるハダカ座の第1回公演『ストリップ学園』が、1月12日、ついに開幕した。(20日まで。新宿 FACE)

前代未聞のドラマチック&乙女チック&エキセントリックなステージを謳うこの作品で、ストリップ修業をする女生徒役は全部イケメン男優たち! ミュージカル『テニスの王子様3rdシーズン』大石秀一郎役を演じた石田隼、舞台『KING OF PRISM-Over the Sunshine!』高田馬場ジョージ役を演じた古谷大和、東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION3PHANTOM』でルフィ役を演じた芹沢尚哉、『最遊記歌劇伝シリーズ』おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』『しゃばけ』などでお馴染みの藤原祐規といった、人気者たちが挑戦している。
彼らを取り巻く人々に、CONDORSのメンバーとしての活動やテレビ出演など多岐に活躍している小林顕作、澤田とともにgood morning N°5で活動する千代田信一や藤田記子などのパワフルな芸達者たちが顔を揃えている。さらに歌手であり、多くの表現者や、舞台への詞・曲提供も行い、近年では舞台・TVなどで役者としても活動する中村 中も特別出演するなど、これまでに斬新な世界観で創り上げるステージだ。 

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【あらすじ】
ここは当代随一の『ストリップ学園』。 宝ジェンヌを夢見て宝塚音楽学校へ入学するように、ストリップで天下取る夢を抱いた少女達の集う場所。
幼いころ見たストリッパーに焦がれて田舎から走って出てきた少女・ラン(古谷大和)。
ストリッパーの母親を持つ、生まれながらの踊り子、葉子(石田隼)。
ひたすらお金のために、ストリッパーになりたい朋美(芹沢尚哉)。
何不自由ないお嬢様育ちだが妖し闇を抱える姫華(藤原祐規)。
それぞれにストリッパーを目指す理由を抱えてストリップ学園に入学した、4人の少女。
入学して間もなく、ランは出入り業者の青年・喜三郎と出会い、恋に落ちる。
生徒たちのお披露目第一弾となる『ストリップ学園文化祭』に向けて厳しいレッスンをこなしながら、仲を深めていくランと喜三郎、そして姫華・葉子・朋美。
互いにぶつかりあいながら、少女たちはストリッパーになる意思をさらに固めていく。しかし喜三郎は、ランがみんなの前で脱ぐことに、抵抗を感じていた。
教官の村沢は、ランにこう告げる。「このままだとオマエ、落第だ」
ある日突然、喜三郎は姿を見せなくなってしまい、教官の村沢がまたもランに残酷な言葉を告げる…。
悲しみや怒り喜びの全てを糧にしながら、世の男たちの心とハートと体を裸にするために、少女たちは脱ぎ、歌い、踊り続ける!『アゲハ』という伝説のストリッパーの称号を目指して!!『アゲハ』の称号を掴み羽ばたくのは一体!?

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会場に作られた360°の円形ステージ、それがぐるぐると回って場面を変えたり、ストリップのステージとなったりする。四方に出入りする通路もあり、出演者たちがステージから降りてきて目の前で踊るなど、会場全体が物語の中にすっかり取り込まれる。

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イケメンたちが演じるストリッパー志望の女生徒たちはいずれも可憐でチャーミング。それぞれの思いや夢を抱いてストリップの世界へと挑んでいく。その姿は真摯であり純粋で、心からエールを送りたくなる。

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物語が進むにつれ、彼女たちの生きてきた背景も描き出されて、人間がハダカになることについての作者の洞察力と愛と人生哲学がしっかりと伝わってくる。

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米米クラブのメンバーだった金子隆博が音楽を担当していて、華やかなダンスシーンやエロチックなストリップ場面を、ポップにブルージーに彩っている。
 
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この公演は、ストリップのパフォーマンス場面でパフォマーへのチップ、紙テープ投げ、パンティを振り回すなど観客参加が可能な時間も用意してある(チップとリボンに模した紙テープは物販にて販売・特典付き)。
物語に感動して泣いて笑って、出演者の振り切り方に喝采を送り、クライマックスシーンではステージと一体化。観る者も全身で楽しめて、爽快感と生きるパワーをもらえる公演に仕上がっている。

