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えんぶ4月号

レビュー速報

片岡愛之助が初ミュージカルで大活躍! 抱腹絶倒のドタバタ喜劇『コメディ・トゥナイト!』開幕!

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歌舞伎俳優で、映像をはじめ多彩に活躍中の片岡愛之助が、宮本亜門演出で初めてのミュージカルに挑む舞台『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』が、3月4日、新橋演舞場で幕を開けた。(28日まで。4月2日〜25日、大阪松竹座で公演)

この『コメディ・トゥナイト!』の原作は、巨匠スティーヴン・ソンドハイム作曲のブロードウェイ・ミュージカル。1962年に『ローマで起こった奇妙な出来事』として初演され、トニー賞で6部門を受賞、2年半のロングラン、2度のリバイバル、映画化もされた傑作ミュージカルだ。
演出の宮本亜門は、これまでにソンドハイム作詞・作曲の『太平洋序曲』(ブロードウェイ史上初・東洋人の演出でトニー賞にノミネート)、『イントゥ・ザ・ウッズ』、『スウィーニー・トッド』、『メリリー・ウィー・ロール・アロング』などを手がけ、高い評価を得ている。そして深い親交のあるソンドハイム了承のもと、今回は時代設定を古代ローマから江戸に移して、和風スラップスティック・コメディに仕上げている。

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出演者も片岡愛之助を中心に、若手からベテランまで豪華キャストが揃った。ジャニーズきっての歌唱力を誇る内博貴、ミュージカルではおなじみで声優でも評価の高い平野綾、ロック・バンドのRED WARRIORSで破壊力抜群の歌声のダイアモンド✡ユカイ。ミュージカルだけでなくCDや小説と幅広く活躍する上山竜治(ダブルキャスト/東京公演のみ)、ミュージカルからストレートプレイまで手練れの鈴木壮麻(ダブルキャスト)、おしゃれで多才な怪優・ルー大柴、映画やドラマで脇を締める徳井優、映像・舞台で活躍する演技派の松田美由紀、そしてロック・バンドのTHE 虎舞竜でボーカルでお馴染みの高橋ジョージと個性溢れる面々だ。

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【あらすじ】
江戸の街に並ぶ3軒の家。1つは薬問屋の布袋屋楽右衛門(高橋ジョージ)の家。女将のお高(松田美由紀)、息子の比呂(内博貴)、丁稚頭の金吉(ルー大柴)、比呂の下で働く丁稚の丁吉(片岡愛之助)が住んでいる。
もう1つは澤野屋(ダイアモンド✡ユカイ)が営む美女を集めた置屋。そしてもう1軒は、幼い頃にさらわれた2人の子供を探して放浪中の川端平吉(徳井優)の留守宅。
陽気な丁稚の丁吉はいつも自由の身になりたいと願っていた。ある日、主人の比呂が置屋の新入娘お美津(平野綾)に恋をしていることを知る。丁吉は、楽右衛門夫妻が旅に出ている間に、お美津との仲を取り持てば自由の身にするという約束を比呂から取り付けた。
とはいえ、お美津は侍の荒尾正蔵(鈴木壮麻・上山竜治/Wキャスト)に身請けされることが決まっていた。丁吉は置屋の主人を丸め込み、お美津を家に連れ込む。万事、上手く運ぶと思われたが、そこに突然一人で帰宅した楽右衛門を、お美津が身請け相手だと勘違いし、楽右衛門もお美津を新入りの女中と勘違い。そこにお美津を身請けに荒尾が現れ、さらには放浪の旅から川端も帰宅、楽右衛門の浮気を疑うお高までもが旅から戻り…丁吉の仕掛けた策略はこんがらがって、ドタバタ模様に…。

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オープニングは花道を愛之助の丁吉に連れられた楽隊風の出演者の一団が登場、そこで江戸風の幕を背景に愛之助の口上から物語が始まる。流れるようなセリフが見事だ。そこからメジャーのキーでウキウキするブギーなナンバー「コメディ・トゥナイト」を全員で歌いあげるのだが、この曲だけでこの作品の楽しさが伝わってくる。

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片岡愛之助はミュージカル初出演だが、ヴォイストレーニングをかなり以前から行っていたというだけあって、低いバリトンで深みがあるうえに芝居心があるので、聞いていて心地よい。丁吉は初めは自由を手に入れるために、そこから他人の幸せのために奔走することになる。あらゆる知恵を絞り、丁稚仲間の金吉を引っ張り込み、ときにはウソや策略で周りの人々を振り回すのだが、溢れる愛嬌と誠意が丁吉を憎めないキャラクターにしている。3軒の家の間を走り回り、次々に窮地を切り抜ける鮮やかな丁吉の仕事ぶりは、そのまま、初めてのミュージカルでも伸び伸びと力強く一座を牽引する愛之助そのものと言っていいだろう。
 
内博貴はミュージカルではすでにキャリア十分な俳優として知られているが、今回も甘く力強い歌声と端正な容姿を武器に、登場しただけで華やかな存在感を示してくる。箱入り息子のお坊ちゃん役だが、お美津への熱い思いと、一緒になるための決心の強さが伝わって魅力的だ。

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比呂と恋仲になるお美津は平野綾。田舎から江戸の置屋にきたばかりで、純情なあまりちょっと天然なところもある娘を、可愛く演じている。歌唱力は多くのミュージカルファンが知るところだが、ソンドハイムの難しいソロ曲も綺麗なソプラノを響かせ歌いこなしてみせる。

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置屋の主人・澤野屋のダイアモンド✡ユカイは、ロック・バンドでボーカルを務めていただけに、その歌声は会場の空気が震えるほど。派手な衣裳がよく似合って、計算高いのに意外と人が良くて抜けているキャラで笑いを誘う。

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お美津の身請け主である荒尾は、この舞台稽古では上山竜治が演じた(鈴木壮麻とダブルキャスト)。肉襦袢で強調したマッチョな体躯で、単純でナルシストでちょっとおバカというカリカチュアされた武士を大まじめに演じている。歌声は伸びやかで潤いのある歌声だが、武士らしい迫力がある。

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そして、丁吉に振り回される丁稚頭の金吉はルー大柴。本格ミュージカルは初めてだというが、演出家の無茶ぶり?を飄々とこなし、後半では女装も見せるなど大活躍。ソロや愛之助とのデュエットはじめとする歌に加えて、独特の存在感でこの舞台に大きな力になっている。

