稽古場見学、記者発表、インタビューなどから、近々公開される作品のおもしろさを探ります。

しあわせの雨傘

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“演劇”と“舞踊”の境界を越える『出口なし』白井晃の演出でKAATが来年1月〜2月に上演!

出口なし横
白井晃、首藤康之、中村恩恵、秋山菜津子

KAAT神奈川芸術劇場では、来年1月〜2月、20世紀を代表するフランスの劇作家で哲学者 J.P.サルトルの戯曲『出口なし』を、 “言葉”と“身体”を切り口に上演する。演出はKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督・白井晃、出演者は世界的なバレエダンサー首藤康之、振付家としても活躍する中村恩恵、そして実力派女優・秋山菜津子。“演劇”と“舞踊”の境界を越える作品として創作する。

これまでKAATでは白井晃演出作品には、『Lost Memory Theatre』『夢の劇』では日本を代表するコンテンポラリーダンサー森山開次、『マハゴニー市の興亡』では世界的なダンスコンテストでの優勝歴もあるRuuなど、著名なダンサーたちが振付として参加してきた。「身体」による表現は白井晃作品の中では言葉・音楽とともに重要な要素であり、戯曲の魅力を観客に伝えるために大きな役割を担ってきた。本作『出口なし』では、身体表現の要素を前面に打ち出し、ダンサー首藤康之らとともに、戯曲に描かれた“言葉”と、舞台に存在する“身体”の新たな可能性を探りだす。
 
戯曲『出口なし』は、劇作家サルトルの代表作であり、1944 年の初演以来、様々な形で上演されている。主な登場人物は密室に閉じこめられた素性の知れない3人の男女のみ。窓や鏡はなく、鍵のかかった扉が1つあるだけのその部屋の中では、自身の姿を見ることはできず、相対する他者によってしか自己を認識できない。本作は、哲学者であるサルトルの思想である実存主義(人間は存在が先にあって、その後他者との交わりによって目的や意義を得る)を強く反映した作品でもある。この3人の男女によるスリリングな会話劇『出口なし』を、ダンサーと俳優の混合キャストで上演することで、20世紀を代表する哲学者サルトルが戯曲にこめたメッセージがどのように劇空間に立ち上がるのだろうか。
 
この舞台には3人のパフォーマーが出演する。密室の“男”には、マシュー・ボーン、モーリス・ベジャールなど現代の世界的振付家の作品に多数出演するなど海外でも活躍、近年は俳優としての活動にも力を入れている首藤康之。KAATでは2011年の開館から『DEDICATED』シリーズを継続的に上演し、高い評価を得ている。“女”役には首藤のダンス・パートナーであり、自身も振付家として精力的に活動する中村恩恵。そしてもう1人の“女”には、映像・舞台と幅広く活躍し、野田秀樹、栗山民也、長塚圭史など、名だたる演出家が厚い信頼を寄せる女優・秋山菜津子。白井晃演出作品には『中国の不思議な役人』(2009年)以来9年ぶりの出演となる。
KAATの中スタジオという戯曲の場面設定の「密室」に近いコンパクトな空間で、演劇、舞踊、それぞれのジャンルで傑出したパフォーマー3名が生み出す、新たな『出口なし』に期待が集まる。
 
【コメント】

白井晃/演出
舞台表現において、演劇とダンスの境界線を越えた包括的な形がないかと模索してきた。演劇作品であるサルトルの『出口なし』を、身体性豊かに表現するという大胆な挑戦に、ダンサーの首藤さん、中村さん、女優の秋山さんが挑んでくれる。言葉を身体表現に変容させることと、身体表現を言語化することの振幅運動の中で、今まで見えなかった心理の在り方が浮かび上がって来る。それは、表現の境界線を綱渡りしていくようなスリリングな瞬間でもある。自分の存在は他者の視線によって規定される、というサルトルの思想が色濃く反映されたこの作品は、身体と言葉の関係にも通じるものがある。今回のクリエーションの機会を得て、表現の領域侵犯をより大胆に加速させていきたい。