【会見と質疑応答】
 

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小林顕作、芹沢尚哉、古谷大和、石田 隼、藤原祐規、(中村 中パネル)

この公演の初日前に出演者たちと作・演出の澤田育子の会見が行われた。

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小林顕作
澤田さんとは長い付き合いなんですけど、澤田さんのお芝居は出るもんじゃなく、観るもんだと思ってるんです。とても激しいので出るのは嫌なんです(笑)。観るぶんにはすごく楽しいんですが(笑)。ただ今回は、どうしても出て欲しいんだよねと言われて、じゃあ、一生に一度だけ出ようとかと思って。でも、稽古場に1日いただけでものすごく後悔しました(笑)。めちゃくちゃ激しい稽古で、でも、この若い子たちが、ものすごく一生懸命がんばってくれてるので、それに後押しされてがんばれるというか。そういった感じで、今日めでたく初日を迎えられたことは幸せですし、がんばっていきたいなと思っています。でもまだちょっぴり後悔はしています(笑)。

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芹沢尚哉
朋美役の芹沢尚哉です。今回、座組の中では一応僕が最年少になるんですけども、本当に優しい良い先輩方に囲まれ、刺激的な現場でした。ハダカ座Vo.1ということで、「お客さんも一緒になって心も体も丸ハダカに」がテーマになっていると思うので、僕らがそれを先導して、観に来てくれた方が元気いっぱいで帰れるような作品作りをしたいと思います。後悔のないように、1公演1公演、全力で魂込めて朋美を演じたいと思っています。よろしくお願いします。

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古谷大和
ラン役の古谷大和です。初日を迎える今、「やっとか」って思っています。稽古の始めのほうから、ずっと本番が待ち遠してくて、どんなふうになるのか、どんなふうにお客さんに届けるのか、すごくすごく楽しみで、やっとやっと迎えた初日で、今この瞬間も、本番がどんなふうになるのか、ワクワクしている、そんな感じです。今からもう、千秋楽が寂しく思えるくらいで、最初のほうからそれがずっと寂しくて、それくらい良い座組にいるなって思ってて、すごく素敵な人がいっぱいだなと。今、顕作さんの気持ちを初めて知ったんですが(笑)、出会えてよかったと思ってます(笑)。澤田さんともはじめましてだったんですが、その前に『豪雪』という作品を見て、「わあ、とんでもない作品だ」と思った自分が、今こうやって初日を迎えて、うれしい気持ちと楽しみな気持ちでいっぱいです。皆さんに楽しんでいただければいいなと思っています。

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石田隼
葉子役の石田隼です。稽古場から、いや稽古始まる前から、ずっとこの作品を全力で作ってきました。僕たちは全力だけど、プラス隣のおじさま(小林顕作)もずっと全力で、澤田さんもずっと全力で演出してくださって、あと、盆を回したりしてくださる方も全力で。キャスト、スタッフさん、みんなが全力で汗を流しているし、この舞台は袖にハケても僕らはずっと汗を流して着替えてて(笑)。だから1時間50分、ずっと汗を流して一生懸命、精いっぱいがんばっているので、皆さんも全力で楽しんでいただければすごくうれしいです。ハダカ座Vo.1がこれからも続いていくように、でも今日は初日なので、初日に向けて全力で演じます。皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。よろしくお願いします。

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藤原祐規
姫華の藤原祐規です。みんな言っていたように澤田さんの『豪雪』という作品を観て「とんでもない作品だぞ」と思い、これはたいへんなことになるぞと思いました。実際に初日からものすごい量のものを詰め込んで、そのまま1日たりとも楽な日はなく、死にそうになりながらここまでやってきました(笑)。限界超えるくらいに稽古してきたつもりだったんですけど、ゲネプロで取材の方がお客さんとして入ってくれて、さらにもう一段階、勝手に上がった自分たちがいて、さらに死にそうになってます(笑)。これが初日になったらどうなるかわからないですが(笑)、絞り出して、限界のその先にあるものをお客さんにガツンと見せてやって、圧倒してやりたいなと思います。千秋楽まで全力でケガのないように走り抜けたいと思います。がんばります。よろしくお願いします。