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徳井優は、幼くしてさらわれた2人の子供を探す老人・川端平吉。寂しげな背中を見せながら、ただ通り過ぎていくだけなのに、客席の笑いを誘うところなど、いぶし銀の脇役の本領発揮。

薬問屋の女主人で、旦那の浮気を疑うお高は松田美由紀。結い上げた髪の高さ同様かなり威圧的な女性なのだが、妖艶さもあってチャーミング。芝居心たっぷりの歌声で情念とともに女の怖さも醸し出す。

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その夫で尻に敷かれている布袋屋楽右衛門は高橋ジョージ。ちょっと間の抜けた大店の主人役で、若い女を追いかけて振り回される姿が滑稽だが、歌になれば一気にロッカーの顔になる。リズムに乗った色気のある声は、さすがミリオンセラーの歌い手ならでは。

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演出の宮本亜門は、長年このブロードウェイ・ミュージカルの上演を望んできただけあって、この作品の面白さと感動を把握して、彼のオリジナリティで染め直している。江戸版という基本ラインはあっても、衣裳も背景もほとんどフリーダム、キッチュでシュールで無国籍。上演台本も亜門が手がけているのだが、現代口語でフラット、その流れでの訳詞だから歌詞も耳馴染みのいいものになっている。
そして、ソンドハイムの楽曲を編曲した甲斐正人が素晴らしい。すべてがメジャーなキーのようでありながら、お江戸情緒、日本の叙情的なマイナーな曲調も取り入れて、フルートやパーカッションなどを和楽器風に奏でるなど、親しみやすく、思わず口ずさみたくなる曲ばかりだ。

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物語は最後には大団円。主題曲「コメディ・トゥナイト」で丁吉は蝶のように空を飛ぶのだが、そこに、この作品に流れるテーマ、「自由への希求」を、江戸という時代に託した宮本亜門の思いを痛切に感じるのだ。そして、55年前に作られたこのミュージカルの、今だからこそ訴えてくるスピリットを、楽しい音楽や沢山の笑いとともに届けてくれるこのカンパニーに、大きな拍手を送りたい。

【囲みインタビュー】

この『コメディ・トゥナイト!』の公開舞台稽古と囲みインタビューが、初日に行われ、宮本亜門、片岡愛之助、内博貴、平野綾、ダイアモンド✡ユカイ、上山竜治、鈴木壮麻、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージが登壇した。

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まず初めに全員による写真撮影の前にサプライズが。片岡愛之助45歳の誕生日セレモニーが、彼に内緒で行われ、バースデーケーキと花束のプレゼントがあった。

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片岡愛之助は目を輝かせながら「ありがとうございます。サプライズで驚きました。初日でドキドキしていましたが、初ミュージカルの初日に45歳の誕生日を迎えて嬉しいです。これを糧にますます精進していきたいと思います、といっても、亜門さんから、芝居は頑張らずにしてくださいと言われたので、頑張りすぎないように頑張りたいと思います(笑)」と挨拶。

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その後、登壇者が一旦袖にはけると、バースデー・ソングが歌われ会場は笑いの渦に。改めて、囲みインタビューが行われる。

片岡愛之助 初日と誕生日が重なるのは人生で初めてですね。さっき、そこで歌を歌っていただいたんですけど、みんな揃わなくて個人プレーが得意なんだと改めて思いました(笑)。
宮本亜門 こんなバラバラな個性は初めてですね。初日に合わせるの大変でしたよ(笑)。
愛之助 初のミュージカル出演ですが、歌の指導と亜門さんの指導のおかげです。共演の方も個性の強い方ばかりだし、ドキドキしていましたが、稽古場が楽しくて、毎日笑いながら作りました。早く初日が開いてほしいな。ただ、歌舞伎と違って、普段マイクがないので、もっと小さい声でやってくださいと言われた時はびっくりしましたね(笑)。
亜門 とにかく真面目な人だし、歌舞伎で訓練されているので、声が出すぎる時があるので、まずはマイクになれることだよね。愛之助さんは、これからミュージカルをやっていきたいと言っていて、これが最初でよかったと思います。とても馴染んでいて、歌舞伎役者さんであることを忘れますね。これは、原作はブロードウェイのものですが、日本の歌舞伎を取り入れたオリジナルの作品になっています。アメリカでは”トランプ演劇”がドタバタで、人を不安にさせている昨今ですが、このドタバタ喜劇は人を幸せにします。次々と動物園みたいに変な人が出てくるので。
ダイアモンド✡ユカイ(自分のカツラを指して)コシノジュンコさんです(笑)。
高橋ジョージ 演技でもそれぐらい面白いからいいよね。僕は薬屋なので真面目ですけどね。ちょっとエロいんですけど(笑)。
内博貴 (髪型について問われて)カツラはベターっとした髪型なのですが、衣裳合わせのときに変わったんです。ポスターのツンツンしている感じとはちょっと違ってます。
ルー大柴 僕は本格的なミュージカルは初めてなので、スタディーさせていただいています(笑)。愛之助さんとコンビを組んで、スリー曲ぐらい歌うんです(笑)。女装に関してはシークレットですが、身をパウダーにしながらやりましたよ(爆笑)。
平野綾 ここまでおじさんたちが頑張ってるミュージカルは初めてです。みんな可愛いですね。
松田美由紀 私は怖い役ですけど、いつも亜門さんに怒られて、一番ちっちゃくなっています。
亜門 ちょっと、いい人のイメージで売ってるのでやめてよ(笑)。何回か一緒にさせていただいているので、「もっと来い!」という感じを出してもらいたいなと思ったんですよ。

最後に改めて片岡愛之助からメッセージが伝えられる。 
愛之助 抱腹絶倒、いろんな笑いが起きます。僕は歌舞伎役者ですが、いろんな生き方をしてきた方が揃ったミュージカルですので、その化学反応をぜひ楽しみにしていてください。お待ちしております。

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〈公演情報〉
ブロードウェイ・ミュージカル
『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』
脚本◇バート・シュヴラヴ&ラリー・ゲルバート
作詞・作曲◇スティーヴン・ソンドハイム
演出・上演台本・訳詞◇宮本亜門
出演◇片岡愛之助 内博貴 平野綾 ダイアモンド✡ユカイ 上山竜治・鈴木壮麻(Wキャスト) ルー大柴 徳井優 松田美由紀 高橋ジョージ ほか
●3/4〜28◎新橋演舞場
〈料金〉1等席13,000円、2等席8,500円、3階A席5,500円、3階B席3,000円、桟敷席14,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケットホン松竹 0570-000-489
●4/2〜25◎大阪松竹座
〈料金〉1等席13,000円、2等席7,000円、3等席5,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉チケットホン松竹 0570-000-489
〈公式サイト〉http://comedy-tonight.com
 

【取材・文・撮影/竹下力】




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吹奏楽に取り組む教師と生徒たちの笑いと感動の物語。博多座『熱血!ブラバン少女。』初日開幕!