首藤康之(ダンサー)
僕が最も影響を受けた振付家の一人、モーリス・ベジャールさんが J.P.サルトルの『出口なし』をモチーフに創作した『3人のソナタ』という作品を 20 代の時に観てからこの戯曲をいつか演ってみたいと思っていました。2014年に、僕が続けてきた「DEDICATED」シリーズを白井晃さんに演出をお願いし、ともに創作をしました。その時は“舞踊とは?言葉とは?演劇とは?身体と言葉の融合とは?”などと色んな疑問符を持ちながら作業をしていたのですが、本番が終わった時は新たな領域に一歩足を踏み入れた新鮮な感覚になりました。舞踊家である僕を白井さんが真実を持った言葉の世界へ旅をさせていただいた素晴らしい結果でした。
今回、秋山菜津子さんとご一緒させていただくことになり(以前から大好きな女優さんでご一緒するのが本当に楽しみです!)、中村恩恵さんと共に、白井版『出口なし』という新しい旅に出発できることを今からワクワクしながら待っています!

中村恩恵(ダンサー・振付家)
2014年の白井晃さん演出作品への出演は私にとって初めての演劇体験でした。舞台上で表現をするという点に関しては無言劇であるバレエの出身の私にとって、これまでの活動の延長線上とも言えなくはないのですが。その際、白井晃さんが「ダンサブル」という言葉を頻繁に用いられました。舞踊家の私にしてみれば、舞台に立っている全ての瞬間が「舞踊」だと認識していたので、「舞踊的な表現を」と求められると大いに戸惑いを覚えました。公演後も、何が「舞踊的」で、何が「演劇的」なのだろうとあれこれ考えました。その後、舞踊作品『ハムレット』の創作に白井さんからアドバイスを頂く機会もあり、白井さんの目指す演技、また身体のあり方が自分なりに少し見えてきたように感じています。『出口なし』の上演に当たり、白井晃さんの世界観をより深く体現できるように努めたいと思っています。また、今回初めてご一緒する女優の秋山菜津子さんとの創作も楽しみにしています。

秋山菜津子(女優)
ダンス要素も必要なこの作品に世界的な舞踏家お二人とご一緒させて頂けるとは…幸せだなと思うと同時に“怖いもの知らず過ぎないか!私!”そう心で叫んでます。稽古場で本当に叫びださないよう気を引き締めて頑張ります。演出家の方とも久しぶりにご一緒するのでこちらも気を引き締めて臨みたいと思っています。基本的には演技することも歌うことも踊ることも分け隔てなく好きなので。ドキドキしながら楽しんでそして素敵な舞台を皆様にお届けしたいです。
 
〈公演情報〉
KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『出口なし』
原作:J.P.サルトル
演出:白井晃
出演:首藤康之 中村恩恵 秋山菜津子
●2019年 1〜2 月◎KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ 
〈チケット発売〉2018年10 月初旬(予定)
〈お問い合わせ〉チケットかながわ 0570-015-415
http://www.kaat.jp/news_detail?id=1194




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世界的に活躍するダンサー・振付家の伊藤郁女が父と踊る作品『私は言葉を信じないので踊る』

KAORI ITO  (c) Gregory Batardon-1s

フランスを拠点に精力的に作品を発表してきた伊藤郁女(かおり)。彼女の作品中でも特に高い評価を受けている『私は言葉を信じないので踊る』が、7月 21日、22 日、彩の国さいたま芸術劇場で上演される。海外で活躍する日本人若手クリエイターでダンサー・振付家の伊藤郁女と、彫刻家の父・伊藤博史がダンスと言葉の交差点で再会するデュエットである。

伊藤郁女は、フランスの振付家フィリップ・ドゥクフレが日本で創作し、世界中で上演された作品『IRIS』をきっかけに渡欧。その後もアンジュラン・プレルジョカージュ、ジェイムズ・ティエレ(チャップリンの孫)、シディ・ラルビ・シェルカウイ、アラン・プラテルなど、世界の名だたる振付家たちにその才能を認められ、ヨーロッパのダンスシーンのなかで意欲的な活動を展開している。現在、パリの3つの市立劇場でレジデンス・アーティストの契約をしているなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

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この作品『私は言葉を信じないので踊る』は、娘である伊藤郁女が彫刻家の実父とのユニークな関係を綴った話題作。2015年の初演以来、これまで40都市以上で上演されている。
舞台上には娘と父、ただ二人。「どうして?」「なぜ?」と、父親に夥しい数の質問を投げかけ、踊る娘は、言葉を信じていないと言う。
「どうして煙草を吸うの?」「なぜ私の友達を嫌うの?」「私が小さかった頃、なぜギリシアの音楽を聴いていたの?」「ステージ・デザイナーの仕事をしなくなったのはどうして?」「娘を誇りに思う?」「どうして弟の批判をするの?」
あるときは無垢な少女のように、あるときは父親を責めるかのように必死に問いかけ続ける娘の一方で、一見気難しそうに見える父親は飄々として、どこかユーモラスな空気を醸し出す。