澤田育子(脚本・演出)
皆さんのコメント聞いて、今後、私の作品に出てくださる役者さんがいなくなっちゃうのではと、非常に不安なんですが(笑)。厳しいというよりシツコイんです(笑)。作品を観ていただけばおわかりのように、私は、自分の好きなものを、もういいよってくらいに詰め込みたいという。それをやらせてくれたことに本当に感謝してます。そして、そんなヘンテコリンな設定のお話に、迷いもせず全力で取り組んでくれる可愛い彼ら。「千秋楽が寂しい」とか、そういう可愛いこと言われたら、「もう早く第2弾やろうね」っていう気持ちが湧き上がります(笑)。小林顕作先輩も、千秋楽には「次も絶対に出る」と言ってくださると信じてます(笑)。私はもともとストリップが好きなので、その自分の好きな感覚だけを詰め込んで、イヤなものは1個も入れてないというのは自信を持って言えますし、肉体的なストリップだけでなく、役者としての精神的なストリップ、「むき出し感」を同時に楽しんでいただけたらなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
 
──皆さんストリッパーになりきるための自主練などはどんなことを?
古谷 まず稽古が始まる前にストリップを観に行きました。これをやるには、ああいうことやこういうことが必要だねと。そして、まず筋トレからはじめようと、毎日みんなで筋トレしてました。
芹沢 ストレッチとか、サーキットとか、筋トレだけで1日終わるくらいで。
古谷 途中から、いや、そういうことでもないだろと、この世界で生きることが大事だなと思って、それをやりつつ、この作品を作り上げていくために必要なエネルギーみたいなものを大事に、稽古していったと思います。
石田 心のストリップというのがあるので、意外と普通の芝居と変わらないというか。
藤原 むちゃくちゃやってるようで関係性や裏設定とかを大事に考えて、親との関係とか、そういうものを大事にしながら。
小林 僕は1週間くらい遅れて稽古に参加したから、すでに筋トレするという状況が作られていて、ますます激しい稽古場だなと(笑)。ちゃんと付き合いましたよ。背中とか痛くなっていやだなと思いながら(笑)。役は伝説のストリッパーとして出るんですが、ほかの役も演じるから、自分が何をやっているのかわからなくなってきて(笑)ストリップというより人格破壊にチャレンジしました(笑)。

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【後列】野口裕樹、久保田南美、千代田信一、ロッキン=ヨーコ、藤田記子、境秀人、岩男海史
【前列】小林顕作、芹沢尚哉、古谷大和、石田 隼、藤原祐規、(中村 中パネル)

〈公演情報〉
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ハダカ座公演 vol.1 『ストリップ学園』
脚本・演出◇澤田育子
音楽◇金子隆博  
振付◇竹森徳芳
出演◇石田 隼 古谷大和 芹沢尚哉 藤原祐規/千代田信一 藤田記子/
久保田南美 境秀人 野口裕樹 岩男海史/ロッキン=ヨーコ
/中村 中(特別出演・歌)/小林顕作
●1/12〜20◎新宿 FACE
〈料金〉カブリツキシート¥12,000(最前列シート/特典付き・税込/ドリンク代500円含) プレミアムシート¥8,900(特典付き・税込/ドリンク代500円含) 一般席¥6,400(税込/ドリンク代500円含)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉http://www.clie.asia/strip/

Ⓒ2017CLIE




【文/榊原和子 写真提供/CLIE 撮影/鏡田伸幸】



極上文學『風の又三郎・よだかの星』
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いのうえひでのり演出、堤真一・宮沢りえの共演で燃え上がる男女の情念と究極の愛『近松心中物語』初日開幕!