02_実際の指揮に挑戦する博多華丸

博多座の3月公演『熱血!ブラバン少女。』が本日、3月4日、開幕した。
この作品は、全国トップレベルの実力を誇る福岡の精華女子高等学校吹奏楽部の大ヒットCDをモチーフに、博多座オリジナルの脚本で舞台化したもの。博多華丸演じる熱血コーチのもとで、全国大会を目指す女子高校吹奏楽部の姿が活き活きと描かれる。精華女子高等学校吹奏楽部の現役“ブラバン少女”たちが毎日ゲスト出演し、生演奏を披露する事でも話題だ。

【あらすじ】
12年前、武勝為成(博多華丸)が顧問を勤めていた西北学園吹奏楽部は、コンクールの全国大会に出場するほどの名門校だった。しかし、とある理由で武勝は学園を去ってしまう。以来、吹奏楽部も鳴かず飛ばずの状態に。
吹奏楽部のOGで、今は学園の臨時職員を勤める生島聡美(星野真里)は武勝に吹奏楽部のコーチとして戻ってきてほしいと懇願する。武勝は学園を去ってからというもの、音楽からは遠のいていた。だが、思いがけない出会いが重なり、武勝は再び学園へ戻ってくることを決意する。武勝の独特な熱血指導により、まとまり始めた吹奏楽部はみるみる力をつけ、世間の注目を集めていく。そこへ、密着していた新聞記者が武勝の秘密を嗅ぎ付けてしまう。その秘密とは…。

その初日を前に舞台稽古が公開され、博多華丸らメインキャストによる囲み取材が行われた。

01_熱血コーチ役の博多華丸

劇中で、女子高生たちを率いて実際の指揮に挑戦する華丸は「僕の方がリードしてリズムをとらなければいけないんですが、女子高生たちの純粋な目で見られると追い詰められてしまいます。カラオケにいった時もリズムをとる練習を重ねているのでカラオケのレベルはあがったと思います(笑)」「女子高生にモテるために5キロ痩せました」と冗談交じりに語ったが、実は吹奏楽部の生徒たちと初めて合同で演奏練習が出来たのはわずか1週間前。これまで指揮の練習を重ねてきた華丸も、生の演奏を前に苦戦。芝居の稽古の合間を利用し、指揮の反復練習に励む様子が伺えた。
 
華丸は、先週2月25日にフジテレビにて放送された「ENGEIグランドスラム」でも今公演に関するネタを博多大吉とともに披露。「僕が頼んだわけではないのですが(笑)、あのネタは大吉さんが作ってくれました」今回の舞台出演にあたり、大吉は華丸へオリジナルの“楽屋のれん”を贈るなどコンビ愛は健在だ。
 
また、博多弁のセリフがほとんどの物語の中で存在感を放つのが鳳蘭。お芝居の舞台となる女子高の校長役で、ネィティブな関西弁を流暢に披露し、華丸との漫才さながらの掛け合いも見どころ。そんな鳳蘭は「この舞台は音楽・大道具・演出…素晴らしい要素が本当にたくさん。冒頭に生演奏のシーンがあるが私も涙と鳥肌が止まらなかった。福岡だけではもったいないので、東京は帝国劇場、大阪は梅田芸術劇場でやってほしい、と書いておいてください(笑)」と取材陣へ“校長命令”を発動した。
 
最後は華丸が「私にも娘が2人いますが、どちらかに吹奏楽をやらせておけばよかったと思うくらい(吹奏楽は)素晴らしい世界。精華女子高校吹奏楽部の皆さんとのコラボは、負けたら終わりの高校野球と同じくらいのプレッシャーですが、1回1回、毎日が初日の気持ちで臨みます」と気合いたっぷりに締めた。

03_実際の指揮に挑戦する博多華丸


博多華丸の舞台挨拶入りの特別カーテンコールの模様
 



〈公演情報〉
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『熱血!ブラバン少女。』 
作・演出◇G2
出演◇博多華丸、星野真里、金子 昇、田中美里、宇梶剛士、森田順平、鳳 蘭
宮香蓮、入来茉里、神田朝香、上野 遥/武内由紀子、斉藤 優、是近敦之、松永玲子
ゲスト出演◇精華女子高等学校吹奏楽部
●2017/3/4〜26◎博多座 
〈料金〉A席12,000円 特B席9,000円 B席7,000円 C席4,000円(全席指定・税込)
チケット発売日:2017年1月14日(土)午前10時より 電話予約・インターネット発売開始
チケット問合せ:博多座電話予約センター 092−263−5555(10:00〜18:00)※日・祝日も受付
インターネット販売:http://www.hakataza.co.jp/

 


 




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『SENGOKU WARS〜RU・TENエピソード2〜猿狸合戦』開幕!

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2014年年末、明治座にて上演された、黒田官兵衛主人公の物語「るの祭典」。その新たな物語『SENGOKU WARS〜RU・TENエピソード2〜猿狸合戦』が本日、2月25日より開幕する。
 
引きこもりで目薬屋になりたい黒田官兵衛は、騙されて宇宙人の織田信長率いる戦国武将たちの争いに巻き込まれる。そんな中で起きた明智光秀の謀叛によって、織田信長(ピロシキ)は宇宙へ帰り、官兵衛の言葉に感銘を受けた羽柴秀吉が明智光秀を討ち天下統一へと名乗りを上げた……。
今回の話は、官兵衛が主として抱き、心に決めた男“羽柴秀吉”のその後の物語だ。
 