KAORI ITO (c) Gregory Batardon_s

【伊藤郁女による制作ノート】
2011年3月、津波の年。10 年ぶりに東京にある実家の自分の部屋を見に行きました。そこは 20 代の頃から全く変わっていませんでした。両親はいつもなにも手をつけず、そのままにしていました。そんなとき、リビングルームで見つけた私の写真。その写真を見て、私はこの家では自分が死者であるかのような感覚に陥りました。それはまるで両親が日本にいた頃の私をそのまま保存しようとしているかのよう、私が家を出てからまるで時間が止まったかのようでした。
娘にとって、父親は権力と越えなければならない人間を象徴するものです。私はいつも父を喜ばせようとしていました。私の人生すべてをかけて、父を幸せにしようとがんばってきたつもりです。小さいときは自分が何をすべきか、父はいつも指示しました。父は彫刻家なので、以前は、いつも彼の芸術的なアドバイスに敬意を持って耳を傾けていました。父は私が憧れた人であり、真実を知っている人で、だから私は父の指示には忠実に従ってきました。ときに父のアドバイスは実に深淵なものでした。「空間の中で動く必要は無い、踊りが空間を動かすんだ」
父は常に娘の私への権力を誇示しようとしてきました。ひょっとすると、それゆえ私は父の娘であり続けたのかもしれません。逆説的ですが、父のもとを去った今、芸術家として父を身近に感じるようになり、感情的には遠くに感じるようになりました。最近になって、私を喜ばせようとしていたのは父のほうであったことに気づきました。父は今、私に対してダンサーとして敬意を示しています。プロのダンサーと認識しているからこそ、私と踊りたいと思ったのです。
私が日本に戻ったとき、父は私とダンスホールで踊りたがりました。いつもそれが嫌でしたが、今では公共の場で父と踊る準備ができています。
ステージ上の父をもう一度観たい。
彫刻とダンスで培われた、私たち親子の身体が再びステージ上で繋がることによって、空間が動くことでしょう。
距離があったことにより、私たちは愛情を別の、より繊細な方法で表現することが必要とされました。日本では一般的に感情を表に出しません。日本で家族が再び親しくなるとき、同じものを見て共有することで親密さが得られますが、地球の反対側で生きることで、自分の家族に対して他人のような感覚をもつようになり、具体的な関係性は失われてしまいます。
おそらく、この作品の目的は私たちが一緒に踊ることにあります。かつて私たちが言葉で伝えられたことを表現するために。なぜなら私も父も、言葉を信じないからです。

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【メディアによる舞台評】

『ル・モンド』紙 ― ロジータ・ボワソー
「伊藤郁女は、感動的でヒューマニズム溢れる作品を創った。そしてそれは父親と彼ら2人の関係に捧げられている。」

『Mouvement』― アリス・ブルジョワ
「『私は言葉を信じないので踊る』は、ダンサーで振付家の伊藤郁女と父親の対話を、ダンスと会話で巧みに構成した心を揺さぶる作品だ。この作品は芸術への愛の物語でもある。父と娘のユニークな関係を扱った本作は、今後我々の記憶に刻まれる。」

『リベラシオン』紙 ― エヴ・ボーヴァレ
「悪魔祓いをしようとしているのか、あるいはソクラテスの問答法(産婆術)か。それは嬉しい驚きだった。タイトルは一見平凡だが、そのテーマは作品の中で強度をもって表現され、反復される。」

『Le Temps』紙 ― アレクサンドル・ドゥミドフ
「父と娘はこの上ない繊細な愛の物語を描く。『私は言葉を信じないので踊る』は、娘と父が関係を修復しようとする物語である。」

『La Provence』紙 ― ジャン・バラク
「本作はゆったりと展開する。その理由は明らかで、遠慮深くあるものの、傷つきやすい猫のような踊りからは稲妻が走り、一瞬舞踏のように見えたりもする。我々に問いかけ、心を揺さぶる美しいカタルシスの作品だ。」

