
主宰の東憲司が、自ら生まれ育ったふるさとに引き寄せて、社会の底辺に生きる人々を群衆劇として描き、大量の水や屋台崩しを使った奔放なラストシーンで観客を圧倒してやまない劇団桟敷童子が、今回は“誰もが抱えている現代の家族の問題”を独自の視点で描いた現代劇に挑戦する。「三兄妹が失踪していた痴呆症の父を2年ぶりにみつけた先には、兄妹たちが知らなかった父親がいて・・・。罪と罰を背負い、終焉を待ち続ける刹那を描く桟敷童子の意欲作! 」以下、次女役を演じる外山博美さんからのコメントです。
外山博美(劇団桟敷童子)コメント

今回の桟敷童子は、本公演では初めての現代劇に挑戦します。今までの桟敷童子では、因習や風習が根強く残る一昔前のお話を題材にした作品が多かったのですが、今回はそんな因習や風習といったお話は出てきません。平成を舞台にした家族の物語です。本作品は劇作家・演出家である東憲司の家族に実際に起こった出来事が基になっています。もちろんフィクション部分もありますが。
劇団も旗揚げから16年経ち、劇団員の親御さん達もそれなりに年をとりました。すでに他界した親御さん、病気で苦しんでいる親御さんがいる劇団員もいます。この作品は決して人ごとでは無い、誰にでも起こりうる家族の物語です。この作品をやるにあたり、出演者同士で自分の親の事、兄妹の事、親戚の事を語る機会が増えました。家族の分だけ物語は存在します。この作品を通して改めて家族の事を思って頂ければ嬉しいです。
「夏に死す」では客演に劇団青年座の尾身美詞さん、演劇集団円の渡辺穣さん、そして桟敷童子ではおなじみの鈴木歩己さんが、作品に華を添えてくだすっています。そしてベテランの山本亘さんが、痴呆症の父親役を好演されています。出演者全員が、思いやって創り上げた本作品。今まで桟敷童子をご覧になってきた方々には、これまでの作品と作風が随分違うので戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。もしかしたら期待はずれと思う方もいるかもしれません。でも、どんな感想をもつのであれぜひご覧頂きたい作品です。皆様のお越しをお待ちしております。
〈公演情報〉

劇団桟敷童子『夏に死す』
作◇サジキドウジ(東憲司)
演出◇東憲司
美術◇塵芥
出演◇板垣桃子、稲葉能敬、鈴木めぐみ、外山博美、川原洋子、桑原勝行、山本あさみ、もりちえ、新井結香、大手忍、深津紀暁、升田茂、尾身美詞(劇団青年座) 、鈴木歩己、渡辺穣(演劇集団円) 、山本亘
●8/2日(火)〜14日(日)◎すみだパークスタジオ倉
劇団桟敷童子ホームページ http://www.sajikidouji.com/
劇団桟敷童子ホームページ http://www.sajikidouji.com/
