その公演の公開舞台稽古が24日夜に行われ、主演の辻本祐樹コメントが届いた。

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【羽柴秀吉役/辻本祐樹 コメント​​】
 
2014年年末に辻本祐樹が演じました羽柴秀吉役が主演となり帰ってきました!
役者として、一つの役、その時必死に演じた役が、エピソード2として、また演じられるのが本当に嬉しくて感謝しかありません。それと同時にその期待に応えられるよう、身の引き締まる思いでもあります。
今回は前回の秀吉からの成長物語をお見せ出来ると思いますが、今回の舞台前半では、前回とはかなり違った秀吉の感じなので、お客様は驚かれるかもしれません。そういうところも楽しんで頂ければ。また自分自身、秀吉を演じる上でかなり悩みましたが、友情だったり国をまとめる為の秀吉の心の向かい方を観てほしいです。
そして、出演者6人のチームワークがすごく良くて、僕は恵まれていると思ってます。短い稽古期間でしたが、稽古場ではみんなでやれることを一つづつ解消していき、楽しくてスケール感のある作品が出来たと感じるのもチームワークの賜物です。

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 【あらすじ】
時は戦国。本能寺の変から約2年。清州会議を経た、賤ヶ岳の戦いから更に後。
信長の後を継いで、この戦乱の世で「天下人」となるのは一体誰か…誰よりも心優しく、貧しいものが殺されていく世の中を嘆き、自分がこの世界を、殺されていく人たちを守りたいと心に誓った、あの羽柴秀吉は…変わっていた。天下が近くなればなるほど、秀吉は強かに、そして少しずつ冷酷に。しかしそんな秀吉に、人々は従い始める。同じころ。天下統一を目指す戦に名乗りを上げた男が。彼の名前は徳川家康。人を動かす能力に秀吉以上に長けた男。
じりじりと頭脳戦を繰り広げる、秀吉と家康の猿と狸の化かし合い合戦の決着とは…?
更に、大阪城築城へと動き出した秀吉の想いとは…。

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【主な登場人物】
羽柴秀吉(辻本祐樹)…天下をとるために次第に冷酷・非情になっていく主人公
徳川家康(鳥越裕貴)…腹黒で強かな頭の切れる武将。天下を目指す秀吉にとって邪魔でありつつ逆に互いにとって利用しあえる仲でもある。
前田利家(蒼木陣)… 秀吉の親友。自分が居なければ秀吉はおかしくなってしまうと心配している。
石川数正(二瓶拓也)…徳川軍の軍事機密を知り尽くす家康の側近。
織田信雄(碕理人)…お坊ちゃま。天下を取るのは自分であると信じ、天下をとらせてくれる方につこうと秀吉と家康の間でうろうろしている。
なか、朝日姫、ねね/服部半蔵(加藤啓)…秀吉を支える女たち/家康の側近。

【日替わりゲスト】
2月25日(土)12:00 黒田官兵衛(小林且弥)
2月25日(土)15:00 重太郎(白又敦)
2月25日(土)18:00 石田三成(安西慎太郎)
2月26日(日)12:00 織田信長(滝口幸広)
2月26日(日)15:00 竹中半兵衛(木ノ本嶺浩)
※本編中、あるシーンにて、秀吉が毎回ゲストと語りあう。時には過去を思い出し、時には目の前の仲間に素直な気持ちを。時には幽霊だったり?そして時には心の離れてしまった仲間と…。


〈公演情報〉
『SENGOKU WARS〜RU・TENエピソード2〜猿狸合戦』
脚本◇赤澤ムック
演出◇佐々木充郭
出演◇辻本祐樹、鳥越裕貴、蒼木陣、二瓶拓也、碕理人、加藤啓
●2/25・26◎東京芸術劇場シアターイースト
〈料金6,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉る・ひまわり 03-6277-6622(平日11:00〜19:00)
http:///www.le-himawari.co.jp


【撮影/宮川舞子】



 


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OSK日本歌劇団が放つ、新たな古代ロマン! 真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』

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2017年、創立95周年を迎えて、ますます意気上がるOSK日本歌劇団。トップスター高世麻央、二番手スター桐生麻耶、娘役スター折原有佐、以下充実の精鋭メンバーで送る壮大な古代ロマン 真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』が、銀座の博品館劇場で上演中だ(26日まで)。

真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』は、誰もが耳にしたことがあるだろう桃太郎伝説を足掛かりに、作・演出・振付のはやみ甲が、史実と言っても諸説ある、古代の物語であることを逆手に取り、想像の翼を縦横に伸ばしてスペクタクルに、かつドラマチックに展開されるストーリー運びが、大きな魅力を持った作品だ。

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【STORY】
日本史上、最初の統一政権である大和朝廷が誕生したばかりの頃。先王の第七皇子である、イサセリ皇子(高世麻央)は、武に優れ、知に優れ、更に並々ならぬ剣の使い手であったが、側室の皇子である為、正室の皇子で弟の崇神天皇(愛瀬光)が帝となった世で、将軍職も失い、失意の中、心を鎮めるために山中に身を寄せ武芸に励むうちに、心清き者にしか与えられない不思議な力を身に着けていた。そんな日々の中で、イサセリ皇子は人並み外れた嗅覚の持ち主タケル(虹架路万)、予知能力を持つユン(翼和希)、鳥に意識を移す「真転心の術」の使い手マオリ(千咲えみ)と出会い、いつしか心許せる仲になっていた。

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ある日、イサセリ皇子は帝を「鬼」が襲う悪夢にうなされるが、時を同じくして山中に「鬼」が出たとユンが騒ぎ出す。自分の霊力、更にユンの予知能力を信じるイサセリ皇子は、ただならぬ凶事の予感に、朝廷へと向かうことにする。
その頃、吉備の国では百済から船に乗り渡ってきた温羅(ウラ・桐生麻耶)が、異国から流れ着いた自分を温かく迎え入れてくれた吉備の民に感謝し、百済の優れた製鉄技術=タタラの技を民に広め、強力な武器となるタタラの剣を朝廷に献上することによって、吉備の国を栄えさせ民に恩を返そうと励んでいた。そんな温羅の誠実な人柄に心を寄せた村長の娘・阿曽姫(折原有佐)は温羅と夫婦となり、共に支え合い思い合う2人の間には、新たな命が誕生しようとしていて、吉備の国にはおだやかな時間が流れていた。
 
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だが、そんな吉備の国の平和を知る由もないイサセリ皇子が、朝廷に参じて耳にしたのは、吉備の国から鬼のような温羅という男が、残虐非道な行為で人々を虐げている、助けてくれという嘆願書が届いたという話だった。タタラの技術で発展を遂げた吉備の国は、今や大和朝廷に匹敵するほどの大国となりつつあるだけでなく、膨大なタタラの剣を秘匿し、謀反の疑いがあると、朝廷の右大臣・望月上道(悠浦あやと)は帝に進言するが、朝廷への謀反となれば一族郎党が斬首となる大罪。安易に断罪することはできないという帝に対し、イサセリ皇子は、タケル、ユン、マオリと共にことの真相を確かめる為吉備の国へと向かい、上道もまた朝廷の使者を差し向ける。