【近松】舞台写真/堤真一_宮沢りえ

シス・カンパニー公演『近松心中物語』が、新国立劇場 中劇場にて1月10日開幕した。(2月18日まで)
この作品は、秋元松代が近松門左衛門による世話物の中から三篇を選び、構成し直し、秋元独自の物語性を盛り込んで執筆したもので、蜷川幸雄演出のもと、1979年の初演以来上演のたびに話題を呼んできた。
古典題材を扱いながらも、歌舞伎でも浄瑠璃でもなく、社会制度や葛藤なども描かれた現代劇でありながらも新劇とは全く異なり、蜷川自身も常に冒険的な創作に挑み続けてきた作品だ。この不朽の名作に、今回は劇団☆新感線のいのうえひでのりが挑んでいる。

【近松】舞台写真/宮沢りえ_堤真一
 
出演は、男女のさまざまな愛の姿を演じ、共演の度に観客を魅了してきた堤真一と宮沢りえ。雷に打たれたように恋に落ちる二人<忠兵衛と梅川>を演じている。そして、シス・カンパニー公演『死の舞踏」で滑稽さと狂気の境界線を見事に演じ切った池田成志、また大胆な中に繊細な表現力が光る小池栄子が、可笑しみをまといながら、人間の等身大の悲しみや苦悩を背負った二人<与兵衛とお亀>を演じ、忠兵衛と梅川のシリアスなラブストーリーとは対照的な、与兵衛のダメ男っぷりと、そんな旦那のことを愛してやまないお亀の、コミカルなシーンも注目だ。

【近松】舞台写真/池田成志_小池栄子_
 
【あらすじ】
ー時は元禄。大坂新町と言えば、一夜の悦楽を追い求める男たちが集まる廓郭ー。
そこに、小道具商傘屋の婿養子・与兵衛(池田成志)が、折り合いの悪い姑お今(銀粉蝶)に追い出され、ある廓に身を沈めていた。もともと気弱で、うだつのあがらない亭主だが、女房のお亀(小池栄子)にとっては、所帯をもってもなお、恋い焦がれる相手。行方知らずのダメ亭主を案じ悲しむ娘をみかねて、姑お今が自ら与兵衛を連れ戻しに新町にやってくる。「二度とこの男を廓に近づけないでくれ」と周囲に念押ししながら、連れ戻される与兵衛。
そんな与兵衛とは対照的に、廓に縁のなかった飛脚屋亀屋の養子忠兵衛(堤真一)は、店の丁稚が拾った封書に一分の金が入っていたため、親切心から、その差出人の槌屋平三郎(小野武彦)を訪ねて新町に足を踏み入れてしまう。そこで偶然出会った飛脚仲間の八右衛門(市川猿弥)の強い誘いも振り切り、店を立ち去ろうとする忠兵衛。だがその時、店には、出先から戻って来た遊女・梅川(宮沢りえ)が…!
何かに打たれたように、立ちすくみ無言で見つめ合う二人…。その瞬間から、忠兵衛は憑りつかれたように梅川を追い求め、店の中へと消えて行く。
<忠兵衛・梅川><与兵衛・お亀>男女二組の運命は…?
あてのない逃避行へと向かう二組の男女の情念の行く末は…?
 
【近松】舞台写真/池田成志_小池栄子
【近松】舞台写真/堤真一_宮沢りえ_

【コメント】

この公演の初日開幕に際して、いのうえひでのり、堤真一、宮沢りえのコメントが到着した。

いのうえひでのり(演出)
「いのうえは、あの「近松」をどう見せてくれるのか…」という皆さんからの無言のプレッシャーをヒシヒシと感じながら、日々稽古に臨んできました。何と言っても、「近松心中物語」は、まさに「蜷川スペクタクル演出」の真骨頂であり、「蜷川歌舞伎」とも言える様式美がありました。そこはあえて抵抗せず、リスペクトしながら、僕なりの形で継承したいと考えています。物語の主軸は、二組のカップルが心中へと向かうまでのシンプルでストレートな話。
とてもスピーディな展開に笑いもあります。それを気心の知れた堤くんやりえちゃんたちと一緒に、僕たちのリズムとやり方で、新しい『近松心中物語』が作れたのではないか、と思っています。

堤真一(亀屋忠兵衛役) 
「愛を貫くために死を選ぶ」という決断が、現代のお客様に果たして納得していただけるのか…それが稽古前に考えていた課題でした。物語自体もシンプルで、出会ってすぐに恋に落ちて、身請けのために公金に手を付けて、心中へと突き進むという三段跳び的な唐突感もある展開(笑)。もちろん、りえちゃんが美しいので、一目惚れの設定には一番説得力がありますが(笑)、忠兵衛の心情面では、僕自身の中でロジックをきちんともって、忠兵衛と梅川の心の動きに真実味をしっかりと見せられるよう心がけて稽古を積み重ねてきました。いよいよ開幕です。いのうえさんと信頼できるメンバーたちと創る現代演劇としての『近松心中物語』を皆さんにお見せしたいですね。