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■『私は言葉を信じないので踊る』公演トレーラー


〈公演情報〉
彩の国さいたま芸術劇場ダンス・ラインナップ 2018-2019 
『私は言葉を信じないので踊る』
テキスト・演出・振付◇伊藤郁女
舞台美術◇伊藤博史
出演◇伊藤郁女 伊藤博史
●7/21、22◎彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
〈料金〉一般 4,000円 U-25  2,000 円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉SAF チケットセンター 0570-064-939(休館日を除く 10:00〜19:00)

[日本ツアー]
●7/27・28◎穂の国とよはし芸術劇場 PLATアートスペース
〈料金〉一般 3,000円、U24 1,500円、高校生以下1,000円
〈お問い合わせ〉プラットチケットセンター 0532-39-3090

●8/4・5◎ 金沢21世紀美術館 シアター21
〈料金〉一般 3,000円(ほか割引料金あり)
〈お問い合わせ〉金沢21世紀美術館 交流課 076-220-2811


【資料提供/彩の国さいたま芸術劇場 (c) Gregory Batardon】



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おとぎの国の真実とは?『おとぎ裁判』9月に俳優座劇場にて上演決定!

古谷大和芹沢尚哉
古谷大和・芹沢尚哉

裁きは、華やかでなくては!
おとぎの国の真実は、残酷で愛おしい。真実を炙り出す、ジャッジメントパーティー!
 
誰もが子供の時に読み聞かせてもらっている“おとぎ話”。昔読んだおとぎ話を、そのまま“良いお話”として受け取ることができるのだろうか? そんな疑問を問いかける舞台『おとぎ裁判』が9月に俳優座劇場にて上演される。

演出は、海外でも高い評価を得ている「KPR/開幕ペナントレース」を主宰し、RICE on STAGE「ラブ米」〜I'll give you rice〜、舞台『北斗の拳-世紀末ザコ伝説-』などを手がけている村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)。脚本はミュージカル『しゃばけ』シリーズ、「極上文學」シリーズなどを手掛ける神楽澤小虎(MAG.net)。音楽は舞台『ペルソナ3』シリーズなどを手がける桑原まこ。 
出演は、古谷大和(代表作:舞台『KING OF PRISM-Over the Sunshine!-』/高田馬場ジョージ役)、芹沢尚哉(代表作:東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION3”PHANTOM』でルフィ役)。さらに追加キャストを随時発表予定。
歌やダンスも交えてのエンターテインメント。ダーク&ファンタジー! 

さらに追加キャストとして、古畑恵介(『アイドルマスター SideM』橘志狼役、『アイ★チュウ the Stage 〜Stairway to Etoile〜』桃井恭介役)、東 拓海(ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!”はじまりの巨人”』木兎光太郎役※代役、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!”進化の夏”』木葉秋紀役)、劇団動物電気としても活動している小林健一(マリア・マグダレーナ来日公演『マグダラなマリア』コバーケン役)の出演が決定した。

古畑恵介古畑恵介
東 拓海東 拓海
小林健一小林健一


チケット最速先行の受付が7月11日(水)よりスタート!



〈公演情報〉 
おとぎ裁判_チラシ

 
『おとぎ裁判』
演出:村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
音楽:桑原まこ
出演:古谷大和 芹沢尚哉 古畑恵介 東 拓海 小林健一 ほか
●9/27〜10/8◎俳優座劇場
〈公式サイト〉https://www.clie.asia/otogi/






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コンサートのような演劇、演劇のようなコンサート! 奏劇『ライフ・コンチェルト』上演!

ライフ・コンチェルト 宣材写真
上段/岩代太郎 國村隼 
下段/高田翔 黒川智花 大森博史 染谷俊之 長谷川京子

映画『あゝ、荒野』、またジョン・ウー監督の『レッド・クリフ』『THE CROSSING』など、映画音楽の作曲家として国内のみならず世界で活躍する岩代太郎。その彼が新たなフィールドでクリエーションを行いたいという想いで企画・原作・音楽を担当する作品、奏劇『ライフ・コンチェルト』ある教誨師の物語〜死刑執行までのカウントダウン〜を、8月29日〜9月3日まで紀伊國屋ホールで上演することになった。 