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ユンが見た「鬼」が吉備の国にいるのか、上道の言う通り謀反を起こそうとしているのか、温羅とは一体何者なのか。疑心を抱えたままイサセリ皇子の一行は旅を続けるが、そこで目にしたものは、片腕を切り取られ無残に殺された朝廷の使者の姿だった。慄然となるイサセリ皇子だったが、仲間の死に打ちのめされながらも朝廷に急を知らせに戻った生き残りの使者・青霧(天輝レオ)から、タケルが嗅ぎ取ったある匂いから、イサセリ皇子の疑念は更に膨らみ、まずはとにかく温羅に直接会ってみなければ、と必死で温羅を探し求める。
だが、朝廷にはすでに使者の切り落とされた腕が送りつけられており、事の無残さに憤った帝は、吉備の国への侵攻を決定し、出兵を指示する。「鬼」とは誰か?それは本当に温羅のことなのか?風雲急を告げる争いの流れの中で、イサセリ皇子が見たものとは……。

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作品に接してまず驚くのが、「桃から生まれた桃太郎」でよく知られる日本昔ばなしの桃太郎の鬼退治の物語とは、まるで無縁のように広がり、展開し、転がって行くドラマが、最後の最後にはきちんとその出発点に、しかも思いもしなかった形で収斂される見事さだ。
大和朝廷の黎明期は元々1つの事柄にも諸説があるものが多いし、かの有名な「日本書紀」も煎じ詰めれば勝者の記録だから、時の権力者の都合の良いように歪曲されていると推察できる事柄も散見されている。これは謂わば、どうにでも解釈し、自由にフィクションを織り交ぜることが可能な時代であるとも言え、結果的にOSK日本歌劇団は、大変な鉱脈を掘り当てたな、と思える新たな魅力に満ちた作品が生み出されることになった。

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まず、はやみ甲の描く脚本に怒涛のような勢いがあって、次はどうなる?そして次は?と、幕きからラストシーンまでのドラマ展開が、観る者を惹きつける力が絶大で、観客をひと時も飽きさせない。更に、神の声を聞く、霊力が備わるといった神話の世界が無理なく組み込める時代背景が、女性だけの歌劇団であるOSK日本歌劇団そのものが持っているファンタジー色との親和性によって、本来なら違和感を覚えても不思議ではない、タケル、ユン、マオリのかなり現代的な衣装をも、ドラマの中に取り込んでしまう強みがあった。
このある種のカオスとも言える世界観が、「鬼」とは人の心にある、憎しみや怒り邪気と言った負の想念の化身であり、取り分け愛する者を失った時の激しい慟哭は、誰の心をも鬼に変える。人は等しく誰しもがある日、鬼と化す狂気を秘めているからこそ、穏やかに笑い合える、大切な人と思い思われながら生きられる日常は、何にも代えがたく尊いものだという、普遍的なメッセージを、ストーレートに現代に伝える力となった。あくまでもエンターテイメントの中で、こうした真摯なテーマが伝わるドラマほど胸をうつものはなく、そういう意味でも非常に優れた作品となっていた。

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特に、やはり今回は、高世麻央と桐生麻耶という、95周年を迎えるOSK日本歌劇団の看板スターががっぷり四つに組んだ芝居作品であることの厚みが、作品を更に高みへと引き上げる力になっている。
イサセリ皇子の高世は、その出自故に決して帝王とはなれない屈折を抱え、隠遁状態にあるという役どころの出発点から、ほぼ終幕まで笑顔を見せない。それでいて、高貴な身分の皇子であることが素直に納得できる在り様は、やはりトップスターたる高世ならではの華やかな存在感のなせる業。マオリが真っ直ぐにイサセリ皇子を思うことも、そのマオリを思いながら、相手がイサセリ皇子では引き下がる以外にないと諦観しているタケルの言動にも説得力を与える、役柄の在り様がさすがの一言だった。そんなイサセリ皇子がある瞬間「鬼」となり、話題となったポスターの特殊なメイクアップが、ライブでは再現できないはずでありながら、観る者に確かな変化を実感させるのが圧巻。この激変があるからこそ、最後に見せる笑顔に、なんとも温かい思いを抱ける主役ぶりだった。
 
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一方温羅の桐生麻耶は、穏やかで温かい笑顔が印象的な登場をするだけに、後に修羅となる怨念があまりにも切ない役柄を、十二分に体現している。実は百済の王国の第二王子であったが、身分の低い母と共に国を追われた…という設定が、イサセリ皇子の境遇と重なるのが作劇の重要なポイントで、誰が英雄となり、誰が「鬼」と呼ばれるか、両者にはまさに紙一重の違いしかないという、作品の根幹を成すテーマを支える存在でもあり、これは現時点のOSK日本歌劇団において、高世と桐生という2人のスターのタッグがあってこそ実現したドラマ作りともなっている。つまり見事にあてがきが為されていて、その意味でもOSK日本歌劇団の大きな節目の年に相応しいオリジナル作品と言えるものだった。

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そんな2人を軸に、舞台を創り出す陣容がまた逸材揃いで、作品を更に豊かなものにしている。温羅の妻・阿曽姫の折原有佐は、明るく快活で芯の通った女性像をしっかりと演じつつ、確かな可憐さも残すのが素晴らしい。台詞発声も適度に高過ぎず、実に心地よいトーンで、温羅が得たただ一つのかけがえのない拠り所に相応しい存在足り得ていた。大変残念なことに4月での退団をすでに発表していて、これが最後の東京公演となったが、地に足が着いていながら愛らしいという、歌劇の世界になくてはならない逸材だっだだけに、退団が心から惜しまれる。
 
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望月上道の悠浦あやとは、OSK日本歌劇団の次世代を担うと目される男役スターの1人だが、持ち前の華やかなスター性だけでなく、主演経験などで得た深い演技力が、今回の色悪の魅力とも言うべき役をも手中に納める力になった。真っ白な王子様役が何よりのニンだと思わせてきた人が、役幅を見事に広げていて頼もしい。
 
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イサセリ皇子をまっすぐに恋するマオリの千咲えみは、これまでもどんなに端で踊っていても、そのとびきりの愛らしさで目を引いて来た人だけに、ヒロイン格と言っていい今回のキャスティングがまず喜ばしい。高世とはかなり学年差があると思うが、イサセリ皇子が守るべき者にすんなりと見えたのは大収穫。これを契機にますます伸びていって欲しい。