宮沢りえ(遊女梅川役)
秋元松代さんの台詞はとても綺麗でストレート。いのうえさん演出の独特の“魅せる“表現の仕方もあり、稽古に入る前までは、実は、少し気恥ずかしさも感じていたんです。これを自分のものにするには、相当のパワーが必要だと覚悟していました。でも、稽古を重ね、堤さんたちと台詞を重ねていくうちに、これは、梅川の人生の中で、心から血を流しながらも清らかな水のように出てくる言葉なのだと、自然に腑に落ちてきました。忠兵衛・梅川の純愛を、私たちの演技で感じてもらえるようにしたいですね。また、最初に創られた蜷川さんをリスペクトしながら、私たち全員が同じ熱量で新しい物語を成立させれば、お客様の記憶に深く刻まれる作品にできる、と思っています。

〈公演情報〉 
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シス・カンパニー公演『近松心中物語』
作◇秋元松代
演出◇いのうえひでのり
出演◇堤真一 宮沢りえ 池田成志 小池栄子
市川猿弥 立石涼子 小野武彦 銀粉蝶 ほか
●1月10日〜2月18日◎新国立劇場 中劇場
〈料金〉SS席10,500円 S席9,500円 A席7,000円 B席5,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉シス・カンパニー 03-5423-5906(平日11:00〜19:00)
〈公式サイト〉www.chikamatsu-stage.com/


【撮影/宮川舞子】



極上文學『風の又三郎・よだかの星』
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浪漫活劇譚『艷漢』第二夜 上演中!

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後列/林野 野田 狩野 三上 櫻井 末原 加藤 村田 田上
前列/吉野 岡田 赤眞 大澤 高士 

六本木・俳優座劇場にて、浪漫活劇譚『艷漢』第二夜のゲネプロとフォトセッションが、12月13日に行われた。

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原作は尚月地の大人気漫画『艶漢』(「ウィングス」連載中(株式会社 新書館) )、ノーフン(フンドシをはいていないってこと!)がちで柳腰の美少年で傘職人の吉原詩郎と、熱血正義感の巡査殿・山田光路郎、そして詩郎の兄貴分で無敵な色気を放つ吉原安里の物語を軸にした、エログロナンセンスな昭和郷愁的アンダーグラウンド事件簿。
2016年3月に初演が上演され、今回はその続編、浪漫活劇譚『艶漢』第二夜の上演となる。

この日は、ゲネプロ公演後にフォトセッションとキャストによるマスコミ向け挨拶が行なわれた。
 
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橘伸三役:林野健志
やっと浪漫活劇譚『艶漢』第二夜の初日を迎えることができました。本番も気をぬく事なく万全の体勢で臨みたいと思います。艶やかな世界のいろいろなドラマをお客様にお伝えしたいと思います。
 
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若林剣一役・野田裕貴(梅棒)
僕が演じる若林はお話の本筋には絡んでこない役柄なのですが、その中でも『艶漢』の世界観をお客様に楽しんでいただけるように精一杯頑張ります。
 
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湯上 役・狩野和馬

僕は第二夜で新しく登場するキャラクターですが、初演を観て非常に人間くさいドラマチックな物語だなと思いました。ですが、第二夜では更にパワーアップしたドラマをお客様に見ていただけるのではないかと思います。楽しみにしていてください。
 
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六口役:田上真里奈

舞台上も、舞台裏もすべてのキャストとスタッフがフルに動き回って作り上げている世界なので、お客様にも喜んでいただけたら私たちの努力も報われるというものです。是非楽しんでいってください。初日頑張ります!