言葉では伝えきれないことを、音楽の力によって表現してゆくこと。台本に音楽スコアを融合させて製作、演劇の劇場とクラシックホールの両方で、作品の上演を目指そうというもの。
歌劇ではなく、あくまで物語をベースに音楽と言葉で全体を構成。ストラヴィンスキーやラミューズが『兵士の物語』を作ったように、また、Rシュトラウスとテニスンが『イノック・アーデン』を作ったようにを目指し、作曲は勿論のこと、台本製作も共同で行う。
またキャスティングについては、この物語の主役であり、原作のモデルでもある元村役には、岩代のたっての願いで國村隼が演じる。共演者も映画・ドラマや舞台の第一線で活躍中の、高田翔(ジャニ−ズJr.)、黒川智花、大森博史、長谷川京子といった錚々たる顔ぶれが揃った。
演奏部分でも岩代が信頼してやまない東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーによるカルテット(弦楽四重奏団)の生演奏が共演。また、ヴォイス・声という肉体の楽器(語り)を染谷俊之ほかが担当する。

【コメント】
岩代太郎/企画・原作・音楽
多くのサウンドトラックを手掛けながら、時には台詞よりも雄弁に語る音楽の有様を知り、新しい音楽の可能性を探求したいとの衝動を抱きました。台詞のように奏でられる旋律、旋律のように語られる台詞。かつて「オペラ」の新しい可能性を探求した先に「楽劇」があったように、「演奏」と「演劇」の挟間で新しい可能性を探求したい。その想いから生まれた新しい舞台芸術のカタチを私は「奏劇(そうげき)」と名付けました。どうぞ新しいクリエーションの息吹をご覧下さい。

【STORY】
死刑が確定したその日から、実際いつ死刑が執行されるのか、死刑囚本人も、周りの者にも決して知らされることはない。それは何日も何日も待たされることもあるという。教誨師は、そんな彼らの執行までの残された日々の中で向き合い、語り合うという役目を担うのである。
ベテラン教誨師の牧師・元村由紀夫(國村隼)は、自分の後任に塩野智嗣(高田翔)という青年を選んだ。塩野は少年期、屈折していて補導されたことがあった。その時心の支えとなったのが元村であり、今日牧師として自分が在るのは元村あってのこと、と常に心の奥底で感謝の念を抱き日々を過していた。そして何年か振りに元村との再会で教誨師の道に足を踏み入れることになった。
二人の前に大島玲子(長谷川京子)と古戸健治(大森博史)という死刑囚が現れる。古戸は老夫婦宅に押し入り、強盗殺人を犯して死刑が確定していた。元村が古戸を担当し、対話を重ねて来ていたが、大島玲子という新たな死刑囚を担当することになり、時間の都合で塩野が古戸と向き合うことになった。初めての教誨。恐怖心と緊張ですっかり翻弄されてしまった塩野だったが、誠実に向き合おうとする塩野の姿勢に、日々少しずつ心を開く古戸だった。
一方、玲子は自分の娘の同級生3人を殺し、切り刻んだ罪で死刑が確定していたが、対話のハードルが高く、元村は全身全霊で向き合っていった。玲子の娘は瑠璃(黒川智花)という。時折面会に来るので元村も塩野も何度か顔を合わせるようになる。元村は背中を汗でびっしょりになりながらも玲子との対話を重ねたが、そんなある日、殺人を犯した人間とはどうにも思えない、という感情が芽生え始めた。長年の経験と勘だろうか。
しかし、元村の体は病に冒されていて、ついに入院を余儀なくされた。と、ちょうどその頃、古戸の死刑が執行されることに。最期を見届けた塩野。そして玲子に向き合う塩野。元村も亡くなってしまった今、彼の遺志を受継いで玲子との対話と、娘・瑠璃との会話を重ねてゆくにつれ、恐るべき事実に到達する。やはり、玲子は殺人を犯してはいなかったと確信する。しかし、時は待たず玲子の死刑執行が決まり、その日がやって来た。母の死を目前に控えた娘と塩野は・・・。


〈公演情報〉
奏劇『ライフ・コンチェルト』
ある教誨師の物語〜死刑執行までのカウントダウン
企画・原作・音楽:岩代太郎
脚本:土城温美
演出:深作健太
出演:國村隼、高田翔(ジャニーズJr.)、黒川智花、大森博史、長谷川京子
演奏:岩代太郎(指揮・ピアノ)、東京フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽四重奏団、染谷俊之(ヴォイス・語り) 
●8/29〜9/3◎紀伊國屋ホール
〈料金〉8,400円 プレビュー公演(8/29)6,400 円(全席指定・税込)
〈一般発売日〉7月28日(土)10:00〜
〈お問い合わせ〉チケットぴあインフォメーション 0570-02-9111(10:00〜18:00)

 
〈公演情報〉
コンサートバージョン公演
●9/17◎紀尾井ホール
演奏:岩代太郎(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団フルオーケストラ&ヴォイス(語り)





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辰巳雄大主演、柏木ひなた初ヒロインで『タイヨウのうた』初の舞台化決定!