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そのマオリを愛するタケルの虹架路万は、ドラマを動かす重要なポイントとなる役柄の、これぞ男役の気障に決めた動きの中にある真摯さを巧みに表している。客席での芝居も堂に入ったもので、イサセリ皇子の仲間である3人のコントラストを秀でた明るさで表現したユンの翼和希と共に、作品の癒しとなる部分をもきちんと担っている。

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また朝廷側では、崇神天皇の愛瀬光が、イサセリ皇子を兄と慕いながら、政を執り行う上で上道に頼らざるを得ない苦悩が見て取れる、確かな芝居が目を引く。上に立つ者の孤独が、愛瀬の優しく柔らかな持ち味によって、より照射される効果があった。皇后・御間城姫命の城月れいは、どこかに怜悧さのあるこの人の美貌が役の複雑さに打ってつけ。実に奥の深い芝居で、観終わって非常に考えさせられるものを残したのは天晴れだった。
他に、朱我流の実花もも、青霧の天輝レオ、弥彦の壱弥ゆう、三奈人の湊侑希、吉備の女の羽那舞と、印象に残らない出演者がいないというのも、この作品の見事な一面で、いずれもが与えられた役割を確実に果たし、これは大きな経験になったことだろう。

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何より、高世以下、ダンス、殺陣、歌、と、誰1人として実力に穴がないのが、OSK日本歌劇団の力強さで、14名の出演者が壮大な古代の物語を全力で創出していて、歌劇のファンばかりでなく、ミュージカル、2.5次元、ファンタジーなど、様々なジャンルを愛する人達にも、是非足を運んで欲しい見応えある舞台となっている。

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【囲みインタビュー】

初日を控えた2月22日、通し舞台稽古が行われ、主演の高世麻央が囲み取材に応えて公演への抱負を語った。

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──大阪公演を経て東京公演がはじまりますが、大阪公演で感じたこと、そして東京公演に向けての抱負をお聞かせ下さい。
今回、私自身もすごく久しぶりのお芝居作品ですので、皆様が「真・桃太郎伝説」と聞かれて、桃太郎とイコールにならないところ、私たち演じている側も「あぁ、こういう風につながるのか」というものがありまして、大阪公演では私たちの想像している以上にお客様にお楽しみいただけて、感動したというお話も嬉しいことにいただけました。特にイサセリチームは賑やかにワイワイやっておりますが、すごく色々なものが凝縮された作品だと思います。真・桃太郎伝説ですがただの桃太郎伝説でもないですし、桃太郎さんが鬼退治に行きますというだけの話でもないです。スケール感も大きいので、それが劇場が変わってもどれだけ出せるかが課題でもあります。また大阪のお客様と東京のお客様では反応も違うと思いますので、はやみ先生をはじめとして、いい意味で慣れている公演ではあるのですが、やはりまた初心に戻って、銀座博品館劇場の空間でどれだけお客様にお楽しみいただけるか、全力で務めたいと思っています。

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──イサセリ役は愛する人を守る為に変身するような場面など、ドキドキするようなものでしたが、演じる上で何を大切にしていらっしゃいますか?
イサセリの皇子は、第一皇子にはなれない身分で、屈折しているところから始まります。(冒頭の)夢の中の一場面にもあるように、幼い頃から母からも「笑ったり感情を出してはいけません」と制限をされて、感情を封じ込めてきたものが、将軍の任を解かれることによって大切な三人の仲間に出会い、一つの物事を三人の仲間と共に解決していくことで変化していきます。マオリとの関係も前半は仲間だと思っていますが、後半では失った時にすごく大事なものだと気付かされますので、自分の中では前半の部分と、鬼になった後からのイサセリとしての成長過程が「桃太郎」のお話につながっていくので、大事な仲間たち、大事な恋人を得てこれから色々なことに向かって行くんだろうなという余韻に繋がればいいなと思いながら演じさせていただいております。鬼の所も効果で声色は変化しますが扮装は同じなので、ポスターの姿に瞬間で変われたらいいなと思うのですが、自分の中では手であったりとか、鬼になった部分を内面から表せたらと思っておりますので、同じ扮装でも違うというのを感じていただけたらと、熱演することに尽きますね。温羅とも違う出会い方をしていたら本当に良き友になれただろうなと思います。そういうことを想像したら余計感動して泣けてきますし、大阪公演よりも更にそういった意味でも新しい感情も出て来ていると思いますので、東京公演ではそういうところを新鮮に感じとっていただけたらいいなと思いながら演じさせていただいております。

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──大阪公演も大好評の公演でしたが、高世さんは出番も大変多く、パワーが必要ですね。
そうですね。(真実を)暴いていくところなどは自分でもまばたきするのを忘れる位で、それ程やりがいのあるお役をいただきました。イサセリとしてその時に起こるスケールの大きい物に立ち向かっていこうと思っています。私だけでなく全員がなのですが、これだけのことを経験させていただけるのは本当に幸せです。 
──また観たいというお客様も多いのでは。
OSK日本歌劇団としては、最近博品館劇場で何度か公演させていただいているのですが、 私は、外部公演では出演させていただいたことがあるものの、OSKの公演として出演するのは初めてです。お客様にも見やすい劇場だなと思います。歌劇をご覧になったことのない方、大阪公演でもOSKを初めてご覧になる方も多くて、男性のお客様も多くいらして下さって楽しかったと言って頂いているので、今回の東京公演は4日間しかないのですが、何かそういうきっかけとなる公演、劇場でご覧になって体感して頂ける公演に出来たらいいなと思います。本当に私たちも心を込めて役としてどう生きられるかということに奮闘していますので、その勇士を観に来ていただけたらと思います。
──久しぶりのラブシーンもありますね。
そうですね。可愛らしくもある、自分自身もその前と感情が違うんですね。愛しい人を前にして歌うのも大好きですし、とても歌劇らしい場面で、本当に色々なことが凝縮されているので、ひとりでも多くの方にご覧いただきたいです。