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佐倉春澄役:村田 恒
僕は今回からの参加なのですが、初演を超えられたら!という意気込みで今日までやってきました。この作品が第三夜、第四夜と続くように、しっかり佐倉春澄という役を演じたいと思います。
 
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 内海明人役:加藤良輔
『艷漢』の世界観を楽しんでいただきたいのはもちろんのこと、僕たち明人(加藤の役名)と春澄のストーリーもしっかりと描いていきたいと思います。最後までみんなで駆け抜けたいと思います。
 
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山田光路郎役:末原拓馬(おぼんろ)

元々たくさんの原作ファンの方がいらっしゃって、たくさんの方が触れてきていらっしゃる作品ですが、舞台を作っていてお芝居の中にいろんな要素があります。醜い部分を描くために美しい部分を描くし、美しい部分を描くために醜い部分をあえて表現したり。哀しい部分を際立たせるために、笑いの要素を入れたり、その逆もあるんですが、それがすべて合わさって『艶漢』というひとつの作品になるんだと思います。今日、この後、本番で“お客様”という要素が入って、どのように完成するのか、楽しみな気持ちと共に緊張しています。
 
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吉原安里役:三上 俊
初演が終ってから、僕はずっとこの瞬間を待っていました。僕と同じように『艶漢』のファンの方々はこの日を待っていてくれたと思いますが、原作を裏切らず舞台オリジナルのものを艷やかに、艶やかに期待に応えられるようお届けできるという自信があります。

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吉原詩郎役:櫻井圭登

初演から2年弱でこうして続編が出来ること、本当に幸せに思います。今回、新しいキャラクターも加わり、各キャラクターの新しい心情や前回は見せられなかった関係がとても多いので、僕自身、自分が出ていないシーンでも舞台裏で楽しませていただいております。今回も皆さんの度肝を抜いていきたいなと思うので、本番ぶちかましたいと思います。


 


 
林野 野田 狩野 三上 櫻井 末原 加藤 村田 田上


〈公演情報〉
浪漫活劇譚『艶漢』第二夜
原作◇尚月地『艶漢』/「ウィングス」連載中(株式会社 新書館)
脚本・演出◇ほさかよう(空想組曲) 
企画・制作◇CLIE
出演◇櫻井圭登、末原拓馬(おぼんろ)、三上 俊/
田上真里奈、林野健志/野田裕貴(梅棒)、狩野和馬/
村田 恒、加藤良輔/
岡田あがさ、吉野哲平、大澤信児、高士幸也、赤眞秀輝
●12/13〜17◎六本木・俳優座劇場
https://www.clie.asia/adekan/       


ⓒ尚 月地/新書館 Ⓒ尚 月地/幻灯署活劇支部

近藤良平、首藤康之、長塚圭史、松たか子による『かがみのかなたはたなかのなかに』新国立劇場 小劇場で上演中!

(右から)近藤良平、松塚圭史、首藤康之 のコピー
 
コンドルズを主宰する近藤良平と、バレエダンサー首藤康之、原作・演出に出演も兼ねる長塚圭史、そして松たか子の4人による舞台が、12月5日に、新国立劇場 小劇場で開幕した。(24日まで)

この作品は、2015年7月に上演され、大好評を博した「鏡」をモチーフにした芝居。
合わせ鏡の中の自分、うまくいかない恋、はがれ落ちない孤独感......未来のおとなと、かつての子どもたちへ向けておおくりする、少しビターで、少しファンタジックで、そして少しアイロニカルな物語。
 
(手前右から)首藤康之、松たか子(奥右かピー

【あらすじ】

軍将校のタナカ(首藤)と鏡の向こうにいるカナタ(近藤)が、鏡の向こうにいるケイコ(松)をともに好きになる。恋のさや当てに、ケイコの鏡合わせの人物、コイケ(長塚)が絡み、物語は思わぬ方向へ。

未来のおとなと、かつての子どもたちへ
鏡の向こう側にいる「私」はだれ? そこにはどんな世界が広がっているの?

日常を抜け出して、劇場という不思議の世界を、子どもたちと一緒に楽しみたい作品だ。
 
(右から)近藤良平、松たか子、首藤康之 のコピー
 
『かがみのかなたはたなかのなかに』映像


〈公演情報〉
『かがみのかなたはたなかのなかに』 
作・演出◇長塚圭史 
音楽・振付◇近藤良平
出演◇近藤良平、首藤康之、長塚圭史、松たか子
●12月5日〜24日◎新国立劇場 小劇場
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009659.html


【資料提供/新国立劇場 撮影/宮川舞子】



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