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日本映画、ドラマ、そして今年はハリウッド映画化もされ、数多くの人々の心に残った名作、映画「タイヨウのうた」(脚本:坂東賢治)の初の舞台化が決定。9月初旬なかのZERO大ホール、10月中旬NHK大阪ホールで上演する。
ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大が藤代孝治役として主演を、また今作が初ヒロイン役での出演となる私立恵比寿中学の柏木ひなたは、雨音薫役を演じる。辰巳雄大は、2018年4月、新海誠原作舞台『雲のむこう、約束の場所』で主演を演じ、今年3作目の主演作品となる。そしてヒロイン・雨音 薫役を演じる私立恵比寿中学の柏木ひなたは、初のヒロイン役を演じることとなる。その他の出演者に関しては、7月発表予定。
物語は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱える雨音薫を取り巻く日常から始まる。人々とは逆の時間帯に生活を送る薫の楽しみは、歌うこと。ある日、薫は窓からずっとみていた藤代孝治と出会う。二人の出会いが、やがてお互いの運命を大きく変え、生きることに必死に向き合っていく姿を描く。

【タイヨウのうたとは】    
2006年に公開されたYUI、塚本高史主演の日本映画、そして同年、山田孝之、沢尻エリカ主演のテレビドラマとしても放映された。今年2018年にはハリウッド版映画「MIDNIGHTSUN」としても製作され、アーノルド・シュワルツェネッガーを父に持つパトリック・シュワルツェネッガーが好演、5月に日本でも公開され、話題となっている。原作の舞台化は、初となる。物語は、「色素性乾皮症(XP)」という病を患い、夜しか活動できないギターと歌が大好きな少女と彼女に出会った少年の純愛とその行く末を描く内容となっている。

【出演者コメント】
 
辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)/藤代孝治役
光栄です。自分が『タイヨウのうた』の世界を生きれるなんて。当時、映画を観た後YUIさんの歌をエンドレスで聴いてました。『当たり前なんてない』そう考えさせてくれる作品です。そして大好きな作品なので柏木さんが演じる雨音薫と出逢えることが今から楽しみです。今回僕が演じるのはそんな雨音薫と恋に落ちる高校生でサーフィン部の藤代孝治ということでこの作品が僕自身が大きな波に乗れるように頑張ります!真っ直ぐに気持ちを伝えたいと思いますので是非劇場で生で観てください!

柏木ひなた(私立恵比寿中学)/雨音 薫役
今回、初めてヒロイン役を務めさせていただくことになりました!このお話を聞いた時はさらっと言われすぎて、ドッキリなんじゃないかと思いました・・・(笑)初めてのことだらけで緊張や少しの不安はありますが、とにかく今は楽しみで仕方ないです!そして私にしかできない「雨音薫」ができたらいいなと思います。私らしく頑張っていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!!


【追加出演者決定!】
7月6日 以下の追加出演者が決定した!
大西雄太役=松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)
加藤よしき役=藤原丈一郎(関西ジャニーズJr.)
松前美咲役=高嶋菜七(東京パフォーマンスドール)
裕子役=諸塚香奈実

201805matsuzakiPLF藤原 丈一郎
松崎祐介 藤原丈一郎
高嶋菜七諸塚香奈実
高嶋菜七 諸塚香奈実

〈公演情報〉
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舞台『タイヨウのうた〜Midnight  Sun〜』   
原作:映画「タイヨウのうた」(脚本:坂東賢治)
上演台本:モトイキ  シゲキ
演出:佐藤幹夫
出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜) 柏木ひなた(私立恵比寿中学)
松崎祐介 藤原丈一郎 高嶋菜七 諸塚香奈実
 ほか 
●9/5〜9◎なかのZERO大ホール
●10/13・14◎NHK大阪ホール
〈料金〉8,500円円(全席指定・税込)
〈チケット発売〉2018年8月12日(日)10:00〜  各PGにて一般販売開始
〈公式twitter〉 @taiyounouta_st
c 2006「タイヨウのうた」フィルムパートナーズ




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