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──今年はOSK日本歌劇団95周年ですが。
今までも色々なことをさせて頂き、今年の創立95周年があると思っております。95周年だからこういうことをするというよりは、95周年だからこそ何が出来るかというのを考えながら、この『鬼ノ城』がOSKの大きな作品としては、今年最初のものと言っても過言ではない作品なので、新たな試みもしています。作・演出・振付のはやみ先生も「今までのOSKを残しつつ、新たなことにもトライする」というところを目指していて、このポスターのメイクもすごく斬新で、お客様からどういう反応があるかな?というのがすごく大きかったのですが、みなさんが期待を持って観に来て下さって、新しいことへのチャレンジもさせて頂いています。それが5年後の100周年へと繋がるような95周年にしていきたいです。今回は14名の作品なので全員が全力を尽くして、「これぞOSKの芝居だ!」というものをお見せしたいという思いでやっておりますが、更に今年は大人数が揃っての松竹座と新橋演舞場で公演が控えていますので、応援して頂いているすべての皆様への感謝の気持ちを持って、お客様に楽しんでいただけるよう、少しでもお返しができるよう、頑張ってまいりたいと思います。

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──最後に、東京公演に向けてのメッセージを。
気軽に観に来ていただけたらいいなと思います。ストーリーを「こういうものですよ」と口で説明するような作品ではないので、博品館劇場にお越しいただいて、この空間で桃太郎の世界を堪能していただくことが今後の第一歩に繋がるような気がします。楽しみに待っていて下さった皆様には、期待を裏切らないような舞台にしたいなと思いますし、誰もが共感できるものがある作品だと思いますので、歌劇ってどんなものなの?と思われておられる方にも、新しい桃太郎伝説を感じに来て頂けたら。殺陣もお芝居もダンスもあって、私だけではなくて14人全員に色々なスポットを当てていただいていて、それぞれに見せ場がたくさんあります。まずは劇場に足を運んでいただきたいです。よろしくお願い致します。

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〈公演情報〉
OSK日本歌劇団
真・桃太郎伝説『鬼ノ城〜蒼煉の乱〜』
作・演出・振付◇はやみ甲
音楽◇松岳一輝
出演◇高世麻央、桐生麻耶、折原有佐、悠浦あやと、虹架路万、愛瀬光、翼和希、城月れい、千咲えみ、実花もも、天輝レオ、壱弥ゆう、羽那舞、湊侑李 
●2/23〜26◎博品館劇場
〈料金〉SS席7.500円、S席6.000円、A席(自由席)4.000円、A席(学割自由席)2.000円、U-25・S席5.000円、はじめて割S席6.000円、学生3人割(自由席)4.500円 
〈お問い合わせ〉
OSK日本歌劇団 06-6251-3091 (10時〜17時)



【取材・文・撮影/橘涼香】



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味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央の青春の輝きが美しい!『熱海殺人事件 NEW GENERATION』開幕!

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2月中旬の新宿通り紀伊國屋書店前では、額にうっすら汗を浮かべてコートを脱いだ人々が行き交い、気温は摂氏20度という小春日和になった。まさに「つかこうへい」の『熱海』の春がやってきた。

『熱海殺人事件』は、1973年に文学座に書き下ろされ、当時の若者の熱狂的な支持を受けた。翌年、この戯曲でつかこうへいは、史上最年少で岸田國士戯曲賞を受賞。その後もキャストごとにバージョンを変えながら、つかと『熱海』と紀伊國屋ホールはともに生き続けてきた。
そして2010年、つかこうへいの死後は、その意思を受け継いだ演出家の岡村俊一による『熱海殺人事件』が、装いも新たに上演され続け、様々なバージョンでスターを生み出している。今回は、副題に“NEW GENERATION”と銘打ち、新世代を体現する俳優たちで、この名作を新しく生まれ変わらせる。その通し舞台稽古と囲みインタビューが、2月17日、初日の昼に行われた。(3月6日まで)

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今回は、平均年齢23.3歳というフレッシュな3人の男優、味方良介、多和田秀弥、黒羽麻璃央が名作『熱海殺人事件』に挑戦することで、多くの注目を集めている。
主人公の木村伝兵衛部長刑事役に挑むのは味方良介。昨年のつか作品『新・幕末純情伝』で桂小五郎を熱く演じた演劇界注目の若手男優で、初演の三浦洋一、そして風間杜夫、阿部寛、池田成志といった錚々たるメンバーが演じてきた大役を、史上最年少の24歳で演じる。
富山から派遣された刑事・熊田留吉役は、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』から2.5次元舞台まで幅広い演技で活躍する多和田秀弥。犯人・大山金太郎役にはミュージカル『刀剣乱舞』で主演を務め、映像でも活躍する人気俳優の黒羽麻璃央。紅一点の水野朋子婦人警官役は、長渕剛と志穂美悦子を両親に持つサラブレッド女優の文音というメンバーである。

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【あらすじ】
舞台は東京警視庁の木村伝兵衛部長刑事の捜査室。伝兵衛の取り調べの中で、工員の大山金太郎が熱海で幼なじみの女を絞め殺したというありふれた事件を、婦警の水野朋子と富山県警から赴任してきたばかりの熊田刑事が、部長刑事とともに一人前の犯人に仕立て上げていく…。

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紀伊國屋ホールは、若い役者陣の目も眩むようなエネルギーに満ち溢れていた。つかこうへい独特の毒とレトリック満載の膨大なセリフと、真摯であると同時に遊びも入れ込んだ岡村俊一演出に、真正面から向き合ってきた4人の役者たち。その手応えが自信となって、彼らをよりいっそう美しく見せている。

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木村伝兵衛の味方良介は、ダンディーなタキシード姿に気品が漂わせる。優しさと爽やかさ、そしてクールで俯瞰した眼差しを持ち、そのうえで、ふとのぞかせる伝兵衛ならではのゲスさが色気を醸し出す。身体能力に長けていることで、所作が綺麗で動きにスピード感とキレがあり、いかにも東京警視庁の切れ者と呼ばれる部長刑事にふさわしい。舞台上の堂々とした佇まいは、歴代の木村伝兵衛の中でも馬場徹と並ぶ最年少の24歳という若さを忘れさせるほど。

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富山からやってきた熊田留吉役の多和田秀弥は、「東京で成り上がりたい男」の野心に満ちた姿を、その若さとひたむきさで輝かせてみせる。富山弁と大阪弁を駆使し、ロシアンルーレットで暴走し、力まかせに捜査を進めていこうとするアホさ加減で笑いを巻き起こしつつ、故郷に残してきた恋人との場面では涙を誘う。多和田の持ち味だからこその、憎めない愛嬌のある熊田になっている。

