
塩野瑛久・松村龍之介
戦国武将が歴史の枠を超えて戦いを繰り広げる大人気アクションゲーム『戦国BASARA』。
誕生から10周年を迎え、更なる広がりを見せる人気シリーズの最新作『戦国BASARA4 皇』が、2016年、早くも舞台化され、1月21日に幕を開けることになった。(31日まで、Zeppブルーシアター六本木にて。2月5日から大阪公演もあり)
個性豊かな武将たちの筆頭格、バイリンガル・ドラゴンの伊達政宗をシリーズ初参加で演じる塩野瑛久と、熱血男子・真田幸村を持ち役としてきた松村龍之介が語る、舞台版『戦国BASARA4 皇』への思いとは? 演劇ぶっく2月号(1/9発売)で2人が語り合ったインタビューを、別バージョンの写真とともにご紹介。

ゲームならではの爽快感にあふれる舞台!
──10周年を迎えた大人気ゲームの舞台化ですが、お二人は『戦国BASARA』というゲームについて、どういう魅力を感じていましたか?
松村 アッキー(塩野)は子供の頃からやっていたんだよね?
塩野 小学校の頃に『バサラ』の初期のゲームが出て、その頃からずっとやっていました。本当に面白いですね。敵をバッサ、バッサ斬っていく、爽快感がすごくて。
松村 そう、ゲームならではの感覚だね。現実ではとても難しいことをスタイリッシュにやっていく、強いヒーロー像がとても気持ちいいゲームです。
──その世界観の中に実際に入っていく訳ですが、演じる役柄の魅力については?
塩野 僕が演じる伊達政宗は史実でも時代を先取りした人物ですが、『バサラ』の伊達政宗はそこから進化して、英語を使うキャラクターになっています。真田幸村が「拙者」などの言葉遣いをしている世界で、台詞に英語が混じるので「攻め」の気質が強く出ているのが好きですね。『バサラ』の世界の中でも自由気ままで、自分の意志に従って動く人物なので、そういうカリスマ性に僕自身を乗せていければと思っています。
松村 僕の真田幸村は、観た方たちは「熱い人物で、真っ直ぐな男」と言ってくださるのですが、それは伊達政宗も登場人物全員にも言えることで、皆それぞれに欲も野心もあるんですね。ただそれを幸村が素直すぎるほど素直に、真っ直ぐに表しているだけで。その、ある意味で表現が下手なところが愛おしいし、きちんと信念を持っている幸村の、見た目や仕草だけでなく、根底からにじみ出る魂の熱さを見て頂けたらと思います。

愛されているキャラクターに自分を投影
──ゲームのキャラクターを演じる楽しさや難しさ、また大切にしていることはありますか?松村さんはこれまでも幸村を演じていますが。
松村 他の舞台とは全く違う不思議な感覚があります。作品を愛し、キャラクターを愛してくださっている方が観たいものを裏切ってはいけないし、でもあくまでも演じているのは自分で、俳優として観てくださる方もいるので、キャラクターの延長線上にいかに自分らしい表現を入れていけるのか。その工夫が難しくもあり、楽しくもあります。原作ものの作品の時には常に考えさせられることですが、その分たくさんの勉強もできますし、視野を広く持たないといけないと思っています。その中で幸村を演じる上では、現代の自分たちとはまったく違うはずの戦国武将の日常や、ものの考え方をいかに深く想像していけるかで、どうしてここで戦うのかな?と疑問をぶつけながら、幸村のストレートな言動にヒントをもらって、素直に役柄に向き合うことを大切にしています。
──初参加となる塩野さんは?
塩野 元々深く愛されているキャラクターを演じる困難は常にあるのですが、今回は特にどこまで自分がそのキャラクターを追及してきたかを試されているようなハードルの高さを感じます。お客様も目が肥えていらっしゃるので難しいですが、かと言ってこのキャラクターはこんなことはしないのではないか、と自己規制ばかりしてしまっては、かえってキャラクターの魅力が出ないと思うので、政宗としての表現を深く追い求めていきたいです。僕の中で政宗のイメージには「派手に雄々しくカッコよく」というのがあるので、舞台で華やかにカッコよく存在したいですね。

互いに切磋琢磨しながら作り上げる舞台に
──ほぼ初対面のお二人ですが、お互いの魅力をどう感じますか?
松村 今日話して、もっとよく知りたいなという気持ちが強くなりました。落ち着いていて大人っぽいイケメンなんですが、きっと素直に笑うんだろうなと。くだけたアッキーを早く見てみたいと思います。ちょっと謎に包まれて、でも確固たるものを持っているのを感じるので、これから稽古が始まりますが、どんどん扉を叩いていきたいです。
塩野 僕は『バサラ』の龍之介君を観せてもらって、ゲームファンの僕の目で見ても真田幸村が本当にピタリとハマっていて圧倒されました。研究し尽くしているというか。そういう意味では自分がこの舞台に入ることに客席で焦ったくらいだったので(笑)、芝居に賭ける龍之介君のひたむきさも同時に伝わりましたから、一緒に稽古していけるのが楽しみです。
松村 更に良くなるように一緒に頑張ろうね。今までのキャラクターに新しいキャラクターが加わっての『戦国BASARA4皇』なので、自分自身も楽しみですし、お客様の心にもきっと何かが残るような作品になると思います!
塩野瑛久・松村龍之介 しおのあきひさ○東京都出身。11年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞&AOKI賞をW受賞。12年『GTO』へのレギュラー出演を皮切りに、多くのテレビ、映画で活躍。1月よりフィリピン国営放送PTV「Halo Halo House ホセのニッポン・ダイアリー」が放送のほか、映画『未来のカケラ』が今年公開予定となる。
まつむらりゅうのすけ○岩手県出身。舞台を中心に精力的にキャリアを重ねている。2016年には、舞台『残響のテロル』で主演を努める。CMや映画出演、バラエティ番組にも活躍の場を広げている。
〈公演情報〉

舞台『戦国BASARA4 皇』
原作◇CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)
演出◇宇治川まさなり
出演◇塩野瑛久 松村龍之介 井上正大
椎名鯛造 ほか
●1/21〜31◎Zeppブルーシアター六本木
〈料金〉¥7,800(全席指定・税込)
〈料金〉¥7,800(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00〜18:00)
●2/5〜7◎サンケイホールブリーゼ
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888(全日10:00〜18:00)
【取材・文/橘涼香 撮影/大倉英揮】
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