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客席から通路へ登場の瞬間から、文字通りイケメンのカッコよさで場をさらう大山金太郎役の黒羽麻璃央。サングラスをはずすと一転して泥臭く、おどおどした田舎出の青年へと変身、その切り換えが鮮やかだ。金太郎が犯行を独白するシーンは、故郷やアイ子への切ないまでの思いや、なりふりかまわず木村伝兵衛の足下にひれ伏す姿は、涙なくしては見られない。

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水野朋子婦人警官役の文音は、唯一人の女性キャストとして、この舞台の華やかなアクセントとなっている。スレンダーでヒョウのようにしなやかに動く体と清潔感のある佇まいが、いかにも婦警らしい。伝兵衛との恋人風のやりとりで笑わせ、後半で大山金太郎の自白の相手役を演じるシーンは、純朴な地方出身のアイ子が都会で変貌せざるを得なかった悲しみを表現してみせた。

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この『熱海殺人事件』は、捜査室の伝兵衛の立派な机と、婦警水野の事務机のほかには装置のない空間なのだが、そこで活躍するのが照明(熊岡右恭)で、これでもかと動きまくる役者たちを追いかけてぶれることなく、浮かび上がらせる。例えば客席に登場する大山金太郎への目もくらむスポットライト、例えば影のように立っている味方良介のエロティックなまでに艶やかなシルエット、そして殺人現場の海岸の黄昏の色も胸をしめつける。そして音楽(からさきしょういち 選曲:山本能久)は「渚のシンドバット」や「東京」などの定番に加えて、今、流行のポップスなどを巧みに取り込んで楽しませてくれる。
また、メインの4人以外に一色洋平、佐久本宝、大石敦士といった役者たちがゲリラ的に出演。劇中のスパイス的な役割でこの舞台を支えている。

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演出の岡村俊一は、この若い役者たちの持つ美しさと、どこか脆いような危うさを生かして、この『熱海殺人事件』という名作戯曲が持つ、「若さゆえの青春の輝きと挫折」に光をあててみせる。歴史をさかのぼれば、紀伊國屋ホール初演の1978年版では、木村伝兵衛の三浦洋一は24歳、熊田刑事の平田満は25歳、大山金太郎の加藤健一は少し年上で29歳と、いずれも20代だった。そのことを考えると、今回のNEW GENERATIONバージョンは、まさに『熱海殺人事件』の原点に戻るような舞台だとも言える。そして、40年経った今も、つかこうへいがこの作品に込めた格差や差別への怒りや悲しみ、それは何ひとつ変わっていないのを感じるのだ。
 
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カーテンコールで、木村伝兵衛部長の机に置かれた灰皿、そこでくゆるタバコの紫煙。ピンスポットライトがあたるそこに向かって、芝居を終えた役者たちが静かに黙礼する。この儀式を、紀伊國屋ホールの空間のどこかでつかこうへいの魂は、いつものように厳しく優しく見守っていてくれる。
 
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【囲みインタビュー】

この『熱海殺人事件 NEW GENERATION』の公開舞台稽古と囲みインタビューが、初日前日に行われ、味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央、岡村俊一が登壇した。


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味方良介 
紀伊國屋ホールで『熱海殺人事件』を若い世代でできることが、NEW GENERATIONの所以なので、つかさんの意思を継ぎながら、後世に伝えていきたいです。若いからといって、大目に見てもらわないように、こいつらすごいな、若いくせにやるなというイメージを持ってもらえるように頑張りたいです。もちろん、僕らも若さに甘えないように、役者としてのプライドと魂をかけてこの作品を作ったので、常に新しい覚悟を持って公演ごとにハードルをあげてやっていきたいです。僕ら4人、そして支えてくださる他の役者、スタッフとともに作り上げてきた作品です。幕が上がれば、感じることも変わっていくと思います。すべてが僕たちの財産になっていきます。精神誠意、魂を込めて大事に演じていくので、ぜひこの劇場で体感してください。

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文音 
『熱海』はつかさんが紀伊國屋ホールに書いたものなので、この場所で『熱海』に参加できることをとても嬉しく思います。生きることの大切さをみなさんが感じ取れたらいいな。みんな初見なので、まさにNEW GENERATIONという作品になっています。期待してください。

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多和田秀弥 『熱海殺人事件』は歴史ある作品だったので、プレッシャーもありましたが、稽古が始まってみると、とても楽しかったんです。つらくもありましたが、みんなで取り組んできたので、その気持ちを忘れずに新しい風を紀伊國屋ホールに吹かせたいと思います。岡村俊一さんから「若いから体しか動かせないんだよ」と言われたことが心に刺さったので、僕たちの若い肉体で『熱海殺人事件』を演じるエネルギーをみなさんに届けていきたいです。

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黒羽麻璃央 
『熱海殺人事件』は同年代の世代では、必ず出たいと言っていたので、こうして役をもらってみなさんの前で披露できるのは嬉しいですね。だから、みんなの思いも背負いつつ頑張りたいです。実は、僕が稽古に入った初日には、もう通し稽古をやっているような状態で焦りました(笑)。そのおかげで背中を叩いてくれる人がいたので良かったですけれど。40年以上も続いた作品なので、僕らで終わらせるわけにはいかないし、何年後に別の若い役者に僕らの気持ちを伝えたいです。つかさんの作品の作り上げた世界を止めないようにしたいですね。

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岡村俊一 
つかさんがお亡くなりになって、7年間、紀伊國屋ホールで上演させていただいています。ただ、今年初めて、つかさんとほとんど関わりを持たない方が多く出演されているので、昔のことを再現できることに挑戦する時代になったなと感慨深いです。新しい世代が、ちゃんとやってると思っていただける作品ですのでご期待ください。三浦洋一さんもデビュー間もない頃にVAN99ホールでおやりになったし、風間杜夫さんは28歳ぐらいでやってらっしゃった作品なので、フレッシュな肉体をもつ人間がトライする演劇としてふさわしい作品です。今回も若い世代が作品を咀嚼して、戯曲を楽しんでいる様子を見て欲しいです。ぜひ、紀伊國屋ホールで観ていただきたいと思っています。

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〈公演情報〉
 flyer

『熱海殺人事件 NEW GENERATION』
作◇つかこうへい
演出◇岡村俊一
出演◇味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央  
●2/18〜3/6◎紀伊國屋ホール
〈料金〉6,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉東京音響 03-5774-3030
〈公式サイト〉http://www.rup.co.jp/atami.html
 

【構成/榊原和子 取材・文・撮影/竹下力】


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